5.数字の表記法
コンピュータはすべての情報を0と1だけで表現します.
そのため0と1のみを用いる2進数とは非常に相性が良く,内部の処理ではすべて2進数として扱われます.
2進数を3桁ごとに区切った8進数,4桁ごとに区切った16進数も使われます.
16進数では0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,a,b,c,d,e,f,10,11,…と続きます.
C言語には様々な数値の表記方法があります。以下のプログラムをみてください。
#include <stdio.h>
int main(void){
int a, b, c, d; //このような宣言の仕方も出来る。
a = 0b00011111;
b = 037;
c = 31;
d = 0x1F;
printf("%d, %d, %d, %d", a, b, c, d);
}
上記のプログラムを実行してみてください。結果はどうなりましたか?
おそらく、すべて「31」と表示されたはずです。以下に表記方法とn進法の表記方法を示します。
n進法 |
表記方法 |
31(10進数)の表し方 |
2進法 |
0b○○○ |
0b11111 |
8進法 |
0○○○ |
037 |
10進法 |
○○○ |
31 |
16進法 |
0x○○○ |
0x1F |
※「0」から始まる数字は「8進数」になってしまうので注意してください。
最終更新:2017年07月18日 17:46