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ボランティア活動をしよう」(2006/08/21 (月) 23:23:41) の最新版変更点

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ここはとあるビーチ。 暑い太陽の日差しが容赦なく照りつける中、このビーチに有栖学園の生徒達が集まっていた。 その中に学園の部活10種類以上を受け持つ金糸雀がいた。 金「皆よく集まってくれたかしら。今日は暑いけど、楽してズルしてこのビーチをきれいにするかしー!」 C「おー!」 何故暑い中わざわざビーチに集まっているのかと言うと 住民から最近、海に遊びに来る人達のせいでビーチにゴミが増えてきたのだという 地域の人達でゴミを回収してはいるが、それでもゴミは増える一方だと言う。 それを聞いた金糸雀が 『ボランティア部としては、困っている人を見逃がすなんてできないのかしらー』 と発言し、このビーチで清掃活動をすることになったのである。 集まったのはボランティア部員はもちろんだが、吹奏楽部、卓球部、科学部といった 金糸雀が受け持つ部活の部員も参加してくれた。 更に蒼星石や翠星石も集まってくれて結果かなりの人数が集まっていた。 金「あ、こっちにも空き缶が落ちてるかしら。」  空き缶をゴミ袋に入れる。 蒼「あ、こっちにはお菓子の袋が」 金「それにしてもわざわざ参加してくれるなんてありがとうかしらー。」 蒼「いやいや。自主的に地域を掃除するなんて素晴らしいことじゃないか。それを手伝えるなんて  うれしい限りだよ。」 翠「翠星石は蒼星石が行くからついてきただけですぅ。」  そう言いながら、袋にゴミを入れていく。 翠「それにしても一体どれだけゴミがあるですか?これでもう五袋目ですぅ。」  清掃開始から30分後、早くもゴミ回収のためのトラックには数十のもゴミ袋が集められていた。 蒼「それだけここのゴミが多いということだね。全く、地域の人もあんなに注意しているのに何でゴミを捨てるんだろうね」  ビーチのいたる所には、『持ち込んだゴミは捨てずに必ず持って帰ってください。きれいな海にしましょう』  と書かれた立て札が立っており、掃除をしている地域の人も遊びに来る人達に呼びかけている。 翠「本当ですぅ。地域のおじじやおばばが一生懸命ゴミを拾ってやってるのに、一部の馬鹿のせいで  綺麗なビーチが汚れるです。」 金「それに遊びに来る人達も迷惑するかしら。せっかく遊びに来てるのに…」  とその時にキャッキャッっとビーチで遊ぶ人達の声が聞こえた。  一応このビーチはいつも解放しているので、遊びにくる人達も普通にいると言うわけだ。 金「なんだか楽しそうかしら……!!!」  突然金糸雀が何かに気づいた 蒼「どうかしました?金糸雀先…」  しかし、金糸雀は話を最後まで聞かず、ビーチバレーで遊ぶ人達の方へ急ぎ足で向かって行った。 金「あの~、ここに捨ててある空き缶持ち帰ってほしいのかしら?」  金糸雀が話し掛けたのはビーチバレーで遊んでいた若い男性だった 男「はぁ?何で俺が持ち帰るんだよ。」 金「さっき貴方がポイ捨てするのを見たかしら。」 男「だったらどうするんだよ。どうせ他にもゴミが捨ててあるんだ。一個や二個増えても変わらないだろ」  その言葉にムッっとする 金「増えるとかの問題じゃないかしら。ビーチの看板にもゴミは持ち帰るようにと書いてあるかしら。」 男「看板なんて無視無視。それともゴミを捨てるとあんたが逮捕するってか?」  その言葉に連れの男女が笑い出す。 金「そんなこといったらゴミを拾う人達が苦労するかしら!!」   殆ど切れかけている金糸雀 男「あんなの糞真面目な奴に拾わせておけばいいんだよ。馬鹿じゃねえの?頼まれた訳でもないのに」  反省の色が全く無い。その言動に金糸雀は怒りは限界に達した。 金「その言葉…撤回するかしら!」 男「はぁ!?」 金「一生懸命ゴミを拾っている人を馬鹿にするなんて許せないかしら!!」  その時の声には小さな体からは想像ができないほどの圧力が含まれていた。  それほどに金糸雀の怒りは高まっていた。 男「くっ…。さっきからうぜぇんだよ。このチビ!」  いきなり金糸雀の胸ぐらを掴み殴ろうとする。 金「……ひっ!」  勢いづいたものの、力では勝てるはずは無い。殴られる覚悟を決め目をつぶる。  と、その瞬間横から男性の拳をパシッっと受け止める者がいた 蒼「そこまでだよ。これ以上同僚に手を出すなら許さないよ?」 金「そ、蒼星石先生…」  心底安心する金糸雀。思わず笑顔がこぼれる 男「なんだてめぇ、こいつと同じ目にあいてぇのか?」  そうして蒼星石に殴りかかろうとする。 蒼「ふう…。どうやら口で言っても聞かないようだね」  そう言うと、拳を避け、その腕を掴み勢いを利用して一本背負いを決める。 男「ぐはぁ!!」 男性は地面に勢い良く叩きつけられる 蒼「貴方はまるでこのビーチに捨ててあるゴミと一緒だ。いや、それ以下かもね。」 男「…何ッ!」 蒼「まだやるのかい?次はこれだけじゃ済まさないよ?」   しばらく沈黙していた男性だったが諦めたように 男「…チッ。行くぞ。こんなビーチで遊んでもつまんねぇ」   そう言うと連れと一緒に去ろうとする。それを見送る蒼星石 蒼「全く…。それより大丈夫ですか?金糸雀先生?」   心配しているらしい 金「うん…。大丈夫かしら…。それよりもありがとうかしら、   蒼星石が来てくれなかったらどうなることかと…。やっぱり蒼星石先生は凄いかしら」 蒼「…いや。凄いのは金糸雀先生の方だよ。」 金「へ?」   その言葉にハテナの金糸雀である。 蒼「あの若い男性に、言った言葉だよ。あんなこと言えるなんて中々できないよ。」 金「そんな…カナは当たり前のことを言っただけかしら。」 蒼「世の中にはそんな当たり前のことができない人もいるんだよ。それを正そうとした金糸雀先生は偉いと思うよ。」   その言葉に照れる金糸雀。 金「…でも、あんな人達がいる限りゴミを減らすのは難しいかしら…」 蒼「そうだね。ビーチに限らず山や海、街でも一人一人が意識してポイ捨てのことを考えないとね。」   その言葉に深く頷く金糸雀。 翠「おーい。おめーら大丈夫ですかー?」   事態の危険を感じ地域の大人を集めてきた翠星石 蒼「あ、もう大丈夫だよ。それより金糸雀先生の手当てを。一応見てもらったほうがいいから。」 翠「わかったです。ほら、早くこっちにくるです。」   翠星石に引きずられ怪我をしてないか確認される金糸雀。   幸い怪我もなく『そうとわかったらゴミ掃除再開かしらー』   と言って清掃を再開した。    ー数時間後ー 金「皆お疲れ様かしら。貴方達の努力ある清掃のお陰でこんなに綺麗になったのかしらー」    生徒達の努力のお陰でビーチは前と比べ物にならない位綺麗になっていた。   砂浜にもゴミが落ちている様子は無く。見えるものはもはや砂だけだった。   その時の海は夕日でオレンジ色に染まり、その場にいた生徒を魅了させた。 金「更に、地域のおばさんおじさん達が感謝の意味を込めて、なんとアイスキャンディーを持ってきてくれたかしら。」   その言葉に生徒達は歓喜の声を上げた。     生徒「何かここ掃除してよかったよな。」 生徒「そうだな。こんな綺麗な風景も見れたしな。それにいいことすると気持ちがいいや。」   皆アイスを食べながら今日の出来事を口々に話す。 翠「ほら、蒼星石。アイスを持ってきてやったです。」   ありがとうと言ってアイスを受け取る蒼星石   そして包みを開け、アイスを食べ始めた。   疲れた後のアイスはひんやりしていてとてもおいしかった。 蒼「それにしても今日は皆頑張っていたね。」   と周りの生徒達を感心しながら見る。 翠「そうですぅ。遊びに来る人にゴミ捨て禁止を呼びかけたり、ゴミを運んだり。   ま、たまにはチビ人間もやる時はやるですね。ま、翠星石にはただ面倒臭いだけの一日でしたけど」 蒼「そんなこと言って生徒達と楽しそうにしてたくせに。」 翠「そ、そそそそんなことはないです。あ、このアイスおいしいですー(棒読み)」   そう言ってアイスをむしゃむしゃと食べる。その行動にふふっと笑う蒼星石。 蒼「でも一番頑張ったのは…」   そうして少し離れたある風景を見る。   そこには生徒達と仲良くアイスを食べる笑顔に満ち溢れた金糸雀の姿があったそうな。 ※海でのポイ捨てはやめましょう。市によっては条例で違法となる場合もあります。 遊びに来る人も不快な思いをします。そしてゴミを掃除する人も苦労します。
ここはとあるビーチ。 暑い太陽の日差しが容赦なく照りつける中、このビーチに有栖学園の生徒達が集まっていた。 その中に学園の部活10種類以上を受け持つ金糸雀がいた。 金「皆よく集まってくれたかしら。今日は暑いけど、楽してズルしてこのビーチをきれいにするかしー!」 C「おー!」 何故暑い中わざわざビーチに集まっているのかと言うと 住民から最近、海に遊びに来る人達のせいでビーチにゴミが増えてきたのだという 地域の人達でゴミを回収してはいるが、それでもゴミは増える一方だと言う。 それを聞いた金糸雀が 『ボランティア部としては、困っている人を見逃がすなんてできないのかしらー』 と発言し、このビーチで清掃活動をすることになったのである。 集まったのはボランティア部員はもちろんだが、吹奏楽部、卓球部、科学部といった 金糸雀が受け持つ部活の部員も参加してくれた。 更に蒼星石や翠星石も集まってくれて結果かなりの人数が集まっていた。 金「あ、こっちにも空き缶が落ちてるかしら。」  空き缶をゴミ袋に入れる。 蒼「あ、こっちにはお菓子の袋が」 金「それにしてもわざわざ参加してくれるなんてありがとうかしらー。」 蒼「いやいや。自主的に地域を掃除するなんて素晴らしいことじゃないか。それを手伝えるなんて  うれしい限りだよ。」 翠「翠星石は蒼星石が行くからついてきただけですぅ。」  そう言いながら、袋にゴミを入れていく。 翠「それにしても一体どれだけゴミがあるですか?これでもう五袋目ですぅ。」  清掃開始から30分後、早くもゴミ回収のためのトラックには数十のもゴミ袋が集められていた。 蒼「それだけここのゴミが多いということだね。全く、地域の人もあんなに注意しているのに何でゴミを捨てるんだろうね」  ビーチのいたる所には、『持ち込んだゴミは捨てずに必ず持って帰ってください。きれいな海にしましょう』  と書かれた立て札が立っており、掃除をしている地域の人も遊びに来る人達に呼びかけている。 翠「本当ですぅ。地域のおじじやおばばが一生懸命ゴミを拾ってやってるのに、一部の馬鹿のせいで  綺麗なビーチが汚れるです。」 金「それに遊びに来る人達も迷惑するかしら。せっかく遊びに来てるのに…」  とその時にキャッキャッっとビーチで遊ぶ人達の声が聞こえた。  一応このビーチはいつも解放しているので、遊びにくる人達も普通にいると言うわけだ。 金「なんだか楽しそうかしら……!!!」  突然金糸雀が何かに気づいた 蒼「どうかしました?金糸雀先…」  しかし、金糸雀は話を最後まで聞かず、ビーチバレーで遊ぶ人達の方へ急ぎ足で向かって行った。 金「あの~、ここに捨ててある空き缶持ち帰ってほしいのかしら?」  金糸雀が話し掛けたのはビーチバレーで遊んでいた若い男性だった 男「はぁ?何で俺が持ち帰るんだよ。」 金「さっき貴方がポイ捨てするのを見たかしら。」 男「だったらどうするんだよ。どうせ他にもゴミが捨ててあるんだ。一個や二個増えても変わらないだろ」  その言葉にムッっとする 金「増えるとかの問題じゃないかしら。ビーチの看板にもゴミは持ち帰るようにと書いてあるかしら。」 男「看板なんて無視無視。それともゴミを捨てるとあんたが逮捕するってか?」  その言葉に連れの男女が笑い出す。 金「そんなこといったらゴミを拾う人達が苦労するかしら!!」   殆ど切れかけている金糸雀 男「あんなの糞真面目な奴に拾わせておけばいいんだよ。馬鹿じゃねえの?頼まれた訳でもないのに」  反省の色が全く無い。その言動に金糸雀は怒りは限界に達した。 金「その言葉…撤回するかしら!」 男「はぁ!?」 金「一生懸命ゴミを拾っている人を馬鹿にするなんて許せないかしら!!」  その時の声には小さな体からは想像ができないほどの圧力が含まれていた。  それほどに金糸雀の怒りは高まっていた。 男「くっ…。さっきからうぜぇんだよ。このチビ!」  いきなり金糸雀の胸ぐらを掴み殴ろうとする。 金「……ひっ!」  勢いづいたものの、力では勝てるはずは無い。殴られる覚悟を決め目をつぶる。  と、その瞬間横から男性の拳をパシッっと受け止める者がいた 蒼「そこまでだよ。これ以上同僚に手を出すなら許さないよ?」 金「そ、蒼星石先生…」  心底安心する金糸雀。思わず笑顔がこぼれる 男「なんだてめぇ、こいつと同じ目にあいてぇのか?」  そうして蒼星石に殴りかかろうとする。 蒼「ふう…。どうやら口で言っても聞かないようだね」  そう言うと、拳を避け、その腕を掴み勢いを利用して一本背負いを決める。 男「ぐはぁ!!」 男性は地面に勢い良く叩きつけられる 蒼「貴方はまるでこのビーチに捨ててあるゴミと一緒だ。いや、それ以下かもね。」 男「…何ッ!」 蒼「まだやるのかい?次はこれだけじゃ済まさないよ?」   しばらく沈黙していた男性だったが諦めたように 男「…チッ。行くぞ。こんなビーチで遊んでもつまんねぇ」   そう言うと連れと一緒に去ろうとする。それを見送る蒼星石 蒼「全く…。それより大丈夫ですか?金糸雀先生?」   心配しているらしい 金「うん…。大丈夫かしら…。それよりもありがとうかしら、   蒼星石が来てくれなかったらどうなることかと…。やっぱり蒼星石先生は凄いかしら」 蒼「…いや。凄いのは金糸雀先生の方だよ。」 金「へ?」   その言葉にハテナの金糸雀である。 蒼「あの若い男性に、言った言葉だよ。あんなこと言えるなんて中々できないよ。」 金「そんな…カナは当たり前のことを言っただけかしら。」 蒼「世の中にはそんな当たり前のことができない人もいるんだよ。それを正そうとした金糸雀先生は偉いと思うよ。」   その言葉に照れる金糸雀。 金「…でも、あんな人達がいる限りゴミを減らすのは難しいかしら…」 蒼「そうだね。ビーチに限らず山や海、街でも一人一人が意識してポイ捨てのことを考えないとね。」   その言葉に深く頷く金糸雀。 翠「おーい。おめーら大丈夫ですかー?」   事態の危険を感じ地域の大人を集めてきた翠星石 蒼「あ、もう大丈夫だよ。それより金糸雀先生の手当てを。一応見てもらったほうがいいから。」 翠「わかったです。ほら、早くこっちにくるです。」   翠星石に引きずられ怪我をしてないか確認される金糸雀。   幸い怪我もなく『そうとわかったらゴミ掃除再開かしらー』   と言って清掃を再開した。    ー数時間後ー 金「皆お疲れ様かしら。貴方達の努力ある清掃のお陰でこんなに綺麗になったのかしらー」    生徒達の努力のお陰でビーチは前と比べ物にならない位綺麗になっていた。   砂浜にもゴミが落ちている様子は無く。見えるものはもはや砂だけだった。   その時の海は夕日でオレンジ色に染まり、その場にいた生徒を魅了させた。 金「更に、地域のおばさんおじさん達が感謝の意味を込めて、なんとアイスキャンディーを持ってきてくれたかしら。」   その言葉に生徒達は歓喜の声を上げた。     生徒「何かここ掃除してよかったよな。」 生徒「そうだな。こんな綺麗な風景も見れたしな。それにいいことすると気持ちがいいや。」   皆アイスを食べながら今日の出来事を口々に話す。 翠「ほら、蒼星石。アイスを持ってきてやったです。」   ありがとうと言ってアイスを受け取る蒼星石   そして包みを開け、アイスを食べ始めた。   疲れた後のアイスはひんやりしていてとてもおいしかった。 蒼「それにしても今日は皆頑張っていたね。」   と周りの生徒達を感心しながら見る。 翠「そうですぅ。遊びに来る人にゴミ捨て禁止を呼びかけたり、ゴミを運んだり。   ま、たまにはチビ人間もやる時はやるですね。ま、翠星石にはただ面倒臭いだけの一日でしたけど」 蒼「そんなこと言って生徒達と楽しそうにしてたくせに。」 翠「そ、そそそそんなことはないです。あ、このアイスおいしいですー(棒読み)」   そう言ってアイスをむしゃむしゃと食べる。その行動にふふっと笑う蒼星石。 蒼「でも一番頑張ったのは…」   そうして少し離れたある風景を見る。   そこには生徒達と仲良くアイスを食べる笑顔に満ち溢れた金糸雀の姿があったそうな。 ※海でのポイ捨てはやめましょう。市によっては条例で違法となる場合もあります。 遊びに来る人も不快な思いをします。そしてゴミを掃除する人も苦労します。 [[おまけ>http://www9.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/1033.html]]

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