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無題短編集 複数編2」(2008/01/27 (日) 12:49:20) の最新版変更点

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真「水銀燈プレゼントなのだわ」   真紅が何か入っている袋を渡す 水「あらぁ、貴方が誕生日以外で物をくれるなんてどうゆう心境なのかしら?」 真「水銀燈知らないのかしら?今日は敬老の日なのよ。」 水「……へぇ~、私はおばあちゃんってわけ?」 真「ええ。これからも長生きしてほしいのだわ。」 水「しぃんくぅ~?」 真「冗談よ。この前一緒に送ったくんくんのDVDが家に届いたから渡しただけよ」 水「あ、そういえば面倒くさいから届け先を貴方の家にしたのよねぇ。」   袋の中を見るとを確かに限定版くんくん探偵DVDがあった 真「全く、物忘れとは本当におばあちゃんなのだわ。」 水「五月蝿いわね。…そういえばおばあちゃんに何か送ってあげようかしら」 真「私も去年は忙しくて何もあげてないのだわ。今年はちゃんとしたものを買ってあげるのだわ。   ってことで水銀燈、貴方も買い物付き合いなさい。」 水「へ~、真紅が私を誘うなんて珍しいじゃない。」 真「勘違いしないで、水銀燈おばあちゃんが変な物買わないかどうか見てあげるのだから」 水「さっきからおばあちゃんおばあちゃん五月蝿いわね。   せっかく貴方が持ってない『くんくん探偵inラスベガス殺人事件』のDVD貸そうと思ったのに、やっぱりや~めた」   それは真紅が唯一もっていないDVDだった 真「っ!す、水銀燈さっきは悪かったのだわ。だからそれだけは…」 水「じゃあ、今日の買い物貴方が払って頂戴」 真「うぅ・・・。わかったのだわ。」 水「助かるわぁ♪それじゃあ、行きましょう」   その後12000円の胡蝶蘭を買わされ、うな垂れる真紅がいた。   泣きながらも、とりあえずガーベラを買い   それぞれ祖父祖母の元へと渡しに行ったとさ。 ---- ロ「新しい総裁が決まったか・・・今度の政権はどれくらいの長さになるかな」 白「そうですねぇ・・・個人的見解を述べるとすれば、長くても2~3年、早ければ1年ぐらいじゃないですかねぇ」 ロ「ほぅ・・・聞いてみようじゃないか」 白「簡単に言えば、新総裁の人気の秘訣はなんと言っても特アに対する姿勢だと思うんです」 ロ「ふむふむ・・・」 白「いつまでも特アの言いなりにならない、言うべき点はちゃんと言うべき・・・この当たり前な姿勢が評価されてるのでは?と」 ロ「なるほどねぇ・・・つまり、その姿勢で臨んだ結果がちゃんと実を結べば後は次の代に任せると」 白「もちろん、消費税とかの問題はちゃんと筋道つけないといけませんけどね」 ロ「そうだね、まあとにもかくにも期待するとしようか」 全員『・・・・・・・・・』 ロ「あれ?どうしたの皆?」 蒼「・・・あの校長と白崎さんが政治の話をしている・・・明日は雪かな」 翠「台風かも知れねーですぅ」 雛「槍が降ってくるかもしれないの~」 ロ「・・・・・・君達ねぇ・・・僕を一体なんだと・・・・・・」 薔「・・・・・・貴方・・・誰?・・・あの人は、何処?」 ロ「薔薇ちゃんまでぇぇ!」 真「人は時として与えられた役を演じ続けなくてはならない時が有るのだわ」 ラ「ええ、その役から離れた演技をすれば、それは違和感として周囲に影響を与えます」 水「真面目な話は、真面目な人にやらせれば良いのよぉ。例えば私とかぁ・・・」 全員『それは無い!!』 ---- ロ「ほし・・・ひゅうまか?」 ラ「誰です、それは?」 ラプラスは知らないらしい。得意げに語るローゼン。 ロ「知らないのかねラプラス君。星飛雄馬というのは昔の野球マンガの主人公さ。   ・・・あぁ、私も小さいころは消える魔球を投げようとしていたな。」 ラ「はぁ・・・そうですか・・・。」 全く理解できていないラプラス。まず二人の年齢差が分からないが。 金「話は聞かせてもらったかしら!この金糸雀が『消える魔球を投げられる機械』を製作したかしら!   これは磁力を利用した・・・むぐっ」 蒼「はいそれは周りの人の健康に悪いからやめてね~。」(カナを引っ張っていく) こうしてこの機械は封印された。 ---- すいぎんとう を したう めぐ。しかし かのじょ の おもい は いっこう に とどかない。 めぐ は すいぎんとう への おもい を つづった。ふたり が むすばれる どうじんし を かいた! かいた! かいた! ただ ひたすら に かきつらねた! ぜんぶ で 500ページ を こえる たいがロマン だ! めぐ「しあげ は パソコン で おこなう のが さいきん の トレンド よね」 めぐ は ろく に ウィルスチェック も していない パソコン に げんこう を とりこんだ! げんこう は そっくりそのまま 2ちゃん に りゅうしゅつした! しんく「まあ なんて はしたない の だわ!」 ひないちご は かお の ほてり が おさまらない! ばらすいしょう は げんこう を よんで うっとり と ほお を そめた! すいぎんとう は ひきこもり に なった! ---- オッパイノペラペラソース! 翠「ひいい!囲まれたですぅ!」 蒼「落ち着いて頭をよく狙うんだよ」 水「それじゃ弾の無駄遣いよお」 J「このゲーム、見てる方が面白いかもな」 テコキ! 翠・水・真「!(///)」 真(さっきから下品な言葉ばかりなのだわ) 翠(なんだか恥ずかしいです…) 雛「うゆー?テコキって何なのー?」 真「貴方は知らなくていいのだわ」 金「頭脳派の金糸雀が教えてあげるのかしらー、テコキとはもごもg」 水「ボソボソ(あなたは何を教えようとしているの!)」 真「ボソボソ(教育上悪すぎるのだわ!)」 J「そうだな、僕にしてくれるのなら教えてやってもいいぞ」 翠「何を言ってるですかこのド変態ぃぃ!」 蒼「あー…またGAMEOVERか…」 ---- ゆうしゃ ばらしー ひっこみじあん せんし うにゅー あまえんぼう ぶとうか しんく わがまま まほうつかい つんでれ ひねくれもの そうりょ あおいこ くろうにん しょうにん かなりー がんばりや あそびにん→けんじゃ きらきー おおぐらい とうぞく ぎんさま ぬけめがない ---- 薔「ほし・・・」 雪「ほし?」 薔「星が・・・綺麗・・・。」 雪「・・・そうだな。この大宇宙の前では私、いやこの地峡さえもちっぽけなものに思えるな。   それでも私はばらしぃと・・・みんなと出会えた。   『夜空に広がる幾千粒の 星の中で巡り会う奇跡』か・・・」 薔「・・・知らない曲だけど、いい歌詞だね・・・。」 雪「今度聴いてみるといい。」 薔「うん・・・」 ロ「やぁそこの二人天体観測なら僕も混ぜ(ry」 雪「雰囲気壊すな!」 ----   何となく、温泉旅行。 真「ほら、肩までちゃんと浸かって、百まで数えるのよ」 雛「はーーいっ、頑張るのーーっ」 銀「あーら、たったのそれっぽっちぃ? 私なら、五百は堅いわぁ」 真「ふっ、それは聞き捨てならないわね。この私が、あなたに劣るとでも? 私が本気を出せば、千を超えるくらいは訳ないのだわっ」   そして。 真&銀「「うーん……うーん……」」 雛「二人とも、すっかり茹だっちゃったのーーっ」 翠「全く、つまんねー意地の張り合いをするからですぅ」 金「それでぇ、一体どっちが勝ったのかしらぁ?」 真&銀「「私! ……はううっ」」 蒼「ほらほら、ちゃんと横になっていないと……」 ---- ロ「まだ文化祭とか全く考えてなかったのに、現実はすごいねぇ」 ラ「いきなり何を言ってるんですか貴方は」 ロ「何って・・・君はまだ知らないのかい?・・・これだよこれ」 ラ「何々・・・『ローゼンメイデン文化祭』?・・・海の家に人形祭・・・まだやる気ですか貴方は」 ロ「楽しい事、面白い事は何でもやろう!ってのが僕のポリシーだからねぇ~」 ラ「ならその前に仕事という義務を・・・って、また逃げたかあの馬鹿!」 真「全く・・・相変わらず騒々しいのだわ」 雛「露店で沢山うにゅ~を買うの~」 金「玉子焼きは当然でるかしら?」 翠「飲食コーナーで味のチェックをしてやるです!手抜きはぜってー許さないですぅ!」 雪「ゲームコーナー・・・地雷じゃなければ良いが」 薔「・・・もし・・・射的があっても・・・実弾はダメだよ・・・お姉ちゃん」 蒼「へぇ、ミュージアムも有るんだ。何だかちょっと恥ずかしいかも・・・」 水「ま、これも全て私が主役の・・・」 ブンッ!! 真「主役はこの私なのだわ」 水「いったぁぁ・・・やってくれたわねぇ真紅ぅ」 J「・・・あ~あ、また始めたよあの二人。大体、主役は僕に決まって・・・」 ロ「何言ってるんだい?主役は作品名にもなってる僕に決まってるじゃないか、ハッハッハ・・・」 全員『それだけは無い(ねーですぅ)(かしら)(の~)!!』 白「はい、オチもついた所で文化祭に関する情報ですけど下のURLを参照してくださいね~」 ローゼンの世界でたっぷり遊べる一日限定企画「ローゼンメイデン」文化祭2006年11月5日開催! ttp://eg.nttpub.co.jp/news/20061011_09.html 元「私の出番は有るのかのぅ?」 ----   宿直。 真「うううっ、何でこんなに寒いのに、暖房が働かないのだわっ? お布団も、薄手の毛布が一枚ずつしか用意されてないし……」 雛「真紅ー、真紅もこっちに来るのー。ぽかぽか暖かいよー?」 真「死んでもご免なのだわっ。何でこの私が……ネコ団子に包まらなければならないのだわっ」 雛「でもー、朝方には0℃近くまで下がるって、天気予報で言ってたのー。真紅ー、凍えちゃうよー?」 雛「うーゆー……ぬくぬくなのーー……」 真(ガタガタガタガタ……) ---- ロマン真紅 佐賀 水銀燈「ねんがんの くんくんにんぎょうを てにいれたわぁ」 真紅「[>ころしてでも うばいとる」 水銀燈「な、なにをするきさまらー」 ---- 呪いの答案用紙。この答案用紙に名前を書き込んだものは、一時間以内に全問正解しないと…… バストのカップサイズが一つ減る。 真「……!!!! そっ、そんなっ!!!!」 銀「な……何ですってぇ!!!!」 ---- 呪いのフライパンとお玉。かつて調理実習室で謎の死を遂げた女生徒の未練が宿っている。 いったん装備すると、その女生徒の思いを遂げさせない限り、外せない。 翠「……ええとぉ……とりあえず、こうですかぁーーっ!?」 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン……。 雛「わわわわわわっ、うるさいのっ、罰当たりなのーーっ!!」 ---- 翠「世の中には勝手に歩き出す人形が有るって話ですぅ」 金「こ・・・この世には、か、科学では解明、出来ない無いものはな、無いかしら~」 雛「どうせなら、そのお人形さんたちと仲良くなりたいの~」 蒼「僕はちょっと・・・」 真「全く・・・そんな下らない話を聞いた所為で紅茶の香りが鈍ってしまったわ」 雪「モグモグ・・・ばらしー、お茶」(聞いてない) 薔「・・・はい・・・歩くだけじゃなく・・・お話ができるといいな・・・」 銀「アンティーク物の人形として売ったらぁ・・・幾らぐらいかしらぁ?」 ジ「・・・何だろう?・・・この例えようも無い違和感は・・・?」 ロ「ジュン君もそう思うかい?実は僕もなんだよねぇ」 ---- 真紅「ふ~、ようやく終わったのだわ。」 水銀燈「あらぁ、真紅ぅ。なにしてんのぉ?」 真紅「・・・・・・・中間テストの採点よ」 水銀燈「うふふふふふ。大変ねぇ。真紅ぅ」 真紅「・・・・・・・・・・(怒)」 特に意味はない 単に保健体育は中間がなかったのを思い出して書いた ---- 翠「うむむっ、デスノートが終わった途端に、板の流れが加速し始めたですぅ」 雛「ですぅノート……なのーーっ?」 翠「このノートに名前を書かれた者は、語尾が『ですぅ』になる……ですかぁ? ふっふっふっ、ググったら254000件もヒットするような、そんな手垢にまみれた既出ネタに、誰が乗るかですぅ」   数日後。 雛「あれっ、蒼星石、何か落ちたのよっ?」 蒼「あっ、そ、それは……」 雛「うと……ですぅ……ノート? ……こっ、これは『ですぅノート』なのーーっ!?」   雛苺が慌ててページをめくると、ノートにはただ一言、拙い文字で『すいせいせき』とだけ書き込まれている。 雛「こっ、これはどういうことなのっ」 蒼「……それは、僕が書き込んだんだ……僕が四歳のときに」 雛「でも、一体どうして……」 蒼「雛苺……君は知らないんだ、四歳のときの翠星石がどんなに酷かったか……」 そうせいせき「えーーーーんっ、すいせいせきっ、やめてやめてっ、私のお人形、返してっ!!」 すいせいせき「ひーーっひっひっひっひーーっ、弱虫そうせいせきっ、返して欲しかったら、自力で取り返してみるんだなっ!」 蒼「当時の彼女の物言いは、四歳の女の子とはとても信じられないほど、それはそれは酷いものだった……」 雛「……だから、ですぅノートに翠星石の名前を……?」 蒼「仕方なかったんだ! こんなノートの力を使って、ヒトの人格を操るだなんて、最低だってことはわかっているっ。でも僕は……僕は、彼女に少しでもいいから女の子らしくなって欲しかった……!」 雛「蒼星石……蒼星石は、いつから自分のことを『僕』って呼ぶようになったのか、憶えてるかなの……?」 蒼「えっ……そう言えば、いつからだっただろう? 思い出せない……」   ゴゴゴゴゴゴゴゴ……。 雛「実はね、ヒナも持っているの……同じようなノートを……」 蒼「えっ、雛苺、今、何て……」   ドドドドドドドド……。 雛「『かしらノート』を……」 ---- 雪「ドイツ軍の英雄、と言われればまず真っ先に思い浮かぶのがロンメル将軍」 薔「・・・ZZの・・・デザート・ロンメルの由来となった人物・・・」 雪「『砂漠のキツネ』として敵味方から讃えられた名将だ。彼はドイツアフリカ軍団(DAK)を率い、北アフリカで活躍した」 薔「・・・指揮官なのに前線で戦い・・・時には自分で現地視察・・・ユダヤ人に対しても・・・ヒットラーに迫害を止めるようお願いしたり・・・」 雪「まさにプロイセンの騎士、ドイツ軍人の鏡だ・・・その様な人物が何でイタリアの尻拭いなんぞ・・・」 水「ほぉんと・・・あの頃のイタリアは酷かったわぁ」 薔「・・・あ、銀ちゃん・・・イタリアは何をしたの・・・?」 水「そうねぇ・・・国全体だとぉ、そこら中に喧嘩吹っかけて自分はさっさと降参した事ねぇ。おかげでドイツは戦わなくてもいい相手とも戦う事になったわぁ」 薔「・・・・・・」 水「部隊レベルだとぉ『夜中は眠い。だから敵も眠いだろう』って見張りも立てずに夜襲を受けてるわねぇ」 薔「・・・あはは」 水「個人レベルだと『俺が命をかけて守るのは惚れた女だけさ』って勝手に国に帰る者が後を絶たなかったとか」 薔「・・・・・・」 雪「補足するなら、当時のイタリア人は自分達の生まれ育った都市にしか忠誠を誓っていない。日本で言えば都道府県同士でいがみ合ってると言った所か」 水「しかもぉ、砂漠のど真ん中で『パスタを茹でて』食べてるわぁ。しかも『茹ですぎ』ってだけで猛抗議する始末」 雪「将校レベルだと専属コックを連れてフルコースを作らせてた・・・それと比べて我がドイツ将校は一般兵よりもまずい食事が義務と思っていたらしい」 薔「・・・イタリア軍って・・・」 雪「・・・・・・そんな連中を助けるためにロンメル将軍は派遣されたんだ。・・・或いは奴らが居なければ歴史は変わったかも知れん」 水「そうねぇ・・・」 薔「・・・お姉ちゃん?・・・銀ちゃん?・・・遠い目をして、何を見てるの・・・?」 ---- 薔薇水晶と雪華綺晶のやり取り 深夜、家にて 「・・・zzz・・・・・・・・・」 「・・・ばらしー、こんなとこで寝たら風邪引く・・・」 「・・・ん・・・?・・・あ、寝ちゃった・・・」 「・・・・・・・・・・・・また授業の資料作り?」 「・・・うん」 「・・・・・・・・・体調崩したら、作った意味ないよ・・・」 「・・・うん」 「・・・ちゃんと寝なさい」 「・・・うん。・・・でも、もうすぐ終わるから完成させ・・・」 「ダメ。・・・・体壊したら、生徒が悲しむよ・・・・・・・・」 「・・・・・・・うん・・・お休み」 「・・・お休み」 自室 パソコンに映し出される資料を前に 雪華綺水晶の独り言 「・・・・・・・はぁ・・・私も、人のこと言えないか・・・・・・寝よう・・・・・・」 ---- 自室にて 中間試験結果を前に 蒼星石「はぁ~・・・、今回は危ない人が多かったなぁ・・・。      やっぱ、文化祭とかが響いちゃったのかな・・・      いや、それも考えてやったつ「・・う・・・・」もりだし・・・。      教え方がよくなかったのかな・・・?「そ・・・・・・」」 ベッドにうつ伏せで 蒼星石「あぁー・・・。やっぱ、あの説「・・・せ・・・き」明が不足してたかな・・・      あそこも、もう少し詳しくできたか・・・・・。「・・・・・・・・・・・・・」何にせよ。補充プリントでも作らな・・」 翠星石「そーーーせーーーせきっっっっっっ!!!」 ベッドに腰をかけた状態 翠星石、仁王立ち 蒼星石「うわっ!?え、え?翠星石?いつの間に?!」 翠星石「『いつの間に?!』っじゃ、ねぇですぅ!      玄関の鍵は開けっ放しですし!人が話しかけても独り言!      反応したと思ったら、ベッドに寝転がりやがるし!挙句には『いつの間に?!』      この翠星石を無視して楽しいですかぁ?」 蒼星石「・・・・・・無視してたつもりは・・・ちょっと考え事を・・・」 翠星石「なぁぁにが、『考え事』ですかぁ!チビ生徒共の成績が悪いのは      あいつ等のやる気の問題ですぅ!それを自分が悪いだのナンダのウジウジと!      『真面目にやりやがれぇ!』ってガツンと言わねぇと本人共のためにならんですぅ!      蒼星石が毎度毎度そんなんでは。連中が甘えるだけですぅ!      だ・か・ら!ウジウジ悩んでないで翠星石と夕飯を食べに行くですぅ。」 廊下 背中を押されるのを少し抵抗しつつ 蒼星石「え?いや、でも。僕はプリントを・・」 翠星石「そんなもん知らんですぅ      なんで蒼星石が悪くないのにそんなモン作るんですか?      自業自得ですぅ。自分で勉強しやがれってんですよぉ」 蒼星石「けど・・」 翠星石「『けど』も『とど』もねぇです!      蒼星石は普段からきっちりやってるのは翠星石が知ってるですぅ      これで、文句をつけるようなら翠星石が一発締めてやるですぅ      さぁ♪さぁ♪暗い気持ちは御飯を食べてスッキリさせるですぅ♪      今日は翠星石が奢ってやるですぅ♪」 蒼星石「ちょ、ちょっと翠星石ぃ~~・・・」                                                   了 ---- 真「・・・さて、いよいよ今夜オーベルテューレ放送ね。」 水「うふふ、これでまた私のファンがどーんと増えるわぁ。楽しみねぇ。」 翠「ちょーっと待ったですう!この放送はみんなが見れるわけじゃねぇですぅ!」 蒼「そうだね。首都圏以外ではBSーiで一月に放送があるんだって。」 薔「・・・だから、ネタバレは厳禁・・・だよ」 雪「ここで地方のみんなの夢を壊すのはご法度だ。お姉さんとの約束!」 雛「・・・それでも見れない人もいるのよー?」 金「諦めずに動画サイトとかで待てば・・・もしかしたら、かしら!」 ロ&ラ「それでは、一緒にあと数時間待とうか!」 ---- ラプラス「最近はこの学校も経営難で、、、、少子化の影響でしょうか?」 真紅   「あそこを見なさい」 雛苺  「ローゼン校長が、校庭じゅうに鉄棒たててるのー」 ---- 薔「どうしたの銀ちゃん?」 銀「それが今度放送部に頼まれて昼食時の放送を任されたのよぉ。それでオープニングのBGMは何にしようか迷ってんのよねぇ」 薔「・・・そーーれそぉーれ、乳酸菌飲料ー、はいっ・・・。・・・どう?」 銀「いや・・・どうって・・・」 後日BGMはkampに決定したそうな ---- 翠「もうすぐ卒業式ですね。何だかあっという間だったです」 蒼「そうだね。彼らもこの三年間で色んなものを学んで成長してきたんだもんね」 翠「散々チビチビ言ってきたですが、もうチビからも卒業ですね」 蒼「ふふふ、そうだね。卒業といえば翠星石は今年何かから卒業できたかい?」 翠「卒業ですか?そうですねぇ・・・。特にないですが、卒業したいものならあるです」 蒼「へぇ、なんだい?」 翠「・・・毎回卒業式で涙を見せることです。毎年流さないように努力してますが全て失敗に終わるです」 蒼「それは、直さなくてもいいと思うよ。生徒の為に涙を流すなんていい事じゃないか」 翠「・・・そんなもんですかね?」 蒼「きっとそんなもんだよ。でも何はともあれ良い卒業式にしようね」 翠「はいですぅ!」 真「さっきから何を話しているの?」 蒼「卒業式について話してたんだけど」 翠「そこから今年卒業できたもの、又は卒業したいものは?って話になったです」 真「そう。それでどう答えたの?」 蒼「あー僕はまだ言ってないけど、翠星石は・・・」 翠「な、なななな何でもねーです。どーせ聞くほどのものじゃないですよ(チラ 蒼星石~~~!)」 蒼「(あはは、ごめんよ) 真紅は何か卒業したい事とかあるかい?」 真「もちろん貧(ry」 ---- 真紅「くんくん…」 水銀燈「くんくん…」 JUM「正直水銀燈先生の方が萌えた」 ---- 金糸雀「くんくん・・・     こっこれは・・・玉子焼きかしら!」 ---- 「皆に話さないと行けない事がある」 緊迫な面持ちで校長であるローゼンが言った 「有栖学園…近いうちに無くなるかも」 「「マジで言ってるんですか!?」」 「ああ、最近入学者数も減ってきているし、運営資金も…」 「これは…」 「どうすれば…」 「なら、やる事は一つなのだわ」 「真紅」 「頑張って入学者を増やすのよ! この学び舎を無くさない為にも!」 「そうだね。よし、各自入学者を増やす様に画策する事! 僕も頑張るよ!」 「「絶対にこの学園を、無くさせはしない!」」 有栖学園の教師達の心は今一つになった ---- 真紅&水銀燈「あの、素晴らしい愛をもう一度~」 薔薇「もう…何度目?…お見合い失敗して…」 真紅&水銀燈「…」 ----   昼休み。職員室にて。 銀「あー、おなか空いたぁ……って、何なのっ、このにおいは?」 雪「……これ? 納豆……とても体にいいのよ……」 銀「だ、だからって、どんぶり一杯も用意することはないじゃなぁい?」 雪「……だって、ばらしーが、今月はぴんちって言うから……今日のお昼は、納豆ご飯で我慢……。でも、ほら見て……銀色の糸がきらきら輝いて、まるで獲物を絡め取った蜘蛛の糸のよう……。とても、きれい……ふふふふふふふふふふ」 銀「……さ、さて、私もお昼にしましょうっとぉ(がさがさ)」 真「ううっ、何なの、この酸っぱいにおいは……せっかくの紅茶の風味が台無しなのだわっ」 銀「ああ、これぇ? 自家製のピクルスよぉ。乳酸菌がいーっぱぁいで体に……」 翠「おめーら二人とも他所で食えです」
真「水銀燈プレゼントなのだわ」   真紅が何か入っている袋を渡す 水「あらぁ、貴方が誕生日以外で物をくれるなんてどうゆう心境なのかしら?」 真「水銀燈知らないのかしら?今日は敬老の日なのよ。」 水「……へぇ~、私はおばあちゃんってわけ?」 真「ええ。これからも長生きしてほしいのだわ。」 水「しぃんくぅ~?」 真「冗談よ。この前一緒に送ったくんくんのDVDが家に届いたから渡しただけよ」 水「あ、そういえば面倒くさいから届け先を貴方の家にしたのよねぇ。」   袋の中を見るとを確かに限定版くんくん探偵DVDがあった 真「全く、物忘れとは本当におばあちゃんなのだわ。」 水「五月蝿いわね。…そういえばおばあちゃんに何か送ってあげようかしら」 真「私も去年は忙しくて何もあげてないのだわ。今年はちゃんとしたものを買ってあげるのだわ。   ってことで水銀燈、貴方も買い物付き合いなさい。」 水「へ~、真紅が私を誘うなんて珍しいじゃない。」 真「勘違いしないで、水銀燈おばあちゃんが変な物買わないかどうか見てあげるのだから」 水「さっきからおばあちゃんおばあちゃん五月蝿いわね。   せっかく貴方が持ってない『くんくん探偵inラスベガス殺人事件』のDVD貸そうと思ったのに、やっぱりや~めた」   それは真紅が唯一もっていないDVDだった 真「っ!す、水銀燈さっきは悪かったのだわ。だからそれだけは…」 水「じゃあ、今日の買い物貴方が払って頂戴」 真「うぅ・・・。わかったのだわ。」 水「助かるわぁ♪それじゃあ、行きましょう」   その後12000円の胡蝶蘭を買わされ、うな垂れる真紅がいた。   泣きながらも、とりあえずガーベラを買い   それぞれ祖父祖母の元へと渡しに行ったとさ。 ---- ロ「新しい総裁が決まったか・・・今度の政権はどれくらいの長さになるかな」 白「そうですねぇ・・・個人的見解を述べるとすれば、長くても2~3年、早ければ1年ぐらいじゃないですかねぇ」 ロ「ほぅ・・・聞いてみようじゃないか」 白「簡単に言えば、新総裁の人気の秘訣はなんと言っても特アに対する姿勢だと思うんです」 ロ「ふむふむ・・・」 白「いつまでも特アの言いなりにならない、言うべき点はちゃんと言うべき・・・この当たり前な姿勢が評価されてるのでは?と」 ロ「なるほどねぇ・・・つまり、その姿勢で臨んだ結果がちゃんと実を結べば後は次の代に任せると」 白「もちろん、消費税とかの問題はちゃんと筋道つけないといけませんけどね」 ロ「そうだね、まあとにもかくにも期待するとしようか」 全員『・・・・・・・・・』 ロ「あれ?どうしたの皆?」 蒼「・・・あの校長と白崎さんが政治の話をしている・・・明日は雪かな」 翠「台風かも知れねーですぅ」 雛「槍が降ってくるかもしれないの~」 ロ「・・・・・・君達ねぇ・・・僕を一体なんだと・・・・・・」 薔「・・・・・・貴方・・・誰?・・・あの人は、何処?」 ロ「薔薇ちゃんまでぇぇ!」 真「人は時として与えられた役を演じ続けなくてはならない時が有るのだわ」 ラ「ええ、その役から離れた演技をすれば、それは違和感として周囲に影響を与えます」 水「真面目な話は、真面目な人にやらせれば良いのよぉ。例えば私とかぁ・・・」 全員『それは無い!!』 ---- ロ「ほし・・・ひゅうまか?」 ラ「誰です、それは?」 ラプラスは知らないらしい。得意げに語るローゼン。 ロ「知らないのかねラプラス君。星飛雄馬というのは昔の野球マンガの主人公さ。   ・・・あぁ、私も小さいころは消える魔球を投げようとしていたな。」 ラ「はぁ・・・そうですか・・・。」 全く理解できていないラプラス。まず二人の年齢差が分からないが。 金「話は聞かせてもらったかしら!この金糸雀が『消える魔球を投げられる機械』を製作したかしら!   これは磁力を利用した・・・むぐっ」 蒼「はいそれは周りの人の健康に悪いからやめてね~。」(カナを引っ張っていく) こうしてこの機械は封印された。 ---- すいぎんとう を したう めぐ。しかし かのじょ の おもい は いっこう に とどかない。 めぐ は すいぎんとう への おもい を つづった。ふたり が むすばれる どうじんし を かいた! かいた! かいた! ただ ひたすら に かきつらねた! ぜんぶ で 500ページ を こえる たいがロマン だ! めぐ「しあげ は パソコン で おこなう のが さいきん の トレンド よね」 めぐ は ろく に ウィルスチェック も していない パソコン に げんこう を とりこんだ! げんこう は そっくりそのまま 2ちゃん に りゅうしゅつした! しんく「まあ なんて はしたない の だわ!」 ひないちご は かお の ほてり が おさまらない! ばらすいしょう は げんこう を よんで うっとり と ほお を そめた! すいぎんとう は ひきこもり に なった! ---- オッパイノペラペラソース! 翠「ひいい!囲まれたですぅ!」 蒼「落ち着いて頭をよく狙うんだよ」 水「それじゃ弾の無駄遣いよお」 J「このゲーム、見てる方が面白いかもな」 テコキ! 翠・水・真「!(///)」 真(さっきから下品な言葉ばかりなのだわ) 翠(なんだか恥ずかしいです…) 雛「うゆー?テコキって何なのー?」 真「貴方は知らなくていいのだわ」 金「頭脳派の金糸雀が教えてあげるのかしらー、テコキとはもごもg」 水「ボソボソ(あなたは何を教えようとしているの!)」 真「ボソボソ(教育上悪すぎるのだわ!)」 J「そうだな、僕にしてくれるのなら教えてやってもいいぞ」 翠「何を言ってるですかこのド変態ぃぃ!」 蒼「あー…またGAMEOVERか…」 ---- ゆうしゃ ばらしー ひっこみじあん せんし うにゅー あまえんぼう ぶとうか しんく わがまま まほうつかい つんでれ ひねくれもの そうりょ あおいこ くろうにん しょうにん かなりー がんばりや あそびにん→けんじゃ きらきー おおぐらい とうぞく ぎんさま ぬけめがない ---- 薔「ほし・・・」 雪「ほし?」 薔「星が・・・綺麗・・・。」 雪「・・・そうだな。この大宇宙の前では私、いやこの地峡さえもちっぽけなものに思えるな。   それでも私はばらしぃと・・・みんなと出会えた。   『夜空に広がる幾千粒の 星の中で巡り会う奇跡』か・・・」 薔「・・・知らない曲だけど、いい歌詞だね・・・。」 雪「今度聴いてみるといい。」 薔「うん・・・」 ロ「やぁそこの二人天体観測なら僕も混ぜ(ry」 雪「雰囲気壊すな!」 ----   何となく、温泉旅行。 真「ほら、肩までちゃんと浸かって、百まで数えるのよ」 雛「はーーいっ、頑張るのーーっ」 銀「あーら、たったのそれっぽっちぃ? 私なら、五百は堅いわぁ」 真「ふっ、それは聞き捨てならないわね。この私が、あなたに劣るとでも? 私が本気を出せば、千を超えるくらいは訳ないのだわっ」   そして。 真&銀「「うーん……うーん……」」 雛「二人とも、すっかり茹だっちゃったのーーっ」 翠「全く、つまんねー意地の張り合いをするからですぅ」 金「それでぇ、一体どっちが勝ったのかしらぁ?」 真&銀「「私! ……はううっ」」 蒼「ほらほら、ちゃんと横になっていないと……」 ---- ロ「まだ文化祭とか全く考えてなかったのに、現実はすごいねぇ」 ラ「いきなり何を言ってるんですか貴方は」 ロ「何って・・・君はまだ知らないのかい?・・・これだよこれ」 ラ「何々・・・『ローゼンメイデン文化祭』?・・・海の家に人形祭・・・まだやる気ですか貴方は」 ロ「楽しい事、面白い事は何でもやろう!ってのが僕のポリシーだからねぇ~」 ラ「ならその前に仕事という義務を・・・って、また逃げたかあの馬鹿!」 真「全く・・・相変わらず騒々しいのだわ」 雛「露店で沢山うにゅ~を買うの~」 金「玉子焼きは当然でるかしら?」 翠「飲食コーナーで味のチェックをしてやるです!手抜きはぜってー許さないですぅ!」 雪「ゲームコーナー・・・地雷じゃなければ良いが」 薔「・・・もし・・・射的があっても・・・実弾はダメだよ・・・お姉ちゃん」 蒼「へぇ、ミュージアムも有るんだ。何だかちょっと恥ずかしいかも・・・」 水「ま、これも全て私が主役の・・・」 ブンッ!! 真「主役はこの私なのだわ」 水「いったぁぁ・・・やってくれたわねぇ真紅ぅ」 J「・・・あ~あ、また始めたよあの二人。大体、主役は僕に決まって・・・」 ロ「何言ってるんだい?主役は作品名にもなってる僕に決まってるじゃないか、ハッハッハ・・・」 全員『それだけは無い(ねーですぅ)(かしら)(の~)!!』 白「はい、オチもついた所で文化祭に関する情報ですけど下のURLを参照してくださいね~」 ローゼンの世界でたっぷり遊べる一日限定企画「ローゼンメイデン」文化祭2006年11月5日開催! ttp://eg.nttpub.co.jp/news/20061011_09.html 元「私の出番は有るのかのぅ?」 ----   宿直。 真「うううっ、何でこんなに寒いのに、暖房が働かないのだわっ? お布団も、薄手の毛布が一枚ずつしか用意されてないし……」 雛「真紅ー、真紅もこっちに来るのー。ぽかぽか暖かいよー?」 真「死んでもご免なのだわっ。何でこの私が……ネコ団子に包まらなければならないのだわっ」 雛「でもー、朝方には0℃近くまで下がるって、天気予報で言ってたのー。真紅ー、凍えちゃうよー?」 雛「うーゆー……ぬくぬくなのーー……」 真(ガタガタガタガタ……) ---- ロマン真紅 佐賀 水銀燈「ねんがんの くんくんにんぎょうを てにいれたわぁ」 真紅「[>ころしてでも うばいとる」 水銀燈「な、なにをするきさまらー」 ---- 呪いの答案用紙。この答案用紙に名前を書き込んだものは、一時間以内に全問正解しないと…… バストのカップサイズが一つ減る。 真「……!!!! そっ、そんなっ!!!!」 銀「な……何ですってぇ!!!!」 ---- 呪いのフライパンとお玉。かつて調理実習室で謎の死を遂げた女生徒の未練が宿っている。 いったん装備すると、その女生徒の思いを遂げさせない限り、外せない。 翠「……ええとぉ……とりあえず、こうですかぁーーっ!?」 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン……。 雛「わわわわわわっ、うるさいのっ、罰当たりなのーーっ!!」 ---- 翠「世の中には勝手に歩き出す人形が有るって話ですぅ」 金「こ・・・この世には、か、科学では解明、出来ない無いものはな、無いかしら~」 雛「どうせなら、そのお人形さんたちと仲良くなりたいの~」 蒼「僕はちょっと・・・」 真「全く・・・そんな下らない話を聞いた所為で紅茶の香りが鈍ってしまったわ」 雪「モグモグ・・・ばらしー、お茶」(聞いてない) 薔「・・・はい・・・歩くだけじゃなく・・・お話ができるといいな・・・」 銀「アンティーク物の人形として売ったらぁ・・・幾らぐらいかしらぁ?」 ジ「・・・何だろう?・・・この例えようも無い違和感は・・・?」 ロ「ジュン君もそう思うかい?実は僕もなんだよねぇ」 ---- 真紅「ふ~、ようやく終わったのだわ。」 水銀燈「あらぁ、真紅ぅ。なにしてんのぉ?」 真紅「・・・・・・・中間テストの採点よ」 水銀燈「うふふふふふ。大変ねぇ。真紅ぅ」 真紅「・・・・・・・・・・(怒)」 特に意味はない 単に保健体育は中間がなかったのを思い出して書いた ---- 翠「うむむっ、デスノートが終わった途端に、板の流れが加速し始めたですぅ」 雛「ですぅノート……なのーーっ?」 翠「このノートに名前を書かれた者は、語尾が『ですぅ』になる……ですかぁ? ふっふっふっ、ググったら254000件もヒットするような、そんな手垢にまみれた既出ネタに、誰が乗るかですぅ」   数日後。 雛「あれっ、蒼星石、何か落ちたのよっ?」 蒼「あっ、そ、それは……」 雛「うと……ですぅ……ノート? ……こっ、これは『ですぅノート』なのーーっ!?」   雛苺が慌ててページをめくると、ノートにはただ一言、拙い文字で『すいせいせき』とだけ書き込まれている。 雛「こっ、これはどういうことなのっ」 蒼「……それは、僕が書き込んだんだ……僕が四歳のときに」 雛「でも、一体どうして……」 蒼「雛苺……君は知らないんだ、四歳のときの翠星石がどんなに酷かったか……」 そうせいせき「えーーーーんっ、すいせいせきっ、やめてやめてっ、私のお人形、返してっ!!」 すいせいせき「ひーーっひっひっひっひーーっ、弱虫そうせいせきっ、返して欲しかったら、自力で取り返してみるんだなっ!」 蒼「当時の彼女の物言いは、四歳の女の子とはとても信じられないほど、それはそれは酷いものだった……」 雛「……だから、ですぅノートに翠星石の名前を……?」 蒼「仕方なかったんだ! こんなノートの力を使って、ヒトの人格を操るだなんて、最低だってことはわかっているっ。でも僕は……僕は、彼女に少しでもいいから女の子らしくなって欲しかった……!」 雛「蒼星石……蒼星石は、いつから自分のことを『僕』って呼ぶようになったのか、憶えてるかなの……?」 蒼「えっ……そう言えば、いつからだっただろう? 思い出せない……」   ゴゴゴゴゴゴゴゴ……。 雛「実はね、ヒナも持っているの……同じようなノートを……」 蒼「えっ、雛苺、今、何て……」   ドドドドドドドド……。 雛「『かしらノート』を……」 ---- 雪「ドイツ軍の英雄、と言われればまず真っ先に思い浮かぶのがロンメル将軍」 薔「・・・ZZの・・・デザート・ロンメルの由来となった人物・・・」 雪「『砂漠のキツネ』として敵味方から讃えられた名将だ。彼はドイツアフリカ軍団(DAK)を率い、北アフリカで活躍した」 薔「・・・指揮官なのに前線で戦い・・・時には自分で現地視察・・・ユダヤ人に対しても・・・ヒットラーに迫害を止めるようお願いしたり・・・」 雪「まさにプロイセンの騎士、ドイツ軍人の鏡だ・・・その様な人物が何でイタリアの尻拭いなんぞ・・・」 水「ほぉんと・・・あの頃のイタリアは酷かったわぁ」 薔「・・・あ、銀ちゃん・・・イタリアは何をしたの・・・?」 水「そうねぇ・・・国全体だとぉ、そこら中に喧嘩吹っかけて自分はさっさと降参した事ねぇ。おかげでドイツは戦わなくてもいい相手とも戦う事になったわぁ」 薔「・・・・・・」 水「部隊レベルだとぉ『夜中は眠い。だから敵も眠いだろう』って見張りも立てずに夜襲を受けてるわねぇ」 薔「・・・あはは」 水「個人レベルだと『俺が命をかけて守るのは惚れた女だけさ』って勝手に国に帰る者が後を絶たなかったとか」 薔「・・・・・・」 雪「補足するなら、当時のイタリア人は自分達の生まれ育った都市にしか忠誠を誓っていない。日本で言えば都道府県同士でいがみ合ってると言った所か」 水「しかもぉ、砂漠のど真ん中で『パスタを茹でて』食べてるわぁ。しかも『茹ですぎ』ってだけで猛抗議する始末」 雪「将校レベルだと専属コックを連れてフルコースを作らせてた・・・それと比べて我がドイツ将校は一般兵よりもまずい食事が義務と思っていたらしい」 薔「・・・イタリア軍って・・・」 雪「・・・・・・そんな連中を助けるためにロンメル将軍は派遣されたんだ。・・・或いは奴らが居なければ歴史は変わったかも知れん」 水「そうねぇ・・・」 薔「・・・お姉ちゃん?・・・銀ちゃん?・・・遠い目をして、何を見てるの・・・?」 ---- 薔薇水晶と雪華綺晶のやり取り 深夜、家にて 「・・・zzz・・・・・・・・・」 「・・・ばらしー、こんなとこで寝たら風邪引く・・・」 「・・・ん・・・?・・・あ、寝ちゃった・・・」 「・・・・・・・・・・・・また授業の資料作り?」 「・・・うん」 「・・・・・・・・・体調崩したら、作った意味ないよ・・・」 「・・・うん」 「・・・ちゃんと寝なさい」 「・・・うん。・・・でも、もうすぐ終わるから完成させ・・・」 「ダメ。・・・・体壊したら、生徒が悲しむよ・・・・・・・・」 「・・・・・・・うん・・・お休み」 「・・・お休み」 自室 パソコンに映し出される資料を前に 雪華綺水晶の独り言 「・・・・・・・はぁ・・・私も、人のこと言えないか・・・・・・寝よう・・・・・・」 ---- 自室にて 中間試験結果を前に 蒼星石「はぁ~・・・、今回は危ない人が多かったなぁ・・・。      やっぱ、文化祭とかが響いちゃったのかな・・・      いや、それも考えてやったつ「・・う・・・・」もりだし・・・。      教え方がよくなかったのかな・・・?「そ・・・・・・」」 ベッドにうつ伏せで 蒼星石「あぁー・・・。やっぱ、あの説「・・・せ・・・き」明が不足してたかな・・・      あそこも、もう少し詳しくできたか・・・・・。「・・・・・・・・・・・・・」何にせよ。補充プリントでも作らな・・」 翠星石「そーーーせーーーせきっっっっっっ!!!」 ベッドに腰をかけた状態 翠星石、仁王立ち 蒼星石「うわっ!?え、え?翠星石?いつの間に?!」 翠星石「『いつの間に?!』っじゃ、ねぇですぅ!      玄関の鍵は開けっ放しですし!人が話しかけても独り言!      反応したと思ったら、ベッドに寝転がりやがるし!挙句には『いつの間に?!』      この翠星石を無視して楽しいですかぁ?」 蒼星石「・・・・・・無視してたつもりは・・・ちょっと考え事を・・・」 翠星石「なぁぁにが、『考え事』ですかぁ!チビ生徒共の成績が悪いのは      あいつ等のやる気の問題ですぅ!それを自分が悪いだのナンダのウジウジと!      『真面目にやりやがれぇ!』ってガツンと言わねぇと本人共のためにならんですぅ!      蒼星石が毎度毎度そんなんでは。連中が甘えるだけですぅ!      だ・か・ら!ウジウジ悩んでないで翠星石と夕飯を食べに行くですぅ。」 廊下 背中を押されるのを少し抵抗しつつ 蒼星石「え?いや、でも。僕はプリントを・・」 翠星石「そんなもん知らんですぅ      なんで蒼星石が悪くないのにそんなモン作るんですか?      自業自得ですぅ。自分で勉強しやがれってんですよぉ」 蒼星石「けど・・」 翠星石「『けど』も『とど』もねぇです!      蒼星石は普段からきっちりやってるのは翠星石が知ってるですぅ      これで、文句をつけるようなら翠星石が一発締めてやるですぅ      さぁ♪さぁ♪暗い気持ちは御飯を食べてスッキリさせるですぅ♪      今日は翠星石が奢ってやるですぅ♪」 蒼星石「ちょ、ちょっと翠星石ぃ~~・・・」                                                   了 ---- 真「・・・さて、いよいよ今夜オーベルテューレ放送ね。」 水「うふふ、これでまた私のファンがどーんと増えるわぁ。楽しみねぇ。」 翠「ちょーっと待ったですう!この放送はみんなが見れるわけじゃねぇですぅ!」 蒼「そうだね。首都圏以外ではBSーiで一月に放送があるんだって。」 薔「・・・だから、ネタバレは厳禁・・・だよ」 雪「ここで地方のみんなの夢を壊すのはご法度だ。お姉さんとの約束!」 雛「・・・それでも見れない人もいるのよー?」 金「諦めずに動画サイトとかで待てば・・・もしかしたら、かしら!」 ロ&ラ「それでは、一緒にあと数時間待とうか!」 ---- ラプラス「最近はこの学校も経営難で、、、、少子化の影響でしょうか?」 真紅   「あそこを見なさい」 雛苺  「ローゼン校長が、校庭じゅうに鉄棒たててるのー」 ---- 薔「どうしたの銀ちゃん?」 銀「それが今度放送部に頼まれて昼食時の放送を任されたのよぉ。それでオープニングのBGMは何にしようか迷ってんのよねぇ」 薔「・・・そーーれそぉーれ、乳酸菌飲料ー、はいっ・・・。・・・どう?」 銀「いや・・・どうって・・・」 後日BGMはkampに決定したそうな ---- 翠「もうすぐ卒業式ですね。何だかあっという間だったです」 蒼「そうだね。彼らもこの三年間で色んなものを学んで成長してきたんだもんね」 翠「散々チビチビ言ってきたですが、もうチビからも卒業ですね」 蒼「ふふふ、そうだね。卒業といえば翠星石は今年何かから卒業できたかい?」 翠「卒業ですか?そうですねぇ・・・。特にないですが、卒業したいものならあるです」 蒼「へぇ、なんだい?」 翠「・・・毎回卒業式で涙を見せることです。毎年流さないように努力してますが全て失敗に終わるです」 蒼「それは、直さなくてもいいと思うよ。生徒の為に涙を流すなんていい事じゃないか」 翠「・・・そんなもんですかね?」 蒼「きっとそんなもんだよ。でも何はともあれ良い卒業式にしようね」 翠「はいですぅ!」 真「さっきから何を話しているの?」 蒼「卒業式について話してたんだけど」 翠「そこから今年卒業できたもの、又は卒業したいものは?って話になったです」 真「そう。それでどう答えたの?」 蒼「あー僕はまだ言ってないけど、翠星石は・・・」 翠「な、なななな何でもねーです。どーせ聞くほどのものじゃないですよ(チラ 蒼星石~~~!)」 蒼「(あはは、ごめんよ) 真紅は何か卒業したい事とかあるかい?」 真「もちろん貧(ry」 ---- 真紅「くんくん…」 水銀燈「くんくん…」 JUM「正直水銀燈先生の方が萌えた」 ---- 金糸雀「くんくん・・・     こっこれは・・・玉子焼きかしら!」 ---- 「皆に話さないと行けない事がある」 緊迫な面持ちで校長であるローゼンが言った 「有栖学園…近いうちに無くなるかも」 「「マジで言ってるんですか!?」」 「ああ、最近入学者数も減ってきているし、運営資金も…」 「これは…」 「どうすれば…」 「なら、やる事は一つなのだわ」 「真紅」 「頑張って入学者を増やすのよ! この学び舎を無くさない為にも!」 「そうだね。よし、各自入学者を増やす様に画策する事! 僕も頑張るよ!」 「「絶対にこの学園を、無くさせはしない!」」 有栖学園の教師達の心は今一つになった ---- 真紅&水銀燈「あの、素晴らしい愛をもう一度~」 薔薇「もう…何度目?…お見合い失敗して…」 真紅&水銀燈「…」 ----  昼休み。職員室にて。 銀「あー、おなか空いたぁ……って、何なのっ、このにおいは?」 雪「……これ? 納豆……とても体にいいのよ……」 銀「だ、だからって、どんぶり一杯も用意することはないじゃなぁい?」 雪「……だって、ばらしーが、今月はぴんちって言うから……今日のお昼は、納豆ご飯で我慢……。でも、ほら見て……銀色の糸がきらきら輝いて、まるで獲物を絡め取った蜘蛛の糸のよう……。とても、きれい……ふふふふふふふふふふ」 銀「……さ、さて、私もお昼にしましょうっとぉ(がさがさ)」 真「ううっ、何なの、この酸っぱいにおいは……せっかくの紅茶の風味が台無しなのだわっ」 銀「ああ、これぇ? 自家製のピクルスよぉ。乳酸菌がいーっぱぁいで体に……」 翠「おめーら二人とも他所で食えです」

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