機関にある施設と機能
調律使と調律使見習いの宿泊施設。客人の宿泊もここ。格安で快適な生活が可能。
調律使は機関の近所に住居を構えることもできるが、多くの場合はここに居住している。
犠牲者など障害を負った人物の専用宿泊施設。高度な防壁結界や監視カメラなど、厳重なセキュリティが完備されている。
居住者は規則正しい生活を強いられ、自由な外出や物品の購入などを行うことはできない。もちろんインターネットの通信などもすべて監視されている。
寮には「赤十字」のマネージャーが1名、かつそれぞれ居住者ごとに「教育委員会」の監視指導員が1名配属されている。
また、一般人は立ち入ることを禁止され、親族も面会するために許可と機関の同伴者が必要になる。
あたかも監獄のようだ、とは居住者の談。
一般的な病院にある機器に加え、特別に障害を治療するための部屋や機器も完備されている。
トレーニングジムや大浴場など、健康を支える施設も充実。悩み相談所なんかもある。
機関に所属している人と歪みの治療を除き、一般人の利用はできないようになっている。
歪みの検知機器や大量のコンピューターと研究用機器がすし詰めになり、日夜学会の研究者によって研究と実験が行われている。
歪みが検知された際は真っ先に研究棟に情報がいき、そこから担当者によるアナウンス・調律使への指示などが行われる。
一般人どころか調律使ですら、立ち入りは制限され許可が必要。
調律使の資質がある人物を教育、養成している。
また、任務がないときは、教育委員会により調律使向けの講義が行われている。
年に二回、一般人向けに公開講義が行われる。
研究者会議、運営会議、談合などが行われている。調律使に任務の詳細が伝えられるのもこの場所である。
一般人も利用できる食堂とお店。機関に所属する人物には安く利用できる。
機関の施設の中では唯一一般人に常に公開されている場所であるため、ちょっとした観光スポットになっている。
ここでささやかながら運用資金を稼ぐ。
調律使も出店を許可されており、趣味で店舗を経営する者もいる。
……学会の研究員が秘密裏に論文を販売しているとかなんとか。(もちろん違法行為である)
魔法の研究資料やカルテ、災厄の報告書などのすべての資料が保管されている。
調律使であれば、許可を得て閲覧することができる。
また、ふつうの図書館のような書籍もある。(ただし関連ジャンルに偏っている)
一部機密情報は非常に厳重に管理され、金庫に別途しまわれている。
機関のどこかに秘密裏かつ厳重に隠ぺい封鎖されている。
魔法世界との行き来が可能であり、常に歪みが発生しているため、魔法を使用することができる領域になっている。
この場所を知るためには、機関の要人になるほかないだろう。
災厄に関わって死んだ者すべてを弔う場所。殉職した調律使の名前もここに刻まれている。
常に新鮮な花がそえられているが、誰がそれをしているか、まったく不明である。
実践に近い形での戦闘訓練などを行うことができる場所。
厳重なセキュリティのもと、幻災観測者による立会のもと意図的に歪みを発生させることが許可されている。
臨界者や敵対組織の囚人などが入れられている。
一切の詳細が不明であり、門と並ぶ機密施設である。処刑場もここのどこかにあるらしい。
調律使の一日
規則正しい生活を推奨されている。
日中は教育棟で講義を受けたり訓練場で訓練などを行い、出動要請があれば即座に会議室に向かい任務内容の説明を受ける。
自由時間は一部をのぞき、自由に外出・行動することができる。(ただし常に連絡がとれるようにしておく)
学会の研究者であれば、日中も深夜も遅くまで研究に時間を費やすことになるだろう。
基本的に研究棟か調律使宿舎に缶詰になっている。自由時間は特別に定められていないが、環境が悠悠自適な生活を阻止するのだ。
調律使よりも給料はいいが、その生活ぶりから地獄だと思われている。
機関以外の組織
魔王の存在や歪みに対して憧れを抱く者、尊敬する者が所属するテロ組織。
歪みの真実の多くを狂信者たちは知らず、情報統制や洗脳が行われているという。
魔王を庇ったり調律使の邪魔をしたり、基本的には機関にとって厄介な敵である。
しかし組織としての統制はあまりとれおらず、機関の権力者たちは彼らを脅威とはみなしていない。
トップの存在は謎に包まれているが、一説によれば魔王の1人ということも言われている。
臨界者や機関を裏切った人物で構成されている。
知性が乏しかったり理性を失った者が大半だが、謎の指導者がそれらを高度に統制している。
当初そのトップは魔王ではないかといわれていたが、色欲からの情報によって「一般人」ということが判明した。
基本的に魔王のバックアップを行うことを行動指針としているが、魔王との直接的つながりはないという。
魔法世界側の研究者集団。機関の学会や調律使としてメンバーが派遣されることもある。
機関とは同盟を築いており、情報のやりとりが盛んにおこなわれている。
機関の後援会とは別に犠牲者や災厄被害のアフターケアを行うボランティア組織。
後援会の一部業務を請け負っているが、障害への対処等の権限は与えられていない。
機関に不信を抱く者が決起して立ち上げた組織。機関の情報統制や、臨界者、犠牲者などへの処置に不満を抱き、盛んにデモ行進などの活動を行っている。
平和主義で暴動や業務妨害を行うことはない反面、民間に受け入れられやすいためか着々と構成員が増えており、機関は頭を悩ませている。
魔法や災厄、その犠牲者を極度に恐怖し、排除しようと考えている過激派。
もちろん調律使含む素質のある者は、すべて歪みへの適性を持つことを意味しているため、彼らの排除対象になる。
不正に銃火器を所持し、渡来人や犠牲者、さらにはその関係者を問答無用で殺害している。
機関が最も敵対視・危険視している組織の1つ。また、狂信者、ガーディアン、平和の鐘、自由同盟、旅人、十字軍とも敵対関係にある。
魔法への憧れを抱く者や、魔法についての情報や技術を民間に公開すべきだと思う者が所属する。
機関が魔法等の技術を独り占めしていることを快く思っておらず、独自に魔法や災厄について研究を行っている。
秘密裏に門を入手、独占、巧妙に隠ぺいし不正に所持している。
魔法世界との行き来をさかんに行っているが、組織としての全貌は謎に包まれている。
当然魔法世界との行き来は重罪であり、ガーディアン、十字軍、第一教会と並んで危険組織として機関に認識されている。
元機関の調律使や、災厄の犠牲者、その遺族等が立ち上げた組織。
機関のことを快く思っていないのは平和の鐘と同様だが、円卓の活動の妨害や、調律使の勧誘など、積極的な活動を行っている。
また、臨界者となった者、障害を負った人物などを秘密裏に保護している。
所属しているだけで重罪とされ、旅人、ガーディアン、第一教会と並んで危険組織として機関に認識されている。
最終更新:2015年07月08日 09:43