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Cadencii version 1.4b2
最終更新:
boare
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Release Note
リリース日
2009/04/05
注意事項
このバージョンはCadencii version 1.4リリースに向けたデバッグを行うためのベータ・バージョンです。未確認の不具合が多数含まれている可能性がありますので、実際の作業に使用することはお勧めしません。
Cadenciiの全ての機能を使用するためには、version 2.0以降の.NET Framework RuntimeおよびVisual C++ ライブラリDLLが必要です。それぞれの入手先は以下の通りです。
- .NET Framework Runtime:.NET Framework Developer Center: ダウンロード
- Visual C++ ライブラリDLL:Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86)
最新バージョンのmonoを用いることで、monoが対応する各種プラットフォーム上でCadenciiを起動することが出来ます。ただし、この場合VOCALOID2 VSTiを使用する各機能は使用できません。monoの入手先は下記の通りです。
Download
Cadencii version 1.4b2 (416KB)
新機能および仕様等の変更
version 1.4b2での変更
- UTAUのプロジェクトファイル(拡張子*.ust)を、インポートできるようにした。
- ユーティリティGenerateKeySound.exeの設定を実行時に変えられるようにした(詳細は"GenerateKeySound.exe -help"でご確認ください)。
- VSTiのドライバDLLを動的にロードする仕様に変更。
- monoで起動できるようにした。
version 1.3.0からversion 1.4b1で実施した変更
- レンダリング結果の音声波形を見られるようにした。
- コントロールカーブをコピー/カットする時に、ベジエ曲線もコピーされるようにした。
- VsqFileクラスのDisposeメソッドを廃止(スクリプトの安全性確保のため)。
- スペースキーを押しながらピアノロール/コントロールカーブ画面をマウスドラッグするとスクロールできるようにした(3ボタンマウスの中ボタンを押す動作に同じ。これに伴い、プレビュー再生を開始するショートカットキーはEnterキーのみとなります)。
- 「カーブ」モード時のポインターツールの動作を変更。
- スクリプトのアセンブリをキャッシュし,2回目以降のスクリプトの起動を高速化した.
- スクリプトの設定を保存するようにした.(スクリプトを定義したクラス内のstaticかつpublicで,かつ[XmlIgnore]属性が付いていない,フィールドおよびプロパティは自動的に保存されます)
- ゲームコントローラのボタンアサイン設定を変更できるようにした。
- アプリケーションアイコンを仮導入(かっこいいアイコン募集中です)。
- 表示するコントロールカーブを選べるようにした。
- VSTiドライバの、DLL読込み部分を変更。
- 複数トラックの同時再生を(とりあえず)可能にした。
- 現在選択されているトラックのプレビュー再生方法を、WAVEにレンダリングして再生する方法から、リアルタイムでレンダリングし再生する方法に変更。
- ゲームコントローラとの接続方法を、DirectXを使用する方法からwinmmを使用する方法に変更。(これに伴い、DirectXランタイムは起動に必須ではなくなります。)
- VibratoのRateとDepthを、コントロールカーブ画面で編集できるようにした。
- AccentとDecayを、VELと同様にコントロールカーブ画面で編集できるようにした。
- 繁体中国語用の言語ファイルを追加した。(翻訳者はEjiさんとkankanさんです。ありがとうございました)
- コントロールカーブの範囲選択時にも、クオンタイズするかどうかを選択できるようにした。
- Panpotの設定が反映されるようにした。
- Volumeの設定が反映されるようにした。
- WAVE出力時のパフォーマンスを改善。
- 鍵盤押下げ時に用いる音源ファイルの生成機能を、別ツールに分離。
- クオンタイズモードに1/128モードを追加.
- 固定長音符入力のモードに1/128を追加.
- VOCALOID2 VSTi Pluginを駆動するDLLをnativeのものからc++/CLIに変更。
- VOCALOID2 VSTi Realtimeで使用する歌詞ファイル(*.vlf)を出力するスクリプトを同梱(動くかどうかは不明)。
- ゲームコントローラを再接続できるようにした。
- x86用アセンブリであることを明示してコンパイルするようにした。(これに伴い、64bit環境で起動時にクラッシュする不具合が改善されるはず)
- ゲームコントローラを使ってリアルタイムに音符を入力できるようにした。
- ゲームコントローラ(PS2コントローラを想定)を使って音を出せるようにした。
- ツールアイコンを導入。
- スクリプトの呼び出し仕様を変更した。
不具合の修正
version 1.4b2での変更
- 編集が加わった部分の再レンダリングがうまく行かない不具合を修正。
- スクリプトの実行が中断された場合に、不必要なUndo用コマンドが登録されてしまう不具合を修正。
- 画面に表示されているトラックの再生秒数が、それ以外のトラックの再生秒数よりも短い場合、画面に表示されているトラックの最後の音符が再生終了した時点で、プレビュー再生が止まるという不具合を修正。
- 「ぁぃぅ」等の拗音が1音とみなされてしまう不具合を修正。
- トラックがOFFになっていても、リアルタイム再生の対象になってしまう不具合を修正。
version 1.3.0からversion 1.4b1で実施した変更
- プレビュー再生中に、レンダリングを開始できてしまう不具合を修正。
- Cadencii上で追加したトラックのコントロールカーブ画面の描画に必ず失敗し、クラッシュする不具合を修正。
- 「ジョブ」->「小節の削除」および「小節の挿入」コマンドで、ベジエ曲線が正しくトリムされない不具合を修正。
- ウィンドウサイズを小さくした場合、コントロールカーブ部分の表示が壊れる場合がある不具合を修正。
- プレビュー再生時に、再生開始してから3秒以内にレンダリングが完了する場合に、正常にプレビューできない不具合を修正。
- コントロールカーブ名の一覧が枠からはみ出る不具合を修正。
- トラックの追加/削除を「元に戻す」または「やり直し」するとクラッシュする不具合を修正。
- WAVEファイルへのレンダリング時に、曲の末尾部分数秒がレンダリングされずに途切れてしまう不具合を修正。
- 歌手を変更しても、強制的に再レンダリングしない限り、歌手変更が試聴結果に反映されない不具合を修正。
- コントロールカーブの、データ点が無い部分をコピーし、ペーストするとクラッシュする不具合を修正。
- 「全てを選択」した場合、曲先頭の歌手変更イベントがコピーされてしまう不具合を修正。
- ユーザー辞書を利用して歌詞を打ち込んだ場合、変換された発音記号列の先頭にタブ文字が挿入されてしまう場合がある不具合を修正。
- 歌詞入力時に、Tabキーを押さない限り入力内容が反映されない不具合を修正。
- 歌手変更トラック上の何も無いところを「消しゴム」モードでクリックするとクラッシュする不具合を修正.
- トラック先頭の歌手変更イベントを削除できてしまう不具合を修正.
- スクリプトの実行後に画面の表示が更新されない不具合を修正.
- スクリプトの実行結果のRedo/Undoが出来ない不具合を修正.
- 音符の先頭が左端に隠れている場合,ビブラートの範囲をマウスドラッグで編集できない不具合を修正.
- ビブラート範囲をマウスドラッグで編集する時,パーセンテージの表示が更新されない不具合を修正.
- 使用中のゲームコントローラを取り外すと必ずクラッシュする不具合を修正。
- 音符の表情ダイアログまたはビブラートダイアログをダブルクリックした直後にプレビューが必ず鳴る不具合を修正.
- ひらがな等を発音記号に変換する辞書がデフォルトでオフになってしまう不具合を修正。
How to get source codes
現在リポジトリが2つに分かれております。Cadenciiの次のコンポーネントはSourceForge.JPのLipSyncのCVSリポジトリにあります。
- Boare.Lib.AppUtil
- Boare.Lib.Media
- Boare.Lib.Vsq
- bocoree
また、次のコンポーネントはSourceForge.JPのCadenciiのSVNリポジトリにあります。
- Cadencii
- vstidrv3
- GenerateKeySound
SourceForge.JPのCVSリポジトリのチェックアウトは、次を参考に行ってください。パスワードが求められた場合は、単にエンターキーを押してください。
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/lipsync login cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/lipsync co -r CADENCII_1_4_B_2 Boare.Lib.AppUtil cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/lipsync co -r CADENCII_1_4_B_2 Boare.Lib.Media cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/lipsync co -r CADENCII_1_4_B_2 Boare.Lib.Vsq cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/lipsync co -r CADENCII_1_4_B_2 bocoree
SourceForge.JPのSVNリポジトリのチェックアウトは、次を参考に行ってください。
svn checkout -r 59 http://svn.sourceforge.jp/svnroot/cadencii/trunk ./
上記のコマンドは、このバージョンのソースコードをチェックアウトする場合のものです。最新のソースコードをチェックアウトしたい場合は、いずれも「-r」オプションを省いて入力する必要があります。