6.for文
for文はwhile文と同じく繰り返しの構文ですが、少し使い方が変わります。
前回の1000までの数字を表示させるプログラムを書き換えます。
#include <stdio.h>
int main(void){
int i;
for(i = 0; i < 1000; i++){
printf("%d\n", i);
}
return 0;
}
ここで新しく出てきた「i++」はインクリメントと言って、
i = i + 1;
と同じ意味を持ちます。プログラミングではよく1を足すという操作を使うので特別な構文が作られているのです。
それでは構文を見てみましょう。
for (初期化式; 条件式; 更新式){
文;
}
このような形になります。この構文でのそれぞれの役割は以下のようになります。
- 初期化式
- 繰り返しが始まる前に一度だけ実行されます。
- 条件式
- { }内の処理が実行される前に繰り返しを続けるかの判定を行います。条件式が真ならば繰り返しの処理を行い、条件が偽ならば繰り返しの処理を終了します。
- 更新式
- { }内の処理が実行されたあと、次に条件式を計算される前に実行されます。
for文の処理の流れを図で表すと次のようになります。
最終更新:2015年08月10日 08:51