秘密

    

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

secret heart【執筆者/藍奈】








いつもの場所で、互いの机を向き合わせ、僕は英二と昼食を取っていた。
いつもと変わりない風景。

でも、今日はいつもと少し違っていた。


「ねぇ、やっぱリョーマ君ってカワイイよね~」

「うん、うん。少し生意気だけど、そこがイイよね~」


近くでクラスの女の子達が楽しそうに話してる。
いつもなら気にも留めないのに、今日は気になる。

なぜって?

話題がね。気になるんだよ。
さっきから僕の耳に入ってくるある単語。

気になって仕方がない。


「にゃ、不二?どうかした?」


動かしていた手を止め、英二は僕にそんなことを聞いてくる。


「ううん。何でもないよ」


口ではそう言っているけど、内心は全然正反対のことを思っていたりする。






        いつからだっけ






最初は弟が1人増えたような感じだった。
生意気で強がり。というよりは、負けず嫌いかな。
決して誰にも弱さを見せない強さ。
だけど僕の中でリョーマに対する想いが、だんだん変化していった。



今は守りたい大切な存在。



リョーマの行動一つ一つに魅了される。


僕はいつからか『君の虜』になっていた。

目が放せられない。

全神経が『リョーマ』に染まる。






        会いたい


      会って話したい・・・・







僕は食べかけの弁当を残し、教室を出て行った。


「不二!!」


遠くで英二の呼ぶ声がする。でも、構ってる暇なんてない。
今、僕の中にはリョーマの事でいっぱいだ。



一年の階につくとすぐに、リョーマのいる1年2組の教室へと入る。
僕が中に入ったことで周りにいた女の子たちから黄色い声が上がる。
その声に僕が来たことを知ったリョーマは驚いた様子でこっちを見た。


「不二・・・センパイ?」


僕はリョーマの前まで歩いていくと、リョーマに誘いの声を掛ける。


「ねぇ、越前?ちょっといいかな?」


リョーマは僕の誘いに小さく頷くと、僕の後ろをついて歩き出す。


誰もいない屋上。
とても静かな場所には僕とリョーマの二人だけ。


「何か用っすか?不二センパイ」


リョーマは早くしてくれと言わんばかりに屋上へとつくとすぐに僕に聞いてきた。
正直、僕はリョーマに何を言うか考えてなかった。
リョーマと向き合い、その真っ直ぐな瞳を見る。
何を言うかなんて考えなくてもいい。

言いたいのはただ1つの言葉。



「越前・・・・・アイシテルよ」



僕の言葉にリョーマは顔を真っ赤に染めて反論してくる。


「な//何いってんの、アンタ。バカみたい」


うん。まぁ、信じてもらえるとは思ってなかったけどね。
いつも言ってることだし。

でもね、僕は本気だからね?

だからいつか・・・近いうちに聞けるといいな。

リョーマのその可愛い口から『アイシテル』って言葉を。
それまでは僕がたくさん言ってあげる。

覚悟・・・しといてね?リョーマ。



       あいしてるよ













▼シークレットシリーズ第一弾
|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|
  

更新履歴

取得中です。