主人公以外の登場人物その2

プロフェッサー

 初登場:968話

 本名不明の科学者でありエリオとレイオ、そしてキメラ達を生み出した張本人
 元々プロフェッサーはモンディアル夫妻の依頼を受けて死亡したオリジナルエリオのクローンを生み出した
 その際エリオ本人が持つ潜在能力を知り興味を持ちエリオを生み出した後まったく同じクローンのレイオを生み出す

 性格は常に冷静で物事を客観的に見る事が出来る
 しかし一方で実験対象には恐ろしい程冷徹に処理する顔も持つ
 その冷徹さは実際実験の為に拉致した10人の少年少女を躊躇なく複合させている所からもよく分かる通り

 研究の「第二段階」の完成系としてプロフェッサーは自らの身体をキメラにしてしまった
 ベースとなっているのは昆虫のカブト虫でありそれ以外にも数種類の生命体を複合している
 変身後は二本脚で立ち、身体の色は赤くなり大きなツノが特徴的
 更には肉体もかなり巨大化しており通常の成人男性の倍以上の体格となっている


  • キメラ計画
 そもそも始まりはプロフェッサーが自分自身を「進化」させる事が目的で始まった研究である
 その為に複数の生物を一つに複合するキメラという存在に目を付けた
 エリオとレイオを生み出したプロジェクトF.A.T.E.もキメラ計画の為の足がかりでしかない

  • 第一段階
 キメラ計画の最初の段階では「異なる二種類の生命体の複合」が目的とされている
 以下に表記した動物型・昆虫型のキメラがそれにあたる
 この段階ではまだプロフェッサー自身を進化させるには至っていなかった

  • 第二段階
 それまでの研究結果を元に第二段階へと移る
 それは「二種類以上の生命体の複合」である
 第一段階では最大でも二つまでの生命体しか複合出来なかったが第二段階ではそれ以上の数の生命体の複合が可能となった
 この実験において実験素体である「10人の少年少女」が「1人の人間」へと複合されたのだ

 第二段階の実験結果を用いてプロフェッサーはとうとう自分自身の進化を完成させる
 複数種類の昆虫を複合させ、自らを巨大なカブト虫男へと変身させた


キメラ軍団

 プロフェッサーが生み出した生物達でありその第一段階完成形
 それも人間をベースとしたものがキメラ軍団と呼ばれている
 全員通常は人間の姿(元の姿)となっているが「変身」の掛け声でキメラの姿に変身する事が可能
 この集団には大きく分けて「動物型」と「昆虫型」の二種類存在しそれぞれ特性が異なっている
 各キメラの名称(呼び名)は動物組が「色+元になった動物の名前」であり昆虫組が「元になった昆虫の英名」

 男性のキメラは上半身が複合元の生物の様な身体に変化する(昆虫なら鎧の様な外皮、動物なら毛皮に包まれた筋肉など)
 特に頭部はその生物とよく似た形状に変化するので分かりやすい
 女性のキメラは頭部は人間のままだが触角が生えたり獣の耳が生えたりといった変化しかない



  • 動物型
 人間と複合された生物が動物であるキメラの事であり身体能力は勿論戦闘能力がずば抜けて高いのが特徴
 特殊能力を持つ者は少ないが純粋な戦闘能力で見れば単体で管理局の武装局員1個大隊を相手にしても余裕というレベル

銀狼

 初登場:948話

 外見は20代前半といった若い男性で背はシグナムと同じくらい高い
 キメラ達を統べるリーダーだった男であり実力や人望は全てのキメラのトップクラス
 また、金狼とは恋人同士であった
 狼のキメラでありエリオ(管理局側)が最初に戦ったキメラでもある

 最も特筆すべきはその速さ
 最高速はエリオの新フォームであるアクセルフォームをギリギリ上回る程の速さを常時展開していた
 これは動物型キメラで最も速く、全てのキメラの中ではローチの次に速い(レイムは除外)
 相手が気付く前に接近し、両手から生えた鋭い爪で攻撃が必殺のスタイル
 その戦闘能力でシグナムに反撃の隙を与えず瀕死に追い込んだ

 戦いにおいても常に冷静に状況を見る事が出来、エリオの弱点である左腕の傷を瞬時に見つけ出している
 最終的にはエリオの捨て身のゼロ距離電撃を食らい、アクセルソニック併用の紫電一閃を食らい敗北
 そしてプロフェッサーが仕掛けた自爆装置により内蔵を破壊され全身燃え広がって消滅した

金狼

 初登場:968話

 通称ネコ科3姉妹の長女、フェイトの様に腰まで伸びる金髪が特徴で目つきは鋭い
 変身後は金色の体毛を持つ狼のキメラとなる
 年齢は20代で身長は平均的
 銀狼の恋人であるが恋人の命を奪ったエリオを憎みエリオの命を奪う事を目的としていた

 リーダーである銀狼亡き今、彼女が残り少ないキメラを束ねるリーダーとなっている
 実力はあるがそれでも銀狼や紅虎と比べると劣るものがある彼女が何故リーダーを務めているか
 それは恋人である銀狼が認めた女であり他のキメラがリーダーをやりたがらなかったから
 愛する者の仇を討つ為残ったキメラ達を統べエリオ抹殺に命を賭けている

 ちなみに次女に言わせれば銀狼の死によって性格がよりきつくなったらしい
 それまでは厳しくも優しい姉だったが今では厳しさしか見なくなったとか

 主な戦闘スタイルは銀狼と同じく速度を活かしての接近戦
 相手に気付かれない速さで近付いて鋭く伸びた爪による切り裂き攻撃を主としている
 ただしその最高速度は銀狼より劣る

 レイム自身から銀狼の仇がエリオではなくプロフェッサーであった事が明かされ逆上
 3姉妹でレイムに襲いかかったがレイムとスネークにより逆に返り討ちにあってしまう
 最終的に1190話において金獅子と同時に発動した爆弾で消滅した

金獅子

 初登場:968話

 ネコ科3姉妹の次女であり金華猫の双子の姉、セミロングの金髪で目を瞑っている様に見える糸目キャラ
 リーダーである長女、天然砲撃娘の三女と比べて地味さが目立つ
 しかも特に活躍らしい活躍はしていないという不遇っぷり
 恋人を失い仇を討とうと躍起になる姉を抑える役目が主な仕事
 姉の言葉には逆らえないが自分の意思はしっかりと持っている

 変身後は金色の体毛を持つライオンのキメラとなって3姉妹(又は金華猫との2人)での連携を得意とする
 主な戦闘スタイルは金狼と同じく接近して爪で切り裂く攻撃

 しかし1095話において金獅子自身が明かした事実によると動物タイプのキメラはその元となった動物の強さに比例して基本的な戦闘能力が決まる
 3姉妹を例にとると金狼が狼、金華猫が猫であり金獅子は獅子=ライオン
 個々が持つ特殊な技能を除いた純粋な戦闘能力で見れば金獅子が最も強いキメラという事になる
 それを示すかの様に他のキメラには無い「第二進化」という更なる変身をやってのけた
 「大変身」という掛け声と共に金獅子は体格が倍近くにまでなり武器である爪がより鋭くより長く伸びている

 そもそも金獅子は金華猫とのコンビネーションが主体のスタイルだった為第二変身を使う事を想定されていなかった
 2人の連携だけで十分戦う事が出来たが金獅子単体での戦闘も視野に入れていたプロフェッサーは第二進化を金獅子に施していたのである

 その戦闘能力は凄まじくアツェレイを余裕で圧倒、元々速さが武器だった金獅子はより速く動けるようになった
 しかしアツェレイとアスカの融合体・銀のスペックの方が上回っており押され気味になってしまう
 最終的に時間切れで融合解除され、隙を作ったアツェレイの心臓に爪を突き刺して勝利を得たが金獅子本人は辛勝としか感じていない
 また、この第二進化は長時間維持出来るものではなく、変身解除後は心身ともに疲労しキメラへの変身も出来なくなっている
 金獅子の話ではこの第二進化はプロフェッサーがいればより完璧なものに調整出来るらしいが…

 金狼と同じく1190話において爆弾を起爆させレイムを巻き込み消滅した

金華猫

 初登場:968話

 ネコ科3姉妹の三女であり金獅子の双子の妹、短い金髪が「ですよぉ~」「あらあらぁ~?」など間延びした喋り方が特徴
 早い話が天然系、しかも自分が会話に混じっていないと分かればすぐに居眠りをしてしまう程
 ちなみに巨乳、ついでに金獅子は並乳

 変身後は金色の体毛を持つ猫のキメラとなるが接近戦よりもむしろ射撃・砲撃魔法が得意というキメラには珍しい魔導師寄りのキメラ
 その砲撃はかなり強力でアツェレイでも切り札の一つである雷神を併用したレイストームですら防げない程の威力を持つ
 なので主な戦闘スタイルは金獅子が接近戦をする中で射撃魔法を用いての援護が主体
 だが金華猫単体で戦う場合は中~遠距離からの射撃砲撃を使い分けて戦う

 クランを洗脳して味方につけようと考えたのも彼女で天然だがあくどい作戦を考える事もある
 しかしコロクの策により焼き魚の匂いに釣られて姿を見せたりする所は天然……というよりまるで猫そのもの

 金狼、金獅子と共にレイムに襲いかかるが逆に返り討ちに合い瀕死の重症を負う
 その後機動六課で保護されたが金狼と金獅子はレイムとの攻防によって死亡
 唯一金華猫だけが生き残った

紅虎

 初登場:1027話

 20代半ばから後半に見える大柄な男でTシャツにジーンズというかなりラフな格好で登場した
 しかし変身前の状態でもアツェレイが身震いする程の殺気を放ち気付かれるより前に背後に移動したりとその実力の高さが分かる
 金狼曰くキメラの中でも1、2を争う実力を持ち、闘争本能も高い
 更に戦いにおいては客観的に相手を分析出来る冷静さを持ち合わせた名実共にトップクラスのキメラ

 変身後は赤い体毛を持つ虎のキメラとなりその圧倒的な力を持って相手を粉砕するのが主な戦術
 速さは銀狼に劣るものの一撃における攻撃力なら紅虎の方が上である
 その力はアツェレイを完膚なきまでに叩きのめし完敗させる程

 性格は単純で自分が気に入った相手、又は自分より強い相手と戦いたいという考えしかない
 その為には手段を選ばず本気になったアツェレイと戦う為にコロクを連れ去るといった手段も取っている
 しかしその単純さ故に彼に命令を出来るのは元々の主であるプロフェッサーくらいしかいなかった
 プロフェッサーが管理局に捕まった現在は自分のやりたい様に動くだけとなっている
 現時点でのリーダーである金狼とはウマが合わないのか度々衝突しているらしく金獅子の悩みの種になっているとか?

 アツェレイとの二度目の交戦においてネコ科3姉妹が乱入したがアスカと融合した銀に苦戦してしまう
 その後、アツェレイの機転で雨を伝って落雷という電撃の直撃を食らい
 最終的に地下を流れる水脈を決壊させるという無茶な戦術にまんまとはまりアツェレイ共々5人は激流に流されてしまった

 最期は真・トリニティを発動したアツェレイの手により身体の半身が消し飛び更に首が胴体から切り離され絶命

黒豹(真名:シナイ・アナトリア)

 初登場:1035話(ただしこれは素性を明かしていない状態での登場でありキメラとしての登場は1085話が初)

 人間の姿は20代後半の落ち着いた雰囲気の男性であり上下ともに黒のスーツを纏い、腰に日本刀を掲げている
 自身を「拙者」と呼んだり中々に胡散臭い男だがキメラとしての実力は高くエリオとの戦闘においてその実力を遺憾なく発揮した
 黒豹本人はキメラとしての姿を嫌いエリオと戦った際は1度しかキメラに変身していない
 その後、ミカヤを助ける為に数回キメラ化した

 黒豹の武器は腰に掲げた日本刀から繰り出す一瞬の居合い斬り、その名も「神風(じんぷう)」
 刀を鞘から抜き、一閃した後に再び鞘に戻す
 その速度があまりにも速い為エリオもその刀が抜かれた姿を見極める事は出来なかった
 ちなみにこの刀はデバイスではなくごく普通の「日本刀」
 下記にある流派に所属していた時から所有していたもの

 性格はキメラの中では異端とも思える程礼儀正しく、また武士道精神に溢れた男
 エリオの左腕を切断した直後、叫び声すら上げず不安定な体勢で放ったアクセルドライバーが直撃して右腕を負傷
 その事について諦めずに攻撃を繰り出したエリオを褒め称え、自身を未熟と言い放った
 既に動けないエリオにトドメを刺す事はなく、再戦を誓いその場を引く程の人格者でもある


 その正体はミカヤ・シェベルが所属する天瞳流抜刀居合の道場に所属していた「シナイ・アナトリア」
 幼少の頃から剣の道に進み、既にその才能を伸ばし始め誰もがその将来を期待した人物
 自分に厳しく同門の門下生達に優しく接しいずれは師範代になるのはシナイだと言われていた

 しかし20代半ばになるとその技術が衰え始め、20代後半になるとその実力は地に落ちる程になったらしい
 大きな壁にぶつかったシナイは天瞳流を捨て「神の剣」を極める為に旅に出る
 そこをプロフェッサーが目を付け黒豹もその申し出を受けた
 結果、人間の時には決して会得出来なかった奥義「神風」を会得し最強の剣士になったのである

 エリオ消滅後、レイム達のもとから去った黒豹は仮面を被りミスターケンドーを名乗ってキメラ達と交戦
 キメラ事件解決後は姿を消し傷を癒していた
 その後、黒豹の命を狙う「鴉」と対峙し、また新たな戦いに身を投じる事になる

 ・神風
  黒豹が放つ奥義で一種の居合い切り
  刀を鞘に収めた状態から瞬時に抜き放ちその斬撃で対象を切断するというもの
  切断する対象が無機物ならば切り口の周りにヒビすら出さずに一刀両断が出来る
  切断する対象が有機物ならば細胞レベルで寸断する
  エリオの腕を切断した時切り口があまりにも綺麗だった為接合手術も成功したとも言われている

  その居合いの速さは誰も捉えられず刀の刀身すら肉眼で確認出来ない
  また、神風には複数種類存在しそれぞれが異なる効果を持っている

  ・一式
   黒豹が最も得意とし最も使用回数が多い
   360度自在に斬撃を飛ばせるが一度に飛ばせるのはどれか一方向のみ
   斬撃が進む速度は一番速い
   黒豹だけでなくレイムも一式を使う事が出来る

  ・二式
   五回連続で斬撃を飛ばす連続技
   一式とは違い正面にしか飛ばせず速度も一式と比べると若干遅め
   一回この二式を発動すると次の神風を発動するまでにタイムラグが生じる

  ・三式
   エリオの左腕を切断したのもこの技
   この神風はまず最初に地面に対して平行に進み、黒豹の意思一つで瞬時に真上に方向を変える
   エリオは三式が発動された時真下から斬撃がきた為その正体に気付けなかった

  ・四式
   居合い斬りにしては珍しく近距離用の斬撃技、威力は全ての神風の中で最も高い
   しかしその攻撃は「斬撃」よりは「破壊」と言った方がいい
   ただし射程距離は全ての神風の中でも最も短い

  ・五式
   一度対象を素通りし、一定距離で反転して対象の背後から斬りかかる技
   これを使う時は一式と併用するのが基本的な戦術である

  ・零式
   対象に接近しすれ違い様に居合い斬りをする技
   これまでの神風は全て斬撃を飛ばしていたがこれは直接対象を斬る技で本当の意味で「居合い斬り」である
   相手からの反撃を受ける可能性がある半面直接斬り付ける為確実に相手を仕留める事が可能

ミスターケンドー

 1132話において登場した
 上下真っ黒いスーツを着用し顔には仮面を付けている
 動物型キメラの大群に囲まれたアツェレイの前に突如として現れ加勢した

 1183話においてピンチに陥ったアツェレイを救う為単身レイムに立ち向かう
 その際レイムに仮面を割られてしまい素顔が晒されてしまった


  • 昆虫型
 人間と複合された生物が昆虫であるキメラの事であり身体能力は動物型と比べると劣る(それでも普通の人間以上のものにはなるが)
 動物型との違いは身体能力以前に特殊な能力を持つという点
 その能力によって作戦をこなしていく、勿論戦闘においてもその特殊能力は十分応用可能でエリオ達を大いに苦しめた
 しかしあくまで昆虫型の主な目的は情報収集、拉致、潜入といった裏方となっている

ホッパー

 初登場:954話

 アツェレイ(管理局側)が出会った2人目のキメラであり最初の昆虫型キメラ
 アツェレイ、コロク、クランの3人が追っていた犯罪グループの取引現場で遭遇
 取り押さえるはずだった犯罪グループ全員を全滅させた所を目撃され証拠隠滅の為にアツェレイ達に襲い掛かってきた

 ホッパーの特殊能力はその圧倒的な跳躍力
 バッタの能力を持つホッパーはキメラの中で一番高く跳ぶ事が出来る
 その跳躍時の速度はキメラで最も速い銀狼と同等らしい
 瞬時に上空へと跳躍し自慢の脚力を持って相手を蹴り殺すのがホッパー必殺のスタイル
 必殺技も「ホッパーキック」と呟きながら相手に蹴りを入れている為余程自分の足に自信があるのだろう

 アツェレイをホッパーキックで瀕死にしたもののアツェレイとアスカが初融合した銀のパワーに圧倒されてしまう
 左足の骨をローキックでへし折られ、右腕をカカト落としで切断され
 最終的には雷神を発動した銀の雷神突破が直撃して敗北した
 最期は銀狼と同じくプロフェッサーが仕掛けた自爆装置により全身が炎上した後に大爆発して死亡

スティング

 初登場:962話

 最初は実験の被験体にする為にクランを誘拐した調査・実験担当のキメラ
 そこをアツェレイによって阻まれてしまいアツェレイと交戦する
 20代後半の大人の女性、眼鏡をかけており髪も長いが煙草を吸っておりあまり健康的とは言えない
 また、白衣を纏っており科学者としての顔も持ち合わせている

 変身後は蜂の能力を持ったキメラになりキメラの中で数少ない飛行能力を持つ
 手の甲から飛び出た巨大な針を相手に突き刺す戦術を得意としている
 この針にはスティング本人の体内で生成された毒が付着しており刺された者は5時間で死亡する程強力
 アツェレイと交戦した時も片腕を切断されながらもその針をアツェレイに突き刺した

 スティングの毒の効果は同じくスティングの体内に流れている血を摂取する事でしか中和出来ない
 アスカの策によってその事を話してしまったスティングはまんまとアスカに噛み付かれ血を吸われてしまった
 その後、復活を遂げたアスカのストームデトネイターを受けたスティングは蒸発・消滅したのである

マンティス

 初登場:984話

 エリオ、シグナム、ミライの前に現れたカマキリの能力を持ったキメラ
 マンティスもスティング同様数少ない飛行能力を持っている
 キメラの中ではかなり好戦的であり相手を容赦なく切り刻むのが好きな性格からもその危険度が分かるだろう

 カマキリのキメラである通り武器は両手が変化した鋭い鎌
 更に金華猫と同じくマンティスは魔法、それも魔力変換した炎を使っての攻撃を得意としていた
 鎌に炎を纏わせて攻撃力を上げるという戦術もシグナムと似ている
 また、胴体、両腿、両足からも腕にある鎌と同じ鎌を出現させる事が出来、その鎌で相手を雁字搦めに絞め上げる
 絞め上げると同時に鎌が深く突き刺さり、同時に炎によって相手を燃やしつくすというのがマンティスの必殺技

 シグナムを完膚なきまでにズタボロにした後エリオと交戦
 エリオの持つ技をことごとく打ち破りエリオに深手を負わせていく
 だが最終的にエリオが初めて進化させたアウトストラーダの放つアクセルドライバーを受けて敗北

 脱獄後、最期は悪堕ちアツェレイの手によって惨殺された
 しかもやられ方がアツェレイが馬乗りになってピアッシングネイルめった刺しするというある意味損な役回りのキメラであった

スパイダー

 初登場:981話(ただし981話では姿すら描写されておらず本当の初登場は10147話)

 エリオとシグナムが出会ったクモの能力を持ったキメラ
 マンティスと同じく最初からキメラの姿だった為人間時の姿は分からない
 だが女性型キメラ故に長く伸びた黒髪や大きな胸を持ち女性らしさが強く出ている

 981話では金華猫の命令を受けてクランの拉致をするはずだった
 だが一緒にデートしていたアツェレイによって阻まれ撤退を余儀なくされる
 その後のアツェレイはスパイダーの事をかなりヤバい相手だと言いエリオに警戒する様に言い聞かせていた

 二度目の登場の時は金狼に命じられエリオの拉致が狙いだった
 スパイダーの持つ特殊能力は自らが吐き出すクモの糸
 その糸は対象を縛り上げるといった通常のクモと同じ使い方も出来る
 また、地面に陣を描く様に配置すれば相手の魔力と体力を吸い取るといった使い方も可能
 更には高所にある一部に糸を張り付けて自分自身がぶら下がりながら移動、そして次の高所に再び糸を張り付ける
 というどこかで見た事があるアメコミヒーローの様な移動手段も持っていた

 通常のバインドも使え、背中に生えたクモの足を相手に突き刺すという攻撃手段も持っている

 最終的には激情したエリオによる荒ぶる魂の生み出したアツェレイ・焔の複合ISを受けて敗北した

 脱獄後、最期は悪堕ちアツェレイによって心臓を握り潰され絶命

ローチ

 初登場:1018話

 マンティス、スパイダー同様に初登場時からキメラに変身していた為人間時の姿は不明
 その外見は紛う事なきローチ、つまりゴキブリの能力を持ったキメラ
 元々は金狼の命令により機動六課に潜入して情報を集める事を目的としていた
 そこをたまたま女性局員に見つかった事でその存在が明るみに出たのである

 ローチの持つ能力はその異様なまでの移動能力、要は素早さ
 狭い空間内を地面を這って進むのだがその速度はレイムを除く全キメラの中で最も速い
 攻撃方法は一つしかなく、口から吐き出す強酸性の粘着性の高いジェル
 このジェルが付着するとバリアジャケットですら簡単に溶かしてしまう
 シャマルの判断によると生身の身体にこのジェルが触れた場合、皮、骨、神経、筋肉を溶かしてしまうとの事

 だがローチは戦闘を目的としていない為戦闘能力はジェル攻撃以外に持っていない
 本人も自分の事を「キメラ最弱」と胸を張って宣言していた

 アツェレイの手によって地中から地上へ強制的に引きずり出されると戦う事はせずまず撤退
 アツェレイやトーレ、ノーヴェ、ウェンディといった高速戦が得意なナンバーズが後を追うが追い付けない程に速かった
 何度もナンバーズが攻撃を仕掛けるがその攻撃をことごとく回避
 自分からはたまにジェル攻撃をするだけで後は回避と退避しかしていない

 最終的にはエリオのアクセルドライバーを受けて敗北

 脱獄後、最期は真トリニティを発動したアツェレイの流水変態・乱気流を食らい死亡

パピヨン

 初登場:1100話

 昆虫型キメラ最後の1人、容姿はクランと同じかそれよりも幼い少女
 蝶のキメラであり変身後は背中に蝶の羽と頭に触角が生える

 カタログスペックだけではパピヨンが昆虫型最強
 彼女が舞う事で羽から特殊な燐粉を振り撒き様々な効果を与える中~遠距離攻撃型

 最初にパピヨンと会ったのはクラン、その時は公園にたった1人で佇んでいた
 「死ぬってなあに?」という疑問に答えられなかったクランをパピヨンは無意識にキメラ化して襲い掛かる
 最終的に捨て身覚悟で特攻しアツェレイが発動したライトニングダイバーによって精神世界に干渉
 パピヨンに呼びかけ続けたアツェレイの言葉で心を開いてその戦いは終わった


 カタログスペックだけでは最強でも精神が幼すぎた為に物事を考える力が弱くプロフェッサーに失敗作の烙印を押されてしまう
 戦う事も出来なければ自分の意思で変身も出来ない彼女を戦力に加えられるはずもない
 その事を感じ取ったパピヨンはプロフェッサー達の前から姿を消した

 最終的にアツェレイが保護者という事でパピヨンはスカリエッティ家に迎え入れられた

レンカ・スカリエッティ(旧姓パピヨン)


 アツェレイが保護者となり正式にスカリエッティ家の一員となったパピヨンに与えられた新しい名前

 スカリエッティ家の一員になった後、金華猫によって拉致され洗脳されてしまう
 そして単身アジトに乗り込んできたコロクと戦う事に…
 最終的には自らの意思で洗脳を打ち破り、レイムの攻撃からコロクを守って大ダメージを負ってしまう
 その際キメラ化した時に発生する背中の羽が切断されてしまったのだがアツェレイを一途に想う気持ちが再び羽を発生させた
 虹色に輝く羽を使うピンチに陥ったアツェレイを守る健気な女の子
 でも今は身体が成人女性並に大きくなって大変な事になってるぞ
 具体的には胸の大きさがフェイトやシグナムクラスになって大変な事になってるぞ
 眠ったまま起きないレンカにアツェレイも思わずその胸にいたずらするくらい大変な事になってるぞ


 (後書き)
 様々な名前案を頂き感謝感激でございます
 その候補の中から一つ一つをじっくり読み、考え、実際に声に出して発音した上でレンカという名前に決めました
 名付け親になって下さった方、他の候補を考えて下さった方々には感謝してもし足りません
 この場を借りてお礼を言わせて頂きます、本当にありがとうございました。

レイム

 初登場:1110話(変身魔法でアツェレイになっていた時)
     1111話(キメラとして正体を見せた時)

 突如として姿を現した本来存在しないはずの「最初にして最後のキメラ」
 当初人間ベースのキメラを生み出すのにプロフェッサーがデータ取り用として生み出していた「最初の」キメラである
 そして人型キメラ最初の成功体の銀狼が生み出されてからはお役御免となったがプロフェッサーがアツェレイの存在に興味を持った為復活
 アツェレイと似た性質を持ち調整を重ねた結果生み出された「最後の」キメラ
 その存在は他の12人のキメラには知らされていなかった

 人間時の特徴はエリオやアツェレイ達と同じくらいの年齢に見える少女
 常に笑顔で戦闘中ですら笑みを崩した事は殆どない
 これは喜・怒・哀・楽の感情の中で「喜」と「楽」が表に出てきているからである
 「怒」と「哀」の感情を抑える事で戦う相手のペースを惑わすと同時に真意を悟らせない様にしている
 最終的には自身の手で「怒」と「哀」の感情そのものを「消し去った」
 レイム曰く「感情が無い方が強い」との事かららしい
 だが最終決戦時、消したはずの「怒」の感情が表れ隙を産む結果となる


 キメラの素材とされているのは竜、すなわちドラゴン
 だが動物型キメラの名称の法則にあてはめられていない事からも異例の存在である事が窺える
 「レイム」という名前も「零無=00」(アツェレイの名前をもじったもの)

 変身後は背中から翼が生えて全身が細かい竜の鱗で覆われている
 この鱗の防御力は絶大で通常攻撃は普通に弾いてしまう程の硬さ、エリオやアツェレイの攻撃も一切通用しなかった

 レイムの特徴は12人のキメラ全ての能力を有する点
 金狼・銀狼・紅虎の様な爪を用いた高速近接戦闘
 金獅子の持つ二段進化
 金華猫の魔力砲撃
 黒豹の神風(レイムが使えるのは一式まで、武器は使わず腕を振るう事で居合い切りしている)
 ホッパーの跳躍力・脚力
 スティングの毒針
 ローチの超高速移動・強酸性のジェル
 マンティスの炎変換
 スパイダーの蜘蛛の糸
 パピヨンの燐粉

 これら全てがレイム1人で発動出来る、アツェレイを参考にされてるのもこの点
 また、金獅子の二段進化時には体格が倍以上の巨体になり頭部が竜の様な形に変化する(通常変身ではまだ人型の頭部)
 そしてレイムは金獅子にはない三段進化まで行える
 第二形態ですら巨大だった身体は更に巨大になり(ビルの二階くらいの高さ)
 腕や足の筋肉も肥大し腕力・脚力が増大
 だがローチの移動速度がある為速さはそのまま


 1190話において金狼と金獅子が捨て身で起爆させた爆弾をゼロ距離で食らい重症
 身体を覆っていた鱗を殆ど剥がされた状態でアツェレイと復活したエリオの二大必殺技を受けて敗北
 最後は笑いながら海へと落下して爆死した

レイム・ザ・グレート


 再調整が施され、より強力な力を得たレイムの第三進化体
 これまでの第三進化ではビルの二階程もある巨体が特徴だったがそれがなくなっている
 具体的には肉体が成人女性程のものに成長しそこに身体の表面へ細かい鱗が何重にも重なって張り付いた
 単純な力は今までの第三進化より劣るがその分速度が向上
 スピードに乗って繰り出す攻撃はむしろ破壊力が増したと言える

 しかし精神が子供故か油断が多く実力で押していても最後は簡単な判断ミスで敗北する事が多い
 この姿でも余裕を見せていたせいでアツェレイの自爆デトネイターをモロに受け瀕死となった
 両手両足が消し飛ぶ程の重症だが現在その身を隠して再生治療に専念している

エリオ・モンディアル(レイムの擬態)


 アツェレイ達の前に現れたエリオ、その正体はレイムが偽装した姿だった
 顔の表面に細かい鱗を貼りつける事で特定の人物の顔に整形する手段を取りエリオの姿に化ける
 ただし化けられるのは顔だけであり髪の色までは化けられない
 その為レイムは自らの髪をエリオと同じ赤い色に染めた
 金狼達ネコ科3姉妹達にすらその事実を伝えていなかった様で3姉妹の前では帽子を深く被ってやり過ごしている

 元々身長がエリオやアツェレイと同じくらいだったので別途用意したエリオのバリアジャケットを着るだけで完璧に偽装完了
 その完璧さはアツェレイが騙されるくらい完璧
 何しろエリオになりきる為に紫電一閃などの魔法攻撃を使ったくらいなのだ

 ・レイムの狙い
  金狼達動物組キメラの前に姿を現したレイムはその圧倒的な力を見せつけキメラ達のリーダーになる
  その後、他のキメラ達を従えて行動に移すがその狙いは主に二つ
  仲間の解放と管理局の戦力低下

  前者は管理局に捕らわれていたローチ、マンティス、スパイダーを戦力として迎え入れる為に他のキメラ達を使い拘置所を襲わせた
  後者は後々の計画の弊害となる管理局を弱体化する為に最初にエリオの命を狙っている
  レイム曰く「エリオとアツェレイが融合したらレイムでも倒すのに苦労する」らしい
  変身魔法を使ってアツェレイに姿を変えてエリオに襲い掛かった
  第二進化までを使いエリオを追い詰めるがアツェレイによって阻まれ第三進化でアツェレイを撃破
  トドメを刺す直前にストライクカノンを装備したなのはが現れ撤退している

 ・イレイス・ゾーン
  以前機動六課が担当した事件の発端となったロストロギア
  特殊な空間を発生させその中にいる人間をデータ化するという特異なもの
  機動六課メンバーが全融合したアツェレイ・暁によって破壊されたもののその性質を解析したレイムはエリオに対しこれを利用
  パピヨンの燐粉能力を使いイレイス・ゾーンの中にいるのと同じ効果を持つ燐粉をばら撒いてエリオの身体をデータ化した

スネーク

 プロフェッサーが残したデータを元にレイムが時間をかけて生み出したレイム製キメラ最初の完成体
 名前の通り蛇のキメラだが人間体が非常に個性的
 見た目はレスラーの様な屈強な男なのだが性格はゲイで喋り方がおかま言葉
 アツェレイに対して性的に興味を持ったらしくアツェレイの背筋を凍らせる発言を何度もしている

 人間体のイメージはルナドーパントの人間体

 キメラ化した時の姿は人の身体に頭部が蛇になったもの
 更に両手が長い鞭になりその鞭の先端にそれぞれ蛇の頭が付いている(ちなみに両手の蛇にも蛇としての意思がある)
 具体的には仮面ライダーの幹部・地獄大使の正体ガラガランダ+両手が蛇

 スネークの身体もレイムと同じ様に硬い鱗で覆われており防御力は高い
 またその硬さをいかして両手の鞭を相手に叩きつける攻撃を得意とする
 実際にこの鞭攻撃を食らったアツェレイは簡単に骨を折られてしまった
 レイムが自信満々になるだけあって相当強い

 1190話においてチンク、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディ、ディードのナンバーズ分隊5人と交戦
 巧みな連携の前に敗北、爆散した


サクヤ・スカリエッティ(プロトタイプナンバーズNO.398)

 初登場:1222話

 ジェイル・スカリエッティが生み出した戦闘機人の試作機
 それは本来なら最初の成功体とされるはずだった人物、アツェレイの「兄」になるはずだった「失敗作」
 外見的特徴は長身で腰まである長い金髪が特徴で顔立ちは中性的(パッと見ただけでは女性と思える程)
 アツェレイとオットーと同じく男性型のナンバーズスーツを着用

 ナンバーズ最初の完成体のウーノが生まれるよりもはるか昔
 無人世界でスカリエッティが長い時間をかけて調査と研究を重ね1人のナンバーズを生み出した
 それまでに397体の実験素体を犠牲にしてようやく生み出されたそれは398体目という数字から「サクヤ」と呼ばれる

 スカリエッティは自ら生み出したサクヤを使い更なる研究を行ったがその結果サクヤは暴走
 誰にも手がつけられなくなりアジトの地下深くに封印されていた
 アツェレイの声をきっかけに封印が解け機動六課と全面抗争に入る
 最後は自我を取り戻した状態で太陽の重力に引かれるアツェレイを救い出し自らは太陽の中心へと消えていった

 IS・アンリミテッド・リバース
 スカリエッティがサクヤに与えたサクヤ自身のインヒューレントスキル
 その能力は「無限再生」
 例え全身がバラバラにされてもミンチにされても瞬時に再生し元通りになるというもの
 理論上はどんなに斬り刻んでも焼きつくしても再生する為本当の意味で「不死身」

 このISを与えられたサクヤを使いスカリエッティは拷問すら生易しく感じる程の人体実験を繰り返していた
 データを取る為に何度も死亡(不死身な為便宜上「死亡に近い状態」)させられた
 その途中経過(※)でウーノからディードまでの11のプロトISを与えている(ディープダイバーは突然変異で生まれたレアスキルなので与えられていない)

 ※一度死亡(に近い状態に)させ、再生・復活するまでの間に強引にインヒューレントスキルを与えるというもの
  これを繰り返す事で後のナンバーズのISの元になるプロトISを合計11与えられた
  この時のデータはアツェレイに12のISを与える際の参考にされている

 しかし際限なく続く死亡と再生の連続にサクヤの精神は耐えきれなくなり暴走してしまう
 ついには言葉すらまともに発する事が出来なくなりスカリエッティにも襲いかかろうとした
 その事からスカリエッティはアジトの地下深くに絶対零度を半永久的に維持し続ける箱にサクヤを閉じ込めて封印
 だが時が経ち、歳の離れた弟のアツェレイの声で封印が解かれてしまった


 プロトIS

 ・プロトセクレタリー
  ウーノやアツェレイが使用するISの試作型
  情報の高速演算や処理を行う事が出来るがサクヤはアツェレイと同じく生身の体の為このISを使用すると脳がいかれてしまう
  だがアンリミテッド・リバースがある為再生する

  本編未使用

 ・プロトマスク
  ドゥーエやアツェレイが使用するISの試作型
  自分の姿を別の人間に擬態するが精度はライアーズマスクより劣る
  (ライアーズマスクが精密検査してもばれないものなのに対しこちらは検査すればすぐばれる)

 ・プロトインパルス
  トーレやアツェレイが使用するISの試作型
  他のプロトISと違いこのISだけは後継型(ライドインパルス)よりも速い速度で移動する事が出来る
  これは試作型である故に限界や反動を考えずにただ速さだけを重視した為

  ライトニングインパルスに匹敵する速度で出せるがその半面肉体にかかる反動や負荷が凄まじい
  普通に使うだけで手足が千切れ内臓が破裂するがアンリミテッド・リバースがある為再生する

  サクヤが最も多く使用し、太陽の中からアツェレイを救い出す為に使った最後のIS

 ・プロトデトネイター
  チンクやアツェレイが使用するISの試作型
  爆破の威力や範囲はランブルデトネイターと同等、チンク達が使う固有武装のスティンガーと違い大型ナイフを投擲する
  同時に複数の金属に爆破を付与する事は出来ず必ず対象は一つのみ

 ・プロトアームズ
  セッテやアツェレイが使用するISの試作型
  こちらは1本のブーメランブレードしか操る事が出来ない

 ・プロトストーム
  オットーやアツェレイが使用するISの試作型
  レイストームと違いこちらは巨大な閃光が一つだけ発射される為範囲は狭まっているが威力はこちらの方が上
  エリオのアウトストラーダ(シールドモード)とライトニングストームの同時防御を打ち破った
  また、レイストームの様に結界を形成する事も可能

  本編未使用

 ・プロトライナー
  ノーヴェやアツェレイが使用するISの試作型
  光の道を上空に生み出しその上を移動して攻撃に転ずる、しかしこの光の道は脆く破壊されやすい
  そもそもサクヤは最初から飛行能力を有している為不完全なこのISを使用する事はなかった

  本編未使用

 ・プロトバレル
  ディエチやアツェレイが使用するISの試作型
  巨大なカノンを用いて一撃必殺の威力の砲撃を叩きこむ
  しかしサクヤの使う固有武装のイノーメスカノン(仮)は未完成で一発撃つごとに砲身が砕け散る

  本編未使用

 ・プロトレイブ
  ウェンディやアツェレイが使用するISの試作型
  専用の固有武装であるライディングボード(仮)で自由に飛行する事が出来る
  ただしこちらはあくまで飛行用にしか使えずエリアルレイブの様にボードから射撃したり盾に使う事は想定されていない
  プロトライナーの項にもある様にサクヤ自身は飛行能力を有している為このISを使用する事はなかった

  本編未使用

 ・プロトブレイズ
  ディードやアツェレイが使用するISの試作型
  ツインブレイズと違い1本しか存在せず剣そのものがエネルギーで形成されている為に柄が存在しない

 特異体質
 スカリエッティが与えたのはアンリミテッド・リバースやプロトISの他にもう一つ「一度受けた攻撃は二度目は効かない」という体質
 これは敵との戦闘を視野にいれたスカリエッティが与えたものでありこれにより同じ攻撃は効果がなくなってしまう
 故にスカリエッティは一度サクヤを封印する際絶対零度の極寒の中に閉じ込めるという手段を使ったが同じ手段での封印は不可能

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最終更新:2011年12月03日 22:24
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