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「雪合戦に公式ルールってあるのか」(2007/02/10 (土) 14:46:41) の最新版変更点
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紅「雪かぁ~」
め「そうねぇ~」
沙「珍しいなぁ」
水「ほんとうねぇ」
外では、白い雪が小雨のように降っている。…寒いな。
~雪合戦に公式ルールってあるのか~
紅「雪合戦するか」
唐突にこの馬鹿はそんなことを言い出した。
水「積もってないからむりよぉ」
紅&め「(´・ω・`)ショボーン 」
水銀燈先生の一言によってこの世の終わりかのように(´・ω・`)ショボーン になった二人。
沙「よく、そこまで落ち込めるな」
ある意味尊敬する。
紅「雪合戦ができない冬なんて牛肉のない牛丼以下なんだよ」
そんなアホゥなことをぬかす紅君。…牛肉なかったら牛丼じゃなくね。
沙「はぁ~」
ため息をついて一言。
沙「おまえ、病人だから運動したらダメだろう」
園児を叱る保母さんのように優しく叱ってみた。
紅&め「病人扱いすんなぁーーー!!」
大声で叫ぶ二人。
沙「いや、あんたら病人だろ」
水「そうよぉ、そもそも病人じゃないならなんで入院してるのよぉ」
二人で、攻め立てる。
紅「うるせぇー。病人じゃないったらないんだよ」
め「そうだ、そうだ」
沙「いいや、あんた達は病人だ」
水「だから、おとなしく寝てなさい」
激しい言葉での対戦。
紅「うるせー。小じわコンビが」
禁句を発する紅君。…禁句どころのさわぎじゃないよ!殺されるよ!!
沙&水「…ブッ殺すぅぅぅーーー!!!!」
二人で、紅に襲い掛かる。
紅「ぎゃぶぅぅぅーーー!!」
紅は、真の鬼を見た。
め「あなたもたいへんね」
紅「だが、逃げる」
二人の不意を突きなんとか逃げ出す。
沙「にがすかぁー!!」
水「ジャンクにしてあげるぅーー!!」
すさまじいほどの勢いで紅を追う二人。
め「おもしろそうだからついていこ~」
…あんたは、気楽でいいね。
紅は、院内を巧みに逃げ回る。
二時間ほどそんな不毛な鬼ごっこを続けたであろう。
紅は、病院から抜け出し、近くの広場に逃げ込む。
水「逃がさないわよぅ」
沙「捕まえてボッコにしてやる」
随分と物騒なことを言いながら広場に走り込む。
広場は、一面が真っ白だった。
その中で、ぽつんと、黒色が立っていた。
紅「雪合戦じゃぁぁーー!!!」
耳を貫かんばかりの大声で告げる。…やられたな。
め「さんせーい」
陽気な声で同意の意思を表明する。
沙「おまえらびょ…ぎゃふ」
見事、顔面に雪玉が命中する。
沙「てんめぇーー。ぶっ殺してやる!!」
お前、人間なのかと訊きたくなるような速度で雪玉というか雪弾を撃ちだす。
水「ジャンクにしてあげるーー!!」
まだ、小じわっていわれたこと気にしてるらしい。怒ってるとさらに小じw…ぎゃべっ。
~ナレーションAが何者かに射殺されたのでここから先はナレーションXがナレーションをさせて頂きます。~
水「ほら、ほら、ほら、ほらぁーーー!!」
すさまじい量の雪玉を紅に浴びせる。
沙夜がショットガンならばこちらは、さながらマシンガンといったようである。
その恐怖の二つに狙われる紅君。
紅「うおおぉぉーー。誰がうまく言えと言った。ナレーションBィィィ」
意味不明なことを叫びながら逃げ回る紅君。
め「はぁ~。つまんない」
ほんと、気楽でいいね!!あんたは。
沙「絶対にぶっ殺してやる」
水「ジャンクー、ジャンクゥー」
紅「いやぁぁぁぁーー」
そんな騒がしい午後の一時。これもまた、日常の一ページとなることだろう。
紅「俺、ただ雪合戦したかっただけなのに。あんなに怒るなんてひどいよ」
め「…自業自得」
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