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コスプレ大会」(2006/03/12 (日) 19:20:14) の最新版変更点

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 金糸雀は、少々困っていた。今この状況に困っていた。 「先生! 次はこれを!」  と、言って生徒から手渡されるのはぷり○ゅあの白い服。 断りたいのだが、自分の性格ゆえか直ぐにソレを着てしまう。 「じゃ、先生はこれだ!」  ふと、隣の目線を移せば同じようにぷりき○あの黒い服を手渡されている蒼星石。 「なんで僕が……」 「蒼星石先生」 「金糸雀先生……」 「死ぬときは一緒かしらー」 「不吉な事を言わないでください」  そもそも、こうなったのはやっぱりローゼンが発案した馬鹿な事で…… 何を思ったのか、コスプレ大会な。と、わざわざ全校放送でぶち流す始末。 もう、その言葉で学園内は本当にコスプレ大会になってしまうあたりが、生徒達の順応の高さであろう。 入学した当初は、ローゼンの突発的企画に困惑していた生徒達がいろんな意味でたくましくなって 涙が出てくる、金糸雀と蒼星石の二人だった。 「先生! そこでポーズ!」  生徒のリクエストについつい、ポーズをとる二人。 ローゼンの企画に順応している自分自身にも涙が出る。  もう、学園内はコスプレだらけ。 ぷりきゅ○とかジオ○リーダー○とか花右○メイド隊とかディ○ーズとかマリ○さまが○てるとか 何処かのコミ○のコ○パよりも大盛況。いや、何が大盛況なのかは疑問だが。 「つ、疲れたかしらー」  ぐてぇと、職員室でへばる金糸雀。 「あとで絶対ローゼン校長のお茶にカラシいれてやるかしらー」  と、事の元凶にそう報復しようと考える金糸雀。 「僕もあとでローゼン校長に肩もんであげようかなぁ……全力で」  同じように、金糸雀の隣でイスにもたれかかりそう呟く蒼星石。  後日、メイド姿でローゼンにお茶をにこやかな笑みで入れる金糸雀と 同じくメイド姿でローゼンの肩を揉む……と言うより、メキャメキャと壊している蒼星石の姿があったとか。 男としてうらやましいが、実際的に考えると死ぬより辛いであろう…… カラシたっぷりのお茶は、確実に飲まないといけないし…… 全力で、骨が軋むほどの力を込めての肩もみ。  ローゼンは、初めて突発的企画あとに後悔をしていた。

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