ひなた

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ひなたぼっこ【執筆者/藍奈】





「なぁ、三蔵」
「・・・・何だ」
「外行こうぜ!」

俺は新聞から顔を上げると、窓から外を眺めている悟空を見た。
そして、一言。


「1人で行け」

「・・・・・」
「・・・・・」

「だあ―――――!!何でそんな事言うんだよ~??」
「黙れサル」
「なぁー三蔵。ぜってぇ~気持ちいいって!外」
「・・・はぁ。オイ、悟空」
「うん?」
「お前は何でそんなに行きたいんだ?」
「?何でって・・あ、やっぱり三蔵も行きたいんだろ?
 何だよ、それならそうと言っ・・・」

「行かねぇっつったろ!」

こんなクソ暑い日に、何でこの俺様が外に行くんだ?ぁあ?
ったく。やっぱ悟空は動物・・・いや、それ以下か?

「だってよぉ~いいとこ見つけたんだよ」
「いいとこだぁ?」
「そ。いいとこ!この町がさ、綺麗に見えてさ大きな木があって、
 風も気持ちいいんだぜ?俺、三蔵とそこでひなたぼっこしたくてさ」
「ひなたぼっこ・・だと?」
「うん!だから、行こう?な?」

ひなたぼっこ・・・・・この歳でか?
だが、一度言い出したら聞かねえしな。コイツは。


「行ったらすぐ帰ってくるぞ」

俺の一言で表情をくるくると変える悟空。
今は、顔に満面の笑みを浮かべている。

「~~~~~三蔵、大好き!!!!」
「・・フン。さっさと行くぞ、オラ!」
「おぅ!」




宿から30分。
連れられてきた場所は、町の一番奥。
小高い丘になっているそこは、悟空の言った通り中心に大きな木があった。
そして、そこからは町全体が綺麗に見下ろせた。

「な!な!いいとこだろ?」
「・・・・・悪くない」
「だろ―?」

地面に寝転んだ悟空は、本当に気持ちよさそうにしている。
俺は大木の側まで行くと、そこに腰を下ろした。


澄みきった空

 爽やかな風

―――静かな場所


「三蔵」

いつの間にか俺の脚の上に顔をのせ、くつろいでいる悟空。

「何だ」

そっと髪を梳いてやりながら、静かに悟空の言葉に耳を傾ける。

「明日もまた来ような。ココ」

明日も・・・か。

「・・・・そうだな。お前が大人しく静かにするならな」
「へへっ//サンキュな、三蔵」


ひなたぼっこか。
たまにはいいかもな。
明日は八戒に頼んで、飯でも作ってもらって持ってくるか。
ピクニック気分でも味わおう。




悪くないだろ?悟空――――










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