「シナリオ(キャンパスツアー)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

シナリオ(キャンパスツアー)」(2008/11/01 (土) 00:00:07) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 プレイヤーたちが生徒会室に呼ばれると、ド正義が土下座している。顔を上げると怪物の如くボッコボコに膨れ上がっている。 「キミたちの力を貸して欲しい!」 「実は昨日連絡があったのだが、急遽、末那識家の御令嬢が我が学園を視察に来るらしい。彼女は中学三年生だが、どうやらココへの進学を本気で考えているようだ」 「彼女は恐るべき破壊力を持つEFB指定能力者だ。万一、失礼があって彼女が能力を使えば、この学園はもちろん、関東一円が滅びるだろう。10歳の時に『10年間、日本を滅ぼさなかったので』という理由で国民栄誉賞が贈られている。筋金入りのEFB能力者だ」 「つまり、彼女を怒らせないよう、粗相のないように学園を案内しなければならない。……だが、はっきりいって、彼女に通学されては迷惑だ。彼女がいま通学している公立中学校は生徒の99%が不登校となり、教師の90%がノイローゼで退職している。よって、キミたちには御令嬢に失礼のないよう、かつ、どれだけこの学園がどうしょうもないところで、いかに通学する価値がないかをそれと悟られぬよう彼女に伝えて欲しい」 「だが、さらに問題がある。学内の魔人に不穏な動きがあるというのだ。まさかとは思うが末那識の令嬢に何かするつもりやもしれん……。当日は我ら生徒会で万全の警備を敷くつもりだが、噂はフェイクの可能性もある。もしかすると、不穏分子の真の狙いはこの僕かもしれない。よって戦力の一点集中は避け、学園全体にメンバーを振り分けることにした。そうすると、どうしても令嬢のガードが甘くなる。そこでキミたちには彼女のボディーガードもお願いしたいのだ」 「それと、もう一つ悪い噂がある。どうも生徒会か番長グループの誰か一名が、その不穏分子に協力しているらしい。そこで邪賢王と相談し、生徒会と番長グループを1名ずつに分け、コンビを組ませて各所に配置することにした。これにより、互いを監視しつつ警護できるようにしてある」 「困ったことに、僕はこの通りで目も開けられない。能力も使えないので、今回は生徒会室に閉じこもり、警護隊とキミたちガイド隊との連絡を受け持つことにする。敵の狙いは僕かもしれないが、そのために邪賢王が僕のガードに付いてくれるから、僕のことはまず大丈夫だろう」 「なお、今回は学内に入るまでは魔人警官隊の全面協力が得られる。先ほど、総理大臣からも無難に終わらせろと電話で脅されたところだ。おっと、ちなみに橋の下にいた浮浪者は強制収容所に放りこんでおいたぞ。あんな不潔なやつを見たら、御令嬢が思わず能力発動するかもしれんからな」  なぜ、そんな顔になったのか、を聞くと、 「実は一昨日、生徒から新校舎裏に蜂の巣ができてると苦情があってな。役員が皆出払っていたから、僕自ら蜂の巣を除去しに行ったのだが、逆襲にあってこのざまだ。前がほとんど見えないので能力が使えない。このことがもし不穏分子に知られたら何が起こるか分からないので、僕は人前に出ない方がいいだろう」  ***  翌日、末那識千尋の乗った車が多数の警察車両に囲まれてやってくる。千尋は白いドレスを着ている。 千尋「護衛はここまでで結構ですわ。確か、警察の皆さんは学内には入れないんですよね?」 警察「しかし、万一の事態があります。やはり、おやめになられた方がよろしいのでは……?」 千尋「心配いりませんわ。いざとなれば、私一人でどのような問題でも乗り越えられますから」  白い長ランのようなものを着た者たち(識家)の一人が、プレイヤーの一人に助言する。 「千尋嬢はああ言っているが、彼女が能力を使うようなことがあれば、最低でも東京は消えると考えた方がいい。……とはいえ、嬢も自分の能力はわきまえている。そう滅多なことでは能力は使わないだろう。キミたち護衛が一人もいなくなり、自分の身に危険が及べば……さすがに使うだろうが。ま、私たちにとってはキミたちがどうなろうと構わないのだが、命が惜しくば千尋嬢を危険に晒さぬよう十分に配慮することだな」  千尋はガイドツアー隊と合流し、これから「正門(スタート地点)⇒新校舎⇒希望の泉⇒体育館⇒番長小屋⇒旧校舎⇒正門」の順で学内を巡る。1つの観光スポットを1ターンとし、1ターンのうちに「プレイヤーの行動」⇒「謎の魔人の暗躍」の2つのフェイズが行われる。各々のフェイズは約10分。無事に千尋嬢を正門まで送り届ければ目標達成となる。なお、今回に限り、能力は1ターンに1回使用可能。  ド正義から連絡が入る。 「今のところどの部署にも異常はない。なお、僕は現場のキミたちの判断をある程度信頼する。もしも配置替えなどが必要と感じたなら僕に伝えてくれ。キミたちも任務に支障のない範囲で自由に行動してくれて構わない。ただし、千尋嬢の身辺には必ず一人配置すること、各所にも最低一人は配置しておく方がいいだろう」 《初期配置》 正門:歪み崎、立川(学園の外では識家と魔人警官多数、鏡介はいない) 新校舎:赤蝮、鏡子 希望の泉:範馬、あげは、駒沢 体育館:一刀両、白金 番長小屋:アルパ、言葉 旧校舎:架神、服部  生徒会室にはド正義と邪賢王。その他のNPCもあちこちにいる。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー