よくある質問

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:&color(red){【重要】}[[Py4.0リリース後に発覚した不具合・バグ>よくある質問/正式版のバグ]]| これらの問題は最新テスト版では修正されています。 必要な方はテスト版であることに注意してVerUPして下さい。 :&bold(){目次 }| #contents(fromhere=true) ・[[よくある質問/バグ報告のやり方]] **対応OS・互換性 :対応OS| ・CardWirthPyはWindowsXP以降と[[Linux(GTK)>https://bitbucket.org/k4nagatsuki/cardwirthpy-reboot/wiki/OtherOS]]に対応しています。 ・Wineでは、Py2までは動作不可。Py3以降は32bit版のみEasyWineで動作するようです。([[導入]]) ・CWXEditorは現状Windows専用です。(Linuxでも動作はするが、修正困難な不具合があるとのこと) :他のエンジンとの互換性は?| ・&bold(){CardWirth 1.28/1.29/1.30/1.50}(その他各バリアント)と互換性を持ちます。 ・これらは逆変換にも対応します。たとえば1.50で上書きされてしまった宿を1.28に戻すコンバータとしても利用可能です。(そのVerに無い機能を使ったカードを持っている場合は取り除かれます) ・&bold(){CW1.20については1.20→Py変換のみ}の一方通行です。 :CardWirthNextについて| ・Pyは、NEXT形式には対応していません。シナリオは表示されません。[[スキン]]変換のみ可能です。 ・XEditorは、7以降、無圧縮のNEXT形式の読込をサポートしました。NEXT形式のシナリオを無圧縮に変換するには、NEXT付属のWirthBuilderで、&bold(){オプション>一般>「シナリオのファイル圧縮を無効化」}を有効にしてシナリオを保存する必要があります。なお現在の[[WSN形式]](Py専用)はNEXT機能の完全な上位互換を持っているわけではないので、移植を検討中の方はご注意下さい。 :XEditorでシナリオを作るとPy専用になる?| ・いいえ。[[クラシック形式]]で保存すればデータバージョン4になります。(CW1.20-1.50も読める形式) ・またPy・NEXT専用形式で保存しても、後からクラシック形式に戻すことが出来ます。ただし、専用機能を使用した部分の修正は必要です。 ・1.50/Py/NEXTにマルチ対応したい場合、各エンジンそれぞれに、少数ながら「破壊的な仕様変更」があるので、各エンジンで動作テストを行うのが望ましいです。 **CardWirthPyについて :沢山Verがあるけどどう使い分ければ?| ・旧Verはバグも多いので、特に目的がなければ、常に最新のリリース版を使うのをおすすめします。 ・Py3以降は開発言語がPython3、Py2以前はPython2なので、古い環境では2系の方が相性がいい場合もあるかもしれません。しかし新しいWSNのシナリオは遊ぶことができません。 ・日付が付いているデイリービルド(cardwirthpy_201xxxxxxx.zip)は正式リリースより先行してバグ修正/機能追加などが行われますが、テスト版であることを留意してバックアップは取ってください。 :32bit版と64bit版の違いは?(3.0以降)| ・お使いのOSが32bit版Windowsの場合は32bit版しか使えません。64bit版Windowsなら両方使えます。 ・64bit版はリソースの極端に多いシナリオで若干使えるキャッシュが増えますが、現状で体感出来るような差はほぼないとのこと。 :CardWirth(1.20~1.50)からセーブデータを変換したい| タイトル画面の「スタート」カードをクリックし、宿の選択画面を表示します。「変換」ボタンをクリックして宿フォルダを選択するか、宿フォルダを画面にドラッグ&ドロップします。 :CardWirthで使っていた外観や各[[バリアント>http://cardwirth.net/office/variant.php]]を使いたい| タイトル画面に「CardWirth.exe」をドラッグ&ドロップします。バリアントなど、ファイル名が違っていても中身がカードワースの実行ファイルなら読み込めます。([[詳しく>https://bitbucket.org/k4nagatsuki/cardwirthpy-reboot/wiki/Convert]]) **CWXEditorについて :(Pyを使用せず)XEditor単体でも利用できる?| ・はい。本家エディタはCW本体が同一フォルダにないと起動できませんが、XEditorでは2.0以降そのような制限はありません。 ・自動でエンジンのリソース/Dataフォルダを読み込むため、読み込むシナリオフォルダの上位にはどのエンジンでも構わないので置いておきましょう。 :32bit版と64bit版の違いは?| ・お使いのOSが32bitの場合は32bit版しか使えません。64bitOSの方は両方使えます。 ・64bit版CWXEditorではCardWirth付属のbass.dll(32bit)が利用できないなど、64bit版のみの不具合がいくつかあります。 ・メモリが潤沢にあって巨大なシナリオを編集するというような場合は64bit版がいいかもしれませんが、現状では、だいたいは32bit版でよいかと思います。 :UIが複雑・馴染めない| ・アイコンが馴染めないという方は[[アイコンのオーバーライド>導入/CWXEditorの導入]]を参照して下さい。 ・ツールバーは右クリック>「ツールバーの編集」から、&br()各レイアウトはタブ部分をD&Dで自由に調整可能です。 ・また、イベントツリーはタブ部分を右クリック>新しいウインドウで開くで従来型のようなウインドウ独立型の表示にもできます。 **不具合・トラブル索引 ***プログラムが起動しない/ヘルプが表示されない -Windowsにはダウンロードしたファイルを[[自動でブロック>http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1603/11/news050.html]]する機能があり、通常警告が表示されるだけですが、起動できない環境もあるようです。EXEを右クリック>オプション「ブロックを解除」から解除してください。 #image(property.png) ・ヘルプの実行ファイルであるCHMはブロックされていると[[目次が機能しません>http://www.interface.co.jp/catalog/prdchelp/chm.asp]]。(XPSP3から現在まで続く問題のようです) -CWXEditorの64bit版は、関連付けされているCardWirthPyのData/Skinの中に一つでも「編集ミス等で文法間違いのある不正なXMLを含むスキン」が入っていると起動しなくなってしまいます。その場合は、そのスキンを取り除くことで改善します。 ***プログラムがクラッシュ後、正しく終了出来ない(BGMが再生され続ける等) ・「タスクマネージャー」の「詳細」から「CardWirthPy.exe」を直接終了してください。 #image(exe_kill.png) タスクマネージャーは、スタートボタンやタスクバーの空いている部分を右クリックするか以下のようなショートカットキーで開くことができます。 +[Ctrl]+[Shift]+[Esc]キー +[Ctrl]+[Alt]+[Del]キー +[Windows]+[X]キー タスクマネージャーの操作に不安がある場合は、Windowsの再起動をお勧めします。 ***アップデートが上手くいかない ・Iraka.Tさんによる私製インストーラ「[[cwpy-installer>https://irakat.bitbucket.io/cwpy/]]」が公開されました。リポジトリからのDLを自動で行い、簡単にアップデートできます。 基本的に使っているCardWirthPyのフォルダに新バージョンのファイルを&bold(){すべて上書き}推奨です。exeだけ持ってきたり、Dataフォルダごと旧環境から引っ越そうとするとエラーが出ることがあります。 やむを得ず新しいフォルダを作って旧環境から移行したい場合、 &bold(){「Data」フォルダ内の「SkinBase」フォルダ}を新環境に上書きしないよう注意してください。「SkinBase」には新バージョンの機能に使用される基本的なファイルが入っているので古いものにすると本来あるべきメッセージや素材が存在せず、ダイアログなどを開いた時にエラーが出ます。 Scenarioフォルダ、Yadoフォルダ、Skinフォルダ内のデフォルト以外のスキン、スクリーンショットフォルダ、Settings.xml(オプション設定)についてはそのまま移動・上書きして問題ありません。 ***初回起動が遅い ・Data\FontにあるフォントをOSにインストールすると改善するかもしれません。(Py2.0~2.3) ・データ量が多い宿は重くなっていきます。要らないカードは捨てたり、別宿に待避させる(宿選択画面で拡張>転送)ことで減量できます。 ・起動時の動作を「最後に選択した宿を開く」にすると毎回宿を選ぶ手間が省けます。 ・起動時にも、スキンタイプ別すべてのシナリオ選択の初期位置(デフォルトではScenario)のディレクトリとフォルダにあるシナリオの基本データを読み込むため、CardWirthNext専用形式などの認識できないシナリオがあると重くなります。 ***動作が不安定、ダイアログの開閉で数秒フリーズ ・CardWirthPyはXMLをデータ管理に使用しています。XMLはWindows Searchとの相性が悪く、環境によってはCPUを占有して暴走する場合があります。&bold(){[[Windows Searchサービスを停止する>http://office-qa.com/win/win96.htm]]}か、PyのフォルダやXMLファイルをインデックス対象外にすると改善するかもしれません。 ・パフォーマンス不足のPCの場合、タスクマネージャーからCardwirthPyの優先度を高めてみる。 ***貼り紙のフォルダの表示が遅い ・初回はデータベースを作ろうとするため重くなります。 ・事前に&bold(){設定>シナリオ>シナリオタイプ>データベース構築}しておくと、Scenarioフォルダから辿れる場所のデータベースが一括して登録され、読み込みを回避できます。 ・シナリオフォルダまでのパスが長すぎる場合、ドライブ直下に置いてみる。 ・CardWirthNext専用形式や未対応フォーマットのZIPなど、Pyが認識できないシナリオが大量にあるとフォルダ内のシナリオを探す処理に負荷が掛かるようです。可能ならフォルダを分けて下さい。 ***あるはずのシナリオが検索でヒットしない・読み込みに失敗する  CardWirthPyはシナリオをデータベースで管理しており、検索はデータベースに対して行われます。そのため、データベースに登録されていないシナリオはヒットしません。データベースの登録のタイミングは、そのシナリオが存在するフォルダの内容を見ようとした時です。 ・ショートカットを経由してScenarioフォルダから到達可能な場所にあるシナリオの場合、設定>シナリオ>シナリオタイプ>データベース構築によって、全てデータベースに登録する事ができます。 ・なお、いかなる場合でもCardWirthNext専用形式のシナリオは除外される(未対応のため)ので、ご注意ください。 ・データベースの挙動がおかしい時はCardWirthPyと同じフォルダにあるScenario.dbを削除して再起動してください。 ***音楽や効果音が正常に再生されない ・未解決の不具合としてサウンドフォントがないor一つもチェックされていない場合に問題が多発します。 ・削除や移動などで&bold(){存在しないサウンドフォント}にチェックが入っていても問題が発生します。存在しないサウンドフォントは必ずチェックを外して下さい。 ・CW1.50等でも発生する場合、レイテンシ遅延の可能性があります。複数のゲームや音楽プレイヤーを起動している場合は終了させる、ウイルス対策ソフトを切ってみる、サウンドドライバを再インストールしたり、使っていないオーディオデバイスを無効化する、サウンドカードを交換等で改善する場合があります。 ・1.50とPyが共通して使用している音楽再生ライブラリ「BASSAudio」のバグで特定のXG音源でノイズが発生することがあります(「金の髪のエリザベス」等)。Py5以降で使用しているバージョンでは修正されています。 ・省電力設定のPCの場合、タスクマネージャーからCardwirthPyの優先度を高めてみる、BIOSの設定でEISTやC-Stateを切る(パフォーマンスが制限されノイズや帯域不足が発生しやすい) ***サウンドフォントを変更したら全体の音量が下がった ・稀に「アプリケーションごとの音量」が自動で小さくなってしまうことがあるようです。元に戻すには、起動中にデスクトップ右下の通知領域の音声アイコンを右クリックして音量ミキサーを開いて下さい。 ***変換したバリアントでの表示がおかしい、効果音が鳴らない ・差分形式で配布されているバリアントはそのまま変換するとファイルが足りていないので正常に再生されません。変換前にReadmeを読み、ファイルを補って下さい。 ・指定先ファイル名を変えている等、改変が大きいスキンからの変更直後は正常に表示されない場合があります(2.0以降で修正)。その際は一度宿を出たり、CardWirthPyを再起動してみてください。 ***逆変換で特定カード・パーティの変換に失敗する ・Py専用機能を使ったカードは変換時に自動的に取り除かれます。 ・WSN形式固有の機能を使ったキャストカードは変換できません。現行のWsn.2では、カードイメージの高解像度対応やレイヤ機能(画像を重ねて表示する機能)だけが該当するため、カードイメージを差し替えると変換できるかもしれません。 ***フォントの変更が反映されない ・フォント設定の優先度はスキン設定>ユーザー設定です。フォントを変更しているスキン(JUDGMENTなど)でユーザー設定を使いたい場合は詳細設定モードの編集から優先オプションを解除して下さい。 ・Py1以前はスキンオプションに「クラシックフォントを使用する」という項目があるのでオフにして下さい。 ***カードの描画スピードや背景セルアニメが遅すぎる・速すぎる ・カードの描画スピードは詳細オプション「&bold(){カードの使用前に空白時間を入れる}」の有無でも変化します。 ・CWPyはCardWirthにはないFPS(フレームレート)の概念を持っており、カード回転アニメは&bold(){設定値+1}、背景の更新は(スペックが足りていれば)&bold(){常に30fps}で行われます。このPyの仕様にはプレイヤーの環境に左右されず作者が(Pyで制作すれば)想定した通りのアニメが期待できるというメリットがあります。一方で、CardWirthは全力でソフト描画するため、これらの表示スピードはマシンのスペック、セルの数、拡大倍率に大きな影響を受け、必ずしも作者が想定した通りのテンポでアニメーションが行われるとは限りません。 ・上記の問題に加え、1.50以降、処理が高速化されているため、1.20世代と1.50世代のシナリオでは想定されている速さ自体が違います。今後この差をどう吸収するかは未定です。 **――――CWXEditor/制作関連―――― エディタ関連のよくあるトラブル ***シナリオにPy/WSNの拡張機能を使いたいが、項目が灰色になっていて使えない シナリオがクラシック形式になっていると、CardWirth 1.50までにない要素のほとんどは非表示・入力できなくなります(一部例外あり)。[[WSN形式に変換>https://www9.atwiki.jp/cwpy/pages/16.html#f]]して下さい。 ***クラシック形式で作成したのに他のCWエンジンでプレイするとエラーが出る ・Py以外のエンジンはPNGの「&bold(){格納}」には対応していないので、&u(){貼り紙、技能・アイテム・召喚獣カード、エリアのメニューカード}にPNGを格納してしまうとそのエリアに入ったりカードを入手した場合、警告ダイアログが出て止まります。詳細は[[クラシック形式]]を参照。 ・WirthBuilderでは&bold(){格納時に自動でBMPに変換する}ので変換にはそちらを利用して保存するか、一般的な[[画像編集ソフト>http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win95/art/graphics/conv/]]でBMPで保存してから格納して下さい(拡張子をリネームでは駄目) ***XEditorで編集したらCWでデフォルト素材が表示・再生されなくなった  CWXEditorは基本的にそのエンジンに合わせた連携をすることを想定して作られています。Py専用となるWSN形式シナリオを作る気がなければ、XEditorはPyよりも1.50の「CardWirth」フォルダに直接置いた方がスムーズに行きます。  バージョン7以降のXEditorでは、クラシック形式で保存する際は、(異なる拡張子のスキンを使っていても)デフォルトの素材は強制的にbmp/wavであると見なして保存するようになったので以下の問題は起こりません。  バージョン6以下では、別エンジンを対象としたシナリオを作りたいのに、Pyの「&bold(){Classicスキン}」等、デフォルト素材の拡張子を「&bold(){png/ogg}」に置き換えたスキンを使用してシナリオを作ると、CWのデフォルト素材の拡張子は「&bold(){bmp/wav}」のため、再生に不整合が起こります。&br()(Pyでは拡張子は丸められるのでファイル名さえ合っていればどのスキンでも読み込めます) ・設定>「クラシックエンジンと外部ツール」でクラシックエンジンを登録できているか確認して下さい。登録の仕方は[[クラシック形式]]を参照。また、&bold(){フォルダを移動したなどでパスが間違って登録されている場合は新しいパスを手動で再入力するか、設定削除してください。} ・シナリオのテーブル>シナリオ名>詳細データ>シナリオタイプで「クラシックエンジン」にチェックされているか確認して下さい。クラシック形式に指定して保存すれば、登録されたクラシックエンジンに合わせて自動で修正されます。 ・1.50から[[スキンの自動生成>スキン]]を行えば「&bold(){bmp/wav}」のままスキンが作られるので、そのスキンを指定していれば、この問題は発生しません。 ***CWXEditor上でサウンド再生が上手くいかない  エディタ設定>その他>効果音/BGM再生方式で「自動選択」になっているか確認してください。  32bit版CWXEditorはCardWrth付属の「bass.dll」を利用します。しかし 64bit版CWXEditorでは(CardWrth1.30-1.50付属の「bass.dll」は32bit版なので、)「64bit版のbass.dll」が見つからないと問題のある独自方式で再生しようとしてしまいます。 64bit版のCWXEditorでBASS方式の再生を行うには、以下のどちらかが必要です。 +「CardWirthPyの場所」にCardWirthPyを設定する。 +「CardWrth.exe」のあるフォルダに「CardWirthPy」から「x64」フォルダをコピーしてくる。 上記設定をしても上手くいかない場合、CardWrthエンジンの設定ファイルが存在し、適切にサウンドフォントが設定されているのを確認してください。サウンドフォントの設定はCW1.50では「CardWirth.cfg」、Pyでは「Settings.xml」に格納されています。よくあるケースとしてはフォルダの整理などでサウンドフォントが移動して無くなっている場合です。存在しないサウンドフォントの設定は取り除いて下さい。
:&color(red){【重要】}[[Py5.0リリース後に発覚した不具合・バグ>よくある質問/正式版のバグ]]| これらの問題は最新テスト版では修正されています。 必要な方はテスト版であることに注意してVerUPして下さい。 :&bold(){目次 }| #contents(fromhere=true) ・[[よくある質問/バグ報告のやり方]] **対応OS・互換性 :対応OS| ・CardWirthPyはWindowsXP以降と[[Linux(GTK)>https://bitbucket.org/k4nagatsuki/cardwirthpy-reboot/wiki/OtherOS]]に対応しています。 ・Wineでは、Py2までは動作不可。Py3以降は32bit版のみEasyWineで動作するようです。([[導入]]) ・CWXEditorは現状Windows専用です。(Linuxでも動作はするが、修正困難な不具合があるとのこと) :他のエンジンとの互換性は?| ・&bold(){CardWirth 1.28/1.29/1.30/1.50}(その他各バリアント)と互換性を持ちます。 ・これらは逆変換にも対応します。たとえば1.50で上書きされてしまった宿を1.28に戻すコンバータとしても利用可能です。(そのVerに無い機能を使ったカードを持っている場合は取り除かれます) ・&bold(){CW1.20については1.20→Py変換のみ}の一方通行です。 :CardWirthNextについて| ・Pyは、NEXT形式には対応していません。シナリオは表示されません。[[スキン]]変換のみ可能です。 ・XEditorは、7以降、無圧縮のNEXT形式の読込をサポートしました。NEXT形式のシナリオを無圧縮に変換するには、NEXT付属のWirthBuilderで、&bold(){オプション>一般>「シナリオのファイル圧縮を無効化」}を有効にしてシナリオを保存する必要があります。なお現在の[[WSN形式]](Py専用)はNEXT機能の完全な上位互換を持っているわけではないので、移植を検討中の方はご注意下さい。 :XEditorでシナリオを作るとPy専用になる?| ・いいえ。[[クラシック形式]]で保存すればデータバージョン4になります。(CW1.20-1.50も読める形式) ・またPy・NEXT専用形式で保存しても、後からクラシック形式に戻すことが出来ます。ただし、専用機能を使用した部分の修正は必要です。 ・1.50/Py/NEXTにマルチ対応したい場合、各エンジンそれぞれに、少数ながら「破壊的な仕様変更」があるので、各エンジンで動作テストを行うのが望ましいです。 **CardWirthPyについて :沢山Verがあるけどどう使い分ければ?| ・旧Verはバグも多いので、特に目的がなければ、常に最新のリリース版を使うのをおすすめします。 ・Py3以降は開発言語がPython3、Py2以前はPython2なので、古い環境では2系の方が相性がいい場合もあるかもしれません。しかし新しいWSNのシナリオは遊ぶことができません。 ・日付が付いているデイリービルド(cardwirthpy_201xxxxxxx.zip)は正式リリースより先行してバグ修正/機能追加などが行われますが、テスト版であることを留意してバックアップは取ってください。 :32bit版と64bit版の違いは?(3.0以降)| ・お使いのOSが32bit版Windowsの場合は32bit版しか使えません。64bit版Windowsなら両方使えます。 ・64bit版はリソースの極端に多いシナリオで若干使えるキャッシュが増えますが、現状で体感出来るような差はほぼないとのこと。 :CardWirth(1.20~1.50)からセーブデータを変換したい| タイトル画面の「スタート」カードをクリックし、宿の選択画面を表示します。「変換」ボタンをクリックして宿フォルダを選択するか、宿フォルダを画面にドラッグ&ドロップします。 :CardWirthで使っていた外観や各[[バリアント>http://cardwirth.net/office/variant.php]]を使いたい| タイトル画面に「CardWirth.exe」をドラッグ&ドロップします。バリアントなど、ファイル名が違っていても中身がカードワースの実行ファイルなら読み込めます。([[詳しく>https://bitbucket.org/k4nagatsuki/cardwirthpy-reboot/wiki/Convert]]) **CWXEditorについて :(Pyを使用せず)XEditor単体でも利用できる?| ・はい。本家エディタはCW本体が同一フォルダにないと起動できませんが、XEditorでは2.0以降そのような制限はありません。 ・自動でエンジンのリソース/Dataフォルダを読み込むため、読み込むシナリオフォルダの上位にはどのエンジンでも構わないので置いておきましょう。 :32bit版と64bit版の違いは?| ・お使いのOSが32bitの場合は32bit版しか使えません。64bitOSの方は両方使えます。 ・64bit版CWXEditorではCardWirth付属のbass.dll(32bit)が利用できないなど、64bit版のみの不具合がいくつかあります。 ・メモリが潤沢にあって巨大なシナリオを編集するというような場合は64bit版がいいかもしれませんが、現状では、だいたいは32bit版でよいかと思います。 :UIが複雑・馴染めない| ・アイコンが馴染めないという方は[[アイコンのオーバーライド>導入/CWXEditorの導入]]を参照して下さい。 ・ツールバーは右クリック>「ツールバーの編集」から、&br()各レイアウトはタブ部分をD&Dで自由に調整可能です。 ・また、イベントツリーはタブ部分を右クリック>新しいウインドウで開くで従来型のようなウインドウ独立型の表示にもできます。 **不具合・トラブル索引 ***プログラムが起動しない/ヘルプが表示されない -Windowsにはダウンロードしたファイルを[[自動でブロック>http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1603/11/news050.html]]する機能があり、通常警告が表示されるだけですが、起動できない環境もあるようです。EXEを右クリック>オプション「ブロックを解除」から解除してください。 #image(property.png) ・ヘルプの実行ファイルであるCHMはブロックされていると[[目次が機能しません>http://www.interface.co.jp/catalog/prdchelp/chm.asp]]。(XPSP3から現在まで続く問題のようです) -CWXEditorの64bit版は、関連付けされているCardWirthPyのData/Skinの中に一つでも「編集ミス等で文法間違いのある不正なXMLを含むスキン」が入っていると起動しなくなってしまいます。その場合は、そのスキンを取り除くことで改善します。 ***プログラムがクラッシュ後、正しく終了出来ない(BGMが再生され続ける等) ・「タスクマネージャー」の「詳細」から「CardWirthPy.exe」を直接終了してください。 #image(exe_kill.png) タスクマネージャーは、スタートボタンやタスクバーの空いている部分を右クリックするか以下のようなショートカットキーで開くことができます。 +[Ctrl]+[Shift]+[Esc]キー +[Ctrl]+[Alt]+[Del]キー +[Windows]+[X]キー タスクマネージャーの操作に不安がある場合は、Windowsの再起動をお勧めします。 ***アップデートが上手くいかない ・Iraka.Tさんによる私製インストーラ「[[cwpy-installer>https://irakat.bitbucket.io/cwpy/]]」が公開されました。リポジトリからのDLを自動で行い、簡単にアップデートできます。 基本的に使っているCardWirthPyのフォルダに新バージョンのファイルを&bold(){すべて上書き}推奨です。exeだけ持ってきたり、Dataフォルダごと旧環境から引っ越そうとするとエラーが出ることがあります。 やむを得ず新しいフォルダを作って旧環境から移行したい場合、 &bold(){「Data」フォルダ内の「SkinBase」フォルダ}を新環境に上書きしないよう注意してください。「SkinBase」には新バージョンの機能に使用される基本的なファイルが入っているので古いものにすると本来あるべきメッセージや素材が存在せず、ダイアログなどを開いた時にエラーが出ます。 Scenarioフォルダ、Yadoフォルダ、Skinフォルダ内のデフォルト以外のスキン、スクリーンショットフォルダ、Settings.xml(オプション設定)についてはそのまま移動・上書きして問題ありません。 ***初回起動が遅い ・Data\FontにあるフォントをOSにインストールすると改善するかもしれません。(Py2.0~2.3) ・データ量が多い宿は重くなっていきます。要らないカードは捨てたり、別宿に待避させる(宿選択画面で拡張>転送)ことで減量できます。 ・起動時の動作を「最後に選択した宿を開く」にすると毎回宿を選ぶ手間が省けます。 ・起動時にも、スキンタイプ別すべてのシナリオ選択の初期位置(デフォルトではScenario)のディレクトリとフォルダにあるシナリオの基本データを読み込むため、CardWirthNext専用形式などの認識できないシナリオがあると重くなります。 ***動作が不安定、ダイアログの開閉で数秒フリーズ ・CardWirthPyはXMLをデータ管理に使用しています。XMLはWindows Searchとの相性が悪く、環境によってはCPUを占有して暴走する場合があります。&bold(){[[Windows Searchサービスを停止する>http://office-qa.com/win/win96.htm]]}か、PyのフォルダやXMLファイルをインデックス対象外にすると改善するかもしれません。 ・パフォーマンス不足のPCの場合、タスクマネージャーからCardwirthPyの優先度を高めてみる。 ***貼り紙のフォルダの表示が遅い ・初回はデータベースを作ろうとするため重くなります。 ・事前に&bold(){設定>シナリオ>シナリオタイプ>データベース構築}しておくと、Scenarioフォルダから辿れる場所のデータベースが一括して登録され、読み込みを回避できます。 ・シナリオフォルダまでのパスが長すぎる場合、ドライブ直下に置いてみる。 ・CardWirthNext専用形式や未対応フォーマットのZIPなど、Pyが認識できないシナリオが大量にあるとフォルダ内のシナリオを探す処理に負荷が掛かるようです。可能ならフォルダを分けて下さい。 ***あるはずのシナリオが検索でヒットしない・読み込みに失敗する  CardWirthPyはシナリオをデータベースで管理しており、検索はデータベースに対して行われます。そのため、データベースに登録されていないシナリオはヒットしません。データベースの登録のタイミングは、そのシナリオが存在するフォルダの内容を見ようとした時です。 ・ショートカットを経由してScenarioフォルダから到達可能な場所にあるシナリオの場合、設定>シナリオ>シナリオタイプ>データベース構築によって、全てデータベースに登録する事ができます。 ・なお、いかなる場合でもCardWirthNext専用形式のシナリオは除外される(未対応のため)ので、ご注意ください。 ・データベースの挙動がおかしい時はCardWirthPyと同じフォルダにあるScenario.dbを削除して再起動してください。 ***音楽や効果音が正常に再生されない ・未解決の不具合としてサウンドフォントがないor一つもチェックされていない場合に問題が多発します。 ・削除や移動などで&bold(){存在しないサウンドフォント}にチェックが入っていても問題が発生します。存在しないサウンドフォントは必ずチェックを外して下さい。 ・CW1.50等でも発生する場合、レイテンシ遅延の可能性があります。複数のゲームや音楽プレイヤーを起動している場合は終了させる、ウイルス対策ソフトを切ってみる、サウンドドライバを再インストールしたり、使っていないオーディオデバイスを無効化する、サウンドカードを交換等で改善する場合があります。 ・1.50とPyが共通して使用している音楽再生ライブラリ「BASSAudio」のバグで特定のXG音源でノイズが発生することがあります(「金の髪のエリザベス」等)。Py5以降で使用しているバージョンでは修正されています。 ・省電力設定のPCの場合、タスクマネージャーからCardwirthPyの優先度を高めてみる、BIOSの設定でEISTやC-Stateを切る(パフォーマンスが制限されノイズや帯域不足が発生しやすい) ***サウンドフォントを変更したら全体の音量が下がった ・稀に「アプリケーションごとの音量」が自動で小さくなってしまうことがあるようです。元に戻すには、起動中にデスクトップ右下の通知領域の音声アイコンを右クリックして音量ミキサーを開いて下さい。 ***変換したバリアントでの表示がおかしい、効果音が鳴らない ・差分形式で配布されているバリアントはそのまま変換するとファイルが足りていないので正常に再生されません。変換前にReadmeを読み、ファイルを補って下さい。 ・指定先ファイル名を変えている等、改変が大きいスキンからの変更直後は正常に表示されない場合があります(2.0以降で修正)。その際は一度宿を出たり、CardWirthPyを再起動してみてください。 ***逆変換で特定カード・パーティの変換に失敗する ・Py専用機能を使ったカードは変換時に自動的に取り除かれます。 ・WSN形式固有の機能を使ったキャストカードは変換できません。現行のWsn.2では、カードイメージの高解像度対応やレイヤ機能(画像を重ねて表示する機能)だけが該当するため、カードイメージを差し替えると変換できるかもしれません。 ***フォントの変更が反映されない ・フォント設定の優先度はスキン設定>ユーザー設定です。フォントを変更しているスキン(JUDGMENTなど)でユーザー設定を使いたい場合は詳細設定モードの編集から優先オプションを解除して下さい。 ・Py1以前はスキンオプションに「クラシックフォントを使用する」という項目があるのでオフにして下さい。 ***カードの描画スピードや背景セルアニメが遅すぎる・速すぎる ・カードの描画スピードは詳細オプション「&bold(){カードの使用前に空白時間を入れる}」の有無でも変化します。 ・CWPyはCardWirthにはないFPS(フレームレート)の概念を持っており、カード回転アニメは&bold(){設定値+1}、背景の更新は(スペックが足りていれば)&bold(){常に30fps}で行われます。このPyの仕様にはプレイヤーの環境に左右されず作者が(Pyで制作すれば)想定した通りのアニメが期待できるというメリットがあります。一方で、CardWirthは全力でソフト描画するため、これらの表示スピードはマシンのスペック、セルの数、拡大倍率に大きな影響を受け、必ずしも作者が想定した通りのテンポでアニメーションが行われるとは限りません。 ・上記の問題に加え、1.50以降、処理が高速化されているため、1.20世代と1.50世代のシナリオでは想定されている速さ自体が違います。今後この差をどう吸収するかは未定です。 **――――CWXEditor/制作関連―――― エディタ関連のよくあるトラブル ***シナリオにPy/WSNの拡張機能を使いたいが、項目が灰色になっていて使えない シナリオがクラシック形式になっていると、CardWirth 1.50までにない要素のほとんどは非表示・入力できなくなります(一部例外あり)。[[WSN形式に変換>https://www9.atwiki.jp/cwpy/pages/16.html#f]]して下さい。 ***クラシック形式で作成したのに他のCWエンジンでプレイするとエラーが出る ・Py以外のエンジンはPNGの「&bold(){格納}」には対応していないので、&u(){貼り紙、技能・アイテム・召喚獣カード、エリアのメニューカード}にPNGを格納してしまうとそのエリアに入ったりカードを入手した場合、警告ダイアログが出て止まります。詳細は[[クラシック形式]]を参照。 ・WirthBuilderでは&bold(){格納時に自動でBMPに変換する}ので変換にはそちらを利用して保存するか、一般的な[[画像編集ソフト>http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win95/art/graphics/conv/]]でBMPで保存してから格納して下さい(拡張子をリネームでは駄目) ***XEditorで編集したらCWでデフォルト素材が表示・再生されなくなった  CWXEditorは基本的にそのエンジンに合わせた連携をすることを想定して作られています。Py専用となるWSN形式シナリオを作る気がなければ、XEditorはPyよりも1.50の「CardWirth」フォルダに直接置いた方がスムーズに行きます。  バージョン7以降のXEditorでは、クラシック形式で保存する際は、(異なる拡張子のスキンを使っていても)デフォルトの素材は強制的にbmp/wavであると見なして保存するようになったので以下の問題は起こりません。  バージョン6以下では、別エンジンを対象としたシナリオを作りたいのに、Pyの「&bold(){Classicスキン}」等、デフォルト素材の拡張子を「&bold(){png/ogg}」に置き換えたスキンを使用してシナリオを作ると、CWのデフォルト素材の拡張子は「&bold(){bmp/wav}」のため、再生に不整合が起こります。&br()(Pyでは拡張子は丸められるのでファイル名さえ合っていればどのスキンでも読み込めます) ・設定>「クラシックエンジンと外部ツール」でクラシックエンジンを登録できているか確認して下さい。登録の仕方は[[クラシック形式]]を参照。また、&bold(){フォルダを移動したなどでパスが間違って登録されている場合は新しいパスを手動で再入力するか、設定削除してください。} ・シナリオのテーブル>シナリオ名>詳細データ>シナリオタイプで「クラシックエンジン」にチェックされているか確認して下さい。クラシック形式に指定して保存すれば、登録されたクラシックエンジンに合わせて自動で修正されます。 ・1.50から[[スキンの自動生成>スキン]]を行えば「&bold(){bmp/wav}」のままスキンが作られるので、そのスキンを指定していれば、この問題は発生しません。 ***CWXEditor上でサウンド再生が上手くいかない  エディタ設定>その他>効果音/BGM再生方式で「自動選択」になっているか確認してください。  32bit版CWXEditorはCardWrth付属の「bass.dll」を利用します。しかし 64bit版CWXEditorでは(CardWrth1.30-1.50付属の「bass.dll」は32bit版なので、)「64bit版のbass.dll」が見つからないと問題のある独自方式で再生しようとしてしまいます。 64bit版のCWXEditorでBASS方式の再生を行うには、以下のどちらかが必要です。 +「CardWirthPyの場所」にCardWirthPyを設定する。 +「CardWrth.exe」のあるフォルダに「CardWirthPy」から「x64」フォルダをコピーしてくる。 上記設定をしても上手くいかない場合、CardWrthエンジンの設定ファイルが存在し、適切にサウンドフォントが設定されているのを確認してください。サウンドフォントの設定はCW1.50では「CardWirth.cfg」、Pyでは「Settings.xml」に格納されています。よくあるケースとしてはフォルダの整理などでサウンドフォントが移動して無くなっている場合です。存在しないサウンドフォントの設定は取り除いて下さい。

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