Delight Works
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-つか途中経過でもいいから何か一言俺にあってもいいんじゃねぇの? - 月詠 2008-11-18 20:36:34
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原田の気ままに小説
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<p>「本当のこと教えると、あなた妖怪ね」<br />
俺は、いきなり会った少女にいきなりそう言われた。<br />
「いや・・・妖怪って」<br />
「なに?本当のことを言っただけよ?」<br />
冗談で言っていると思った、この世の中に妖怪なんているはずがない。いやいないと思いたい、しかもそれが自分という事も認めたくはない。<br /><br />
事はほんの数時間前に起こった<br />
普通の朝、普通の登校日にいつもの登校路、それを俺はだるいながらも、とぼとぼ歩いていく<br />
「おはよ~~」<br />
男の幼馴染、弘之(ひろゆき)がたっていた、女の幼馴染といえばフラグの一つくらい立ちそうなものだが。<br />
「なに~~?俺が女であってほしかった?」<br />
いやだれもお前が、女だったら女だったでこんな性格の悪い女はいやだ<br />
「俺が女だったら、そうだな・・・弘子かな?」<br />
想像してみる<br />
弘之の顔にロングヘアー・・・<br />
「う゛え゛え゛ぇ゛」<br />
吐き気がする、想像しなきゃよかった・・・<br />
信号の赤で止まる<br />
「なにその言い方は~~」<br />
「お前が女だったとしてもぜっっっったいに、フラグなんかたたなかったな」<br />
弘之は不満そうな顔をしたが納得したようだ<br />
信号が青に変わる<br />
俺は横断歩道を渡ろうとして<br /><br />
「危ない!!!」<br /><br />
「へ?」<br />
横を見ると超高速で走ってきた車がもう2メートルないくらいに迫っている<br />
「うぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」<br />
町に断末魔が響いた・・・<br /><br />
----聞こえますか?<br />
え?<br />
唐突に何者かの声が響く<br />
----私の声が聞こえますか?<br />
聞こえるけども<br />
----重要な事をいいます。あなたは死にました<br />
あっさりといってくれたもんだなおい<br />
直前で起こったことを思い出す・・・俺は交通事故にあいそうになったな<br />
----そうです、あなたはその後見事に高速な車に轢かれて死にました<br />
ああやっぱりかと思う<br />
----そこであなたに問います 生きたいですか? それともこのまま天国に行きたいですか。ただし、生きるためにはそれ相応の代償がつきます<br />
・・・・<br />
俺はしばらく悩む。<br />
その代償とは何だろう?考えてみてもさっぱりだ。<br />
その代償って何ですか?<br />
----残念ながらその質問には答えられません<br />
不親切な声の主だな、おい<br />
不親切な声は役立たないとして、よく考えてみる<br />
俺はまだ高校生だ、夢もある<br />
やる事もいっぱいあったはずだ<br />
俺は・・・俺は・・・俺は生きたい!!<br />
----・・・それはいかなる代償があろうともですか<br />
もう心に決めたんだそれを曲げる事はできない<br />
たとえいかなる代償があろうとも!!<br />
----わかりました、ではそのようにさせていただきます<br />
と不親切な声は言うと何も聞こえなくなった<br />
なんだったんだいったい・・・<br /><br /><br />
・・・ここはどこだ?<br />
「目を覚ますとそこは森の中だった・・・ってなんだこの某小説みたいな起き方は」<br />
周りを見ると森、森、森である・・・いや森 喜朗 元総理ががいっぱいいるわけではない、そこは勘違いしないでほしい。<br />
どこを見渡しても森はまずいいとして、ここはどこの森なんだ? 第一俺は交通事故を起こして死んだはずだ・・・<br />
あの不親切な声を思い出す、声は(そこであなたに問います 生きたいですか? それともこのまま天国に行きたいですか。ただし、生きるためにはそれ相応の代償がつきます)<br />
と言った、大きな代償って何だろうってかそれも考えずに入っていったのか俺は・・・<br />
我ながら頭の悪いことをしてしまったようだ、その「代償」とやらを考えてみる<br />
・・・もしかしてこの森で目を覚ます事?そして狼によって食われるんだ<br />
ってなに考えてるんだ俺、ひとまず周りを見渡してみる・・・<br />
近くにくに小さな小屋が・・・という事もなく回りは森のほか何もない、逆に小屋があったとしてそこに人食いババアがいてもそれはそれで遠慮していただきたいが・・・<br />
結局いくら考えても解決策は見つからない。<br />
ふと思う、<br />
・・・森の中&連絡つかない&迷っている<br />
明らかに遭難コース一直線、中央線の東中野から立川間(一応全国で3番目に長い直線区間らしい)ぐらいに一直線である、これはぐずぐずしていられない状況になっているのはあきらか。<br />
こうしちゃおれん!!<br />
俺は人工物を求めて歩き出したのだった。<br /><br />
・・・疲れた<br />
約数時間ほど歩き回ったが、一向に人工物なんか現れない<br />
(まもののむれがあらわれた)<br />
(まものたちはいきなりおそいかかってきた)<br />
とならないのが幸いだが、このままでは<br />
このままでは、食料にありつけずう飢え死にしてしまう<br />
・・・代償って・・・これ・・か・・<br />
そのまま意識を失う・・・<br />
俺は思わなかった、声の言った代償とはそれよりも比べ物にならないほど大きなものだったとは・・・<br /><br /><br />
なにやら体全体が暖かい、ここはどこなのだろう<br />
目をあけてみる<br />
どうやら布団に寝ているみたいだった<br />
「ようやく起きたわね、しかし男の人がいるなんて珍しいわねえ」<br />
そこには見慣れない巫女装束(?)の少女がいた<br />
巫女装束(?)の少女は俺の寝ている横でお茶(抹茶)を飲んでいた<br />
俺は勢いよく起き上がった<br />
「わぁ!」<br />
どうやら巫女装束(?)の少女をびっくりさせたみたいだ<br />
「急に起き上がらないでよね」<br />
「ああ、すまん・・」<br />
「今度から気をつけることね」<br />
ごめんなさい・・・<br />
しかし、よく考えてみると<br />
「なんでこんなところで寝てるんだ?」<br />
「もうあんた重かったんだから・・・」<br />
どうやらこの巫女装束(?)の少女が俺をこの家まで運んでくれていたようだ<br />
ありがとうこの家まで運んでくれて。礼を言う<br />
「ここは家じゃないわよ、神社」<br />
「へ?」<br />
「だからここは博麗神社っていう神社」<br />
「神社か・・・」<br />
どうりで日本風なつくりなわけだ、しかも少女が巫女装束(?)だったのもうなずける<br />
ここで疑問がわいてきた、神社の外を見回すと森(林か?)しかない、家の近所にそんな所はなかったはずだ。<br />
「ここはどこなんだ」<br />
「幻想郷よ、そうねあなたは新たに来た新米さんみたいだから、わからなくて当然ね」<br />
「げんそうきょう?」<br />
「そうよ」<br />
幻想郷ってなんだ?ってか日本にそんな場所はあるのか?<br />
「ここは日本か?」<br />
「まあ日本だわね」<br />
日本らしい、まあ神社があるから予想はついていたが・・・<br />
「あ、そうそうあなたはどこの世界から来たの?」<br />
「は?」<br />
いきなりわけのわからない質問を飛ばしてきやがった<br />
世界なんだそりゃ?<br />
「だからどこの世界から来たのって」<br />
「どこの世界って・・・」<br />
わけわからん<br />
「まあ雰囲気からしてわかるけど・・・」<br />
だったらきくなよ・・・って世界ってことは<br />
「俺は世界を超越したのか?」<br />
「ま、そういうことね」<br />
はあ?なんで世界なんか超越でたんだ?おれ?<br />
「まあ、あなたは幽霊だからね」<br />
へ?<br />
「うそうそw」<br />
なんだびっくりした、てっきり俺はそのあたりをさまよう幽霊になったのかと思った<br />
しかし、その安堵は一瞬の気休めでしかなかった<br />
「本当のこと教えると、あなた妖怪ね」<br />
俺は、いきなりそう言われた。<br />
「いや・・・妖怪って」<br />
「なに?本当のことを言っただけよ?」<br />
冗談で言っていると思った、この世の中に妖怪なんているはずがない。いやいないと思いたい、しかもそれが自分という事も認めたくはない。<br />
「俺が・・・妖怪・・・・」<br />
「そ」<br />
「う」<br />
うそだああああああああああああああああああああああああああああああ<br />
・・・・<br />
---------------------------------------------------------------------<br /><br />
「俺が・・・妖怪だって?」<br />
巫女装束(?)の少女は俺が妖怪といった、いくら何でも冗談だろ?<br />
「本当よ、あなたには霊力がある、でも霊でもない、だから妖怪よ。」<br />
君はいったい・・・なんなんだ?<br />
「私は博麗神社の、巫女よそれ以外でもなんでもないわ」<br />
巫女・・・そう少女は巫女である、霊感が少しぐらいあっても不思議ではない<br />
でもやはり自分が妖怪って事は死んでも認めたくはない<br />
「死んでも?なに言ってるの?妖怪は誰かに滅ぼされるまで不死身よ」<br />
不・・・死・・・身・・・?<br />
用するに(死んでも認めたくない→死ねない→生きるしか方法は無く、目の前の事実も認めなくてはならない)<br />
ということか?(かなり面倒)<br />
今になってあの声の代償という言葉の意味を完全に理解したのであった・・・<br />
とにかく今は自分が妖怪になって、不死身になってしまったということを素直に受け入れるしかできないようだ<br />
ここでちょっと気になったことがあった。<br />
「あなたは妖怪なんですか?」<br />
妖怪がいるとわかったんだ、妖怪が神社の巫女をやっていてもおかしくはない<br />
「私は妖怪ではないわ、ただの人間ね」<br />
何だ人間か・・・、俺と同じ妖怪じゃないんだな。<br />
そういえば少女の名前を聞いていなかった<br />
「私の名前? 博霊 霊夢よ」<br />
名字に神社の名前が付くなんて結構珍しいことだなあと思う<br />
そして俺の名前を言おうとする<br />
「俺の名前は、・・・」<br />
「ストーップ!!」<br />
なんだ?<br />
「その名前は今の君の名前じゃない、正確には前の体の名前で、妖怪になったいまのあなたの名前ではない、だってもうその体は死んでいるのだもの、だからあなたにはいま名前がない」<br />
驚きの連続で驚く気力もない<br />
「だから、今のあなたの最重要課題は、名前の決定ね」<br />
いやそんな唐突に言われても・・・<br />
「仕方ないじゃない、あなたは妖怪になってしまったんだもの。それより名前を早くきめないと」<br />
名前って言われてもそう簡単に決まるもんじゃないからなあ<br />
でも妖怪の名前って普通の人間と同じ感覚でつけていいのかな?<br />
なにか例みたいな物は無いのだろうか<br />
「妖怪っていったらチェンとかみすちーとか射命丸とかいろいろ居るわね・・・」<br />
いろいろ居るらしい<br />
「そうそうあなたって、どういう妖怪なの?」<br />
いやそれはこっちの台詞だ<br />
「人間の妖怪って聞いたこと無いからねえ」<br />
おれは相当珍しい人・・・いや妖怪らしい<br />
「これは実際やってみないと・・・」<br />
するとこんなことを言ってきた<br />
「気持ちを集中させてみて」<br />
集中すると何が起こるんだ?<br />
「その妖怪に似合った何かが変化を起こす、わたとえば天狗だったら『風がおきる』みたいにね」<br />
そうなのか?<br />
「だから、そのときにあなたが何の妖怪なのかわかるわ」<br />
どうやら俺は妖怪になった際、何か異端な能力を得てしまっているらしい。<br />
それが知りたいから集中させて自分の能力を出せと言う訳だ<br />
「わかった」<br />
おれは集中しようとして<br />
「ああここではだめ、広いところでやらないと。あなたによってなにが変化するかかわからないんだから」<br />
おれは、神社の表に出て、言われたとうり気持ちを集中させてみる。<br />
・・・<br />
何も起きない<br />
「集中するだけじゃ変化は起きないわよ。これはどういう属性かによって違うんだけど、風だったら『動け』って思うと、周りの風が動いたりするわね」<br />
そういうことらしい<br />
要するに心で思ったことを、俺の属性の物質が反応して何かを起こすってことだ<br />
おれは試しに『動け』と念じてみる<br />
すると・・・<br />
体全体にぴりぴりと電気のような感触が伝わる。<br />
これはもしやと思い『ためろ』と念じてみる<br />
自分に電気がたまっている感覚になる<br />
やはりそうだ、俺は電気の妖怪だ、間違いはない。<br />
「なんにも変化無いわね」<br />
と霊夢がいう<br />
「ちょっとまって」<br />
「はい?」<br />
自分ではもうわかっているこの体にたまった電気が、雷さえも上回るということを<br />
「何か、壊していい物はないか?」<br />
ここで俺は試したかった、この体にたまったエネルギーがどのくらい強力なのかを<br />
「何でそんなこと聞くのよ。」<br />
「いや試してみたいことがあってさ」<br />
すると霊夢は何かを察したようだった<br />
「んじゃ・・・そこの大きい岩ならいいわよ」<br />
そこには直径一メートルくらいの岩があった<br />
「霊夢さん、離れてください」<br />
俺は霊夢が離れたことを確認する。<br />
そして<br />
俺は叫ぶ<br />
「行けえええええ!!!」<br />
次の瞬間<br />
『ドーン!!!!』<br />
近くに雷が落ちたかのような轟音、そして閃光、明らかに超高電圧が近くで放電した音だ<br />
「・・・」<br />
二人とも黙り込む<br />
ターゲットとなった岩は粉々に砕け、岩のあった場所にはころ焦げた地面だけがあった<br />
霊夢は、目を丸くしている。驚愕を隠しきれないようだ<br />
いや一番驚いてるのは俺なんだが・・・<br /><br />
俺の体から放たれたのは紛れもなく電気、それ以外の何でもない<br />
「あんなの部屋の中でやられたらひとたまりもなかったわよ、よかった外でやれって言って」<br />
確かに雷が落ちて火事になることだってある、きわめて危険である<br />
「あなたなら、どんなやつが来ても勝てそうだわね」<br />
いや勝てるって誰と戦うつもりだ<br />
「あなたもその内わかるわよ、ずっと幻想郷に居るわけだし」<br />
その内って・・・そんな俺をよそに霊夢は話をつづける<br />
「あなたが電気の使い手って事はわかった、それをふまえて名前どうするの?」<br />
「うーん」<br />
これからずっと使っていく名前だ適当な名前は付けたくない。<br />
どうしようか・・・<br />
俺と霊夢はそのことで3時間も相談していたのだった・・・<br /><br />
いろいろな名前が出されたが<br />
三時間の及ぶ名前決定会議は終了した<br />
そして俺の名は・・・<br /><br />
「天雷(てんらい)」<br /><br />
天雷という風に決まったのであった<br />
天雷の名前の由来を説明すると<br />
天は雷は天から発生する事からつけられ雷はもう漢字そのままである<br />
そして何より俺の気持ちにぐっと来た何かがあったのは確かだ<br />
「これからよろしくね、ライ」<br />
霊夢はそんなことを言うと、優しく笑った<br />
「しばらくここに居なさい、慣れるまでまだ時間もかかるでしょうから、あとほかのやつにも自己紹介にいってきなさいよ、幻想卿にはほかにもいろいろなやつがいるから」<br />
それはそうかもしれない、挨拶は基本中の基本だ<br />
「それじゃあ、夕食の準備してくるわね」<br />
外を見るとあたりは夕焼けに染まっている夕飯の準備もそろそろしなくてはならない時間である<br />
霊夢は和室の奥へと消えていった<br /><br />
それから一時間後、部屋いっぱいに夕飯の香りが立つ<br />
「腹減ったなあ」<br />
そういえばこちらの世界に来てから何も食べていない、腹が減って当然である<br />
「ちょっとまってもうすぐできるから」<br />
奥から霊夢の声が聞こえてくる<br />
思えば向こうの世界にいたとき、こういう経験ってあったのかなあと思う<br />
誰かに助けられるなんて今まであまり体験したこと無い事であった<br /><br />
俺は物心が付いたときには託児所にいた。<br />
親の顔もわからなかった。<br />
託児所の人たちは確かに優しかったが、何かが足りなかった用に思えた。<br />
今思うと、彼らは仕事のために俺たちと向き合っていたのかもしれない。<br />
そして今まで、このような心からの優しさには触れたことが無かったのかもしれない<br />
「ライ」<br />
今の俺は初めてそのような体験をしているのかもしれない<br />
「ライ~」<br />
こっちの世界に来てよかった・・・<br />
(ゴン!)<br />
「イタッ!」<br />
「なに、ぼーっとしてるのよ、ご飯が冷めちゃうでしょ」<br />
いやだからって殴ることは・・・<br />
「ほら食べるわよ」<br />
霊夢はそういうと自分と向かいの席へ移動する<br /><br />
・・・うめえ<br />
普通に霊夢の作った夕食はうまかった、<br />
高級料理店のような上品さはないが、家庭の優しい味っていう感じの料理だった<br />
「普通にうまいなこれ」<br />
「そう?そうでもないと思うわよ」<br />
ほんとにうまい、俺のしたがよっぽどへたれであるならそういう勘違いも出るだろうが、そんなに味覚がへたれだっ<br />
た覚えはない<br />
「そうそう、あなたのいた世界ってどんな世界だったの?」<br />
そう霊夢は聞いてきた<br />
「どんな、というと?」<br />
「たとえば、どんな感じの建物とかがあったとか」<br />
「うーん」<br />
国によって違うからなあ、でもここは日本のことを言うべきであると思ったので<br />
「ビルとかがいっぱい立ってたな、でも田舎の方はここみたいな感じだな」<br />
「ふーん、んじゃあさ、ビルってなんなの?」<br />
そんな感じの会話で夕食は続いた。<br />
そしてそうしている間に夕飯を食べ終えたのだった。<br />
「博霊の神様に感謝しなさい」<br />
と霊夢は御馳走様をいってからそんなことをいったのだった。<br /><br />
まあそんなこんなで夕食が済み、この神社で寝る事になった<br />
でここからが問題である<br />
「何でおまえが俺の隣で寝なきゃならないんだ?」<br />
それである、なぜか霊夢は<br />
「誰かが襲ってきたら困るでしょ?」<br />
といって、聞かないのである<br />
「その内わかるわよ」<br />
いや教えてくれても良いだろ<br />
「いや体験したほうがはやいから」<br />
というわけで隣で霊夢が寝ているわけだが<br />
この状況、並みの男なら変な事を想像してしまいまともに寝れるわけがない<br />
「明日は寝不足だな・・・」<br /><br /><br />
二日目<br />
何かいい香りが漂ってくる<br />
女の子のいいにおい<br />
そしてなにやら柔らかい<br /><br />
「って・・・はあ!?」<br />
おれは急いで目を開ける<br />
やはりそこには霊夢がいた<br />
「お・・・俺はなんと人・・・いや、妖怪として最低なことを」<br />
いやちょっと待てよ<br />
「おまえ・・・何でそこで寝てるんだ」<br />
霊夢は自分の布団から俺の布団まで寝ている間に入ってきたようである<br />
「・・・寝相わる」<br />
とりあえず霊夢を起こしにかかる<br />
「おい、起きろ」<br />
すると<br />
「ん~・・・あ・・ライ、おはよ・・・」<br />
「おまえはどこで寝ている」<br />
「え?自分の布団で・・・って何でここで寝てるのよ!」<br />
いやそれこっちの台詞<br />
「ライ引きずり込んだでしょ?」<br />
いやそんなことはだんじてありまへん<br />
「添い寝料金とるわよ」<br />
いやいや、あなたから入ってきたんでしょ?<br />
「え?」<br />
いやいやそうですから<br />
「そうなの・・・」<br />
はあ疑いは晴れか<br />
まだ夜だし二度寝をしようとすると<br />
「どれもうそろそろ起きるか」<br />
霊夢がそんなことをいった<br />
えもう起きるのかよ<br />
「私も、そんなに暇じゃないのよ」<br />
昨日の様子を見ているとそんな忙しそうには見えなかったが、それなりに忙しいらしい<br />
「あなたはまだ寝てていいわよ」<br />
そんなに朝に強い方ではないので、お言葉に甘えて俺は寝ることにする<br /><br />
目を覚ますと朝食のいい香りがしていた<br />
「いい匂いだなあ」<br />
あっちの世界ではこういう事はなかった<br />
目がさめたら朝食の香りが漂っていて<br />
「ライ、おはよ」<br />
なんて挨拶を交わすなんて事は・・・<br />
「おはようってば」<br />
おっと、また考え込んでいたようだ<br />
「ああ、おはよ」<br />
「まったくなに考えてるんだかわからないんだから・・・」<br />
すみません<br />
「ほらご飯が冷めるわよ」<br />
そうだな、いただくことにする<br /><br />
ごちそうさまを言った後、やはり<br />
「博麗の神様に感謝しなさい」<br />
といっていまから去るのであった<br /><br />
「結構忙しいものだな巫女さんって」<br />
霊夢をずっとみているとやることが山詰みでかなり忙しそうだった<br />
「なに?怠け者の巫女だと思ってた?」<br />
いやそういうわけではないんだが<br />
「それにしても誰も来ないな・・・」<br />
そう、昨日からずっとここにいるが参拝者はおろか客人まで一切来ないという感じだ<br />
「最近はぜんぜんなのよねえ・・・」<br />
これはこれは大変ですこと・・・<br />
「全く信仰心が足りないわ!!」<br />
いきなり怒り出す霊夢<br />
「お、おい、そんな怒るなって」<br />
「だって!!」<br />
暴れ出しそうな霊夢を必死に止めていると<br />
「よお」<br />
誰か知らない人の声がする<br />
霊夢が言う<br />
「あらマリサ、どうしたの?」<br />
「いやあ、霊夢の新しい恋人とやらをな見に来た訳なんだが・・・」<br />
恋人ってどう言うことだ<br />
「見ない顔の妖怪を連れ込んで一緒に添い寝をしたとか・・・」<br />
おいそれってまさか<br />
「俺のこと!?」<br />
「そうだぜ」<br />
ちょっとまってくれ、おれは恋人じゃないぞ<br />
「だったらこれはどう説明する?」<br />
マリサ(って霊夢が読んでた)が取り出したのは<br /><br />
------------------------------<br />
号外<br /><br />
霊夢に恋人か?<br />
神社に見ない顔の男の妖怪を連れ込み・・・・<br /><br />
------------------------------<br />
・・・盛大に勘違いされてないか?これ?<br />
しかも写真までしっかり乗ってやがる<br />
「いや・・あの・・・」<br />
霊夢はなんか顔を真っ赤にしている<br />
そんな顔をするな、よけい勘違いされるだろうが!!<br />
「そ、そうよ!!」<br />
いやなんにもフォローになってませんから<br />
「でもまた、男の妖怪なんて珍しいものだなあ」<br />
やっぱり俺は珍しいらしい<br />
「男の妖怪なんて幻想郷には一人もいないぜ」<br />
そうなのかなあ<br />
「またあの天狗は変な記事かきおって」<br />
霊夢がつぶやく<br />
天狗とはなんだろう?この新聞を書いた人だろうか<br />
「とにかく、男の妖怪が博麗神社に泊まってるって事は確かみたいだな。そうだ私の名前を言ってなかったな、私は霧雨 魔理沙 これからよろしくな!」<br />
「こちらこそ俺は天雷だ、ライって呼んでくれ」<br />
「どれ・・・」<br />
そう魔理沙がつぶやくと<br />
「勝負だぜ!」<br />
・・・はあ?誰と勝負するって言うんだ?<br />
おれは不思議そうな顔をしていると<br />
「ライ、幻想郷をまだ知らないな?新人さんが来たときはその力を知る、それがスタンダードさ」<br />
いやいや、そんなの聞いたこと無いですから<br />
「ライ、あなたの能力はやりようには魔理沙にでも勝てる能力よ、自信を持って。そしていろいろな物が飛んでくるからそれをよけるのが最優先ね」<br />
いや避けるって・・・<br />
「大丈夫、たぶん魔理沙も手加減してくるはず相手は新人さんだし。気を集中させれば大丈夫よ」<br />
「ルール説明は終わったか?」<br />
魔理沙はまるで初めて麻雀をする人に問いかけるように言った<br />
「いいわよ」<br />
あなたが答えるんですか!?普通俺が答えるもんだろ?<br />
「それじゃあ行かせてもらうぜ!」<br />
魔理沙がそう言った瞬間<br />
『バシュン!』<br />
いきなり光の玉が目の前に現れた<br />
「うわあ!!」<br />
なんだこれは思う暇もなく、次の光の玉が次々と襲ってくる<br />
「くっ・・・」<br />
避けるので精一杯だ、頭を下げたり、体を移動させたりして避ける<br />
「霊力を使うのよ、反射神経が上がれってね」<br />
そう俺は妖怪、霊力を持っているそれを利用しろと言うことか<br />
「くっそっ・・・」<br />
俺は気を集中させる<br />
「俺の反射神経・・・隠された能力を発揮するんだ!」<br />
そう叫んだ、俺の反射神経よ頼む<br />
すると<br />
「なんか玉が遅くなってないか?」<br />
なぜか光の玉は、そんなに早くなく見える<br />
いやそう感じるだけかもしれない、しかし結果的に避けやすくなったのは確か<br />
よっしゃこれなら・・・<br />
俺はこの前のあの電撃をやろうとして電気をため始めたが<br />
「言っておくけど昨日の電撃はだめよ、魔理沙が死んじゃうじゃない」<br />
そうあの攻撃は明らかにまずい、いくら相手から売られた喧嘩でも人殺しはよくない<br />
「お、おいどんな攻撃だそれは?」<br />
魔理沙は一瞬だけ困惑した声を出したが、相変わらず攻撃をやめない<br />
どうしたものかと考える<br />
・・・<br />
一つ名案を思いつく<br />
そうだ、魔理沙は人間、そして人間は電気で神経の情報伝達をしているはずである。<br />
そうその電気の流れを止めてやれば、相手は行動不能になり勝手に攻撃はやむはずである、しかし一歩間違えれば心臓を止めかねない、とても危険である。<br />
とりあえず魔理沙の中の電気の動きを探ってみる、そんなことができるのかどうか心配だがそんなことはどうでもよかった<br />
「うわあ・・・」<br />
なんかごじゃごじゃとしてわけのわからん情報が入ってきた、これは脳の神経だと予想し、今度は腕の神経を探ってみる<br />
「おお?」<br />
そこには言葉にできないが明らかに手先に信号を送っている電気だとわかった<br />
「よしこれを止めてやれば・・・」<br />
俺はその電気を止めてみる<br />
と・・・<br />
魔理沙の攻撃がやむ<br />
「なんだ・・・これ?急に力が抜けて・・・」<br />
「その辺にしておきましょうか、魔理沙さん。でないと今度はあなたの心臓を麻痺させることになりますよ?」<br />
「・・・わかった」<br /><br />
「いやあ急に力が抜けてビビったぜw」<br />
さっきまで喧嘩を売ってきたやつが急に仲がいいような口調で話しかけてくる<br />
「何でさっきは喧嘩なんかしようとしたんだ」<br />
「いやあこれは遊びみたいなもんだよなあ、霊夢?」<br />
「そうね、私も時々そんな感じで弾幕撃ってるし・・・」<br />
何とも危険な遊びだなあ、おい・・・<br />
「ところで?さっきあなたはどうやったわけ?人の体を麻痺させるなんて」<br />
「これは電気で説明できるんだけど・・・」<br />
おれは理由を説明する。<br />
しかし<br />
理屈を話したはいいが全く理解してなかったようで<br />
「よくわかんないや・・・」<br />
「ちんぷんかんぷんだぜ・・・」<br />
「とにかくすごいわねえ、他人の体を操れるなんて」<br />
と霊夢が言ってくる。<br />
しかし電気はそこら中に電子という形で存在している<br />
応用次第では大変なことができそうである</p>
2008-08-24T23:25:30+09:00
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#mikunano
2008-07-26T17:23:18+09:00
1217060598
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Delight Works wikiへようこそ
みんなでいい作品を作りましょう!!!
いろいろ項目を増やしました(共有箱とか・・・)
*注意:三点リーダーが正しく表示されないようです。読むときは注意しましょう
- これからずっとライターのターンなのでライターの皆さんがんばりましょう -- pentlium EE (2008-04-26 22:30:15)
- GW最終日にGW中書いたシナリオを上げます よろしく -- pentlium EE (2008-05-04 13:22:24)
- そのシナリオを僕が読んで、こここうじゃね?って所を教えればいいんですね。わかります。 -- ゆず (2008-05-05 21:33:33)
- そそそ -- pentlium EE (2008-05-06 10:30:27)
- くそ~~スランプだぜんぜん書けねえ -- pentlium EE (2008-05-06 16:59:19)
- とりあえず書いたところまで書いとく -- pentlium EE (2008-05-06 17:02:44)
- 遅くなりました。5月16日少しうpしました。 -- エコー (2008-06-07 22:45:29)
- エコーへあなたのページのリンクだけ張っときました -- pentlium EE (2008-07-06 00:55:41)
- 張ってあったブラクラは消しました -- pentlium EE (2008-07-06 00:58:06)
- エコー乙様です~~ -- pentlium EE (2008-07-06 20:43:28)
- シナリオについて何かお願いします<ゆず -- pentlium EE (2008-07-07 23:40:16)
- 遅れて悪い、掲示板の方にコメント書いておいたので各自読んでください。次は何が良いかな、よし!原田が課題のテーマ決めてくれwww -- ゆず (2008-07-22 22:45:22)
- きずくの遅かったすまそ -- 名無しさん (2008-07-24 19:26:12)
- ↑ごめん俺のコメント -- pentlium EE (2008-07-26 17:01:36)
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2008-07-26T17:01:36+09:00
1217059296
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共有箱
https://w.atwiki.jp/delight/pages/25.html
<p><font color="#000000">↓</font>ドラッグするとサーバー情報が見れます</p>
<p><font color="#FFFFFF">ID : delightworks<br />
パスワード : ABfDaFGHIJKcM13<br />
FTPサーバ : www6.atpages.jp<br /></font></p>
<p>情報を入力すればほかの人でもファイルがうpできるので、使いたいとき使ってください<br />
ちなみに容量制限は1Gです。半永久的なファイルのうp、15MB以上のファイルはこちらを使ってください</p>
<p>URL :<a href="http://www6.atpages.jp/delightworks/" target="_blank">http://www6.atpages.jp/delightworks/</a></p>
<p>一回の転送で1MByteを越えると5KByte/sに転送量を制限されます。<br />
とのことなので、うpには時間がかかるでしょうが気長にまってくだしあ<br />
もしくはファイル分割するとか・・・</p>
2008-07-06T22:46:37+09:00
1215351997
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掲示板
https://w.atwiki.jp/delight/pages/24.html
*正直使うのかな・・・
#html2(){{{{{{
<iframe width="800" height="600" src="http://www2.atchs.jp/delight/" scrolling="yes" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0"><a href="http://www2.atchs.jp/delight/">掲示板</a></iframe>
}}}}}}
2008-07-06T21:54:00+09:00
1215348840
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演習シナリオby高瀬
https://w.atwiki.jp/delight/pages/23.html
主人公「もうこんな時間かよ・・・」
昨日は早く寝るつもりだったが、ついパソコンに夢中になっていた。
気づいたらいつの間にかそのまま寝ていたようだ。
主人公「とりあえず早く支度しないとなぁ・・・」
そういった矢先、玄関のほうから賑やかな声が聞こえてきた。
悪友「お~い、(主人公の名前)。いるんだろ!」
朝っぱらから騒々しいものだ。
とりあえず最低限の準備を終わらせ、(悪友の名前)のところへ向かう。
主人公「おはようさん」
悪友「なにがおはようさんだよ!準備遅いっつーの!」
主人公「いや、たった5分しか立ってないぞ」
悪友「いやなぁ、お前、時は金なりって言葉知ってるか?」
主人公「そんなことより早く学校行かないとまずいぞ」
家を出る。遠くからなんか文句が聞こえるが気にしないことにしよう。
そんなこんなで登校していると前に見に覚えのある姿があった。
主人公「おはようさん」
ヒロイン「あ、(主人公の名前)君だ!おはよー」
悪友「おっはよー♪(ヒロインの名前)ちゃん!」
ヒロイン「ねぇねぇ、昨日こんなことがあってね・・・」
悪友「俺無視ですか!」←泣いてる感じ
ヒロイン「でねぇ・・・それがね・・・・・・」
悪友「タチ悪いよぉ・・・(ヒロインの名前)ちゃぁん・・・」
ヒロイン「嘘うそ!おはよう!(悪友の名前)君!」
悪友「やっと返してくれた・・・」←表情にパッと花が咲く
何が嘘なんだろう・・・そう思った俺がいた。
主人公「しかし眠い」
昨日は変な時間に寝た上に寝た場所がまずかった。疲れが取れてない。
今授業を受けている先生は恐いことで有名だ。ここで寝てはいけない。
ヒロイン「大丈夫?具合悪そうだよ?」
隣の席の(ヒロインの名前)が心配して声をかけてくる。
主人公「いや、ちょっと眠くてな・・・」
ヒロイン「ソレは(主人公の名前)君の自業自得だよ」
主人公「そうなんだけどな・・・なんかいい目を覚ます方法ないかな?」
ヒロイン「そうだねぇ・・・って・・・・・・」
主人公「ん?どうしたんだ(ヒロインの名前)?」
先生「ん?何を楽しそうに話してるんだね?お二人さん?」
主人公・ヒロイン「す、すいませんでしたーーー!!!」
俺はこのとき完全に眠気が吹っ飛んだ。
色々あったが授業が終わった。
今日は部活がないらしいが、何をしよう。そう悩んでいた矢先のことだった。
悪友「ちょっとお前に相談があるんだけどさ、時間いいか?」
主人公「なんだ、壷なんて買わないぞ」
悪友「そういうのじゃないっての!」
主人公「じゃあ浄水器か?引っ掛けるなら俺には通用しないぜ?」
悪友「だから真面目に俺の話を聞いてくれっつーの!」←涙目
しかし今日の朝の光景もそうだが、こいつをからかうのはやけに面白い。そりゃ(ヒロインの名前)もやるわけだ。
主人公「冗談だって。で、なんだよ?」
悪友「冗談に聞こえないっての・・・で、相談ってのが・・・(ゴニョゴニョ)」
主人公「ふんふん・・・そいつは俺には無理だ。他のやつをあたってくれ」
悪友「いや、お前だから任せられることなんだ!頼む!!」
主人公「でもな、いくらなんでも妹のパンツを取ってこいってのは無理だろアホ」
悪友「ですよねー」
主人公「今日はすぐ寝よう・・・」
今日も賑やかな日だったと思う。こんな日がずっと続けば良いなと思った。
翌日、予想もしていなかった事件が俺を襲うとは予感していなかった。
なんかこれ本編のシナリオでも使えそうな気がしてきたなぁ。ただ、ダメな部分をもっと直してだけどね。
肩の筋肉痛がひどすぎる。そんな今日この頃の高瀬でした。
2008-07-06T19:44:52+09:00
1215341092
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自由帳
https://w.atwiki.jp/delight/pages/18.html
#pcomment(title_name=たわいもない話,10,kome,nsize=15,size=50)
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2008-07-06T00:59:08+09:00
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演習シナリオby原田
https://w.atwiki.jp/delight/pages/22.html
<p>.舞台<br />
住所:静岡県榛原郡川根本町青部<br />
高校:静岡県立金谷高校<br />
通学経路:青部(静岡県) → 新金谷(静岡県) 大井川鉄道<br />
所要時間 1時間4分<br />
季節:夏休み明け<br />
主人公および、ヒロインは静岡県青部駅の近くに住む<br /><br /><br /><br />
.本編<br />
…トントン<br /><br />
…トントン<br />
【??】「けい君」<br />
…トントン<br />
【??】「けい君、起きて」<br />
【啓介】「ん~~…」<br />
【??】「けい君」<br />
俺はまぶたがくっついて離れようとしないのを無理やり開いた<br />
【啓介】「あ~~、あゆか・・おはよう」<br />
【あゆ】「今日から学校だよ、けい君」<br />
そうだった今日は9月1日、学校が始まる日だ<br />
【あゆ】「駅で待ってるからねっ」<br />
そういうと自分の部屋から出て行く<br />
あゆは小学生のときここに引越ししてきたとき以来、<br />
今みたいにあゆが毎朝起こしてくれる<br />
【啓介の母】「毎日起こしてくれてるんだから、感謝のひとつくらいしなさいよ」<br />
【啓介】「わかったよ」<br />
もうすぐ電車の時間だ、早く支度をしないと…<br /><br />
外は周りを森に囲まれて、しかも朝6時30分ともなればまだまだ夏とはいえ<br />
かなり涼しい<br />
【啓介】「この温度が続けばなあ…」<br />
じき、真夏の太陽じりじりの時間が来ることは俺にも十分わかる<br />
俺は駅へ急ぐ<br />
【あゆ】「遅いよ、けい君」<br />
【啓介】「すまない」<br />
電車が来るまでまだ時間がある、…暇だ<br />
いつも見ている風景を眺める<br />
森の中からすっと出てくるレール、両脇には木々が生い茂りここは田舎だなあと改めて確認させられる<br />
【あゆ】「どうしたの?」<br />
気づくとあゆがこちらを心配そうに見ている<br />
【啓介】「いやここ田舎だなあと思っただけさ」<br />
【あゆ】「ここが田舎なのは今にはじまったことじゃないです」<br />
【啓介】「そうだよな…」<br />
ちなみに駅周辺には商店が一軒もない<br />
あるものといえば無駄に怖くて長いつり橋だ<br />
そうこうしているうちに電車が森の間から抜けてくる<br />
とても古い車両で、しょっちゅう車両故障があるのは内緒だ<br />
手で開けるドアなんていまどき珍しいだろう<br />
【あゆ】「早く乗ろう」<br />
そういうとあゆは、電車のドアを開ける<br /><br />
電車には数人しか人は乗っていない、俺の高校と同じ高校に通う人2~3人と会社員が<br />
数名いるくらいである<br />
俺たちは空いている席に適当に座る<br />
【あゆ】「学校に行くの久しぶりだね」<br />
【啓介】「ああそうだな」<br />
【あゆ】「みんな元気だといいね」<br />
だんだん眠くなってきた<br />
【啓介】「寝ていいか?」<br />
【あゆ】「うん、ついたら起こしてあげる」<br />
俺は寝ることにする<br /><br />
【??】「おぎろ~~~~!!」//大文字<br />
【啓介】「うわ!!」//中文字<br />
いきなり耳元で大きな声を出すなよ朋子・・・<br />
【朋子】「もうすぐつくわよ!!」<br />
【啓介】「もうちょっと起こし方考えろよ」<br />
心臓が止まるところだった…<br />
【朋子】「んじゃ殴って起こせばよかった?」<br />
【啓介】「あのな…」<br />
それもどうかと思う<br />
【あゆ】「あの~…、駅に着きましたよ?」<br />
もう窓の外にはホームがあった<br />
【朋子】「やっば!!」<br />
【啓介】「お前が変なこと言うからだ!!」<br />
俺はそう言うと急いでドアに急ぐ<br /><br />
【啓介】「朋子、もう少し起こし方というものをだな…」<br />
【朋子】「起こしてもらっただけでもありがたいと思いなさいよ」<br />
【啓介】「むき~~~!!」<br />
【あゆ】「仲がいいんですね」<br />
これが仲がいいって言ったらどういうのが仲が悪いんだ?俺に説明してくれ<br />
【あゆ】「だって、喧嘩するほど仲がいいって言うじゃないですか」<br />
この例はそういうものじゃない、冷え切った夫婦関係も喧嘩するからといって仲が言い訳でもない<br />
【朋子】「仲が良いわけないわよ、こんなやつ」<br />
まあ俺もその意見に同感なことは一緒だが…<br />
【啓介】「あゆ、こんなやつほっといていくぞ」<br />
【あゆ】「え!?」<br />
俺はあゆの手をつかむと一目散に走り出す<br />
【朋子】「話はまだ終わってないわよ!!」<br />
あーあーきこえないきこえない<br />
【あゆ】「けい君早いよ」<br />
【啓介】「ちょっと我慢しろな」<br />
俺は学校に着くまで走った<br /><br />
教室に入るといつものメンバーがもうすでに集まっていた<br />
【秋夫】「よう、夏休み明けでもあゆちゃんと一緒かぁ?」<br />
【茜】「相変わらずねえ啓介君」<br />
余計なお世話だ<br />
【啓介】「電車が同じだけだ」<br />
【あゆ】「そうだよ」<br />
【秋夫】「ほほ~~」<br />
なんか変な目で見てやがる<br />
【啓介】「言っておくけどな、別にそんな関係じゃないからな」<br />
【茜】「ほんと~~??」<br />
【啓介】「本当だ!!」<br />
もう本当にこいつらにはあきれる<br />
【啓介】「あゆも何かいってやれよ」<br />
【あゆ】「べつに、そんなわけないですから…」<br />
めちゃくちゃあるみたいな顔をしながらそういうことを言うな<br />
【茜】「やっぱりありあるみたいじゃん…」<br />
【担任】「ホームルームはじめるぞ~~」<br />
担任の声が響く<br />
良かった、担任が来ればこの話しもどこかに飛んでいくだろう<br /><br />
かったるい始業式も無事終わり下校の時刻だ<br />
【秋夫】「今日はどこで遊ぶ~~?」<br />
【啓介】「商店街でも行くか?」<br />
【秋夫】「いいね!!」<br />
【あゆ】「私も行く」<br />
何であゆが行きたがるんだ?<br />
【あゆ】「いや夕食の買い物を、切れてるんだ食材」<br />
【秋夫】「なんだ…」<br />
なんか秋夫が残念そうな顔をしたのは気のせいだろうか<br />
【秋夫】「デートって言うなら辞退したのにな…」<br />
なんだそのデートってのは<br />
【あゆ】「別に二人だけでも…」<br />
また余計なことをあゆは<br />
【秋夫】「んじゃ俺辞退させていただくわ、じゃあな」<br />
【啓介】「あ、おっおい!!」<br />
秋夫は行ってしまった<br />
【あゆ】「んじゃ辞退っていたし、二人で行きましょう」<br />
結局二人で行くのな…<br /><br />
商店街は平日の10時ごろとあって、主婦が多い<br />
【あゆ】「主婦が多いですね」<br />
【啓介】「ああ」<br />
【あゆ】「ちょっとにんじん買ってきますね」<br />
俺は結局あゆに買い物を手伝っているだけだデートでもなんでもない<br />
【??】「それはデートって言うんじゃないのかな?」<br />
【啓介】「え!?」<br />
【茜】「それはデートだよっ!!」<br />
いや二度言わなくても…<br />
【茜】「男と女が一緒に買い物する。、それだけで立派なデートだよ」<br />
野菜を買うデートなんてないと思うのだが?<br />
【茜】「女ってのはね、好きな人と一緒に買い物するってだけでうれしいものなのよ~~」<br />
よく言うものだ<br />
【茜】「この後何かかってあげなさいよ~~何か」<br />
【あゆ】「あれあかねちゃん?」<br />
そうこうしているうちにあゆが帰ってきた<br />
【茜】「こんにちは、1時間ぶりかな?」<br />
元気よくへんな一時間ぶり~~って言う挨拶もどうかと思う<br />
【茜】「なに買ってたの?」<br />
【あゆ】「いや食材を買っていただけで」<br />
【茜】「ほかに何か買ってもらいなさいよ、あゆちゃん」<br />
そういうと茜はそそくさとどこかへいってしまった<br />
【あゆ】「嵐みたいな人でしたね」<br />
【啓介】「そうだな」<br />
【あゆ】「どこかよりたいところない?」<br />
そういえば本屋に行く用事があった、好きな漫画が発売になったからだ<br />
【啓介】「んじゃ本屋にでも行くか」<br />
俺たちは本屋に向かう<br /><br />
本屋につくと目的のものを探し出す<br />
【啓介】「あったあった、これこれ」<br />
【あゆ】「ありましたか?」<br />
【啓介】「ああ、せっかくだからほかの本も見て帰ろうか」<br />
俺たちは二手に分かれて本の物色に入った<br /><br />
【啓介】「いろんな本があるもんだな…」<br />
本は本当に何でもある、占いの本、料理の本、ハッキングの教科書なんてものも置いてやがる<br />
するとあゆが渋い顔をしながらひとつの本を見ている<br />
【あゆ】「お金がな…」<br />
どうやら買いたい本がかなり高いらしく、悩んでいるみたいだった<br />
ふと数十分前の茜の言葉が思い出された<br />
(【茜】「この後何かかってあげなさいよ~~何か」)<br />
【啓介】「買ってあげようか?それ」<br />
【あゆ】「え?本当?」<br />
【啓介】「ああ、何円なんだその本」<br />
【あゆ】「3200円です」<br />
【啓介】「……」<br />
3200円って…今の所持金3500円だぞ<br />
【啓介】「じゃ、じゃあ買ってあげるよ」<br />
【あゆ】「ありがとう!」<br />
あゆは心底うれしそうな顔をしている<br />
ああおれの、お金が…<br />
もう後の祭りである<br /><br />
【あゆ】「ふふん、ふっふん~~♪」<br />
あゆはスキップをしながら鼻歌を歌っている<br />
俺たちは駅に行く途中だ<br />
【啓介】「はあ…」<br />
俺はため息しか出ない<br />
【あゆ】「どうしたの顔色悪いよ?」<br />
【啓介】「いやなんでもない」<br />
そういうことにしておこう<br />
【啓介】「ところでなに買ったんだ?」<br />
【あゆ】「量子力学の本」<br />
よし内容は聞かないことにしよう<br />
【あゆ】「後でどんな内容だったか教えるね」<br />
やめてくれ、そんなことしたら俺が頭痛で一週間休む羽目になる<br />
【啓介】「断固遠慮しときます」<br />
【あゆ】「何で~~?面白いと思うよ~~」<br />
【啓介】「いや、人には好みというものがあってだな」<br />
【あゆ】「残念…」<br />
いつもこんな本買っているのか?と思う<br />
気づくとそこはもう駅だった<br /><br />
電車に乗っている間、窓に映る茶畑を見ながら無心でいたとき<br />
【??】「おい、朝のこと忘れたんじゃないだろうな?」<br />
【啓介】「うぉ!!朋子!!」<br />
【朋子】「何で朝逃げた?」<br />
いやだったからとはいえない<br />
【啓介】「い、いや遅刻しそうだったからさあ」<br />
【あゆ】「そんなことないと思います…」<br />
またあゆは余計なことを<br />
【朋子】「まあいいけどさ、もうおこってないし」<br />
良かった逃げ場のない電車の中喧嘩になったっら大変だ<br />
【朋子】「ところであゆがいつも一緒にいるような気がするんだけど」<br />
【啓介】「そんなことないから」<br />
【あゆ】「一緒の駅なだけです」<br />
実際そうだ<br />
【朋子】「青部駅だっけ?確かあそこは鉄道ファンに人気の秘境駅で周辺に住んでる人はごくわずか、そんな狭い場所でずっと一緒なんだから、本当は恋人なんじゃないの??」<br />
【啓介】「それはいいけど、もうあなたの降りる駅なんですけど…」<br />
【朋子】「マジ!?」//大文字<br />
朋子はすごい勢いでドアに行ったが間に合わなかったみたいだ<br />
【朋子】「おろさせて~~~」<br />
朋子の悲しい声が響く<br />
【啓介】「こりゃ隣の駅で、1時間待ちコースだな」<br />
【あゆ】「そうですね…」<br />
かわいそうに…<br /><br />
1時間も電車に乗っていると尻が痛くなる<br />
まさに今俺はその状態だ<br />
【啓介】「電車に長時間乗ってると疲れるよな」<br />
【あゆ】「ですねえ」<br />
ふと前を見ると夕日がきれいに輝いていた<br />
【あゆ】「夕日きれいです」<br />
【啓介】「ああ」<br />
おれたちは知っていった、夕日がきれいな場所<br />
【啓介】「つり橋行ってみるか?」<br />
俺たちはつり橋へ急ぐ<br /><br /><br />
【啓介】「やっぱりきれいだな」<br />
【あゆ】「はい」<br />
目の前にはきれいな川と、オレンジ色の夕日があった<br />
そう、あのときのように<br />
【あゆ】「あの時みたいですね」<br />
あゆも同じことを思っていたみたいだ<br />
【啓介】「ああ」<br />
俺は心なしかあゆが泣いているように見えた<br />
【啓介】「帰ろうか」<br />
【あゆ】「うん」<br />
俺たちは家路に急いだ<br /><br />
[END]<br /><br /><br />
.あー何というか…<br />
なんかすみません秘境駅に住んでる主人公とヒロイン<br />
現実的にありえません、しかも鉄オタが一瞬で食いつきそうな駅で…<br />
反省はしている<br /><br />
ところで茜が書いていてすごく好みのキャラになってきて<br />
なんか妄想にはいちゃいました(ぉ)<br /><br />
伏線の処理?なにそれおいしいの?</p>
2008-07-06T00:51:19+09:00
1215273079
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ルート分岐前
https://w.atwiki.jp/delight/pages/11.html
<p>6月15日</p>
<p>【浩介】「ふう・・・そろそろ来るころかな」<br />
朝食を食べながらそうつぶやく少年が一人。<br />
【浩介】「今日もまたあのつまんない授業受けなきゃいけないのかよ」<br />
俺は青峰浩介。どこにでもいる普通の学生・・・だと思っている。<br />
俺は飯を食いながらある人を待っている<br />
モグモグ<br />
【浩介】「しかし、あいつ遅いな……、まぁ待ち合わせ時間に飯食ってる俺も俺だが」<br />
最後の一口を飲み込んだすると<br />
【女の子】「ごめ~ん、遅くなっちゃった」<br />
扉の開く音がする。<br />
【浩介】「お前は…これで何度目かわかるか!?」<br />
【女の子】「えーと、何回目だろ………」<br />
【浩介】「まともに数えるなよ!」<br />
こいつは近所に住む幼なじみ、乃々木京。<br />
今までこんな事が多々あったが、ここまでつるんでるのは神様のいたずらだろうと最近思ってる。<br />
【浩介】「まぁ、とりあえず学校行くか」<br />
【京】「うん、そうだね!」<br />
俺は相棒(自転車)を出した。当然の如く、京は後ろに乗ってくる。既に定位置と化しているのだ。<br />
【浩介】「じゃあ行くぞ。ちゃんとつかまっとけよ?」<br />
【京】「大丈夫だよ~!今日もよろしくねっ☆」<br />
【浩介】「まかせとけ!じゃあ出発!」<br />
自転車が風を切って走る。やはり、6月も下旬を迎えれば暑い。着ているワイシャツが軽く汗ばむのがもうすぐ夏だということを感じさせる。<br />
【京】「やっぱ暑いね~」<br />
京はそんなことを聞いてきた<br />
【浩介】「まぁ、この季節だしなぁ。」<br />
俺は答えが見つらなかったためそう言う<br />
【京】「でもなんとかならないのかなぁ。」<br />
【浩介】「まぁ、この季節だしなぁ。」<br />
【京】「ねぇ、私の話聞いてる?」<br />
【浩介】「まぁ、この季節だしなぁ」<br />
うっさいなあと思っていると<br />
バシッ<br />
背中に衝撃が走った<br />
【京】「聞いてないじゃん!」<br />
【浩介】「いたっ!背中全力で張り手するなよ!」<br />
【京】「だって私の話聞いてないんだもん!」<br />
確かに俺が悪かった、でも思いっきりたたくことはないだろ<br />
【浩介】「こっちは重いお前乗せてこぐので精一杯なんだよ!」<br />
【京】「…重いって言ったね・・・・・・」<br />
あ・・・しまった・・・・・・<br />
【京】「このバカァァァァァ!!!!」<br />
バキッ!<br />
【浩介】「あ・・・ペダルが・・・」<br />
見事にペダルが90度の方向に曲がっていた<br />
【京】「ザマーミロー!」<br />
【浩介】「お前・・・コレじゃ漕げないだろ・・・」<br />
ほんとにどうしようもない奴だ<br />
【京】「まぁ、もう少しで学校だし、歩いていこうじゃない♪」<br />
【浩介】「あぁ・・・おれの相棒が・・・・」<br /><br /><br />
そんなこんなで俺たちは学校に着いた。<br />
【京】「もう、浩ちゃんさっきのまだ怒ってるの?」<br />
【浩介】「学校で浩ちゃんはやめてくれよ・・・」<br />
【京】「じゃあなんて呼べばいいのさ?」<br />
【浩介】「いや、普通に下の名前でよくね?」<br />
【京】「そうかなぁ・・・。もう"浩ちゃん"って呼び慣れたから今更変えられないよ」<br />
【京】「ねっ!浩ちゃん!!」<br />
【浩介】「せめて呼ぶなら回りにあまり人がいないときにしてくれ・・・」<br />
「ひゅーひゅーお熱いねー」<br />
【浩介】「急に出てきてうっせぇよ」<br />
浩介は後ろから話しかけてきた人物に後ろ回し蹴りを入れた。<br />
「ゴフッ!は、腹が・・・」<br />
こいつの名前は(未定)。腐れ縁というか、こいつも長い付き合いである。<br />
【浩介】「そんなくだらないこと言うからだ」<br />
「でも彼女はそうは思ってない様子だぜ?」<br />
【浩介】「ん?」<br />
京をふと見てみる。<br />
【京】「そんな・・・別にただの幼馴染だし、別に恋人じゃないし、でも私は・・・(ゴニョゴニョ)」<br />
ほおっておくことにした。<br />
【浩介】「というわけで、ただいまお昼の時間です」<br />
「お前誰に話しかけてんだ?」<br />
【浩介】「気にすんな。そんなことより飯食うぞ」<br />
「おう。今日は購買か?食堂か?」<br />
【浩介】「購買で良いな。さて、ジャンケンすっぞ」<br />
「久々だな。俺の拳がうなるぜ!」<br />
【浩介】「うっせぇな。さっさと決めるぞ」</p>
<p>【】「「最初はグー!」」<br />
【】「「ジャンケンポン!」」<br />
「また俺かよぉ・・・」<br />
【浩介】「勝負は時の運だ。泣き言言ってないで行ってこい。」<br />
「はいはい、いつものでいいんだろ?」<br />
【浩介】「おう。じゃあ頼んだ」<br />
「はいよー!」<br />
【浩介】「あいつ・・・出す前から手の形変わってない気づけよ・・・」</p>
<p>【浩介】「今日は疲れたな・・・」<br />
「今日はどうするんだ?」<br />
【浩介】「部活行くよ。大会近いしさ」<br />
「そうか、じゃ俺も部活行ってくるかな」<br />
【浩介】「最近ほとんど行ってないだろ」<br />
「だって面倒なんだもん」<br />
【浩介】「そんなんだから・・・」<br />
「とりあえず俺も行ってくるよ」<br />
【浩介】「じゃあまた後でな」<br />
【浩介】「よし、じゃあウォームアップしてタイム計ろうかな」<br />
【京】「あ、浩ちゃ~ん!」<br />
【浩介】「おう、後タイム計るからよろしくな」<br />
【京】「了解だよ!」<br />
【浩介】「よし、体ほぐしから入るか・・・」<br /><br />
【浩介】「思うようにタイム伸びないなぁ・・・」<br />
【京】「このタイムだと県ぎりぎり抜けないぐらいかなぁ」<br />
【浩介】「ちょっとフォーム見てもらってからもう一回タイム計るかな」<br />
【京】「頑張ってね!」</p>
<p>【浩介】「うーん、伸び悩むなぁ・・・」<br />
【京】「浩ちゃんなら落ち着いていけば大丈夫だよ!」<br />
「大会前だからあせってるんじゃないのか?」<br />
【浩介】「まぁその部分はあるなぁ」<br />
「浩介ならできるはずだからあわてるなよ」<br />
【浩介】「サンキュ。なんぼか落ち着いたわ」<br />
【浩介】「京、明日もこんな感じのメニューで行こうと思ってるからよろしくな」<br />
【京】「わかった!頑張ってね!!」<br />
【浩介】「じゃ、もう家の前だから今日はさよならだな」<br />
「おう、じゃあな」<br />
【京】「また明日ね~」<br /><br />
【浩介】「今日もまた平凡に一日が終わってくのか・・・」<br />
【浩介】「なんか生活に刺激がほしいな・・・」<br />
【浩介】「って言いながら試験勉強しないといけないんだよなぁ」<br />
15分経過<br />
【浩介】「飽きてきたな・・・」<br />
30分経過<br />
【浩介】「今日はこんなもんで良いだろ」<br />
【浩介】「とりあえず今日は寝ようっと」</p>
<p><br />
5月16日<br />
授業中。<br />
【浩介】「ここわかんねぇな」<br />
隣の明彦は寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている<br />
【浩介】「どうせこいつに聞いても分からんしなぁ」<br />
【明彦】「(すやすや)」<br />
【浩介】「うぜぇな・・・」<br />
ふと浩介の頭にいい案が思いついた<br />
【浩介】「先生!」<br />
【先生】「ん?どうした青峰」<br />
浩介は明彦が寝ていることと作戦を先生に伝えた<br />
【先生】「面白そうだな。青峰、早速言ってみてくれ」<br />
浩介は思い切り息を吸い込み、<br />
【浩介】「火事だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」<br />
と叫んだ。<br />
【明彦】「(すやすや)」<br />
【浩介】「起きないのかよ・・・災害があったら確実に死ぬタイプだなこいつは」<br />
【京】「ふえっ!?火事??避難しないとぉ~!!」<br />
【浩介】「お前も寝てたのかい!!」 </p>
2008-06-07T22:44:21+09:00
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