851 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 14:13:52 ID:0CjAsLI5
先生が比較的手の掛かる子の方が構ってくれる事を知り、
ちょっとやさぐれてみるキリノ。

キリノ「センセー、なんであたし強くなれないんっすかねえ…」
コジロー「ん?今でも十分じゃないか?」
キリノ「なんかダメなんすう…」
コジロー「おいおい重症だな。でもウチじゃ3番手じゃないか。大丈夫大丈夫」
キリノ「だから余計に…ダメなんっすよ。あたしが強くなきゃー」
コジロー「(こりゃ、相当だな)」
コジロー「そうだな…いやでも、考えてみな?引き分けでもいいんだぜ、お前は」
キリノ「勝ち星の計算に入ってないってことっすかー…」
コジロー「そうじゃなくってだなあ…もうちょっと、他の奴等を信じてやれよってこと」
キリノ「信じる…ですか?」
コジロー「そうだよ。お前、3勝したら勝ちだって思ってるみたいだけど、2勝2分1敗でもチームとしては勝てるんだぜ?」
キリノ「それは…そうっすけど」
コジロー「大体お前、2つの勝ちをタマとサトリで計算してるみたいだけど…絶対勝つって思われてる方もプレッシャーきちいだろ」
キリノ「あ……」
コジロー「どうせ負けると思われてる方はどうだ?サヤとミヤは、どう思うよ?」
キリノ「………」
コジロー「皆で勝ちゃいいんだよ。いくら個人競技だからってな。1勝4分でも、勝ちは勝ちだろ」
キリノ「…そうっすね」
コジロー「うん。そうだろ。ところで…」
キリノ「はい?」
コジロー「…別に凹んだフリしなくてもちゃんと見てるから安心しろよ」
キリノ「な、な、何を言ってるんすか!?」


慣れない事でも、ちょっとはやってみるもんだ。みたいなお話?
最終更新:2008年06月26日 21:02