鮫氷しゃち


■性別
無性

■学年
一年

■所持武器
自作タブレット型PC「monoQle」

■攻撃/防御/体力/精神/FS
攻撃:0防御:1体力:3精神:20 FS:1

■FS名
コミュ力(虚数単位)


特殊能力『モノクロの海』

★シークレット能力

効果1:攻撃⇔精神 20
効果対象:自分自身 x0.75
時間:一瞬 x1.0

効果2:敵陣方向1マス強制移動 45
効果対象:自分自身 x0.75
時間:一瞬 x1.0

効果3:通常攻撃 30
効果対象:同マス1体 x0.7
時間:一瞬 x1.0

消費制約:自分死亡 55
非消費制約:能力原理の初期公開 x1.0
FS:1 x1.1

効果数値=20*0.75*1.0+45*0.75*1.0+30*0.7*1.0=69.75
発動率=(100-69.75+55)*1.1=93.775≒94% 

発動率94% 成功率100%
※GK注
能力原理が公開されているのは仕様です。

能力原理

■i
●一i(にのまえ あい)。一族中の魔人率が99%を超える戦闘破壊家族、一家(にのまえけ)の一人。鮫氷しゃちの“ドッペルゲンガー”であり“フォロワー”。
●元々は一家(にのまえけ)のネットワーク上にて生み出された空想の存在であり、本来ならこの世には存在していない。魔人化したことで自らの意志を持ち、その魔人能力“i-craft”(ラブクラフト)を用いて、一家(にのまえけ)の一人として現実世界に自身の存在を割り込ませることで実体を獲得した。
●実体化したことで人間とまるで変わらない存在となったが、それにより自分自身の心や体をデータのようにはコントロールできなくなり、人間として当たり前の感情に振り回されることとなった。そこに鮫氷しゃちが現れ、鮫氷しゃちに依存した結果、その自我は崩壊、鮫氷しゃちのドッペルゲンガーへと成り果てた。
■鮫氷しゃち
●滾々と生じる自身のコミュ力を“実数領域から虚数領域へ”、“虚数領域から実数領域へ”局所もしくはその全てにおいて回転させる能力を持つ。
●虚部(無意識と時間の軸)および実部(意識と空間の軸)へと複素数的に展開するコミュ力は、サブリミナルの領域を越えて、直接的に友人の精神に干渉する。
●鮫氷しゃちは友人の精神を解離させ、鮫氷しゃちと同一化した交代人格に目覚めさせる。
●本来の人格は交代人格によって統合(捕食)され、歪んだ形で人格を統合された友人は、鮫氷しゃちの“内面的な禍々しさや攻撃性を写し取った「フォロワー」”もしくは、“姿形や精神的な強さのみを写し取った「ドッペルゲンガー」”と化す。
●ドッペルゲンガーは自分自身の理想の人格者を「鮫氷しゃち」のイメージに重ね合わせるとともに、自分自身を「鮫氷しゃち」だと思い込み、各地で弱者や仲間のために身を粉にしながら、命さえも落としていく。
●フォロワーは鮫氷しゃちの劣化コピーとして、各地で弱者や仲間を騙し、陥れ、支配下に置き、搾取、奪略、殺戮を行う。
●フォロワーおよびドッペルゲンガーは自己と鮫氷しゃちとを区別できないので、“ドッペルゲンガー同士”や、“フォロワー(orドッペルゲンガー)と鮫氷しゃち”が遭遇しても混乱は生じない。むしろ、鮫氷しゃちはコミュ力を通じて彼らに思考干渉できるため、面白いゲームを思いついたときなどは進んで連絡を取っている。
●フォロワーとドッペルゲンガーは、しばしば対立し、殺し合いにまで発展するが、鮫氷しゃちはそれを婉曲的に煽ることはあっても、自ら介入することはない。
●また今回の場合のように一人の友人の心の中に、交代人格としての“フォロワー”と“ドッペルゲンガー”が同時に存在する例もある。その場合、ドッペルゲンガーが主人格となり、必要に応じてフォロワーが顔を出す。
●鮫氷しゃちにとってフォロワーやドッペルゲンガーなどの友人の死は、「使える駒が減っちゃった」くらいの感覚でしかない。そもそも純粋すぎるあまり、罪や悪といった概念を知識としてしか持てず、どちらかと言えば自分は善であり、愛に満ちた存在であると鮫氷しゃちは信じて決して疑わない。
●生来の好奇心の旺盛さと感情の欠如ゆえに、自分以外の人間やその心理および種々の感情表現を“物理現象”と同じように捉えて興味を持ち、幼い頃から無差別に解剖を含めた実験や観察を繰り返してきた。
●実験や観察から得た心理学的な知識によって、多くの標本――トモダチ――に恵まれており、なおかつ信頼されている。
●基本的な一人称は「わたし」であるが、それは儀礼的なものに過ぎない。極度に神経が昂ったりすると、一人称は「僕」に変わり、容姿や言動もどことなく中性的になる。

キャラクター説明

キャラクター説明
●鮫氷しゃち(さめすが しゃち)。妃芽薗学園中等部1年生。女の子だけど無性。
コミュ者でありながら史上最大のサイコパス。コミュ力自体は魔人能力では無い。
風紀委員会に所属し、部活動では機械研究同好会の部長。

●細身かつ色白の黒髪ロングストレート。
白と黒を基調にしたセーラー服にセーラーキャップを着こなす。
アイドル的な元気さと明るさに加え、清楚で可憐な容姿をしている。

●好奇心旺盛で趣味は人間観察と無線機器いじり。
かなりの偏食家でフカヒレを好んで食べる。
嫌いなものは野菜や果物の咀嚼音。虫唾が走る。

●鮫氷しゃちと友達になったものは「鮫氷しゃち」になる。
人間は誰もがコミュニケーションを通じて、何らかの影響を無意識に受けている。
自我は自己とそれ以外とを区別し、それにより人間は意識を介して事理を弁識し、その主体をもって自己を守ろうとする。しかし、鮫氷しゃちのコミュ力は意識を素通りし、自我境界を直接的に侵食する。鮫氷しゃちによって侵食された自我は、もはや自己と鮫氷しゃちとを区別できず、その心の有り様は鮫氷しゃちによって掌握される。

●イマジナリーフレンド。交代人格。幻覚。妄想。夢。思考。
様々な形で鮫氷しゃちは相手の表象に友人として現れ、その記憶も想いも人格さえも歪めていく。しかし、鮫氷しゃちはその滾々と生じるコミュ力のほとんどを虚数領域にて濫用しているため、実数領域において鮫氷しゃちをコミュ者として警戒するものはいない。

●他者に感情移入できず、人とモノとを区別できない。
愛情や恐怖などといった感情についても、その知識はあるが、それらに共感する事ましてや自らがそのような感情を抱く事はない。動機も非常に刹那的であり、己の死すらもスリルの一つとして、どこか楽しんでいる節がある。 他者に対しては儀礼的な執着しか見せず、どれほど感情的に見えても、内面的には非常にからっとしている。
その言動はどこか演技的かつ大げさであり操作的である。

●多くのサイコパスで放逸な性行動が見られるのに対し、彼女の場合、先天的に生殖器がないゆえか趣味に没頭することが多い。タブレットや携帯電話などの無線機器の分解・開発の趣味が高じて、タブレット型PC「monoQle」(モノクル)とそのオペレーティングシステムを自作している。