272 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/01/12(月) 16:36:43 ID:zdv2BPCC
町の武道具屋さんにて。
注)もう付き合ってます。好き合ってます。


虎「む…離せよ、子供」
ケ「おっさんこそ離せよ、俺が先だったろ」
虎「お、おっさ… 俺はまだ28だっつの!」

ユ「う、うあ、あぅ…ケンカしちゃ駄目だよケンちゃん…」
紀「あーあー、ごめんねえうちのセンセーが…」

ケ「いくつとか知らねーけど離せって!優の竹刀!」
虎「ちげーよ紀梨乃の竹刀だ!」

ユ「う、うああぁぅ、ケ、ケンちゃん…?///」
紀「あは、あはは…ちょ、ちょっとだねーホントに///」

ケ「あっ、泣くなコラ優!」
虎「お前どんだけ…つか、離せよホントに」

ユ「うう…高校入ったら三八振らなきゃなんて言ったから…」
紀「(ああー、この子の入学祝いなのね)…センセー?」
虎「あんだよキリノ?お前だって…」
紀「あたし他のがいーなぁ」
虎「な、なに…マジで?」(ッパ)

ケ「うわっ!急に離す…な!?」(どさ)
ユ「わわわっ、ケンちゃん?」(だき)
ケ「あ、悪い、優…」
ユ「ううん、ありがとう」
ケ「…ホラ。室江高校入っても頑張れよ」
ユ「うん。頑張ってみる」

紀「お?お?おりょ?」
虎「な、なんだと?」
紀「…こりゃ責任重大っすねえ」
虎「他人事みたいに言うなよ…お前だってOGだろ?」
紀「まあ、見るのも無粋ですね。他のお店行きましょーセンセー」
虎「…もう、いい加減センセーはやめろっつうのに…」
紀「何か言いました?センセー」
虎「あんでもねーよ」

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ケ「しっかしあの親父…何だったんだ、全く」
ユ「で、でもなんだか、どこかの学校の先生みたいだったよ…」
ケ「目つきが気に入らねー、大体彼女に竹刀買ってやるなんてどんな趣味だ?」
ユ「う、うん…(でもそれはケンちゃんもなんだけど…)」
ケ「あんな教師の居る高校絶対入らねえぞ!」

----一年後

ケ・虎「お、お前いつかの!!」
紀「おーおー仲のいいことで」
ユ「ですねえ」
ケ・虎「よくねーよ!!」


おしまい
最終更新:2009年01月13日 23:22