「言波家が幻想入り6話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

言波家が幻想入り6話」(2010/01/24 (日) 21:55:35) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

拝啓 お母さん、お姉ちゃん、元気ですか? お父さんは大人しくしてますか? 翔は悪さしていませんか? 先程、私はこう書きました。 「もう帰りたいです」 と。 何だか、帰れるみたいです。 言波家が幻想入り 心詠 第一部最終話 鳥の声で目が覚めました。 が、部屋を見回すと、仄かに灯りが点っているだけで、窓がありません。 そもそも、寝る前後の記憶がありません。 確か…… ……やっちゃった!! ベッドに潜り直して、せーの、うわあああああああああああああああ ふぅ、落ち着きました。 咲夜「おはようございます」 心詠「きゃあああああああああああああああ!」 咲夜「夕べはお楽しみでしたね」 心詠「何のこと!?」 そういえば、何かベタベタしてる気がします。 しかもいつのまにか、すごく少女趣味の可愛らしいネグリジェを着ています。 またしても大人の階段を上ってしまったのでしょうか……。 咲夜「寝汗でしょう。    パチュリー様の指示で、湯浴みの準備が出来ています。さぁこちらへ」 心詠「あ、はい……」 女の人の後を付いて行くと、とっても素敵な大浴場に着きました。 修学旅行のホテルでも、ここまで立派ではありません。 咲夜「さぁこちらへ」 心詠「いや自分で洗えますから!」 咲夜「そうですか……残念です」 凄くガッカリしています。 ……気まずいです。 悪いことしてしまったようですが、流石にそれは勘弁して欲しいです。 せっかくだし、今のうちに色々聞いておきましょう。 心詠「あの……」 咲夜「なんでしょう?」 心詠「貴方も、魔法少女なんですか?」 咲夜「そうなんですよ」 答えるその手には、いくつもの石鹸が握られていました。 なんということでしょう。 大浴場が素敵なマジック会場になってしまいました。 石鹸が宙を舞い、タオルがリンゴとナイフに早変わり。 ハトや犬、メイドさんや妖精さんまで出てきての大合唱です。 どうみても手品と仕込みにしか見えません。魔法って凄い。 フィナーレでは私も拍手喝采です。 咲夜「さぁ、のぼせてはいけないから出ましょうか?」 心詠「……あれっ!」 いつの間にか私は、頭も体も丁寧に洗い、湯船に肩まで漬かっていました。 魔法にも色々あるんですね。 いつもの服に着替えて、やっと一安心です。 完全に洗濯されて乾いていて、実に見事な仕上がりです。私も魔法を覚えたくなってきました。 すっかり良い気分になった私。 メイドさんに連れられて図書館に着きました。 扉を開けるとそこは #ref(あーたーたしーいあーさがっきた.jpg,第九十回目の頂き物,http://www9.atwiki.jp/gensouiriradio/?plugin=ref&serial=2596) アリス「ふっ……まさか爆薬に引火するなんてね……ガクッ」 魔理沙「アリスーー!くそっ!八卦炉!!お前の力はこんなものなのか!?」 パチェ「小悪魔の痛み、その身で味わってもらうわ!」 血と埃と硝煙の舞う戦場です。 パタン。とメイドさんが扉を閉めました。 咲夜「3、2、1、ハイ、どうぞー」 ギギィー アリス「あら、ごきげんよう」 魔理沙「意外に早かったんだぜ」 パチェ「……おはよう」 小悪魔「心詠ちゃん、おはようございます」 全く理解が追い付きません。 そうだ、きっとこれは手品の続きなんだ。 咲夜「さぁ、食事にしましょうか」 和食でした。 納豆とお味噌汁、海苔に卵も付いています。 魔法の国にしては、これぞ朝食!な献立ですが、どれも素晴らしい。 大変おいしゅうございました。 食後の紅茶もケーキも絶品です。 パチェ「さて、始めましょうか」 魔理沙「いくでガンス!」 アリス「絶対に、乗らないわ」 そう言うと、3人はガシャガシャと、私の体中に人形や石をつけていきます。 何が始まるのでしょう。 パチェ「私のエブリアングルショットと」 アリス「私のレインボーワイヤーと」 魔理沙「私のオーレリーズソーラーシステムで」 パチェ「パーフェクトアーマーの完成よ」 アリス「アルティメットフォームだわ」 魔理沙「アサルトバスターだぜ!」 見事にかみ合っていません。 そのまま、3人はギリギリと睨み合いを始めてしまいました。 個人的にはクリスマスツリーになった気分です。 パチェ「後で覚えてらっしゃい。     ……良い事、心詠、これから貴方を元の世界に帰そうと思うの」 心詠 「えっ?そうなんですか?」 パチェ「ただし、想像も付かないようなトラブルが起こる可能性が、とても、とても高いわ」 アリス「貴方が幻想郷に入ってきた手口から考えると、敵はおそらく……」 魔理沙「前途多難だな……」 パチェ「でも大丈夫。     私達が貴方を護衛して、博麗神社……出口まで連れて行ってあげるわ」 そういうパチュリーさんの目は、何処までもまっすぐで…… 魔理沙「またジトってる」 小悪魔「惜しいです……本当に惜しいです……」 アリス「貴方達、少しは静かになさい。……うん、人形劇の題材に良さそうね」 あーあーきこえなーいきこえなーい さて、お屋敷の門の前に出ました。 ……こんなに赤いお屋敷だったんですね。びっくりです。 アリス「忘れ物はないかしら」 魔理沙「本はバッチリだぜ!」 パチェ「もってかないで」 小悪魔「ううっ……えっぐ……」 1人本気で泣いてる方がいます。 ……何かパステルカラーの包みを差し出してきました。 何でしょう?開けてみます。 魔理沙「パチュリーの服?」 パチェ「小悪魔が、一晩でやってくれました」 アリス「侮れないわね」 心詠 「いいんですか?」 パチェ「もらっておきなさい。呪われるわよ」 心詠 「ヒィッ。あ、ありがとうございます」 小悪魔「いえいえ……しくしく」 魔理沙さんの箒に載せてもらい、いざ出発です。 ……神社。 メイド魔法少女がいるということは、巫女魔法少女もいるんでしょうきっと。 どんなことになるのか不安でたまりません。 博麗神社 集合編 へ続く レミィ「……あら、もう行っちゃったの?」 咲夜 「あらお嬢様、おはようございます。思ったよりお早いお目覚めですね」 レミィ「全く、落ち着きの無いことね」 咲夜 「お嬢様には敵いませんよ」 レミィ「さて、私達も行きましょうか」 咲夜 「はい?」 レミィ「友人の窮地に駆けつけるのが、主役というものよ」
拝啓 お母さん、お姉ちゃん、元気ですか? お父さんは大人しくしてますか? 翔は悪さしていませんか? 先程、私はこう書きました。 「もう帰りたいです」 と。 何だか、帰れるみたいです。 言波家が幻想入り 心詠 第一部最終話 鳥の声で目が覚めました。 が、部屋を見回すと、仄かに灯りが点っているだけで、窓がありません。 そもそも、寝る前後の記憶がありません。 確か…… ……やっちゃった!! ベッドに潜り直して、せーの、うわあああああああああああああああ ふぅ、落ち着きました。 咲夜「おはようございます」 心詠「きゃあああああああああああああああ!」 咲夜「夕べはお楽しみでしたね」 心詠「何のこと!?」 そういえば、何かベタベタしてる気がします。 しかもいつのまにか、すごく少女趣味の可愛らしいネグリジェを着ています。 またしても大人の階段を上ってしまったのでしょうか……。 咲夜「寝汗でしょう。    パチュリー様の指示で、湯浴みの準備が出来ています。さぁこちらへ」 心詠「あ、はい……」 女の人の後を付いて行くと、とっても素敵な大浴場に着きました。 修学旅行のホテルでも、ここまで立派ではありません。 咲夜「さぁこちらへ」 心詠「いや自分で洗えますから!」 咲夜「そうですか……残念です」 凄くガッカリしています。 ……気まずいです。 悪いことしてしまったようですが、流石にそれは勘弁して欲しいです。 せっかくだし、今のうちに色々聞いておきましょう。 心詠「あの……」 咲夜「なんでしょう?」 心詠「貴方も、魔法少女なんですか?」 咲夜「そうなんですよ」 答えるその手には、いくつもの石鹸が握られていました。 なんということでしょう。 大浴場が素敵なマジック会場になってしまいました。 石鹸が宙を舞い、タオルがリンゴとナイフに早変わり。 ハトや犬、メイドさんや妖精さんまで出てきての大合唱です。 どうみても手品と仕込みにしか見えません。魔法って凄い。 フィナーレでは私も拍手喝采です。 咲夜「さぁ、のぼせてはいけないから出ましょうか?」 心詠「……あれっ!」 いつの間にか私は、頭も体も丁寧に洗い、湯船に肩まで漬かっていました。 魔法にも色々あるんですね。 いつもの服に着替えて、やっと一安心です。 完全に洗濯されて乾いていて、実に見事な仕上がりです。私も魔法を覚えたくなってきました。 すっかり良い気分になった私。 メイドさんに連れられて図書館に着きました。 扉を開けるとそこは #ref(あーたーたしーいあーさがっきた.jpg,第九十回目の頂き物,http://www9.atwiki.jp/gensouiriradio/?plugin=ref&serial=2596,width=400,height=300) アリス「ふっ……まさか爆薬に引火するなんてね……ガクッ」 魔理沙「アリスーー!くそっ!八卦炉!!お前の力はこんなものなのか!?」 パチェ「小悪魔の痛み、その身で味わってもらうわ!」 血と埃と硝煙の舞う戦場です。 パタン。とメイドさんが扉を閉めました。 咲夜「3、2、1、ハイ、どうぞー」 ギギィー アリス「あら、ごきげんよう」 魔理沙「意外に早かったんだぜ」 パチェ「……おはよう」 小悪魔「心詠ちゃん、おはようございます」 全く理解が追い付きません。 そうだ、きっとこれは手品の続きなんだ。 咲夜「さぁ、食事にしましょうか」 和食でした。 納豆とお味噌汁、海苔に卵も付いています。 魔法の国にしては、これぞ朝食!な献立ですが、どれも素晴らしい。 大変おいしゅうございました。 食後の紅茶もケーキも絶品です。 パチェ「さて、始めましょうか」 魔理沙「いくでガンス!」 アリス「絶対に、乗らないわ」 そう言うと、3人はガシャガシャと、私の体中に人形や石をつけていきます。 何が始まるのでしょう。 パチェ「私のエブリアングルショットと」 アリス「私のレインボーワイヤーと」 魔理沙「私のオーレリーズソーラーシステムで」 パチェ「パーフェクトアーマーの完成よ」 アリス「アルティメットフォームだわ」 魔理沙「アサルトバスターだぜ!」 見事にかみ合っていません。 そのまま、3人はギリギリと睨み合いを始めてしまいました。 個人的にはクリスマスツリーになった気分です。 パチェ「後で覚えてらっしゃい。     ……良い事、心詠、これから貴方を元の世界に帰そうと思うの」 心詠 「えっ?そうなんですか?」 パチェ「ただし、想像も付かないようなトラブルが起こる可能性が、とても、とても高いわ」 アリス「貴方が幻想郷に入ってきた手口から考えると、敵はおそらく……」 魔理沙「前途多難だな……」 パチェ「でも大丈夫。     私達が貴方を護衛して、博麗神社……出口まで連れて行ってあげるわ」 そういうパチュリーさんの目は、何処までもまっすぐで…… 魔理沙「またジトってる」 小悪魔「惜しいです……本当に惜しいです……」 アリス「貴方達、少しは静かになさい。……うん、人形劇の題材に良さそうね」 あーあーきこえなーいきこえなーい さて、お屋敷の門の前に出ました。 ……こんなに赤いお屋敷だったんですね。びっくりです。 アリス「忘れ物はないかしら」 魔理沙「本はバッチリだぜ!」 パチェ「もってかないで」 小悪魔「ううっ……えっぐ……」 1人本気で泣いてる方がいます。 ……何かパステルカラーの包みを差し出してきました。 何でしょう?開けてみます。 魔理沙「パチュリーの服?」 パチェ「小悪魔が、一晩でやってくれました」 アリス「侮れないわね」 心詠 「いいんですか?」 パチェ「もらっておきなさい。呪われるわよ」 心詠 「ヒィッ。あ、ありがとうございます」 小悪魔「いえいえ……しくしく」 魔理沙さんの箒に載せてもらい、いざ出発です。 ……神社。 メイド魔法少女がいるということは、巫女魔法少女もいるんでしょうきっと。 どんなことになるのか不安でたまりません。 博麗神社 集合編 へ続く レミィ「……あら、もう行っちゃったの?」 咲夜 「あらお嬢様、おはようございます。思ったよりお早いお目覚めですね」 レミィ「全く、落ち着きの無いことね」 咲夜 「お嬢様には敵いませんよ」 レミィ「さて、私達も行きましょうか」 咲夜 「はい?」 レミィ「友人の窮地に駆けつけるのが、主役というものよ」

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: