魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~にて実装された、☆5の魔法少女…もとい、魔術師のサーヴァント。

ステータスはATK高めの凹型成長。☆5術でATKは玄奘三蔵紫式部に次ぎ、ネロ・クラウディウス〔キャスター〕と並び3位タイ。
Arts3枚+単体攻撃B宝具で、玄奘三蔵と同じカード配分になっている。Hit数はQ3/A5/B1/EX5/宝具4。

クラススキルは一般のキャスターが持つ「陣地作成」「道具作成」ではなく、
「対魔力 B」と固有スキルの「無限の魔力供給 C」を持つ。毎ターンNPを3%獲得できるが、長丁場でなければ微々たるもの。
「陣地作成」を持たないため、A3枚持ちとしてはAの性能が凡庸。
QとEXではAよりHit数が少なくNPを稼ぎにくいので、NPを確保するにはブレイブチェインよりもArtsチェインの2~3手目に入れることを意識しよう。

属性は「中立・善・人」。〔今を生きる人類〕〔子供〕特性を所持。

スキル

【スキル1】愉快型魔術礼装 A CT:7-5
自身のBを1T強化するスキル。名前こそ固有だが、性能は「魔力放出 A」と全く同じ。
Bは1枚しか持たないため、基本的に宝具に乗せて使う。

【スキル2】自然の嬰児 B → 未来へと輝く A CT:8-6
自身に1Tの無敵と3TのNP獲得量アップを付与するスキル。
アイリスフィール〔天の衣〕の同名スキルより、ランクと効果が若干劣る。
NP獲得量アップは序盤に使いたいが、CTがやや長く不用意に使うと敵の宝具に間に合わなくなるので注意。
使い方としては、1waveで早々に使い、2wave以降で再使用を狙ったり、
ターゲット集中系の効果を使い被弾でNPを稼ぐ等。

2021/8/27実装の強化クエストクリア後は、NP30-50%が追加される。

【スキル3】あやしい薬 A CT:8-6
ルビーが原作で色々な人に様々な薬を注射しているのを再現したスキル。
本作では味方単体にHP回復(最大3,000)、ガッツ(1回・3T)、弱体無効状態(1回)を付与する。ただしHP回復以外は成功率が70%。
全成功すれば幅広く効果があり強力な回復スキルだが、確率付与のため信頼しづらい。またCTが若干長いのも難点。
オジマンディアスクロエ蘭陵王美遊ラクシュミージェーンのスキルで成功率を伸ばすことは可能。

+ 確率強化の仕様

確率強化とは「皇帝特権」に代表される一定の確率で強化が成功/失敗するスキル/宝具。
成否が安定しない代わりに、成功さえすれば強力な効果を得られるものが多い。

確率強化のスキル・宝具の使用者が「強化成功率アップ」効果を受けると成功率を上げ、確定させることが可能。
現状では確率強化スキルと強化成功率アップの両方を持つサーヴァントは確率が60%~85%ばかりのため、スキルレベル次第で確実に効果を受けることが出来るようになる。
ただしそれは自身の確率強化スキルを確定にさせるには充分な倍率ということであり、他者に付与した時は足りないこともある。
例外的にクロエは成功率アップは持っているが確率強化スキルは持っておらず、イリヤシトナイイリヤ〔水着〕のみが対象で、上昇量はスキルレベルに関わらず一定。

スキル・概念礼装・指令紋章には「被強化成功率アップ」効果を持つものが存在する。
こちらは確率強化のスキル・宝具の効果対象者が受けると成功率が上がる。
「皇帝特権」等は自身が効果使用者&効果対象者なのでどちらの効果でも恩恵を受けられる。

”確率で付与”と記載されていない通常のスキル・宝具の強化効果であっても、ほとんどは成功率100%で計算が行われている。
回数制の「強化成功率アップ/ダウン」「被強化成功率アップ/ダウン」は確率でない強化時も1回としてカウントされて消費される。

【注意点】
強化成功率アップは「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を上げる」効果。
例えば蘭陵王の「勢い破竹の如し」レベル10を自分に使った場合「魔性の貌」の成功率は60%+40%で100%=確定で成功となり、
自分以外に使うと60%のまま。
蘭陵王と美遊とカラミティ・ジェーンは対象が単体のため、使用する対象には気を付ける必要がある。

被強化成功率アップは、「その効果を受けているサーヴァントが受ける強化の成功率を上げる」効果。確率は強化成功率アップと加算になる。
例えばアンデルセン深窓の麗人を装備して宝具を使用しても、確率が上昇するのは自身への強化のみ。
全体に確率強化のバフをばら撒くタイプのサーヴァントには不向き。

前述のように羅竜の面のような回数性の成功率アップは次に受ける強化全てが対象であり、それが確率強化スキルか否かを問わない。
なので次に受けた強化が確率強化スキルでない場合は無駄に消費され、成功率アップ効果が消えてしまうので注意しよう。

フィンの「女難の美/華麗奔放」、アストルフォの「理性蒸発」、概念礼装の死霊魔術のような「強化自体は確定で成功し、効果の発動がランダム」な効果は成功率アップの対象とならない。

強化成功率ダウンは「その効果を受けているサーヴァントが受ける強化の成功率を下げる」効果と「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を下げる」効果が混在している。
オベロンのクラススキルの〔マーリン〕に対しての強化成功率ダウンのみ「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を下げる」効果。)
通常のスキルなどの確定の強化は確率100%なので倍率分の数値下がった確率強化になる。一部の確定の強化*1は確率500%で影響がないものも存在する。
強化成功率ダウンの倍率の強化成功率アップを付与することで確定に戻すことも可能。
ただし森長可の強化成功率ダウンの倍率は非常に大きいので、無理矢理成功率を上げるメリットは薄い。

  • 被強化成功率アップ効果のあるスキル
    Class Rare Name スキル名 Range Turn Effect
    Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5
    Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10
    5 スカサハ 原初のルーン(CT6~8) 単体 1T 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 20
    5 ニトクリス〔オルタ〕 冥府神の裁定(CT7~9) 全体 1T 40
    Class Rare Name クラススキル名 Range Turn Effect
    5 ミス・クレーン 道具作成(衣) 全体 - 10
  • 被強化成功率アップ効果のある指令紋章
    Rare Name Range Turn Effect
    4 羅竜の面 自身 2T 20%

宝具「 多元重奏飽和砲撃 (クウィンテットフォイア)

Buster属性の単体攻撃宝具。攻撃前に1TのB強化(OC依存)を得てから攻撃する。与ダメージ後に3Tの攻撃力+防御力ダウンのデメリットを受ける。
幕間の物語*4クリアで宝具威力が上昇し、OC効果のB強化が20%刻みに上昇。また3TのNP効率アップとスター発生率アップを得る。

宝具前のバフと、「愉快型魔術礼装」による上乗せが可能で、単発威力はキャスター内でも随一。
Bを1枚しか持たず、また宝具後に攻撃力が下がるため、宝具を絡めたブレイブチェインを狙うよりも宝具チェインで後に並べる方が良い。
特に宝具強化後はOC効果が大きくなっており、宝具チェインを狙うメリットが大きい。
デメリットの攻防ダウンは「あやしい薬」で不確実ながら対策出来るが、倍率は低いので無視しても構わない。
NP獲得量アップは、「自然の嬰児」と併せて最大+48%上昇しNP効率を底上げできる。
スター発生率アップはおまけ程度の認識で良い。

総評

宝具の瞬間火力が目を引く対ボスアタッカー。
通常攻撃の性能は控えめなため、Artsチェインを重視した編成でNPを確保し、宝具チェインでOC効果を乗せた宝具を叩き込みたい。

キャスターの単体宝具持ちとの比較では、玄奘三蔵オケアノスのキャスターメディアのように連射性で劣るが、宝具1発の火力では上回る。
酒呑童子(術)は、宝具2イリヤ>宝具5酒呑>宝具1イリヤという順になり、また〔魔性〕特攻が入れば酒呑が大きく上回るが、イリヤは無敵や回復等で場持ちに優れる。

相性の良いサーヴァント

キャスタークラスはサポーターが多いため、クラス統一を組むことでイリヤの戦力を補助しやすい。

  • 玄奘三蔵
    競合相手のようで、実はスキルの相性が良く、Wアタッカーとして動かすことも可能。
    「妖惹の紅顔」で被弾した三蔵を「あやしい薬」で回復、
    「三蔵の教え」で宝具のデメリットを帳消しし、かつNP効率を底上げ出来る。
    「高速読経」もイリヤとの宝具チェインが容易にできるが、ブレイクゲージありならターンを分けてダメージを刻ませるべきか。
  • 諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕 マーリン
    鉄板のサポーター。イリヤの凡庸なNP効率を補いつつ各種バフを上乗せ出来る。
    特にイリヤが持たない攻撃力アップや彼我の防御力を補える孔明と相性が良い。
    マーリンは宝具での支援が強力で、長期戦向け。攻撃面のアシストも劣るものではないが、宝具の理論値は孔明とあまり差はない。
  • オベロン
    短期戦での宝具運用に特化したサポーター。イリヤとオベロンのS2で確実に宝具を放つことができる上、
    同じくイリヤの持たない宝具威力アップをS1で付与することができる。
    威力不足でもS3で大幅なブーストを狙えるものの、有利クラスが噛み合わない・Artsが1枚・スキルのデメリットが重いという点で長期戦には向かない。
  • オケアノスのキャスター メディア ニトクリス パラケルスス アンデルセン
    三蔵と同様にNP獲得スキルで宝具に繋げやすく、宝具チェインでOCを伸ばすことが出来る。
    先の3騎はNP100%以上獲得できるため、1・2Waveの敵を一掃後にも再度宝具が使用可能。
    後の2騎はNPは100%に満たないが、Arts・NP獲得量バフやATKバフなどサポートする能力に秀でている低レア。

  • 玉藻の前 ギルガメッシュ〔キャスター〕
    確実なArtsチェインに加えて通常攻撃のAの性能を高め、攻撃力やNP効率を底上げ出来る。
    前者はスキルリチャージを早める宝具が優秀で、後者はスター発生率アップで星を稼ぐことが出来るようになる。
    イリヤは全体的にヒット数が多めで、100%以上のスター発生率アップを乗せられれば星を確保しやすい。
    ただし回転率の向上は、イリヤの宝具によるステータス低下デメリットを重複させやすくもする点に要注意。

  • 美遊・エーデルフェルト 蘭陵王 オジマンディアス クロエ・フォン・アインツベルン ラクシュミー・バーイー カラミティ・ジェーン
    「あやしい薬」の成功率を上げるスキル持ち。
    原作の相方である美遊はバフ支援こそできないもののNP供給と確率アップの効果時間に優れるうえ、アーツチェイン・宝具チェインが組みやすく、クラス統一も出来る。
    蘭陵王はNP供給や各種バフ付与が可能で並べやすいが、スター集中度の低いイリヤから星を奪いやすい上、自前でも確率バフを持っている点に注意。
    オジマンディアスはクラス相性の都合で並べて使いづらいが、NP供給と攻撃力アップによる総攻撃に優れる。
    原作の相方であるクロは支援要素が少なくスター集中度が高いアタッカーであり、イリヤと並べるメリットが小さい。
    ラクシュミーは全体付与で3T持続に加え攻撃力バフ・無敵付与できるので使い勝手は良いが、カード構成やスター集中度の関係上並べるメリットが小さい。
    ジェーンはイリヤさえもクリティカルアタッカーに仕立て上げることができるが、イリヤ自身にスター獲得能力がないのでわざわざ狙うほどのものでもない。
    後四者は敵のクラスが混成の場合は選択肢に入る。スキルを一通り使った後「オーダーチェンジ」で一方を控えに下げるのも手。

相性の良い概念礼装

自前で持つBusterアップの最大倍率がOC100%でも+70%に達するため、加算のBusterアップより乗算になる宝具威力アップや攻撃力アップの優先度が高い。
ハロウィン・プリンセスまたはゴールデン相撲~岩場所~、恒常礼装ではヘブンズ・フィール黒の聖杯、宝具強化後なら魔性菩薩火炎伯爵等も候補に加わる。

無敵と回復を活かして長期戦に耐えさせるならNP効率を改善するArts性能アップや毎ターンNP獲得状態、NP獲得量アップを含むものが良い。
プリズマコスモスアフタヌーン・パーティーダイブ・トゥ・ブルー蒼玉の魔法少女ハロウィン・プチデビル等。

強化クエストクリア後は初期NP50礼装でも宝具を打ちやすくなることで、他のサーヴァント次第では概念礼装の選択肢が大幅に増える。

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最終更新:2022年05月14日 01:29

*1 多数のマスタースキル、「スケープゴート」などターゲット集中効果

*2 攻撃強化限定

*3 攻撃強化限定

*4 第7特異点クリア、第3再臨が条件