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 キリノが調理室から出ようとすると、同じクラスの男子生徒が話しかけてきた。
「な、なあ千葉。そのオレンジタルト……」
「あ?これ?コジロー先生にあげるんだ~」
「……」
「玉砕一人目、と。キリノってほんとオトコのシュミわるいわー」
 その様子を陰で見ていたショートカットの少女がつぶやく。
一緒に覗き込んでいたクラスの女子たちもウンウンとうなずいた。

 キリノが調理室の先の廊下を曲がろうとすると、隣のクラスの男子生徒が話しかけてきた。
「あ、千葉さん。そのタルト美味しそうだね。ちょっと、もらっていい?」
「ダメ! ごめんね~。これ、コジロー先生にあげるぶんだからさ。はぁーやれやれ」
「……」
「玉砕2人目、と。ああ、禁断の恋に燃えてるのね」
 その様子を陰で見ていたロングヘアーの少女がつぶやく。
一緒に覗き込んでいた学年中の女子たちもウンウンとうなずいた。

 キリノが階段を降りきると、1年の男子生徒が話しかけてきた。
「あ、千葉先輩。 そのオレンジタルト」
「コジロー先生にあげるんだ~」
「……」
「玉砕3人目、と。……ほんと、あの子、コジロー先生好きね~」
 その様子を陰で見ていたサヤがつぶやく。
一緒に覗き込んでいた女性教諭たちもウンウンとうなずいた。

 キリノが職員室のドアを開けてコジローの席につくと、コジローが話しかけてきた。
「お、キリノ。そのオレンジタルトか? 今日の実習で作るって言ってたやつは」
「うん、そうだよ~」
「うめぇ! うめぇ! いやー、お前いい嫁さんになれるわ」
「え? 本当?コジロー先生」
「ああ、お前を嫁にもらうやつは幸せモンだな」
「ふざけんなー!」
 その様子を陰で見ていた女性全員が思わず叫んだ。

 以上が、女性とを中心にしたキリノ応援連盟と、
男子生徒を中心にした反コジロー同盟が結成されるまでの経緯であるとかないとか。