用語集

TBD 【To Be Determined】

 未定、未確定、未決定などの意味を持つ英語表現。単に決まっていないだけでなく、後で決める予定である、将来確定させるべきである、という含意がある。
書類などを作成する際に、項目は挙がっているが発行・公表までに内容の確定が間に合わない場合などに記載される決まり文句である。

TBA 【To Be Announced】

「後日発表」という意味で、TBD、TBCとほぼ同じ意味合いで用いられることが多いが、「すでに決定/確定しているが、公式発表されていない」ことを示唆している場合がある。

TBC 【To Be Confirmed】

「確認中」という意味で、TBD、TBAとほぼ同じ意味合いで用いられることが多いが、「すでに決定/確定しているが、最終確認が取れていない」というニュアンスを含む場合がある。

ステップ数(プログラムステップ数) 【 number of steps 】

ステップ数とは、プログラムの規模を測るための指標となる数値。ソフトウェア開発の現場において、開発の進捗管理や開発費の見積もりを出す目的などで使用されることが多い。

ステップ数の数え方には様々な基準があるが、多くの場合、プログラムのソースコードの行数である「LOC」(Lines Of Code)を基にした値となる。LOCをそのままステップ数として用いることもあるが、LOCからプログラムとしては意味を成さない空行やコメントの行の数を除いて換算する場合もある。

レビュー 【 review 】
システム開発において、作成された仕様書やコードなどの成果物を開発者とは別の人が詳細に調べ、仕様や要求を満たす内容になっているか、誤りや不具合が無いか、
資源の浪費や不必要な冗長さ、極端な低性能などの問題が無いかなどについて開発者にフィードバックする工程をレビューという。

デグレード 【 degrade 】 デグレ / リグレッション / regression / 先祖返り / リグレ

デグレードとは、新しいバージョンのソフトウェアの品質が、以前より悪くなること。また、以前修正した不具合やバグが再発・復活すること。また、新しいファイルなどを古い内容で上書きしてしまい、更新内容が失われること。

ソフトウェアのバージョンアップには機能・性能の向上、バグや不具合の減少が期待されるが、性能が悪化する、これまで使えた機能が使えなくなる、バグや不具合が増えるなど、かえって品質が下がってしまうことをデグレードという。

エビデンス 【 evidence 】

システム開発の分野では、最終検証段階においてシステムが発注どおりに動作していることを示す証拠となる書類やデータなどのことを指す。
稼動中の画面を印刷したものや、システムによって生成されたデータファイル、外部の別のシステムが受信したデータなどが用いられることが多い。

オフショア開発 【 offshore development 】


オフショア開発とは、情報システムやソフトウェアの開発業務を海外の事業者や海外子会社に委託・発注すること。営業や企画、設計、納品、サポートなど顧客に近い業務は本国で、実装やテストなどを海外で行なうといった形で分業することが多い。

先進国の企業が人件費や事業コストの安い新興国の企業・人材を活用して開発コストを削減するために行なうもので、当初は英語圏の国の間で盛んに行われ、その後日本を含む世界へ広まっている。

新興国スタッフの人件費は先進国の数分の一程度のことが多く、うまく行けば大幅なコスト削減が可能だが、言葉や商習慣の違いから意思疎通のコストが嵩んでコストメリットを打ち消してしまったり、品質や契約などをめぐる認識の相違からトラブルになるといった事例も起きている。

ちなみに、同じ国内の物価や人件費の安い地域の人材や企業に開発業務を委託することを「ニアショア開発」(nearshore development)という。


【引用先】
http://e-words.jp/

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最終更新:2016年01月15日 00:24