プレゼン

    

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PRESENT【執筆者/藍奈】










今日は宍戸さんの誕生日。

この日のために特別に用意したこのプレゼント。

喜んでくれるかな~




「宍戸すゎ~~~んvvvv」


朝、学校に着くと宍戸さんの後ろ姿にダイブ。
これが最近の俺の日課。


「うわっ!長太郎・・・お前さ、朝っぱらから鬱陶しいぞ?」

「∑そんなっ!!ヒドイです。宍戸さん、俺の愛を・・」

「・・(愛なのか?これ)・・」


あぁ~クールな宍戸さん。
今日も惚れ直しましたv


「宍戸さん、今日は何の日か知ってますか?」

「今日?・・・何かあったか?」

「え?もしかして分からないんですか?」

「・・・だから何だよ」

「今日は宍戸さんの・・・」

「お~い、宍戸~」


俺の言葉を遮って話しかけてきたのは、向日先輩。


「?あぁ、岳人」

「な、宍戸。今日はお前の誕じょ・・・」

「わ―――――!!!向日先輩。ちょっといいですか?」

「な、おい!ちょっ、待てよ。何だよ?!」


先輩の腕を掴むと、その場から離れた。


「何なんだよ、離せよ!」

「あ、すみません」

「で?何で引っ張ってきたんだよ」

「あの、宍戸先輩。今日が誕生日だってこと忘れてるんですよ」

「はぁ?自分の誕生日なのに?」

「そうなんです。だから、放課後(部活後)に皆で驚かせたいんです」

「なるほど。他の奴はまだ知らないんだろ?」

「はい」

「じゃぁ、俺は3年に言っとくから他は任せたぜ?」

「はい!ありがとうございますっ」


俺は深々と頭を下げると、宍戸さんのとこに戻った。


「何コソコソしてんだよ」

「え?別に何でもないです。さ、朝練行きましょう」

「・・・ま、いいけどな」


その後の朝錬で、俺と向日先輩が走り回ったのは言うまでもない―・・・














放課後。部室にて。


「はぁ~」


何か、疲れたな。


「何や?溜め息なんかついて。幸せ逃げてくで?」

「あ。忍足先輩」

「岳人に聞いたで?宍戸を驚かすんやて?」

「はい!だって宍戸さんったら、自分の誕生日忘れてるんですよ?」

「宍戸らしいやん」

「まぁ、そうなんですけどね」

「けど、企画者が疲れ気味で大丈夫なんか?」

「ははっ、まぁ。大丈夫ですよ」

「ホンマか?まぁ、無理はせんこっちゃな」

「はい。ありがとうございます」


ガチャ―


「鳳~宍戸、もうすぐ来るぜ?」

「わかりました。それじゃ、皆さんヨロシクお願いします」


宍戸さん、喜んでくれるといいなぁ~


「~~だよ」

「~~~から入れ」


ドアの外から声が聞こえてくる。
あの声は、宍戸さんと部長の声。


ガチャ―


「入れって言ってんだよ!!」


どんっ―


「って-何すんだよ!」


パンっパパン


「宍戸さん、お誕生日おめでとうございま~す!!」

「わっ!」


クラッカーの音にビックリして腰をぬかす。


「宍戸さん?大丈夫ですか?」

「・・・」

「宍戸さん?」

「今日って、俺の誕生日だったのか?」

「うわっ!宍戸、自分の誕生日マジで忘れてたんだ!」

「いいだろ、別に」

「フン、お前らしいな」

「何だよ。悪いかよ」

「悪かねーよ」


宍戸さんと部長の間にピリピリした空気が流れる。


「あ、あの。宍戸さん」

「長太郎、お前だな?これ考えたの」

「はい!!あの・・・ダメでしたか?」


気づいてくれたのは嬉しいんだけど、失敗だったかな~?


「・・・はぁ」


溜め息をつくと、俺のところにきて頭を掻き回す。


「な、何ですか??」

「ありがとよ」

「!し、宍戸さぁ~~~~んvvv」


ガバッと抱きつくとその勢いで床に2人して倒れこんだ。


「~~長太郎!!どけ、重い」

「あ、すみません・・」


急いで起き上がると、宍戸さんを起こす。


「そうだ。宍戸さん!俺、プレゼントがあるんですよ」

「プレゼント?」

「はい。使ってくれますか?」

「・・・物によるけどな」

「ダメです。使ってください!!絶対にいいものなんで」

「・・・(怪しい)・・・」


怪訝そうな目で見られるけど、そんなの気にしてられない。


「使ってくれますか?」


最高の笑顔を向けながら聞く。


「・・・わかった。使ってやる。で?何なんだよ、そのプレゼントって」

「これです」


綺麗にラッピングされた袋を渡すと、宍戸さんはそれを開け始める。
中から出てきたものは・・・


「//////何だよこれは!!!」

「ほ~ええもん貰たな、宍戸。俺も岳人にプレゼントしよかな」

「っ///ヤダ!そんな事したら絶交だぞ!!侑士」

「そらないわ~」


俺がプレゼントしたものを見て、忍足先輩と向日先輩が横で騒ぎだす。
宍戸さんは顔を赤くして俺のあげたモノをフルフルと握りしめている。


「宍戸さん?約束ですからね?」

「っ・・誰が使うか!こんなもの!!」

「∑ヒドイ!!一生懸命探したんですよ~?絶対使ってもらいます」

「嫌だって言ってんだろ!!」

「さ、早く着替えて帰りましょう。明日は休みだし、今日は頑張りますよvv」

「長太郎、人の話は聞け!!」


俺が宍戸さんにあげたモノ・・・
それは、宍戸さんのサイズにぴったりな『メイド服』


こんなプレゼント僕くらいですよ?
今日は楽しい夜を過ごしましょうねvv









宍戸がその日、メイド服を着たのかどうかは、長太郎のみぞ知る―・・・













▼藍奈'コメント

宍戸誕生日秘話(!?)
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