『Fate/Apocrypha』の“赤”のアーチャー。本作では恒常の★4アーチャー。
初期サーヴァント中各1騎しかいない全体1Tカード強化バフ使いのQuick担当でもある。
(Artsはアマデウス、Busterはシェイクスピアがそれぞれ担当している。)

ステータスはHP寄り。★4アーチャーではHPがトップ、ATKがボトムになっている。
カード構成はQQAAB+Q全体攻撃宝具。Hit数はQ3/A2/B1/EX3/宝具10Hit。
宝具が多段HitするためN/Aが計算値から0.87→0.5と下げられており、NP効率が劣悪。QやEXのHit数が多めとはいえNPを貯めにくい。
自力でNPを貯めるにはAが多めのPTに入れてArtsチェイン、AやQで積極的にクリティカルを狙うなど工夫が必要。

属性は「中立・悪・地」。アーチャーには数少ない邪智のカリスマの効果対象の一人。

スキル

【スキル1】アルカディア越え B → A CT:7-5
貴重な全体Quickアップスキル。幕間の物語クリアの強化後ならば、全体を最大50%強化と言う破格の性能。
威力に加えて、スター発生・NP効率のどちらもアップする点が他のカードバフとは異なる点であり、
すべての効果を生かそうとすると1T持続であることも相まり、扱いが難しくなる。
数少ないQuick支援鯖ということで、ジャックスカサハなどの
特攻付きQuick宝具の威力を単純に強化する目的で使っても良い。

【スキル2】追い込みの美学 C CT:6-4
1T持続のスター集中スキル。
スターを集めやすいアーチャーであることが相乗し、発動時の星の乗り方が気持ちいい。
(効果の目安としては、スキル発動中の狂スロの約2.5倍。)
加えてCTを4まで短縮できる1T持続効果という、取り回しの良さがウリのスキル。
ただし、宝具発動後のターンはスターが飽和するので、効果が薄いことに留意すべき。

【スキル3】カリュドーン狩り A CT:8-6
最終再臨後のサーヴァント強化クエストにて取得。
これにより回避スキルを得て場に残りやすくなると共に、NP獲得量がアップし宝具を使いやすくなった。
元々のNP効率が劣悪なので過度の期待はできないが、宝具使用時に効果が残っていれば大きくリチャージすることも可能。
後述のWスカディシステムの要になるスキルでもあるため、その際は忘れずにスキル上げをしよう。

宝具「 訴状の矢文 (ポイボス・カタストロフェ)

全体Quick攻撃宝具。各敵に10回Hitするためスター生成量は目を見張るものがある。
また、強化済みであればOC100%でも15個更にスターを獲得するため、宝具後はほぼスターが飽和する。
敵が3体いれば、素の宝具だけで40前後のスターを獲得できるため、
支援のために「アルカディア越え」を温存しても、Qチェインや前後のカードを交えて飽和は現実的である。
また、3T持続の「カリュドーン狩り」効果中であれば、それなりのリチャージを期待できる。

+ 宝具での星の飽和に関する考察


「アルカディア越え」Lv10のみをバフとして適用し、宝具OC1における生み出す星の数は、

  • 敵が[1]体なら(0.08+(0.8*1.5))*10*[1]+15=27.8個、
  • 敵が2体なら40.6個
  • 敵が3体なら53.4個

(※厳密には28%の抽選だが、今回は期待値をとることで簡略化。)

つまり、敵が2体でも、他2枚の選択カードの追加生産やクリパ御用達の欠片で易々と星を飽和させることができる。
敵が1体の時は飽和するにはQチェインやスキル補助など考慮する必要がある。

+ 「小さな夜の曲」と星飽和運用の比較

アマデウスの「小さな夜の曲」と比較して、より多くの運が絡む。
両者の運用上異なる点は、 配られるカードを飽和前に確認できるか否か である。

  • アマデウスは狙いの鯖のカードがあることを確認してから選択ができる。
  • アタランテは次ターンのカード構成がわからない状態でその選択を迫られる。

カードの周期に慣れることはアタランテの運用上必須条件となる。

運用

スキル「アルカディア越え」によるQuickバフと、宝具「訴状の矢文」によるスターの大量獲得に優れる。
Quickパーティのサポート役として優秀な性能を持つ。
しかし、ATKの低さ・NP効率の悪さで単体での攻撃性能は高くない。
何も考えずに投入しても活躍させるのは難しく、初心者には物足りない性能である。
パーティ構成によってその真価を発揮しうるサーヴァントであるともいえる。

特筆すべき点は、宝具を発動させることで、スターの飽和が容易であるという点である。
これを利用すれば、ほとんどスターを吸わないバーサーカーやアヴェンジャーのカードを、強引に確定クリティカルまで持っていき、爆発的な火力を狙える。
しかし、その方向性はそのサーヴァントに依って異なる。

  • Bにスターを乗せて、高倍率のクリティカルバフを併せて、瞬間火力を叩き出す。
  • Aにスターを乗せて、更にNPバフやAバフを併せて、連続宝具や100%↑リチャージを期待する。
  • Qにスターを乗せて、NPとスターの継続供給力を増加させ、パーティーの回転を加速させる。...etc

ともあれ、宝具後の次ターンでクリティカルで大きくリターンが見込めるパーティ構成が望ましい。

全体宝具であることを利用して、雑魚チラシ→ボスへの火力支援という使い方が明確でわかりやすい。
ただし、素のNP効率がほかのサーヴァントよりも悪く、NPが溜めづらい点を考慮しなければならない。
後述のように、一発目の宝具に関しては初期NPチャージ礼装を交えるのが現実的である。

反面、アタランテ自身で吸うことを前提とした宝具の使用はかなり非効率。
低ATKやNP効率から、『わざわざ宝具で準備して、次のターンで稼ぐ』という2ターンにわたる手間はあまりに大きい。
むしろ『スパンの短い第2スキルで最小限の星をうまく自分のカードに載せて、そこでダメージやNPを伸ばしつつ宝具の再使用も目指す』方がパーティの調整弁として有効に機能するだろう。

+ 高難易度戦

厄介なブレイクスキルをごり押しで突破するためと考えれば、高難易度においても活躍の機会は大いに存在する。
高難易度戦、特にエネミーが追加され続けるタイプの長期戦では、複数回の宝具発動による星飽和を目的に運用する必要がある。
コンセプトとしては、最小限の行動で、効率よくNPを稼ぐということである。
取り回しの良い「追い込みの美学」や効果が持続する「カリュドーン狩り」を使い、アタッカーが動けない時に率先して動き、メインアタッカーの邪魔をしないように心掛ける。
クラススキル「単独行動」を活用して、最後のひと押しを務めることもできる。
カード巡りのシステムも把握し、次にメインアタッカーのカードが集まりそうなら、そこに合わせて宝具で星飽和を狙い次の火力につなげる。

+ Wスカディシステム

また、敵クラスを問わない巌窟王ランスロット(狂)に比べると汎用性には劣るが、Wスカディシステムのアタッカーとして使うことができる。
多段hit全体Q宝具であるため、「カリュドーン狩り」とスカディのQバフ、さらに「アルカディア越え」やマスター礼装による補助なども合わせることで、宝具でNP50%以上リチャージ可能。
スカディのNP供給スキルと合わせて宝具連発が可能となる。
Wスカディ+「カリュドーン狩り」Lv10では剣(DTDR=1.0)3体相手にNP45%回収できる。オーバーキルや追撃または他のサポートが必須となるが連射は実用的。
狂(DTDR=0.8)3体相手では36%となるため、難度は上がるが一応は可能なライン。
Hitあたりのダメージはそれぞれ3,5,3,7,8,10,12,14,16,22%。

霊基再臨とスキル強化の際に要求される素材は、どれもレアリティが2以下に留まっている。
また、チャージタイムが1ターン短縮されるスキルLv.6まで強化するのに必要な素材は、(弓の魔石、弓の秘石を除いて)★1素材の竜の牙のみとなっている。
育成がそこまで辛いサーヴァントではないため、他にQuick主体のメインアタッカーがいるのなら育ててみても良いかもしれない。

相性の良いサーヴァント

味方全体のQuick性能強化や、宝具の大量スター獲得とサポート面が強いため、
強力なQuick宝具を持つ味方や、クリティカル威力アップスキルを持つサーヴァントと相性がいい。
両方の条件を満たすのは、同じクラスではアルテラ・ザ・サン〔タ〕ビリー・ザ・キッド
その他、ランスロット(狂)アン・ボニー&メアリー・リード沖田総司イシュタル(騎)スカサハクー・フーリン〔プロトタイプ〕等。

アタランテをアタッカーとするならQサポーターであるスカサハ=スカディが抜群の相性を誇る。
NP供給で初動が補える上、Q強化による宝具連射でクリティカルが安定的に狙えるようになるため低ATKやNP効率が気にならなくなる。

相性の良い概念礼装

礼装についてはNP効率が劣悪なため、ほぼカレイドスコープか、限界突破済みの虚数魔術となりがち。
アーツチェインを望めるパーティなら初期NPが落ちるものの、ダメージ増加が見込めるゴールデン相撲~岩場所~サマータイム・ミストレス聖夜の晩餐鬼に衣なども考慮に入る。
孔明と組む場合はNPを50%まで増やせるため、NP50%チャージ+αの礼装も選択肢に入る。
そもそも宝具の使用を考えずに「アルカディア越え」のサポートに専念するのなら2030年の欠片ゴールデン捕鯉魚図聖女の教示錦上添花もアリ。

なお、4章実装と同時に魔術協会制服の「霊子譲渡」や、令呪一画を使用してNPを100にする令呪使用法も追加されたため、現在ではカレスコ無しでも宝具を撃ちやすくはなった。
また、カルデア戦闘服の「オーダーチェンジ」も実装されたため、
最初は控えに置いておき、最終WAVEなど強敵戦で登場させ味方にクイック強化をかけるという使い方もできるようになった。
しかし、依然として、初期NPチャージ礼装以外の採用は難しい。

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最終更新:2019年06月19日 12:43