9.条件分岐 if文
これまでのプログラムは決まった順番で決まった通りに処理を進めるものでした.
しかし,条件に応じて処理の内容を変えたいという場面はいくらでもあります.
そこで,if文というものが用意されています.
書式
if(条件式)
{
//条件を満たす時の動作
}
else
{
//条件を満たさないときの動作
}
例
int input;
scanf("%d", &input);
if(input == 5)
{
printf("入力は5です\n\r");
}
else
{
printf("入力は5ではありません\n\r");
}
このように,if()の()内の論理式の真偽を判定し,真ならifに続く{}内を,偽ならelseに続く{}内を実行します.
偽なら何もしないときはelse{}を省略できます.
このようにして条件に応じて実行する処理を選択することができます.
例題 : 数字を入力し,偶数なら「偶数です」,奇数なら「奇数です」と出力
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int input;
printf("整数を入力してください:");scanf("%d", &input);
if((input % 2) == 0)
{
printf("偶数です.\n\r");
}
else
{
printf("奇数です,\n\r");
}
return 0;
}
演習 : 3つの実数a,b,c入力し,二次方程式ax^2+bx+c=0の実数解の存在を判定して,個数を出力
ヒント:判別式D=b^2-4acの符号に応じて処理を分岐させる
最終更新:2017年07月18日 18:11