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約束【執筆者/藍奈】





「三蔵のばか!!!」

俺は持っていたクッションをおもいっきりドアにぶつける。
三蔵が少し前に出て行ったドアに。



―30分前―

「なぁなぁ、三蔵」
「何だバカ猿」
「今日、何の日かわかるよな?」
「今日?・・・大晦日だろ」
「うん。でさでさ、一緒に・・・」
「今日は先に寝てろ」
「・・・・何で?」
「くそババアに呼び出されてんだよ。行かねぇと後が五月蝿いからな」
「じゃあ、俺との約束はどうなんだよ?!!」
「あ?約束だぁ~?」
「そうだよ。この前からおおみそかは一緒に過ごそうって言ってたじゃんかよ!!」
「んなこと言った覚えねぇな」
「言ったんだよ!!!だから、俺・・・・すっげー楽しみにしてたのにさ」
「・・・・ふん。知るか。とにかく寝とけ、分かったな」

言うだけ言って三蔵は出て行った。



「三蔵なんか嫌いだ・・・」

約束したのにさ。
一緒に過ごそうって。
一緒に新しい年を迎えるんだって。
なのに、三蔵は・・・・・・

「あぁ~あ。つまんねぇー」

俺はベッドの上に寝転がった。
どうせ三蔵は明日の朝まで戻ってこねぇだろうし。
三蔵の言うとおり、寝てようかな~
何もすることねぇし。

「三蔵なんか、嫌いになってやる・・・・」





何か・・・・煙い・・
あ、三蔵のタバコのにおいだ・・・これ・・・・
ん?三蔵?

「さんぞう!!!!」
「・・・・何だ」
「・・・・・・あれ?三蔵?」
「だから、何だ」

何で三蔵がいるんだ?
あれ?
確か俺、三蔵にムカついて・・・・でも、何もすることなくてベッドに転がって・・・
あ、そのまま寝たのか?俺。

「なぁ、三蔵」
「・・・・」
「何でここにいるんだよ?仕事は?」
「んなもん、止めてきたにきまってんだろうが」
「何で?」
「・・・一緒に・・・・過ごすんだろ?大晦日」
「!!」

そうだ。
いつだって、三蔵は約束を守ってくれた。
俺との約束・・・破ったことが一回もない。

「やっぱり・・・」
「ぁあ?」
「やっぱり、覚えてたんだな。三蔵!!」

後ろから三蔵に飛びつくと怒られた。
けど、俺は怒られても離したくなかった。
それぐらい嬉しいんだ。

「ふん。忘れるわけねぇだろが・・・」
「へへっ」
「ヘラヘラするな」
「だって、嬉しいんだもん」
「・・・・ふん。ほざいてろ」

三蔵の一言が嬉しいんだ。
俺、三蔵のこと大好きなんだ。
三蔵が俺の事みつけてくれた日からずっと、ずっと好きなんだ。

「三蔵、大好きだかんな」
「・・・・」
「来年も、一緒にいような!」
「・・・・」
「な、三蔵」
「五月蝿い」
「なっ・・・・・・」

三蔵、照れてる・・・
これって、俺だけが知ってることだよな?

へへっ。
来年も、一緒な?三蔵。





A HAPPY NEW YEAR♪











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