CWXEditorの魅力

CWXEditorの魅力

 現在の本流であるCardWirth 1.50環境で使えるGUIエディタは大別して3つあります。
  • GroupASKのCardWirthEditor(以下本家エディタ)
  • 1.30~1.50に付属している旧WirthBuilder Ver1.1系(以下旧WB)
  • CWXEditor 2.0以降(以下XEditor)
対応フォーマット CWXEditor  CardWirthEditor  Builder ver1.1 Builder ver1.2
1.20-1.28 ×
1.30-1.50 × ×
バリアント(1.28系) ○※1 ×
NEXT/wsm7 △※2 × ×
Py/WSN.0-4 × × ×
※1 バリアント付属の改造エディタを使う場合
※2 無圧縮で保存し直す必要あり

本家エディタは1.28時代に更新停止したので1.30以降の新コンテントを利用できません。
1.50の機能をフル活用したいなら、旧WBかXEditorを選択することになります。
ここではXEditorで作りたくなる機能をいくつか紹介していきたいと思います。

一言で言うと:

XEditorではアンドゥが効きます



XEditorではキャストカードの「初期状態」が設定できる

これらはデータ構造上、1.28以前からエンジン側での読み込みは対応しているものの、
本家エディタ上では操作できなかった機能です。画像では1.50ですが、他のVerでもこのように動作します。
旧WBでは対応されなかったため、実質的にCWXEditor専用の機能となっています。

“超”強力なファイル管理ウィンドウ

  • 編集メニューは一通り揃い、ウィンドウにそのままエクスプローラのタブがあるかのように操作できる。
  • 下位フォルダを作ることができ、素材を別フォルダに分割できる。
  • リネームや複数ファイルのD&Dにも対応し、かゆいところに手が届く。素材を入れるのもD&DでOK。シナリオフォルダを開く手間がない。
  • これらの作業によってパスが変わっても自動で関連づけし直されコンテント側で指定しなおす必要がない。(適当に作ったシナリオの作り直しに便利)

CardWirthEditorからの移行

基本的な使用感は旧WBの方が本家エディタに近いですが、旧WBでは仕様変更され、XEditorにはそのまま移植されている要素もいくつかあります。

CardWirthEditorの機能 CardWirthEditor  Builder ver1.1 CWXEditor 
マルチウィンドウ
アイコンとインターフェース ○ほぼ同じ △やや異なる※1
メニューの編集ボタン(コピー・削除等) × ○変更可能
テーブルビュー(エリア/戦闘/パッケージ) 総合 タブ分割 総合
カードウィンドウからのD&DでGetコンテント × ×
クーポン/ゴシップ分岐コンテントの入力 テキスト データベース
(コピペ不可)
テキスト
+データベース
コンテントツリーの斜め表示 △※2 ○傾きを指定可

※1 blackhole氏が公開中の差し替えアイコンセットによって軽減可能。
※2 現在愛護協会で配布されているVer1.1.38はデフォルトが縦型表示固定。ゆう氏が従来型最後のバージョンのVer1.1.30を再配布中。

他にも便利な機能が山盛り

  • Ctrl+Zでアンドゥ(やり直し)が効く。Ctrl+C/Vによるコピペも全てのシーンで対応。
  • Ctrl+Fで開ける「検索と置換」ではシナリオの全要素からテキストを検索/置換できる。
    「ゴブリン」の洞窟を「オーク」の洞窟にするのも一瞬。
  • スクリプトに変換してコピー」により部分的にツリーを切り取ってテキストで入力・貼り付けが可能。
  • 従来のエディタでは一度削除すると欠番になっていたwidファイル番号の振り直し・並び替えができる。
  • Pyの外部アプリに設定することで貼り紙から直接、または現在実行中のコンテントまで指定した状態でシナリオを開くことができる。


スクリーンショットに表示されているシナリオのリソースは、groupAskによって作成され、CardWirth愛護協会によって配布されている「CardWirth ver1.50 Fullpack」に入っているものです(シナリオ「ゴブリンの洞窟」及びその他のリソース)。ReadMe_1st_Full.txt内の「● 著作権/免責/転載に関して」節の内容に基づいてスクリーンショット内に使用しております。

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最終更新:2020年01月04日 20:13
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