CWPyの紹介

CardWirthPy (Reboot) ver.2 までの追加要素

 Py 2 では前身であるPy 0.12から累積150件以上の機能改良/追加が行われています。
 ここではCardWirth1.50比較でプレイ時の新機能を紹介していきます。
 シナリオ作成の新機能はWSN形式を見て下さい。

紹介ページ Py 3 / Py 2 / Py 1

目次


カード操作関連

  • 「荷物袋」と「カード置き場」のページ数を指定して移動できるようになった。
    さらに、種類アイコンを表示可能(下地が見えないカードの種別明瞭化)
  • カードの検索機能。カード名・解説・シナリオ名・作者名(・キーコード)で絞り込める。
  • 整列の強化。名前順・種別順の他に、低レベル順・価格順でソート可能。
    1.50は不可逆ソートだが、Pyでは「しない」で元に戻る可逆式。
    また、カードの種類によって表示・非表示を切り替えるボタンを追加。
  • 「カードにスターをつける」ボタンを押すことで荷物袋内とPC所有カードにスターを付けられる。
    スターをつけたカードはソート条件より優先して荷物袋の先頭に表示でき、
    売却・破棄できないようにできる(誤操作防止)。
  • 「送り先」の強化。送り先がPCになっている時、送り先PCに対する適性を表示。
    これにより一括して複数のカードの適性をチェックできる。
    また、売却を送り先にした場合は、売値を表示。
  • カード操作ダイアログでカーソルを端に合わせると張り紙と同じように横移動カーソルに変化する。
  • 移動画面で送り先PCの所持カードとの交換を行えるボタン。
    所持カードが満タンになっているPCからカードを移動させる手間を省ける。

宿(拠点)関連

  • 「宿帳を開く」「冒険の再開」で待機中の冒険者・パーティを一覧表示・検索できるようになった。
    「冒険の再開」では進行中の依頼の表紙と一緒にパーティの先頭メンバを表示。
  • メンバー検索機能では[名前・解説・経歴・特性・レベル]で絞り込める。
  • パーティの編成を記録する機能(記録ボタン、または宿帳を開くの拡張メニュー)。
    パーティを解散した時には自動的に記録され、所持金や所有カードも含め、いつでも再結成が可能。
  • 新規パーティ結成時、宿の金庫から自動的に設定した金額を持ち出せるようになった。
  • 「仲間を外す」に並び替えボタンがついた。
    CWでは一度解散する必要があった並び順の変更が簡単に。
  • Faceフォルダではサブフォルダやショートカットが有効。
    複数の下位フォルダがある場合、新規冒険者登録で使うフォルダを指定できる。
  • 冒険者の次のレベルアップまでの割合をグラフ表示できるようになった。
  • システムカードの高速表示オプション。(通常のカード表示速度と別扱い)
  • パーティ情報に「レベルアップを停止する」を追加。
    1.28以降の「レベルを最大に維持する」の代替オプション。パーティ単位で設定可能。
  • 起動時の動作で「最後に選択した拠点を開く」が選べるように。
    OPや宿選択画面を省略し直接パーティを開ける

貼り紙・シナリオ選び

ブックマーク、候補絞り込み、検索など、一通りの機能が揃っています。
Py2では更にシナリオのインストールや削除・移動が出来るようになりました。
  • シナリオの一覧表示。シナリオ選びがより快適に操作できるようになった。
  • シナリオの検索機能[タイトル・解説・作者名・対象レベル]
    表示フォルダを自動で絞り込み、検索ボタンを押せばデータベースから一致するシナリオを表示。
  • 整列条件[対象レベル、タイトル、フォルダ名、作者名、更新日時]
    貼り紙の表示順を変えられる他、ツリーではその情報が表示される。
  • シナリオのブックマークと整理機能。登録したシナリオの場所へ瞬時に移動できる。
  • 「シナリオとフォルダの操作」ボタンの追加。
    シナリオのインストールや削除など、このダイアログだけで必要な操作を行えるようになった。

便利なオプション(設定>シナリオ)
  • 「最後に選んだシナリオをシナリオの選択開始位置にする」自動で前回表示した貼り紙までいけます。
  • 「貼り紙と一覧を同時に表示する」左が貼り紙、右が一覧表示になります。
  • プレイログを出力する」リプレイのお供に。

シナリオ・戦闘・キャンプ画面関連

  • シナリオ中はデフォルトでメッセージログ(F5/マウスホイール)が有効。
三種の表示モードを選ぶことができ、保持ログ数を0にすれば無効にすることも可能です。

  • 自動戦闘(F7)ボタンオンになっている限り、自動で手札が選択され戦闘が続行します。
  • 情報(F6)ボタン配布されている情報カードの枚数を表示、直接情報ダイアログを開けます。

便利なオプション(設定>詳細>カード)
  • 「状態の残り時間」表示状態異常や能力変動の残り時間をアイコン上に表示します。
  • 「戦闘行動を全員分表示する」選択外キャラクターの選択カードが半透明で表示されます。
  • 「キャンプ画面へ高速で切り変える」従来は一枚ずつメニューカードが回収されていきますが、同時にカードアニメを行なうことでこれを短縮します。通常のカード表示速度と別扱いなのでシナリオの演出は楽しみたいが、操作は効率的にしたい人にお勧めです。

  • 使用モード中、手札に表示される特殊カードにより、荷物袋内のアイテム・召喚獣を直接使用できる。
  • PC情報ダイアログの技能とアイテムのホールド機能に「全てホールド」が追加。
    個々のチェックとは別々に機能するので、ワンタッチでカードを温存し自動戦闘に切り替えできる。

ドラッグ&ドロップ

 ドラッグ&ドロップによる直感的な操作はCardWirthEditorの特徴の一つですが、
CardWirthPyではエンジンでも色んなところにD&Dできるようになっています。
シナリオ選択画面

対応ファイル 機能 備考
メイン画面 CWエンジン
(CardWirth.exe等)
そのエンジンからスキンを自動生成
シナリオ
(フォルダ/ZIP等/WSN)
シナリオをインストール 複数のシナリオを一度に
追加することもできる
宿選択 CW1.28~1.50の宿
(フォルダ)
その宿をPy用に自動変換 拡張ボタンからも選択可能
キャラクター登録
デザイン変更
画像ファイル
(BMP/GIF/PNG等)
キャラクターの画像を変更
シナリオ選択 シナリオ
(フォルダ/ZIP等/WSN)
D&Dしたシナリオを開く
orインストール
詳細設定で動作を選択可能

その他便利機能

マウスの左押しっぱなし メイン画面でも連打状態になる。
右ドラッグ+ホイール操作 音量(マスターボリューム)を変更できる。
F4 ウィンドウの拡大。サブウィンドウも拡大される。
(比率は設定ダイアログで指定)
Ctrl+C メッセージやキャラクター解説、カード解説をテキスト形式でコピーできる。
Shift+PrtScr 現在パーティと所持カード一覧のスクリーンショットが撮れる。

豊富なカスタマイズオプション

設定ダイアログ(F2)は最初「簡易モード」で開き、最低限の項目のみのシンプルなデザインになっています。→下の詳細設定からカスタマイズします。
  • スキン機能。2.0β現在、全てのバリアントをスキンに変換して利用できる。(1.1には一部不具合有り)

「最初から詳細モードで設定を行なう」で従来操作。
  • 現在のオプション設定を`*.wssx`ファイルに保存・読み込みできる。

  • メッセージウィンドウのカラー変更。
  • 全要素での詳細なフォント変更が可能(役割別で設定)。
  • セーブ前・カード使用前の確認ダイアログやウェイトを任意に省略できる。
  • カード描写速度と戦闘描写速度の分離オプション。
  • 「プレミアカードの売却・破棄を禁止する」をオプション化。

デバッグ・制作支援

 Pyでは、従来のデバグ宿(デバッグモード)とユーティリティーモードをオプションに統合(Ctrl+D)。どのタイミングでも切り替える事ができます。


  • デバッガ(F3)では、実行中のツリーを見ながらプレイすることができます。状態変数インスペクタの上位互換として、従来の機能に加えて、エリアの再読込、最後にセーブした状態に戻す、ブレークポイント等を備えます。
  • シナリオ選択ダイアログではデバッグモード限定で「シナリオをエディタで開く」がメニューに追加。
    エディタで選択するよりもスムーズにシナリオを開くことができ、CWXEditorを標準のエディタに指定しておけば、現在実行中のツリーが開かれた状態で読み込まれます。
  • シナリオ終了時にデバッグ情報を表示する」オプション。
    ゴシップや終了印の変更、入手・喪失したカード、称号の変更などの情報を表示。

1.20対応状況

 CardWirthのオリジナル開発者であるGroupASKの正式な最終リリースバージョンは1.20です。
しかし1.20と1.28以降でその仕様は大きく様変わりしてしまいました。
 Pyは、(1.20エンジンからスキンを作っても)基本的には1.50仕様優先の挙動をしますが、
いくつかの1.20機能にもオプション対応します。

1.20仕様 対応 解説
解説が白紙時の
右クリック無効
1.20はカード解説に何も入力されていない場合、右クリックが無効になったが、
1.28では表示するようになった。Pyでは白紙時無効が標準動作。
同一カードの
統合基準
1.28以降名前と解説が同一のカードが特定条件で統合されるようになった。
これによりASKカードの絵違い等に不具合が生じるようになった。
Pyでは統合しない仕様。(反面同一カードで容量が増大するデメリットも復活)
適性基準 緑玉や白玉が出る基準が1.28で厳しくなった。(能力変化の持続時間に影響)
Pyではスキンのオプションを有効にすることで1.20基準に対応。
レアリティ表示 1.20ではカードよりも手前にと表示されていたが、
台紙背景に合成されるようになった。詳細>カードのオプションで対応。
FLIP 1.20では表示優先度がメニュー/エネミーカード>プレイヤーカードだが、
1.28以降PC優先になり、PCを隠す等の演出が出来なくなった。
Pyでは互換モード&DBで自動対応。(1.50にもオプションとして存在)
分岐等の仕様変更 1.20にあった状態判定分岐等のバグが1.28で修正されたことで
進行不能になるシナリオが生じた。Pyでは互換モード&DBで自動対応。
ダイアログ省略 1.20には売却・破棄の警告ダイアログを省略するオプションが存在した。
Py2以降で復刻。
宿の移行 1.20→Pyは直接変換可能だが、Pyからの逆変換は1.28からなので一方通行。
所持金システム × 1.20以前ではPCごとに所持金が設定され、特性によってその額が変動した。
またCWEditor 1.20以前ではキャストカードに所持金を設定できた(1.25で廃止)
1.20まではそれを反映し、戦闘終了時に倒したエネミーの所持金を入手できた。
カード買い戻し × 1.20以前ではプレミア/レアのカードを売却しても宿にデータが残り、
後で買い戻すことが可能だった。
またノーマルカードについても残すオプションが存在した。
カードレベルの
非表示化
× 1.28以降、PCと暴露状態のエネミーカードの右上に
レベルが表示されるようになった。


スクリーンショットに表示されているシナリオのリソースは、groupAskによって作成された「家宝の鎧」「奇塊」「教会の妖姫」「賢者の選択」、並びにCardWirth愛護協会によって配布されている「CardWirth ver1.50 Fullpack」に入っているものです(シナリオ「ゴブリンの洞窟」「交易都市リューン」及びその他のリソース)。ReadMe_1st_Full.txt内の「● 著作権/免責/転載に関して」節の内容に基づいてスクリーンショット内に使用しています。