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一部成功」(2006/08/14 (月) 18:29:34) の最新版変更点

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雪(どうしたらばらしぃとローゼンを離れさせらせるか・・・) 昼休み、空の巨大な弁当を横に考えにふける雪綺晶。それを見かねた水銀燈が尋ねる。 銀「何を悩んでるのぉ?」 雪「あ、お姉様・・・実は・・・」 銀「・・・なるほど・・・難しいわねぇ・・・。」 久しぶりに乗り気な水銀燈。雪華綺晶は意外なこの行動に少しばかり幸せを感じた。 銀「・・・あなたって、記憶操作できたわよねぇ?」 雪「はい、それが何か?」 銀「これを使わない手は無いわぁ!」 銀「早速、準備開始よぉ。」 雪「サーイエスサー!!」 二人でガサゴソと必要なものをまとめていく。他の教師から見てみれば、バズーカと水銀燈の組み合わせが意外にマッチしている、 また戦争か、などと重要視する人はあまり居なかった。 銀「これでいいわね。」 雪「では、突撃を・・・。」 銀「ええ、一気にいくわよぉ!!」 作戦は始まった!! 校長室にて・・・ ラ「さぁ、仕事を片付けてください。」 ロ「へ~い・・・」 ラプラスに捕まったあとに仕事をさせられている校長の姿があった。 ガタン、といきなり戸が開き、手榴弾が投げられる。 ロ&ラ「へ?」 バス!!煙幕のようなものが立ち込めて視界を奪う。 ロ「これは仕事どころじゃないねぇ。」 ラ「ゴホッ、ゴホッ。何が何でもあんたには仕事をやってもらう!!」 雪「食らえ!ローゼン!」 バズーカから粘着性のあるとりもちのようなものが二発発射され、ローゼンに直撃する。身体に纏わり付き動けなくなる。 ラプラスにも直撃する。 ロ「ああ・・・仕事が出来なくなった。悲しいなぁ・・・。」 ラ「何喜んでんだ!!」 同じ様にとりもちに引っかかったラプラスが怒り心頭で叫ぶ。煙が晴れたころにはガスマスクをした二人の人物が立っていた。 銀「ごめんなさぁい、でも少しの辛抱よぉ。」 二人の顔に香水のようなものを噴射する。二人の首は垂れる。どうやら寝たようだ。 銀「ふふ、やっちゃいなぁさい。」 雪「ラジャ!!」 雪綺晶は二人に記憶操作をかけ始めた。 まず、ラプラス。 銀「わかってるわよねぇ?」 雪「はい、教員全員の給料と休みの増加です。」 二人だけでは怪しまれるので悔しいが全員分の給料と休みを増やすことに至った。 普通ならありえないのだが、教頭の方が権限があるときもあるのでこれは二人にかけることにした。 雪「終わりました・・・次は・・・」 雪華綺晶はローゼンを睨む。先ほどのように記憶操作を始めた。 内容は、薔薇水晶とは別れたこと(付き合ってないことにするとまた付き合いそうだから) がほとんどを占めた。 雪「・・・問題はばらしぃの方なんですが・・・」 銀「足止めはしといたわぁ。」 そのころ薔薇水晶は教室で赤提灯の水交換をしていた。 薔「・・・誰かが・・・世話しなきゃね・・・」 銀「珍しく準備万端よぉ!」 雪「あとは・・・」 銀「寝ているほかの教員に記憶操作をかけるだけよぉ。」 雪「お姉様も悪ですのぉ。」 銀「あんたほどじゃないわぁ。」 悪代官のやり取りに似た会話の後、薔薇水晶除くほかの教員に記憶操作をかけ、不自然のないようにした。 しかし、二人の最大の汚点はこの二人であることにあった。薔薇水晶の元へ向かう二人。 銀「あらぁ、薔薇水晶先生。金魚の世話?偉いわねぇ。」 雪「流石、ばらしーだ!!」 怪しまれないよう出来るだけ自然に話しかけた二人。(不自然だが。) 薔「・・・また、二人で悪巧みしてない?」 銀「そ、そんなことないわよぉ!!(勘が鋭すぎよぉ!)」 雪「してないゾ!(お姉様、ここは撤退したほうが)」 たじろぎながらも二人はアイコンタクトで会話。 銀(何言ってんのよ!こんなとこで!) 薔「・・・仕事・・・」 銀&雪「えっ!」 薔「・・・二人の・・・まだ残ってたよね?」 銀「あれはもう終わらせたわぁ。」 雪華綺晶は黙っている諦め半分のようだ。 雪「じ、じつは・・・」 銀(何弱気になってんのよぉ!まだここからよぉ!) 雪華綺晶が謝ろうとするのを必死でやめさせた。 薔「・・・銀ちゃん、嘘付き。・・・あれは一日じゃ終わらない・・・」 水銀燈は何日か仕事をサボった分まである。もう、ここらへんで水銀燈にもオチが読めた。 しかし、謝らない。己のプライドの高さ故のことである。 薔「・・・職員室行って仕事しよ?・・・ね?」 銀「・・・わかったわよ・・・(ハァ計画が・・・)」 職員室に戻るといつの間にか起きた教師たちが機嫌よさそうに仕事している。 銀(雪華綺晶!見なさい!まだ希望はあるわぁ!!) 雪(ローゼンの方が・・・) 蒼「あ、水銀燈先生と雪華綺晶先生。ここにあった仕事で終わらせたからもう帰っていいよ。」 あまりの嬉しさに仕事まで皆で終わらせてくれたようだった。 薔「・・・よかったね、二人とも。」 どこか疑いを残しながらも二人を解放してくれた。二人は校長室まで猛ダッシュだ。給料だけで良しとすることにして、 事態がヤバくなる前に校長の記憶を元に戻すつもり(雪華綺晶は猛反対だったが、薔薇水晶にばれることを考えたら同意した)だが、とりもちの効果も虚しく、校長室にはラプラスのみ。 銀「ヤバ!」 二人は懸命に探したが、見つからないままであった。SSも水銀党を使っても駄目であった。 結局、何故かその後は何のお咎めも無い。平和だったのは給料と休みが全教員というところが役に立ったらしく、 水銀燈は薔薇水晶とローゼンが一緒に居るのをみたので問題は無いようだ。 こうして、久しぶりにこの学校で水銀燈の作戦が成功した。
雪(どうしたらばらしぃとローゼンを離れさせらせるか・・・) 昼休み、空の巨大な弁当を横に考えにふける雪華綺晶。それを見かねた水銀燈が尋ねる。 銀「何を悩んでるのぉ?」 雪「あ、お姉様・・・実は・・・」 銀「・・・なるほど・・・難しいわねぇ・・・。」 久しぶりに乗り気な水銀燈。雪華綺晶は意外なこの行動に少しばかり幸せを感じた。 銀「・・・あなたって、記憶操作できたわよねぇ?」 雪「はい、それが何か?」 銀「これを使わない手は無いわぁ!」 銀「早速、準備開始よぉ。」 雪「サーイエスサー!!」 二人でガサゴソと必要なものをまとめていく。他の教師から見てみれば、バズーカと水銀燈の組み合わせが意外にマッチしている、 また戦争か、などと重要視する人はあまり居なかった。 銀「これでいいわね。」 雪「では、突撃を・・・。」 銀「ええ、一気にいくわよぉ!!」 作戦は始まった!! 校長室にて・・・ ラ「さぁ、仕事を片付けてください。」 ロ「へ~い・・・」 ラプラスに捕まったあとに仕事をさせられている校長の姿があった。 ガタン、といきなり戸が開き、手榴弾が投げられる。 ロ&ラ「へ?」 バス!!煙幕のようなものが立ち込めて視界を奪う。 ロ「これは仕事どころじゃないねぇ。」 ラ「ゴホッ、ゴホッ。何が何でもあんたには仕事をやってもらう!!」 雪「食らえ!ローゼン!」 バズーカから粘着性のあるとりもちのようなものが二発発射され、ローゼンに直撃する。身体に纏わり付き動けなくなる。 ラプラスにも直撃する。 ロ「ああ・・・仕事が出来なくなった。悲しいなぁ・・・。」 ラ「何喜んでんだ!!」 同じ様にとりもちに引っかかったラプラスが怒り心頭で叫ぶ。煙が晴れたころにはガスマスクをした二人の人物が立っていた。 銀「ごめんなさぁい、でも少しの辛抱よぉ。」 二人の顔に香水のようなものを噴射する。二人の首は垂れる。どうやら寝たようだ。 銀「ふふ、やっちゃいなぁさい。」 雪「ラジャ!!」 雪綺晶は二人に記憶操作をかけ始めた。 まず、ラプラス。 銀「わかってるわよねぇ?」 雪「はい、教員全員の給料と休みの増加です。」 二人だけでは怪しまれるので悔しいが全員分の給料と休みを増やすことに至った。 普通ならありえないのだが、教頭の方が権限があるときもあるのでこれは二人にかけることにした。 雪「終わりました・・・次は・・・」 雪華綺晶はローゼンを睨む。先ほどのように記憶操作を始めた。 内容は、薔薇水晶とは別れたこと(付き合ってないことにするとまた付き合いそうだから) がほとんどを占めた。 雪「・・・問題はばらしぃの方なんですが・・・」 銀「足止めはしといたわぁ。」 そのころ薔薇水晶は教室で赤提灯の水交換をしていた。 薔「・・・誰かが・・・世話しなきゃね・・・」 銀「珍しく準備万端よぉ!」 雪「あとは・・・」 銀「寝ているほかの教員に記憶操作をかけるだけよぉ。」 雪「お姉様も悪ですのぉ。」 銀「あんたほどじゃないわぁ。」 悪代官のやり取りに似た会話の後、薔薇水晶除くほかの教員に記憶操作をかけ、不自然のないようにした。 しかし、二人の最大の汚点はこの二人であることにあった。薔薇水晶の元へ向かう二人。 銀「あらぁ、薔薇水晶先生。金魚の世話?偉いわねぇ。」 雪「流石、ばらしーだ!!」 怪しまれないよう出来るだけ自然に話しかけた二人。(不自然だが。) 薔「・・・また、二人で悪巧みしてない?」 銀「そ、そんなことないわよぉ!!(勘が鋭すぎよぉ!)」 雪「してないゾ!(お姉様、ここは撤退したほうが)」 たじろぎながらも二人はアイコンタクトで会話。 銀(何言ってんのよ!こんなとこで!) 薔「・・・仕事・・・」 銀&雪「えっ!」 薔「・・・二人の・・・まだ残ってたよね?」 銀「あれはもう終わらせたわぁ。」 雪華綺晶は黙っている諦め半分のようだ。 雪「じ、じつは・・・」 銀(何弱気になってんのよぉ!まだここからよぉ!) 雪華綺晶が謝ろうとするのを必死でやめさせた。 薔「・・・銀ちゃん、嘘付き。・・・あれは一日じゃ終わらない・・・」 水銀燈は何日か仕事をサボった分まである。もう、ここらへんで水銀燈にもオチが読めた。 しかし、謝らない。己のプライドの高さ故のことである。 薔「・・・職員室行って仕事しよ?・・・ね?」 銀「・・・わかったわよ・・・(ハァ計画が・・・)」 職員室に戻るといつの間にか起きた教師たちが機嫌よさそうに仕事している。 銀(雪華綺晶!見なさい!まだ希望はあるわぁ!!) 雪(ローゼンの方が・・・) 蒼「あ、水銀燈先生と雪華綺晶先生。ここにあった仕事で終わらせたからもう帰っていいよ。」 あまりの嬉しさに仕事まで皆で終わらせてくれたようだった。 薔「・・・よかったね、二人とも。」 どこか疑いを残しながらも二人を解放してくれた。二人は校長室まで猛ダッシュだ。給料だけで良しとすることにして、 事態がヤバくなる前に校長の記憶を元に戻すつもり(雪華綺晶は猛反対だったが、薔薇水晶にばれることを考えたら同意した)だが、とりもちの効果も虚しく、校長室にはラプラスのみ。 銀「ヤバ!」 二人は懸命に探したが、見つからないままであった。SSも水銀党を使っても駄目であった。 結局、何故かその後は何のお咎めも無い。平和だったのは給料と休みが全教員というところが役に立ったらしく、 水銀燈は薔薇水晶とローゼンが一緒に居るのをみたので問題は無いようだ。 こうして、久しぶりにこの学校で水銀燈の作戦が成功した。

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