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真紅と水銀燈と薔薇乙女達の京都食い倒れ列伝」(2006/11/18 (土) 00:59:00) の最新版変更点

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八月のある日、学活で修学旅行についての最終確認をしていた。 薔「明日から修学旅行…楽しみだね。」 J「薔薇水晶先生ってば…餓鬼じゃあるまいし。」 A男「お前は本当に厳しいな~」 B娘「そうだよ。楽しい修学旅行なんだから別にいいじゃない。」 J「あ…ああ。」 クラスメイトに文句を言われると流石にJUMも黙った。 察しの通りだがこの有栖学園では明日から修学旅行がある。行き先は京都で雪華綺晶先生の「わんこ蕎麦が食べたいわ」から始まった。 水銀燈と一部生徒からは批判があったが、結局そのまま意見が行使された。そして放課後、JUMは巴と一緒に帰った。 J「柏葉は修学旅行楽しみか?」 巴「勿論じゃない。雛苺先生と一緒に寝るのが楽しみなの。桜田君は行きたくないの?」 J「なーんか、嫌な予感がするんだよな…。」 二人がこんな話しをしている時、先生達は。 水銀燈「京都って堅苦しいのよねぇ…。嫌だわぁ。」 雛「ヒナも騒げないのはちょっとだけいやなのー!」 金「でも、京都は大福が美味しいかしらー!」 この一言に雛苺は目を光らせ口元に垂れる涎を拭き取った。 蒼「雛苺先生…目が危ないよ。」 雛「じゅるりなのー。」 翠「はいはい、馬鹿は放っておくですぅ。私は明日の準備で帰るですが…皆はどうするです?」 翠星石を首を傾げて問い掛ければ皆口々に答えた。蒼星石を除く。無論、蒼星石が答えないのは姉妹であるからで薔薇乙女達はそれを知っている。 薔「私は、帰るよ。皆に連絡したいし…。」 雪「私は見知らぬ土地で戦う準備がある。それに…わんこ蕎麦が待っているわ。早く寝ます。ばらしーちゃん、帰りましょう。」 薔「うん、お姉ちゃん。」 全員がどうするかを聞かず帰る二人…。続いて翠星石と蒼星石、雛苺に金糸雀と去って行く。 真紅「私はまだ何も言ってないのだわ。酷いのだわ。」 何故か嘘泣きを始める真紅に水銀燈は馬鹿にした態度で言葉を掛けた。 銀「お馬鹿さぁん…。トロイのよ。」 紅「この程度で馬鹿にしないで欲しいのだわ!」 銀「…お馬鹿さん…。呆れたわぁ…。帰る。」 ついに真紅は一人になる。そして沈黙したまま真紅も職員室を後にし鍵を閉めた。 翌日。 雛「ついたのー。」 金「ついたかしらー。」 雪「わんこ!わんこ!」 薔「え?お姉ちゃん…犬が居るの?」 J「アンタ達は本当に面白いよ…。」 ラ「今から自由時間ですよ~。」 さっそく全開な先生達に呆れ微笑するJUMに続いて教頭が掛け声を上げる。それを聞くと生徒達が散会する。 薔薇乙女達は集結した。理由と言えばJUMと一緒に回る為。JUMが眼中に無いのも数人居るのも確かだが…。 巴「桜田君、一緒に回ろう?」 J「あ…ああ、良いけど雛苺先生はどうするんだ?」 巴「ヒナ先生とも回りたいけど…桜田君がいいの…。」 と、ウブで純な会話が行われる。 それを良く思わない悪い先生達が止めに入った。 翠「ちょ~っと待つですぅ!JUM君は私が貰うです。」 蒼「僕もJUM君と回りたいな…。」 金「カナもかしらー!」 J「……見回りしない所を見てると凄い先生達だって感動するよ…。」 とかなんとか会話が進むがJUMを確保に熱意を燃やす二人が居た。 紅「あの子は私が貰うのだわ。私があの子と回るのだわ。」 銀「私と回るのよぉ…私とぉ。」 何故JUMに熱意を燃やすかは不明。 敢えて言うならば別世界の自分がまいてもらいたい人No.1がJUMだからだろう。 銀「貴方達、乳酸菌取ってるぅ?」 翠「とってないです!」 銀「まあいいわぁ~。美人先生八人に迫られる生徒の気持ちになると選び難いとは思わない?だからぁ、勝負よぉ。」 巴「先生…私を忘れてる。」 蒼「でも勝負って何をするんだい?」 話しの中心であるJUMは置いて行かれて居た。馬鹿馬鹿しいとも思っていた。 薔「なら…みんなでわんこ蕎麦食べよう?」この提案に ドールズ「乗った!」 てな訳でわんこの店。 JUM「兎に角沢山食べろ。よーいドン!」 ちなみに巴は勝負はしなかった。もう諦めていた。そんなわけで始まったのだが… ドールズ「おかわり!」 ドールズ「おかわり!」 と、開始10分はおかわり合戦が続くが少しずつ遅くなっていた。そしてついに一人…。 雛「ヒナはうにゅーが食べたかったの…」 雛苺リタイア。 翠「絶対負けねぇです!」 言葉の通り翠星石は意気込んでいた、仇となるとも知らずに。まあ皆リタイアするんだろうけれども…。ちなみに残り時間15分 現在の枚数 紅:32 銀:33 翠:40 蒼:28 金:25 薔:36 ちなみに時間は30分である 事態も後半、終始ペースの良かった翠星石に異変が起きた。 翠「ゴフッ…もう食べれねぇですぅ…」 銀「ペース配分しないからよぉ…お馬鹿さぁん。」 続いて金糸雀 金「カナもうわんこが怖いかしらー!見たくもないかしらー!」 翠星石と金糸雀リタイア そして25分経った所で現在の状況 紅:43 銀:43 蒼:36 薔:45 そして二分後、続いて薔薇水晶と蒼星石がリタイアした。 蒼「…もう、ダメだ…。」 薔「要らない…もう要らない。」 そんな訳で一騎討ち。水銀燈は差を付ける為に必殺技を発動した。 銀「乳酸菌で流し込むわぁ…。」 JUMは何から突っ込むか…と深々と悩み更けた。まず、ヤクルトは、不味いだろ。と呟き次に可笑しい先生達とはいえ女性だと言う事を思いしった。 あまり食べていないから。それはそれとして真紅も必殺技を発動した。 紅「なのだわ、紅茶なのだわなのだわなのだわ!」 激しい攻防戦にドールズと二人は息を飲む。二枚以上差が離れる事は無いのだ。 紅「JUM君は私の物だわ!」 銀「馬鹿ねぇ、私の物よ!」 最後の三分は異常だった。神風の如く二人は蕎麦を飲み込む。 ――そして… ピー!無情にも終了の笛は鳴る。 紅「食べたのだわ。」 銀「もう、食べられなぁい。」 J「どっちが勝ったんだ?」 JUMは何故か真剣な面持ちで審査員に問掛けた。 審査員「真紅さん58枚。水銀燈さん58枚。同点ですが…」 ドールズ・J・巴「…が?」 が、と言う言葉を不思議に思い全員揃って首を傾げた。 この間は無駄に長く感じた。 審査員「雪華綺晶さん240枚でダントツ優勝です!」 唖然とした、枚数とかそれ以前の問題で。そしてJUMと真紅と水銀燈は叫んだ 「忘れてたーーー!!!!!!!」 ちなみに雪華綺晶はまだわんこ蕎麦を食べて居た。 だからJUMと一緒に回る、つーかデートはしていない。じゃあ誰としたかって? 真紅でも無いし水銀燈でも無い。それ以前に薔薇乙女の誰でも無いのだ。 それは巴。彼女は唯一食べて居なかった。裏を返すと他は皆食べていた。 うん、ごめんね。腹痛なんだ。食べ過ぎだしね。 そんなオチ

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