M18 Hellcat

古き良き勝率パディング車両。僕は大好きです。


戦車について知る

 まずは車両の基本スペックから見ていこう。
  • 主砲:単発火力240/精度0.35/照準時間1.7/AP貫通160/APCR貫通243/DPM1694.4/仰角+20°/俯角-10°
  • 耐久値:570
  • 最高速度:72km(後退時:12km
  • 重量:20t
  • 実用出力重量比:22.72
  • エンジン出力:460
  • 旋回性能:車体30/砲塔16
  • 視界範囲:370m
  • 隠蔽率:0.4194/0.2516(静止時/移動時)

 この車両の特徴は優れた砲と優れた視界・隠蔽率、そしてそれを運ぶのに十分以上の足である。まずは砲から見てみよう。単発火力は240と駆逐としては標準的で、精度は0.35と単発の威力から見て妥当。ここまでは見ると普通の車両だが、なんと照準速度が1.7とかなり早い。またこの車両は旋回砲塔なので、普通の駆逐と比べて射撃体勢に移るまでがスムーズである。その為敵を発見してから射撃までの時間が圧倒的に短い
 次に機動力である。最高速度が72kmと破格、しかし旋回性能が低く加速も遅い。その為MTのように動かすには少々無理があるが、最高速度はMTどころかLTクラスなので、積極的な陣地転換が行える
 そして視界範囲・隠蔽率である。視界範囲はMTクラス、隠蔽率は普通のTDである。足もあるため終盤には偵察役として活躍出来る。ここで注意するのは、あくまでTDでありLT・MTのような走り偵察や頭出し偵察は効果が薄い。というより劣化LT・MTにしかならない。なので繁みを使い危なくなったら退避を繰り返す、というような運用が良い。


車両解説

 この車両は普通の駆逐とはかなり異なる、MTよりのTDと言えるだろう。TD運用が得意なMTといってしまってもいいかもしれない。上で火力が標準的と書いたが、それは駆逐として標準的ということである。このティアは全体的にHPが低く、普通の駆逐が3発も当てればだいたいの車両は撃破される。つまり、MTとしてTDの火力を出せるというのがこの車両の強みである。
 上記のような車両が本職のMTのような機動性を持っていてはあまりに強すぎる。そんな車両は過去を探しても無いだろう。旋回性能と加速性能が悪いので、基本的に前線に出るべきではない。足は陣地転換のためだけに使うべきである。また装甲が無いに等しく十榴が貫通しやすい。砲塔正面は丸い防盾のおかげで稀に謎弾きするが、基本的に格下の攻撃を弾く程度である。その為、基本的に撃ち合いになる距離での戦闘は避けるべきである。同格相手なら単発が高いため有効に見えるが、そもそも持っているHPが少ないためHPを残すという意味で避けた方が良い。ハルダウンでの撃ち合いなら、砲が上の方についておりキューポラも無いため有利といえば有利だが、詰められると低DPM・低HPのため不利になるので注意が必要。詰められると弱いので簡単には詰められない距離を保って戦うのが良い。
 この車両のもう一つの特徴として、格上への対抗力がある。まず通常弾の貫通が高く、ティア7HTくらいなら正面から抜ける。そして課金弾の貫通の伸びも良く、ほぼすべての車両を正面から抜くことが出来る。また今では視界もMTクラスだが、TD特有の高隠蔽を持っているためMT相手でも視界勝ちを狙える。とは言ってもLT・MTがこの車両の天敵であるというのは確かで、ティア8MTなんかに詰められたら基本的に勝てない。


戦車運用の仕方

 基本的に繁みを使って待ち伏せが有効。このあたりのティアでは視界範囲が狭い敵が多いので、撃ってもばれない場合がよくある。常に自分の隠蔽と敵の視界範囲を理解して視界勝ちを狙うようにしよう。
 このゲームにはあからさまに視界勝ちを狙えるポイントというのは数える程しかない。敵の位置と味方の位置を把握して試合の展開を予想、そこから安全に撃てるポジションを予想してその都度リポジするといい。というのはまあMTの基本のようなものだが、車両性能が良過ぎてそれをするだけで勝ててしまう。ティアトップならばMT用の強ポジなども使って強引にダメージを稼ぐことも出来る。
 ティアボトムならば隠蔽を活かしてスポットに徹した方が良い場合もある。しかしティア8車両と比べると視界範囲が劣っている為視界勝ちは難しい。足回りも最高速以外は悪いので、無理して偵察するよりは金弾を使って格上にもダメージを通した方がいい場合も多い。


弱点と対策

  • 後退速度・旋回性能
遅い。びっくりするほど遅い。びっくりした。具体的には置きエイムして先に撃っても後退中にダメージを貰うくらい遅い。旋回も遅く、万が一見つかった場合にほぼ逃げきれないくらい遅い。

⇒横の飛び出し撃ちはしない。していいのは絶対に撃たれないor撃たれてもいい状況だけ。置きエイムして撃つ場合も後ろ向きに出て、すぐに隠れられるようにする。見つかる可能性がある場所でも、後ろ向きにしてすぐに隠れられるようにする。開幕の置き偵をする場合、カニ目を積んでいるなら後ろ向きになる時間がロスになる。絶対にばれない自信があるとき以外は車両の特徴だと思って諦めよう。

  • DPM
同格のDPMは2000超えが殆どな中1694.4と低く、相手のラッシュへの対応力が低い。またラッシュに限らずとも、何度も撃たれるような無防備な敵への攻撃力が他に劣る。さらに味方が溶けて大量の敵が押し寄せてきた場合、DPMが低い為削り切るのに苦労する。

⇒そこまで大きな弱点ではないが、詰められてDPM負けしないように意識しなければいけない。序盤で射撃機会を逃すと後半で取り戻すのが他より難しいので、射撃機会を逃さないように注意する。また地形によっては孤立すると敵への抑止力が半減するので、序盤・中盤は味方と連携して低DPMを補わなければいけない。

  • 微妙な視界
視界が悪い車両には視界勝ち出来るが、視界が長い相手には撃ったらばれることが多い。開幕に置き偵ポジに入るのも悪い選択肢ではないが、どちらかというとLTに任せて自分はTDとして撃った方が良い。

  • 薄い装甲
中ティアにはびこる十榴があっさり貫通する。視界切りとハルダウンを徹底してそもそも当たらないように動こう。


質問・苦情・愛の告白

Q1.ぶっちゃけT67の方がティア帯的には強そうなんですけど、どうですかー?

T67は30戦程度しか乗ってないので分かりませんが、勝てるという意味ではそうかも知れません。
そういう意味でもHellcatはもう古いのかも知れませんね( ;∀;)


質問がありましたらお気軽にどうぞ。
  • ぶっちゃけT67の方がティア帯的には強そうなんですけど、どうですかー? -- TDラブ (2015-10-22 22:18:07)
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最終更新:2015年10月25日 09:13