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「漢字は役に立ちますが何か?」(2007/02/02 (金) 22:46:40) の最新版変更点
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「やぁ!!皆、今日は日本の学力低下を考えて漢字クイズ形式のサプライズイベントをやろうじゃないか!!」
朝から元気な青年(?)の声とともに職員室の教師全員が振り向く。
「漢字・・・・・・?」
何故そこにだけ注目するんだろうと言いたげな顔をした蒼星石という名を持つ教師。
確かに漢字の学習によってほかの学力も上がるというが、そんなことよりも個々の授業をしたほうが能率が良いと思ったようだ。
数学が苦手な子を手っ取り早く教えたほうが基本的に良い手段だと考えられる。
っていうか漢字だけを勉強した所で日本の学力が上がるわけではない。
少しは上がるだろうが本人たちにヤル気が無ければこの「漢字クイズ」も無意味に近いだろう。
授業中に手紙回したり、ケータイいらったり。こんな現状なのだ。今の日本の生徒達は。
「ふぅん・・・・問題作るのはダルイけどぉ・・・良い案ねぇ。」
猫なで声で賛成の意を表したのは水銀燈。保健体育の教師。
少し驚いた。サボり魔である彼女が賛成するとは思わなかったからだ。
「楽しい勉強のほうがヤル気が沸くんじゃない?あのサボり魔の生徒達は。」
サボり魔は貴女もですが・・・・。
そんな視線が水銀燈の後ろの眼帯の女性が怪訝な目で見てくる。
薔薇水晶先生だ。水銀燈をちらりと見て、怪訝な視線を送ってからパソコンに目を移す。
何を見ているのかと思ったらさり気無くガンダムのサイトだった。
あぁ・・・・アッガイとかいう・・・ロボ・・・?だっけ・・?
まぁ人の好みだから別に構わないけど。
水銀燈のいうとおりかなぁ・・・と考えてみる。ただ、ぼぅっと。
(これからは百マス計算とかやってみようかなぁ・・・)
場違いなことを考えつつ、蒼星石はひじをついて話に耳を貸していた。
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