但馬国に渤海人が漂着(渤海国使節#23) 828年(H0828a)

天長4年12月29日(828/01/23) 但馬国に王文矩(おうぶんく)以下百余名の渤海国使が漂着。渤海国使節#23。一紀一貢(使節の派遣を12年に1回とすること)に反する使節なので入京を拒否。天長5年4月29日以降に帰国した。

この間に、
  1. 船を修理すること
  2. 遠物(異物の珍品)を好む人が多く、争って渤海国使と交易していることに対して厳しく取り締まること
  3. 今後、国司が蕃客(外国の使節)の持ってきた国書を書き写して太政官に報告すること
など、渤海国使の取り扱いについての太政官符が出されている。

参考文献

最終更新:2008年04月03日 20:36