クイックパ構成考察
概要
クイックパーティー(以下、略してQパ)とは、Quickカードを主軸とするアタッカーがメインのパーティの総称。
Quickカードによって星を生み、クリティカルによる火力/NPのブースト及びスター生産力の向上、と盤面を組み立てていくパーティ。
利点
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クリティカルを積極的に狙っていける。
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Quick宝具は倍率が高く、若干ではあるが宝具威力がArts/Busterに比べて高い。
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クリティカルの恩恵により、NP効率も高め。
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威力とNP効率の両立ができる。
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アタッカーが自分で星出しとNP回収を行えるため、自己完結度が高い。
難点
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クリティカルを出し続けないと火力もNPも回収できない。
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性質上Artsチェインが少なくなるため、サポーターのNPをどう回収するかが課題。
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Quickの1stボーナス、及びQuickチェインが貧弱。
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サーヴァントのカード性能の格差が激しい。
クリティカルが前提となるのでクリティカルパーティ(以下、クリパ)と必要なメンバーが重複しやすい。
(クリティカル主体での立ち回りが共通する)Qパとクリパの境界線は曖昧であるが、ある程度高性能なQuick攻撃の枚数を集めてスター生産を目指す編成がQパと呼ばれる傾向にある。
が、コマンドカードだけではカードツモ次第でターンごとのスターやクリティカル率数が安定しないため、それを補うギミックも含めることとなる。
そういったスターやクリ率を操作するコンボをマスターしてゆけばクリパの土台となるだろう。
Quickというカードについて
Quickカードは、以下のような性能のカードである。
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火力は3種の中で最も低い(Artsの0.8倍、Busterのほぼ半分)
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NP効率は中程度(Quick3hitでArts1hit分が基本)
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スターを多く産出する(2ndQで1hit当たり1.3個、3rdQで1hit当たり1.8個)
ここから、以下のような強みが見えてくる。
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星出しを担える
hit数の多いQuickカードを後半に振ることである程度スターを生み出せる。
これにより、2030年の欠片以外の星出し手段の確保ができる。
欠片はHP特化ステータス、かつ装着者本人への恩恵が薄い礼装なため、
・ATKを可能な限り伸ばしたいアタッカーとしてはステータス面であまり恩恵がない
・カードに頼らずNPを貯めたいサポーターとしては、余裕があるならばプリズマコスモス等の優秀な礼装を使いたい
といったジレンマが存在する。
Quickをある程度戦略に織り交ぜることで、2030年の欠片以外の礼装を採用しやすくなるのは明確な強み。
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NPを稼げる
Busterと違い、Quickはある程度NPを稼げる。
高性能なQuickカードを切っていけば、クリティカルの恩恵も相まってNPを貯めに行くことが十分可能である。
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宝具の基礎威力が高い
Quick宝具は倍率が高く設定されており、単体宝具では未強化時点で宝具Lv1で1stQuick12枚分、強化済の場合1stQuick16枚分のダメージとなっている。強化済み宝具5では1stQuick24枚分に達する。
これはそれぞれ初手Arts9.6枚分、12.8枚分、19.2枚分である。
B/A宝具のダメージはそれぞれ初手Arts9枚分、12枚分、18枚分であり、Quick宝具だけ基礎威力が高めに設定されている。
このため、同程度バフを盛ったとしてもQuick宝具だけダメージが若干高くなるため、宝具火力には期待できる。
そして、この3つの要素を併せ持つために、
アタッカーが殴る
→
殴りでスターを出す
→
スターを使ってクリ殴り
→
殴りでNPを回収
→
Quickの特性でスターが出る
→
そのスターで次のターンもクリ殴り
→(ry→
いつの間にかNPがたまっていて高火力宝具ぶっぱ
というループを狙える。
分かりやすく言えば、Quick型アタッカーは基本的に自己完結型クリティカルアタッカーの素養を持つ。
この自己完結性こそがQuick最大の強みであるといっても過言ではない。
一方、Quickの短所としては以下のようなものがある。
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1stボーナスが貧弱
Busterの1stボーナスである与ダメージUP、Artsの1stボーナスであるNP獲得量アップはどちらでも体感で分かるレベルで増加する。
しかし、Quickの1stボーナスはスター発生率+20%のみ。
分かりやすく言えば「5hitさせるごとにスターを1個多くもらえる」という効果である。
実戦でどれくらいhit数を稼げるかというと、宝具抜きではエミヤ〔アサシン〕の「Quick→Buster→Quick→Ex」の24hitが最高。~ここに20%をかけると4.8個。
つまり最大でも5個しか増えない。弱スキルの代名詞「直感」の3分の1である。
ちなみにこのパターンの場合、殺エミヤは「BQQEx」で期待値26.1個に対し「QBQEx」で期待値が27.3個とQuickを先頭に置こうが置くまいが貰えるスターの数はほぼ変わらないのである。
Quick型サーヴァントの代名詞の沖田総司が同じくBとQ2枚を振ると仮定すると、「縮地」使用時「BQQEx」では期待値20.6個に対し「QBQEx」では期待値20.3個とQuickの初手ボーナスがほぼ効果を成していない。当然Busterの1stボーナスを失ってこれなのだから百害あって一利なしである。
このように多くの星を欲しい場合Quickの1stボーナスを貰いに行くのではなくhit数の多いQuickを2枚目、3枚目に置く方が星も稼げてNPやダメージも美味しいのである。
そのため、基本的に初手Quickは悪手である。
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Quickチェインが貧弱
同じ色のカードを3枚並べるとチェインが発生し、追加効果を得られるのは周知の通り。
Quickもその例に漏れず、Quickチェインで追加効果が発生する。
しかし、この効果がスター10個獲得のみとかなり貧弱である。
換算すれば凸2030年の欠片1枚分でしかない。
もちろん、10個増えるだけでクリティカルを狙いやすくなるのは事実ではあるが、逆に言えば無理してチェインを組まなくても欠片1枚でチェインを組まない分は補填できてしまうということである。
Artsチェインの参加者全員にNP20配布(凸プリズマコスモス最大6枚分)、Busterチェインの威力アップ(ATKの数値の20%が固定値でプラス。高レアではだいたい凸紅蓮なり影の国6枚分)に対して明らかに貧弱である。
さらに問題があり、Quickチェインを組む際には3枚すべてをQuickで固めなければならない。つまりQuickチェイン時は初手にQuickを切らなければならない。
当たり前のことではあるのだが、前述の1stボーナスの貧弱さを考えると割と洒落にならない欠点である。
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宝具の仕様がゲームシステム上逆風
FGOの宝具は通常攻撃と違い、1stボーナスと順番ボーナスが乗らない。
後述する通り、Quickは1stボーナスと順番ボーナスに強く依存したカードなので、この恩恵を受けられない時点で逆風である。
また、立ち回りで得られるボーナスが乗らないことから、基本的に宝具は初手に置くことがセオリーなのだが、初手に置くということは前述した1stQuickと向き合う必要が出るということ。1stQuickを回避したいならば「初手カード→Q宝具」という置き方になり2nd順番ボーナスを犠牲にする必要がある。
また、宝具はNP100%以上ならばいつでも供出できるという特徴がある。
これは立ち回り上、宝具カードによってある程度1stボーナスやチェインを意図的に制御可能であるということを示す。
ArtsやBusterの宝具ならば「対象カードが場に出ていないときに宝具を初手に置いて1stボーナスを供給」であったり、「場にArts2枚しかないけどArts宝具を加えてArtsチェイン完成、2人にNP20を配る」といった動きが可能である。
しかし、先述の弱さから、Quick宝具だけは1stボーナス供給用、チェイン完成用として使いにくいという欠点が存在する。
特に宝具の属性が1stボーナス、チェイン完成用パーツ以上の意味を持たない補助宝具の場合、Quick宝具であることそのものがデメリットであるといえる。
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カード性能がクリティカル+他の1stボーナスを受け取ること前提
Quickは星とNPを両方回収しながらダメージまで奪えるせいか個々の能力は抑え目。
1stボーナス抜きでダメージはQクリティカル=B非クリティカル、NP面に至っては大半のサーヴァントでQクリティカル<A非クリティカルという状態。
クリティカルさせればダメージもNPも稼げるが、''クリティカルさせないと
どちらも稼げない''という状態。
クリティカルさせる前提で、ダメージはバフを盛ればなんとかなるが、NP効率はバフを盛りにくいためいかんともしがたい。
そのため、Quickチェインを組み続けるのではクリティカルの意味がほぼ消失してしまうといっても過言ではない。
Quick型キャラは自己完結性が売りだが、Quickというカードそのものは自己完結していないのには注意。
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クリティカルの星出しボーナスが貧弱
クリティカルのボーナスは、ダメージ2倍、NP獲得量2倍、星発生率+20%である。星発生率だけ2倍ではない。
星発生率+20%はスキル1回(あるいは低レアのコマンドコード1枚)で容易に再現できる効果だが、ダメージ2倍とNP獲得量2倍はスキル1回だけでは実現できない高効果である。
そのため、星出し目的だけでQクリティカル(特にQチェイン中のQクリティカル)を狙うのは、ダメージやNP目的でB/Aクリティカルを狙うより価値が低い。
ただし次項でも記載している通り、Quickカード性能はサーヴァントごとに大きく異なる。
Quickが高性能なジャックなどは、Qクリティカルは総合的に見て見劣りしない。
また自身の宝具・スキルでバフを盛れる刑部姫なども、バフ効果中であれば積極的にQクリティカルを狙える。
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サーヴァントごとの性能格差が激しい
QuickはArts、Busterと違い、サーヴァントによるカード性能の格差が極めて激しく、パーティを組む際にはこの点も考慮しなければならない。しかし有望株はほとんど高レア、もしくは後期実装サーヴァントに集中している。
Quickカードの性能は以下のようにして決まる。
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Quickのhit数が多いほどスター生産力が高い。(スター発生は1hitごとの判定のため)
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Quickのヒット数がArtsのhit数よりも多いほどNP効率が良い。(ゲージ獲得も1hitごとの判定であり、ArtsがQuickの3倍であるため)
目安として、Quickが2枚以上かつ3hit以上なら最低限実用域のスター量を出せ、
Quickヒット/Artsヒットの数字(以下Q/A)が1.5以上ならQuickでもきちんとNPを稼げるとみて良い。
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Arts枚数が少ないほど個々のカード性能は高くなりやすい。(Arts枚数が少ないほどNP効率の基準値が高くなりやすい)
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Quick性能について、実例
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例①:沖田総司、ジャック・ザ・リッパー
Quickは5hit、Artsは2hit(Q/A=2.5)
よって、星出し、NP回収共に高水準(俗に言う「高性能Qカード」)
例②:エルキドゥ、エレシュキガル
Quickは4hit、Artsは5〜6hit(Q/A=0.67〜0.8)
よって星出しはしやすいが、総合的なNP効率は良くない
例③:ステンノ、カーミラ、マタ・ハリなど(初期実装において光弾系のモーションだったキャラ)
Quickは2hit、Artsは1hit(Q/A=2)
よって星出しはほぼできないが、NP効率は存外に高い
例④:ビリー・ザ・キッド、メドゥーサ、ファントム・オブ・ジ・オペラなど
Quickは2hit、Artsは3hit(Q/A=0.67)
よって、星出し、NP効率共に最悪
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Quickパ運用論
基本的に1枚目はArts始動かBuster始動
Quickを運用する際に陥りがちな過ちは「QuickパだからQuickだけ振る、Quickチェインを中心にPTを回す」というものである。
しかし、現状では上記の欠点から、「Quick単色プレイは弱い」のである。
そのために重要なのが1stボーナスの選択である。
Quickの隠れた特徴として、「1stボーナスの乗りが良い」という特徴がある。
そのため、よほどのことがない限りArtsかBusterを1枚目に置き、1stボーナスの恩恵を受けたアタッカーの高性能Quickを後ろにおいて星、NP、ダメージを奪ってゆくのがQuickの基本戦術。
そのためQuickだけでなく、ArtsかBusterも絡めた2色パとなることが多い。
「宝具の仕様がゲームシステム上逆風」でも触れている通り、配布カード同色2枚+同色宝具で同色チェインを組む、あるいは配布カード同色5枚+異色宝具で同色チェインを意図的に回避することが可能である。
カード配布は3T周期であり、次ターンに配布されるカード内容がある程度は推測可能。
宝具カードはNPが100%溜まっていれば任意のタイミングで切ることができるため、NPが溜まり次第即宝具を打つだけではなく、チェイン目的で意図的に次ターンへ持ち越すことも可能。
これは1stボーナスをある程度意図的に制御するのに宝具が有効ということでもある。
産んだ星を有効に使おう
Qパはスターの生産、そして管理が重要なパーティであり、そのためにはPTの星出し計算は重要事項である。
前述の通り、Quickチェインに頼りすぎるとクリティカルの価値が減少してしまうため、Quickチェインに頼らずとも必要な星を確保できるといいだろう。
また、水着フランを代表に、ArtsクリティカルでNPを貯めるサーヴァントは多い。
彼らがNPを貯める際には3rdQuickを振りにくくなるため、なおさら星出しが滞りやすい。
そのため、Quickパーティでも星出しの安定化のために欠片などの不労所得の採用は検討してもいいだろう。
また、星を出せてもクリティカル出来なければ意味がない。
50個出せれば次のターンはクリティカルが確約される(以下スター飽和という)が、現実としてはスター飽和手段は限られており、難しいといえる。
そこで重要になるのがスターの操作によってクリティカルを狙うことである。
スターが少なくても、特定カードに集中させることでクリティカルを狙うことができる。
そのためには、サーヴァントごとのスター集中度を大まかでよいので把握しておく必要があるだろう。
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スター集中率の目安(昇順)
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騎:200
弓:150
剣:100
裁:100
殺:100
盾:99
槍:90
術:50
讐:30
狂:10
大体騎>弓>剣=裁=殺=盾>槍>>術>讐>狂と覚えればOK。
↑ これに加えて、ターンごとに「50」「20」「20」がカードにランダムで加算され、それに基づいてスターは配分される。
スター集中率アップスキル、及び礼装を使用する場合、スター集中度の計算は基準×(1+集中度アップ分)となる。
スター集中率ダウンを使用した場合は、スター集中度アップ分にマイナスの補正をかける。
例1)佐々木小次郎が「宗和の心得 B++ Lv10(スター集中率+500%)」を使用時…
スター集中率=102(小次郎のスター集中率)×(1+5(宗和の心得))=612
例2)水着イシュタルに謎のヒロインX〔オルタ〕が「王の見えざる手 C」を使用
スター集中率=200(水着イシュタルの基準値)×(1-1(王の見えざる手))=0
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サポーターのNPも気にかけよう
Qパに付きまとう問題として、サポーターのNPの確保が挙げられる。
これは、基本的にQパではA始動クリティカルでNPを稼ぐため、2枚目、3枚目に積極的にカードを切らない限りNP回収が滞るから、という理由がある。
カードを積極的に切るアタッカーはまだしも、サポーターは初手カード供給を担うためにAやBが多めの構成をしていることが多い。
なるべくカード性能が高い3rd枠はアタッカーに譲りたいことも考慮すると、サポーターは3rdQを切る機会をほとんど持てない。
しかし、サポーターであっても宝具は強力なものが多く、長期戦ではその恩恵に与りたいものである。サポーターの宝具を回転させることができれば、Aカードが枯渇したとしても始動用Aカードを確保しやすくなるというメリットもついてくる。
そのため、サポーターの宝具回転は気にしてあげたい。
対策は以下の通り。
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不労所得でなんとかする
以下のような手段で恒常的にNPを確保する手法。敵やカードツモに依らず確保できるため安定した発動を狙いやすい反面、瞬発力では劣る。
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3rdArtsクリティカルを狙う
QパはQuickを多めに使う都合上、割と星が潤沢にある方。
そのため、Arts始動Aクリを成功させることで、ある程度一気にNPを貯めることができる。
特に高性能なArts持ちで、以下のような手段でAクリを成功させやすい状況にあるならば試したいところ。
これをさらに一歩進め、2ndカードにもArtsを差し込むことでArtsチェインを形成し、これのクリティカルで一気にNPを貯める方法もある。
当然、次ターンの星は少なくなるのでフォロー手段も用意しておくこと。
カード枚数基準
基本的に、Quickパでは星出しのために高性能Quickがある程度必要。
だからと言ってQuickが優秀なキャラを集めても、1stボーナス用Arts/Busterカードが枯渇しやすくなる。
そのため、Quickは5~7枚ほどが理想。Artsを4~6枚、Buster3~4枚が理想。
サーヴァント一例
メインアタッカー
Quickの性能(騎乗スキルではなく、主にスターとNPの獲得量)が高く、PTの主役となるサーヴァントたち。
彼らが居ないとQuickの威力の低さだけが目立って扱いづらさを感じると思われる。
最低限必要なのはやはり宝具以外でQuick2枚&3hit以上。Quickが2hitしかしないようなキャラは話にならないうえ、1枚しかない場合も当然ながらQパのメインアタッカーとしては不適。
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ジャック・ザ・リッパー
3枚のQuickが5hitかつNP効率が並のArts以上に良好、さらに自前でQ50バフを持つなどQuick鯖の基本にして理想が詰まった一騎。
ずば抜けたQuick性能から適当に2~3枚目にQuickを置いているだけでスターはザクザク、NPももりもりたまる。
そのため主役として敵を解体するのにも星出し役としてアタッカーに星を流すのにも強い。
抜群のスター生産力と宝具回転率をスキル無しで持つ彼女はやはり頭一つ抜けた優先度といえる。
スキルでできることも多いが、クリティカル威力アップだけがないのが唯一の欠点。
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沖田総司
ジャックと同じく5hitするQuickを2枚持ち、素殴りだけでスター20以上の生産とNP100%充填を狙えるセイバー。
スター集中スキルとクリティカル威力バフを持ち、スター数が微妙に足りないときでも効率よくクリティカルに持ち込める。
Quickチェインの安定性や持久力ではジャックに及ばないが、代わりに2枚のBusterとクリバフで火力が上がりやすい。
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水着沖田
デメリットを背負った代わりに高い攻撃力を得た星4アサシン。
Quickの性能がジャックと遜色なく、そのうえで3T継続のQ50バフ、ラーマの武の祝福と同等の高回転クリティカルスキル、宝具による防御大ダウンなどを所持するため、全体、単体相手のどちらを相手にしても高火力を出せる。
反面デメリットもすさまじく、スキル1で防御強化解除、スキル3で弱体解除不可の防御ダウン、宝具で確率スタンと盛りだくさん。
しかしいずれのデメリットも編成やスキル使用順、コマンドコードなどで対処可能な範疇に収まっており、デメリットさえ手懐ければ強力なアタッカーとして活躍してくれる。
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剣ディルムッド
Quick宝具持ちの星4セイバー。沖田さんほどではないがカード性能が高めで、いずれのカードも多段Hitする。
回避に加えて防御バフも持つため耐久性が高く、3Tのスター集中度アップによって継続したクリティカルを狙うことが可能。
3TのNP獲得量アップから狙える防御解除付きの単体宝具も多段Hitするため、星出しやNP回収ができるなど全体として完結した性能をしている。
欠点としては火力バフが1Tしか持続せず、クリティカルバフも持たないこと。
しかしこれは礼装やサポーターで十分補える。
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謎のヒロインX
Arts2枚持ちのQuickセイバーアサシン。
通常Quickは4hitだが、Artsが2枚ある分ゲージ効率は上2人よりも安定する。
セイバーであるがゆえに「騎乗 EX」を持つおかげでQuick自体の火力も落ちにくい。宝具はhit数が12と非常に多く、強化済みのため威力もそこそこある。
上2人との最大の違いは、星が足りないときに1コマンドで20個出せることと、宝具で大量の星とNPの回収を狙えること。器用さ重視の1騎といえる。
セイバー以外への
自前の火力バフが貧弱なため、メインアタッカーとして使うならサポーターを厳選していきたい。
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坂田金時〔ライダー〕、アキレウス
4hitする高性能なQuickカードを2枚と3T持続するQ30バフ、NPチャージスキルを持ち、ライダーゆえに素で星を集めやすくクリティカル率にも恵まれる2騎。
宝具は事前にQuickバフがかかるため宝具威力にも期待できる。
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カーマ
事前にQuickバフがかかるうえに自力でOCを上げられ、さらにNP50チャージスキルまで併せ持つQuick型宝具アタッカー。
Quick自体の性能も星出し、NP効率共に良好。
最大の特徴は相手を選ばない魅了効果。
宝具に付随しているため、宝具を高速回転させることで敵を足止めしながら戦える。
また、現状では唯一、アルターエゴに完全優位を取れるサーヴァントである。
アルターエゴ相手の速攻が求められる状況ならば採用を検討すると良いだろう。
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水着フラン
「サマー・ガルバニズム」による規格外のNP効率で宝具を回転させる宝具アタッカー。
Arts4hitに対してQuick3hitながら、Artsが高性能なためQuickでもある程度のNP回収が見込める。
ほどほどロードで宝具火力も底上げができるのも〇。
難点として、スキルのすべてにデメリットがついており、とにかく脆いことがあげられる。耐久面のフォローはしっかりしよう。
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宝蔵院胤舜
超高性能な自己バフで火力とスターを確保するQuickクリティカル特化ランサー。
ランサーの中では珍しいQuick3枚持ちだが、以下のようにQuickの性能が良好なため胤舜にとっては利点となっている。
Quick3hit/Arts2hitであるため、A補正を受けてのゲージ効率は良好。そのため宝具効果の維持が容易で、高レアを凌駕するクリティカル火力を発揮し続けられる。
さらに、同じく宝具でスター発生率を大アップさせることができるため、Quickは3hitながら星出し能力はジャックに迫る。
自身の宝具を回転させ続けることが生命線なのでArts始動を活かしていきたい。幸い宝具はArtsなので、一度貯まりきればその後の回転率は安定するだろう。
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アタランテ〔オルタ〕
屈指の全体瞬間Qバフであるアルカディア越えをアーチャーから継承したQuick型バーサーカー。
加えてバーサーカーなので普段はアタッカーの星集中を邪魔しないが、1Tの超高倍率スター集中とクリバフにより、必要に応じて自身がアタッカーに転じる柔軟さを併せ持つ。
カードの星生産能力といった総合性能もバーサーカーとしては破格、全体で見ても良好な部類になっている。
-メルトリリス
Q2B2+Q宝具のランサー型アルターエゴ。
高性能なQuickの他にも攻撃力バフ、星出しスキル、宝具バフとクイックパの主役に必要なものは一通りそろっている。
最大の特徴が敵&仲間の宝具威力を半減し自身の宝具威力を強化するスキルで、ピンポイントでの宝具防御に役立ってくれる。
難点は2つ。防御有利がないにもかかわらず攻撃アップ+防御ダウンのスキルがあること。
これはスキルの回避2回である程度軽減できるが、回復もないので限度がある。
もう1つは自身の宝具バフを発動させたターンは味方の宝具威力が半減すること。
このため攻撃宝具との宝具チェインは恩恵が薄い。サポート役の力添えを伴って自身で敵を倒し続けるプリマに向いた性能と言えよう。
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呪腕のハサン
低レア希望の星。ステータス以外が高性能で、Arts2hit、Quick3hitのため最初期実装とは思えないほどQuickゲージ効率が高い。
スキルも高倍率活3T持続のクリティカルバフ、CT4で2T、15個星を出せるスキルなど、取り回しの良さが目立つ。
最大の長所はQuick性能もさることながら、「風避けの加護」の3回回避によって凄まじい生存能力を誇ること。
場に居座りながらスターを安定供給する様はまさしく「ハサン先生」の名に相応しいだろう。
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パリス
4周年を記念して追加された低レアサーヴァントの1騎。唯一の星2アーチャーである。
低レアながら、初期スキルに強化解除を持ち、さらに強化解除した敵に「急所判明」状態を付与し特攻対象に仕立て上げるスキルを所持している。
さらに、無敵貫通から入る特攻宝具により高火力を叩き出すことが可能なサーヴァント。
反面、Quickが3hitするとはいえArtsが4hitしてしまうのが難点。
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ラクシュミー・バーイー
唯一のQuick全体セイバー。
確率が絡むとはいえ、全体に攻撃20%、スター発生率50%、クリティカル威力50%アップを投げられるため、PT全体の攻撃力が大幅に上昇する。
さらに、単体無敵、リジェネ、ダメージカットを投げられるため、崩れかけた状況からの立て直しもそこそこ得意。
自身のQuickも良性能で、宝具による一括星出しまで任せられると器用。
難点はスキルCTのずれ。性能上確率スキル2種を決めたいところだが、強化成功率アップバフのCTが長い点が悩みどころ。
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パールヴァティー
異次元の性能を誇る各種自己バフを持った全体宝具ランサー。
Quickは3hitだが、スキル「イマジナリ・アラウンド」によるNP効率とスター生成数の向上がとにかく目覚ましい。
素体のATKの低さゆえにネックになりやすい瞬間火力面もカーマの灰でカバー可能。
また、宝具による全体NP配布、スキルによるNP譲渡もあり、QuickアタッカーでありながらサポーターのNP補助に役立つ、群を抜いて器用なランサー。
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風魔小太郎
回避を他人に供与できるスキルと多種多様なデバフを強みとするサポート型アサシン。
星3ながら4hitQuickを3枚所持しており、素殴りのスター生産力はジャックに迫る。あちらとの違いはサポート傾向が強いこと、宝具が全体攻撃であること。
支援内容は全体デバフ特化。中身も攻撃力ダウン、クリティカル発生率ダウン、防御ダウン、「混乱」によるスキル封印、強化無効とより取り見取り。
これを「風声鶴唳」の弱体耐性ダウンである程度弱体耐性を無視して撃ち込んでいけるのが小太郎の強み。
さらに「忍術」で回避付与もできるので味方への支援能力は極めて高い。
宝具は多段hitするうえ、防御デバフが付随しているので後続の火力アップにも有効。
が、Artsも同じ4hitするためNP効率は悪い。抜群の生産力を活かしてArtsクリティカルを狙うべき。
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牛若丸/アサシン
高い星出し性能のカードと宝具を持ったアサシン。
クラススキル・スキル・宝具でQバフを3個もっており、高いQ性能を維持できる。
スター効率の反面Q自体のNP効率は良くないが、「動物会話」により宝具に繋げやすい。
「鞍馬の申し子」で1Tのみだが、スター集中によってクリティカルを狙うことができるので、スター集中度の高い味方と組ませても要所ではアタッカーとして振る舞える。
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赤兎馬
良好なQ性能を持つ星3ライダー。Qカードや宝具による星出しが可能。
スキルはスター生成とクリティカル運用に特化しており、自己完結している。
ライダーでスター集中度が高いためメインアタッカーとして運用しやすい。
しかし難点として、すべてのスキルが回数制となっている。
自身の星出し能力は宝具を含めたQuickカードに依存しているが、バフについてもQuickが中心。
そのため、「Quickを切って星を出す」ということと「バフ盛りカードでダメージを取りに行く」という行為の両立が難しい点には注意が必要。
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巌窟王 エドモン・ダンテス
高性能なQuickと低いスター吸収率があいまってスターの生産と譲渡を行いやすいアタッカー。
複合スキルと高いATKによる雑魚の排除、そこそこのNP効率(特に被弾時)から下駄を履かせればそれなりに宝具が撃ちやすい部類になる。
宝具は単体8hitの全体宝具。3体相手に撃てば24hitとなり、スキルの+20個と相まってかなりの稼ぎ性能を発揮する。
強化済みなうえ、攻50バフを持つため火力も高い。
さらにスキルにある無敵貫通付与と不利を取られにくいアヴェンジャークラスゆえにダメージを確実に通せる。
hit数の多さから雑魚を蹴散らしながら次につなげ、「黄金律」と合わせて自身はNPをある程度回収することも可能。
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ヴァン・ゴッホ
4hitする高性能なQuickカードを3枚持ち、宝具効果でクリティカル威力+150%(3T)と星10個獲得(3T)を得る。
スキルにもQ攻撃耐性ダウンや星集中があり、スキル・宝具効果中は「Quickだけ振っていればOK」という従来のQuick編成を否定する動きすら可能となり、Wゴッホ編成にするとそれがより顕著になる。
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アムール〔カレン〕
初のQ全体宝具ルーラー。カード構成はA2Q2B1
Q4hitとカード性能は良好な上に三種のスキル全てにNPチャージがついているため本人のNP溜めには苦労しない
また、NPチャージ以外にも攻防両面を強化できる非常に強力なスキルセットとなっている
その分CTは長めとなっており、複合スキルの常として使用タイミングには悩まされることとなる
特にスキル1のNP吸収は3T続く。Aパに比べてメインアタッカー以外のNPをためづらいQパでは効果中に他のサーヴァントが宝具を使うのはかなり難しくなる
そのため基本的にメインアタッカー以外の役目は難しいと思われる
ただし、宝具には貴重な全体Qデバフがついているためうまく宝具を連射できればパーティ全体のQ性能を底上げできる
また、ターゲット集中や全体無敵に攻デバフに本人のクラス相性もありQ耐久編成の可能性が広がった
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Arts/Buster単体宝具+高性能Quick2枚持ち
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岡田以蔵
高性能な自己バフを活かしたクリティカルによる宝具大回転が特徴のアタッカー。 A2Q2+A宝具だが、性質上性能を活かすにはQuickを主力にする方が良い。 こちらはQuick4hit、CT3のスター集中スキル持ちとスター関連は胤舜を凌ぐが、性質上メリハリを付けた立ち回りが必要。 Arts攻撃宝具であり、高倍率かつ対象が広い「人斬り」(人型特攻+100%)を持つため宝具での大ダメージを狙える一方、バフの質(攻撃力アップがない、持続が短い)は劣る。 うまくカードが回れば、優秀なスター生産を背景にしたクリティカル祭りからの宝具大回転も夢ではない。
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土方歳三
彼含め、謎のヒロインX〔オルタ〕、アタランテ〔オルタ〕の3騎しかいないQuick2枚持ちバーサーカーの1騎。3騎ともQuick性能はバーサーカー中では突出している。 土方最大の長所は3ターン持続するスター集中+クリティカルバフスキル。星の安定供給が可能なQuickパでこそこの長所を存分に活かせるだろう。 S1でBusterと星出しも底上げできるため、Buster2枚持ちの沖田総司またはランサー、あるいは他のQuick型バーサーカーと相性が良い。 難点はやはりバーサーカー故の脆さだが、それをクリティカルや宝具の火力アップというメリットに転じられる特性があるのも見所。 浪漫を求めすぎて回復を怠りやすい点が難点。1T耐えられる目安は5,000HPと見ておくこと。
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沖田総司〔オルタ〕
B2Q2+B宝具のランサー型アルターエゴ。 本家と同じく5hitするQuickを2枚持ち、さらにBusterも多段hitする。 本家との違いは、こちらはNPチャージや宝具威力バフなど、Quickを使った全体宝具速射に重きを置いているといえよう。 宝具は全体Busterなので1stボーナスの獲得に有効。
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Quick2hit勢の特記事項
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スカサハ
超高火力Quick宝具一点特化型の対エース特化ランサー。 最大の長所は尋常じゃない宝具火力。特攻抜きでも自己バフだけで120,000overという非常に高い火力を誇る。 さらにここに特攻が乗れば自己バフオンリーで240,000overの火力を自己バフだけで叩き出せる。 もう一度言おう。自己バフオンリーでこの火力である。 そのうえ、宝具で弱体耐性を貫通するスタンをかけられるため、敵を1T足止めしながらゲージを確実に1本割れるという長所を持つ。 そのため、一発屋でありながらブレイクゲージ耐性を持つ稀有なサーヴァントといえる。 反面、超性能宝具を持つ代償かEx攻撃以外のNP効率・スター効率共に壊滅しているといっても過言ではなく、劣悪なカード性能ゆえに宝具かブレイブチェイン以外ではQuickを振りたくない。 そのため、運用には初期NP礼装、もっと言えばカレイドスコープが半分必須であるといえる。
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荊軻
クリティカル運用に特化した星3アサシン。 宝具と「抑制」で星出しとスター集中でクリティカル攻撃につなげる自己完結型。「傍若無人」による宝具・クリティカルチェインの爆発力は強力。 ただし、カード性能は初期サーヴァント共通の低性能で、スキル・宝具以外で星出しに期待できないのが悩みどころ。宝具への星出し依存が大きいにもかかわらず、自己バフは「傍若無人」の瞬間バフのみ、さらにHP減少宝具という点も難点だろう。
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佐々木小次郎
クリティカル運用に特化した星1アサシン。 宝具と「透化」で星出しを行いながら、「宗和の心得」でスター発生率アップとスター集中でクリティカル攻撃につなげる自己完結型。 「宗和の心得」がスター発生率90%アップ+スター集中と優秀。モーション変更の際にEx攻撃のhit数が4に増えたことも相まって、「宗和の心得」中のブレイブチェインならそれなりに星を出せるだろう。 難点はスキル・宝具以外の低ステータス。本格的に採用するならば聖杯の投入を検討したい。
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サポーター
Quickパーティの火力向上や星出しによるクリティカル安定化など、Quickに頼らずにQuickパーティに寄与するサーヴァントたち。
Quickバフを付与できるサーヴァントは多くなく、Quickパーティでは火力支援役に悩みがち。
一方Quickパはクリティカルを出すことが容易なため、クリティカル威力アップバフを安定して活かすことが可能。
そのため、火力支援役はクリティカル威力を強化できるサーヴァントを採用するのも良い。
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スカサハ=スカディ
3周年記念で実装されたサポートサーヴァント。サポーターとして欲しいものほぼ全部盛りの超絶豪華仕様。
スキルはどれも強力。「原初のルーン」はついに出た単体高性能バフQuickバージョン。
3T50%バフに加え、Quickクリティカルのみ100%のクリティカルバフがかかる。
これによりQuickが「ArtsクリティカルやBusterクリティカルの布石」ではなく「クリティカルで大ダメージを与え、NPも高速回収できる」カードに変貌する。
何気に自身も4hitする高性能Quick2枚持ちなので星出し能力は低くなく、アサシン相手なら原初のルーンを自身にかけて自分をクリアタッカーにしてしまうのもあり(他のキャスターにQuick型がいないため礼装によるもろもろの下支えが欲しい)。
「凍える吹雪」は全体に防御デバフを撒き火力支援+クリデバフで事故防止とこちらも高性能。
そして「大神の叡智」で任意の味方にNP50を一括で投げられる。自身に使うもよし、アタッカーの宝具を回すもよし。
宝具は全体にクリバフ3回+即死無効+回避1回+ダメージカットのArts宝具。全体回避で敵全体宝具に対抗する手としても、回数性クリバフによる火力支援としても、初手ArtsによるNP回収支援としても上々。
特に敵宝具をやり過ごせる宝具は聖女様とスカディのみ、スキル含めてもマーリンの幻術と治癒の竪琴のみと極めて有用である。ただし「1回」なので複数相手には無力なのには注意。
何気に宝具のクリバフは持続が5Tなので、積極的にカードを切るアタッカーはともかく、あまりカードを切らないサポーターにはクリティカル威力バフが2重にかかることもある。そのため初手供給用のサポーターのカードで痛打を与えることも。
総じて攻防両面で隙が無いように見えるが、他のトップサポーター(マーリン、玉藻の前)が持っていた圧倒的な回復能力はないため、ヒーラーを仕込まないと長期戦ではズルズルと追い込まれる。
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ハンス・クリスチャン・アンデルセン
低レアサポーターの代表格。人呼んで廉価版マーリン。
Quickは1枚だけだがNP効率は良く、むしろArts3+1枚を活かした1stAボーナスでパーティのNP効率向上に寄与する。
長期戦向けと思いきや、Quickパだとスキルを活かした初動ブースターにもなれ、短期決戦適正も存外高い。「全体クリティカル威力アップ3T」と「スター継続獲得3T」をスキルで併せ持つのは依然として彼と水着メイヴだけだからだ。
スキルでのNP50~75%チャージやArtsボーナスの介添でゲージを積んで繰り出される宝具も、攻防バフやHPリジェネはもちろん強化追加のスター発生率アップもQパに有効で捨て効果がない。
低レアゆえのステータスの低さと「無辜の怪物」による脆さが気になるところではあったが、スキル強化で「人魚姫の愛」に変化。
防御ダウンのデメリットが消えただけでなく、スター生産を他者に渡せるようになったうえ生産力が毎ターン15個と大幅強化、任意の味方にNPを合計30渡せるようになった。
従来の強みはそのままに他者のNP装填支援、場持ちの良いアタッカーにスター生産を託しての即落ち、「オーダーチェンジ」を使った人魚姫の愛2重掛けなど多彩な運用が可能となった。
ちなみに、自身にかける場合不労所得でNPを105回収可能であり、宝具カード補給脳力に磨きがかかる。
「場に居座るだけでも仕事ができるサーヴァント」の1人であるため、礼装は恒常的な星出し能力を補助するために「2030年の欠片」がほしいところ。
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諸葛孔明
みんな大好きNPタンクその1。Quickパでは「鑑識眼」による3T持続のクリティカルバフが他編成以上に有効となる。
最高クラスの攻防バフに加え、NPは全体に20、単体に50配布でき、宝具回転が重要なパーティのスターターとして大いに期待できる。
自前でスター供給が一切できないので、礼装で補っていきたい。
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マーリン
NPタンクその2。スキルアイコンからBusterパの火力ブースターという印象が強いが、Quickパとも相性がいい。
実のところ
「英雄作成」の本体は超高倍率のクリティカルバフ
ともいえるため、スターが増えやすいQuickパならその爆発力が安定して活きるのだ。
ただしクリティカルバフは1Tしか持続しないのに注意。
それ以外にもカリスマに付く全体NP20配布、スキル1手で使える全体無敵、宝具でのHP&NP配布&スター供給とやれることが極めて多い。
難点は1度回ると強い反面、1度回るまでが遅いこと。ターン毎に自NP+5%されるためこの弱点も抑えられているとはいえ、マーリンのカードを基本的に1枚目でしか使わないようなQuickパではこの弱点が顕著になる。
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新宿のアサシン
スター操作系能力を2つ搭載したスターコントロールの名役者。クイックパ、クリパの基礎と魅力が詰まっている一騎。
ゲージ効率はQuick型サーヴァントの典型を出ないが、単純にQuick型パーティへ採用しうるスペックと、クリティカルスター配分でのサポートが充実している。
クイックパ、クリパを組んでみたいと思うマスターならばフレンドから借りるなりして彼で遊んでみることをお勧めする。
最大の欠点は単体宝具にもかかわらず低い火力。スキル強化までは我慢して脇役に。
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不夜城のアサシン
Quickパではとても貴重な火力ブースター。「女帝のカリスマ」による攻撃力+20%とQuick性能+20%が最大の魅力。
絆礼装を付ければQuickカードのバフ値は40%にも達し、3T持続型ながら1T持続型バフの強化倍率に匹敵する。
これだけでなく、拷問技術による敵の防御ダウンまで持っている。すべて合わせた暁には、Quickでのダメージが通常時の約2倍となり、Buster並の火力を出せるようになる。
何気に皇帝特権が決まれば火力も馬鹿にはできず、彼女自身が宝具で自身にクリティカル威力アップバフを付与するためPT全体が高火力になる。
宝具強化で自身のアタッカーとしての性能に磨きがかかっただけでなく、強化解除が追加されたことで敵を無防備な状態に貶めることもできるようになった。
仲間のダメージアップに特化した分防御面がノーマーク(どころか絆装備の場合は防御力が10%下がる)。防御、回復支援に長けたサーヴァントと組ませると理想的。
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水着イシュタル
Quickパの火力ブースターその2。
「輝ける水の衣」が高性能。Qバフ20%とNPバフ20%を一括で撒いてくれるため、QuickのNP効率が大幅に改善する。
更に、メインアタッカーのカードが場に出ていないときには2ストックあるクリバフを使用して火力を出しに行くことが可能。クリバフ2重掛け時はクリバフの倍率が110%と極めて高く、瞬間火力はサポーター屈指。
回数制の回避、無敵を短CT(回避はCT4)で回せるため生存能力が高いのもGood。
更に多段hitの全体Quick宝具で雑魚を蹴散らしながら星を出す動きが可能。
難点は「サマー・ブレイカー」のスタンと、2hitという壊滅的な性能の通常Quick。
スタンについては「白き器の令印」や「八葉の鏡」をArtsにつけて対処したい。(イシュタルは主にArtsクリティカルによるNP回収を狙うため)
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アナちゃん
2種の足止めスキルと2ストックのQuick耐性ダウンを所持する妨害寄りQuickデバッファー。
2種のQuick耐性ダウンはそれぞれ倍率が20%。重ね掛けすればQuick耐性を40%下げることができ、疑似的な全体高倍率Quickバフとして機能する。
また、宝具には確率スタン(OCで確率上昇)があるうえ、対男性相手ならば魅了スキルも持つため、Quick寄りサーヴァントにかける足止め、遅延手段が豊富。
難点として全体的なNP効率が悪めなところがある他、OC1ではスタン確率が80%と不安な点がある。
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アレキサンダー
スキルで攻撃バフとQバフを一気に配れる低レアライダー。恒常星3なのでフレポで獲得可能なのも嬉しい。
難点はQuickが2hitだけのライダーなせいでむやみに星を食いつぶしてしまうこと。宝具による1発星出しこそあるが水着イシュタルと違いNP効率や自身の火力はそこまで高くないので、フォローする手段を用意しておきたい。
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バーソロミュー・ロバーツ
4周年で追加された星1ライダー。その実態はQuick型クリパの新型火力ブースターだった。
「嵐の航海者」による瞬間強化、「海賊紳士」によるクリティカル支援、「疾風の掠奪」と宝具による星出し支援とと星1とは思えない火力支援能力の数々を備えている。
特に「海賊紳士」は自身からスターを弾きながらクリティカルバフをばら撒けるというライダーにあるまじき支援性能を発揮する。これまでのQuick支援型ライダーの弱点だった「星を吸いすぎる」という弱点を克服した新機軸のサポーターといえる。
さらに自身のQuickを底上げしながら星20個を出せる「疾風の掠奪」と全体6hitQuick宝具、2枚ある3hitQuickと低レアとは思えないほど星出し手段が充実している。
これほどのスキルセットを得た代償か、NP効率が露骨に悪くなっている点に注意。
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ケイローン
スキルでクリバフとカードバフを撒ける火力支援特化アーチャー。
高倍率のQバフを撒けるスキル持ちというかなり希少な存在だが、やはり難点はアーチャーゆえの星集中率だろう。メインアタッカーには星集中礼装を付けておきたい。
だがこの集中率を逆手にとって、メインアタッカーのカードが不足しているときに3人目のサポーターから星を巻き上げてサブアタッカーとして動けるのは魅力的。
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謎のヒロインX〔オルタ〕
ユニークスキル「王の見えざる手」によるスター操作と強力なスキル「刹那無影剣」によるスター飽和の2段構えのクリティカル支援を持ち味にするQuick型バーサーカー。
制限しきれないほどスターを奪うアーチャーやライダー(例えば↑のアレキサンダー)をある程度黙らせることができる。
逆に自身はスター集中率が極めて低く、場に居るだけで自然に星の偏りを作れるのが特徴。メインキャストにどんどん星を流してあげよう。
スター生産力こそ並ではあるが、スキルでの1発星出し、QuickのNP効率やBusterの多段ヒットがあるので極めて汎用な接着剤として機能する。
火力はきちんとバーサーカー。いざとなれば刹那無影剣で飽和させて自身でクリティカルを狙いに行ける。
そうしないとえっちゃんでのクリティカルは狙えないということでもあるが。
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蘭陵王
多種多様なスキル、宝具を駆使した継続的な火力向上が持ち味のサポート型セイバー。
スキルからArtsパ特化型と思われがちだが、スキル3の確率効果であるスター発生率アップ、クリティカル威力上昇を十全に活かせるのはQuickパ。
スキル1で攻撃力をアップさせながら自衛出来ることから、意外なまでにQuickパに貢献できる人材だ。
とはいえ味方の強化に依存しているため、自身の星出し能力は低い。
ある程度宝具を回転させた方が美味しいため、礼装は悩まされることになる。
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トリスタン
特殊サポート面が充実した高難易度向けQuickアーチャー。
スキル1で全体回避1回、スキル3で事故防止&強化解除と有用なスキルが揃う。
宝具はhit数の多い強化済み単体Quick宝具で、ある程度の星出しにも期待できる。
カード性能とその構成も良好。積極的にカードを切らなくてもNP50チャージを持つため宝具を撃ちやすく、火力向上にも寄与できる。
1Tの宝具封印というデメリットがあるが、単体宝具ということもあり1T目即打ちで起用する機会がそれほど多くはないため、運用で無視できる。最短で回していこう。
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アタランテ
「アルカディア越え」による宝具強化と「訴状の矢文」による確定スター飽和を持ち味にするサポート型アタッカー。
自身のカードが多い時には「追い込みの美学」で瞬間的に星を集め攻撃にも回れる。
ただ、S1によるバフと宝具によるスター飽和以外に支援をしにくいのに、Arts3hit/Quick2hitでNP効率が最悪クラスなのが致命的な難点となる。有効活用には(フレンド含めて)スカディか孔明、カレスコのいずれか2つ以上は必須。
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ブリュンヒルデ
スキル「英雄の介添」でスターコントロール+火力アップを一手に行えるランサータイプらしいサポーター。
このスキルを投げた対象はバーサーカーですら星をかっさらえるようになり、そこに心眼A相当のクリティカルバフまでついてくる超強力なスキルである。
更に自身のQuickもゲージ効率面でそれなりに良性能な点も○。
難点は星出し面が若干及ばないこと、それ以上にランサーの共通点である「Artsカードが1枚しかない」点。
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シャーロック・ホームズ
宝具で全体に「無敵貫通」「防御力無視」「クリティカル威力アップ」をばら撒く、高難易度戦向けのアタッカー。
スキルでも星出し、瞬間的なスター集中スキル、自身へのArtsカードバフなど「少ない手数で仕事をするためのカード」が揃っている。
ルーラーゆえに硬く、敵のクラスに左右されにくいのがサポートとして○。
難点は実は継続的な星出し面で、QuickがArtsと同じ3hitで意外と平凡。そのうえ、宝具装填のためにArtsクリティカルを優先する運用をすることから次ターンのスターを食い潰しやすい。この点はスキルと礼装で補いたい。
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刑部姫
Quick・クリティカルの火力ブースターに見せかけた単騎耐久型。「四神地相(白鷺)」によって全体クリティカルバフ50%を撒いたり、「千代紙操法」で発生率とNPを供給できる。
また敵単体に「城化物」で強化解除と防御力ダウンを付与して、敵を無防備にすることも可能。
宝具はQuick・Busterバフと防御力・最大HPアップという攻防一体型。
しかし、宝具に支援を依存していながら宝具を回転させる手段に乏しいという欠点がある。
宝具を発動させるためには自身が積極的に殴らなければならない。
また、宝具が補助宝具にも拘らずQuick属性なので、宝具を回転させないと十分な支援をこなせないが、宝具を起動させるとPTの回転を阻害するというジレンマを抱える。
Artsパ、耐久パ、単騎耐久での運用も可能だが、Quickパで運用する場合はカレイドスコープや魔性菩薩による使い切りか、2030年の欠片・プリズマコスモスによる宝具回転率アップ運用が中心となる。
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ガイウス・ユリウス・カエサル
スキルでメインアタッカーの星出しと火力をブーストするサポーター。
煽動EXがスター発生率+100%&クリバフ40%と強烈で、優秀なQuickアタッカーの自己完結度をさらに高める動きを得意とする。
さらに、クリティカルサポーターには珍しく「軍略」で気休め程度とはいえ宝具火力も底上げできる。
自身の宝具でも一応星出しはこなせるが、カード性能は(アタランテほどではないが)どうしても水準に届かず、宝具発動にはNP礼装が事実上必須となる。
概念礼装一例
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「Quick性能アップ」
イマジナリ・アラウンドなど純粋にクイック性能を上げる礼装。
単純に威力を上げるだけでなく星出し性能やNP回収力も上がるが、これは主役サーヴァントにつけるのを推奨。
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「スター獲得状態付与」
2030年の欠片など。
単に殴るだけでは20個そこそこ、Quickチェインで30個が関の山のスター生産量を補ってくれる。HP増加パラメータを持つ2030年の欠片は脇役サーヴァントに持たせたい。
なお、「スター発生率アップ」系は基本的に効果が低すぎるうえ、装着者が攻撃に参加できないターンで事実上無効なので優先度はほぼない。
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「スター集中度アップ」
封印指定 執行者など。
パーティ内のスター配分率を操作して今・次ターンの計算をやりやすくする効果は捨てがたい。
ただし、あまりに偏らせると、礼装装備者以外の他のメンバーのクリティカルなどを阻害しうる。
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「クリティカル威力アップ」
騎士の矜持など。
Quickパーティの火力の要であるクリティカル威力を上げる礼装もあり。
ただし、ArtsやBusterの威力も上がる代わり、NP効率はQuickアップに劣る。
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「宝具威力アップ」
黒の聖杯など
Quick宝具は威力がArts/Busterより若干高く優秀なダメージソースになる。
宝具威力を上げる手段は稀少なので、宝具アタッカーは起用を検討したい。
パーティ構成一例
クイック枚数の多い、アサシン・ランサー・ライダーなどをメインアタッカーにしたものが多い。
アタッカー+サブアタッカー+サポート
例:ジャック・ザ・リッパー+パールヴァティー+アタランテ(要NP礼装)
道中は回避系スキルで凌ぎつつ、Q多用によるクリティカルによりNPをためていき、
ボスはバフをかけた高威力宝具で一気にしとめる運用。
フルアタッカー
例:ジャック・ザ・リッパー+沖田総司+謎のヒロインX
優秀なQアタッカーを並べ、とにかくクイックでクリティカルスターとNPを稼ぎ続ける構成。
カードとスター配分によっては事故ることもあるが、たまに来るAQQ・BQQやEXなども上手く使い分けるのが重要。
高レアと各自の回避スキルに頼りがちだが、3Wave構成など周回相手では十分。
アタッカー+サポーター×2
例:宝蔵院胤舜(スター集中礼装装備)+スカサハ=スカディ+アンデルセン
1人のQuickアタッカーを2人のサポーターで支援する構成。
Qチェインを組めなくなる分減少するクリティカルスターを礼装やスキルによる星出し、スター集中でカバーするコンセプト。
ArtsやBusterの1stボーナスを積極的に活用していこう。
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最終更新:2021年03月07日 10:33
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