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ご主人様とオレ☆【執筆者/藍奈】







俺が、振り向くと同時に発せられた声の持ち主は一番見られたくない男、筧十兵衛その人だった。


「な///何でここに筧がいるんだよ!」

「いたらおかしいか?」

「おかしくないけど・・・」


見られたくなかった。





筧にだけは!



逃げたい!






そう思っても実際はムリ。
早く会話を終らせるしか方法はない。


「筧、なんか用があって来たんだろ?」

「あぁ。花月に呼ばれてな」

「!!花月に呼ばれたって・・・」

「いいものが見れるって言われて来たんだけど」


筧が俺のことを上から下までゆっくりと見る。
その視線が、いやらしく感じて。


「このことだったのか?」

「何がだよ」

「お前のその姿」

「////」


かあ~と顔が赤くなるのが自分でもわかる。
早く戻りたい。


「か、筧」

「何だ?」

「俺そろそろ戻んねぇと・・・」

「そうだな。行くか」


早く戻らないと花月に何て言われるか分からない。
俺は急いで花月の待つ部屋に行こうとするけど後ろが気になって仕方ない。


「なぁ、筧」

「何だ?」

「何で、俺の後ろをついてくるんだ?」


俺の後ろには当たり前のように筧がいた。


「さっきも言っただろ。花月に呼ばれた、と」

「それはそうなんだけど・・・」

「俺が後ろにいるのが嫌なのか?」


確に嫌だが、ハッキリと言われると何も言えなくなる。


「・・・別に」

「ならいいだろ」


俺はなるべく後ろを気にしないように歩いた。




+ + + +




部屋に戻り、俺を待っていたのは花月の冷たい一言。


「遅かったね、俊樹。飲み物取ってくるだけなのに」

「ぁ・・・それは、冷蔵庫に」

「いいよ。飲み物がなかったんでしょ?」

「!知って・・」

「それより、何で十兵衛が一緒なの?」


俺の話を遮り後ろにいた筧に声をかける。


「何でって、お前が呼んだんだろ?」

「あぁ。そう言えばそうだったね」

「で、一体何だったんだ?用は」


筧の問いかけに究極の笑顔で答えた。


「用っていうか、お客かな?十兵衛は」


筧に向けていた笑顔を俺にも向ける。
それが、全ての合図だった。


「さ、俊樹。そろそろ始めようか」


手招きをされる。
従わないわけにはいかない。


「か・・・ご主人様?」


たった一言なのに、恥ずかしさで顔が赤くなる。



何でだろう・・・さっきと違って、筧がいるからかな?



「何?俊樹。何でも言ってごらん」

「始めるって何を?」






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