組織(オピオンの卵)

地中海東沿岸部周辺を活動拠点とする宗教組織であり、一般的には「世界卵教団」或いは単に「教団」と呼ばれる。
2045年に起こった「滅びの日」以前は小規模な思想的コミュニティに過ぎなかったが、世界規模の社会崩壊や政治瓦解を経て「物質と戦争に支配される世界を“悪なるもの”と見做し、否定する思想」を教義として掲げる宗教組織となる。
この思想が、一部民衆(特に、「滅びの日」の一連の事件に於いて社会的大打撃を受けた北ヨーロッパを初めとする原子力関連施設を有していた国々の民衆)に熱狂的に支持されるようになり、教義は更に過激な「救済思想」へと変容を遂げていった。
これとほぼ時期を同じくし、その救済思想を体現する「盟主」と呼ばれる人物が現れ、組織を率いて世界各地でダブルギア産業に関わる企業を標的とするテロ戦闘を繰り広げ始める。
教団の行動指針は「物質世界における悪なる闘争の象徴であるダブルギアとその関連技術を破壊し、ダブルギアに関わる全ての者を滅せよ」というものであり、「アルマクス」社を始めとするダブルギア製造企業、ギアーズの供給企業である「ヴィシュヴァ・カルマン」社、武装関連企業、及びパイロットや使用されているギアーズ、技術者等をその標的としている。
教団組織は、「盟主」及び「メルベイユ」を中核とし、「司教」と「賢者」が信者を纏める上層として機能する。
また、信者による「聖騎士団」と呼ばれる戦闘部隊が多数存在し、世界各地で「救済の聖戦」と呼ばれる戦闘活動を行っている。
「盟主」及び「メルベイユ」は企業から脱走したギアーズである。

メルベイユ:教義上、広義には「ギアーズそのもの」を指し、狭義には「教団に所属するギアーズ」の内、「ダブルギアのパイロット技能を持つギアーズ」を指す。
最終更新:2015年07月20日 15:31