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116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/05(月) 23:13:08 ID:rYmJAr/F
ところで見落としてたけど何気に>>44がスゲー好きだ

この路線もっとやれないかな?
あんましやり過ぎると最終回の感動が薄らぎそうで怖いけど

118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/05(月) 23:19:45 ID:nyU2W1d3
  • 116

コジロー「ありがとうございましたー」
キリノ母「すいませんねえ、先生。昼間は人手が足りないもので」
コジロー「いえいえ、俺ももう先生じゃあないですし」

コジロー(ノブちゃん……金になる仕事ってキリノん家じゃねーか!)

キリノ母「でも、いいんですか? 昼間だけで」
コジロー「はい、あんまり遅くまでいるとキリノにバレちゃいますから」
キリノ母「1度でいいから、あの子に会ってくれないんですか」
コジロー「俺は……すみません。俺はもう室江の教師じゃありませんから。
      それに、いまさら俺があいつらに……」
キリノ母「あの子、いつも先生のことばかり話しているんですよ」
コジロー「すみません」

125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/05(月) 23:43:03 ID:nyU2W1d3
続き

「ごめんねー、キリノー」
「も、今日は開校記念日で休みだったんじゃない、サヤー」

「おわっ!」
懐かしい2人の少女の声に、コジローは思わず身を隠す。
(しまった、今日は休みだったんじゃないか……しかし、惣菜は売らんといけないし、
 ど、どうすれば……)

「先生、早くこちらへ」
キリノの母親が、コジローを2階に促す。
「せんせー、こっちに隠れてて~」
キリノの妹がコジローの腕を引っ張りながら、階段を駆け上がる。

そうざい屋ちばで働き始めてから2週間。
コジローの存在はキリノの家族たちに浸透していた。
当のキリノにとって、あずかり知らぬところで。
「べつに、ばれてもよかったんじゃないの~」
「だ、駄目だ。それだけは!」
いもうとが、このこの~女たらし~と意味がわかってるのかわかってないのか、
よくわからない突っ込みを入れつつコジローを突く。

「あれー、おかーさん。なんかバタバタしてるけどどーしたの?」
「おほほほほほほほ、何でもないのよ、何でも」

階下で聞こえるキリノたちの声。
このまま、出て行けたら……とコジローは考えるが
すぐにその考えを振り払う。

「まー、いーや。ちょっと荷物おいてくるね、サヤ」
「あ、キリノ待ちなさい。2階は!」

母親が止めるよりも早く、キリノが階段を上がってくる。
まずい、見つかる!
「ベランダに隠れて」
いもうとが、コジローをベランダへとおいやる。
「助かった……」
そう胸をなでおろし、ベランダから下を見ると……
「な、何やってるんですか?」
そこには吉河先生の姿があった。

クーラーの排水パイプをつたって、キリノの家の裏手にコジローは降り立った。
ここなら、彼女たちからは見えないはず。
「すいません、じつは……」

観念したコジローは、吉河先生にことの経緯を話した。
「そういうわけで、キリノには……」
「わかりました!」
「へ?」
「私、行動力はあるんです。ところで林先生の電話番号って知ってますか?」
「成明の林先生ですか? え、とここの番号にかければ……」
「うんうん、じゃあ連絡を待っててくださいね!」
「え? あの、吉河先生」

吉河先生は、1人で何かを納得したように、駆け出していってしまった。
「あ、あと私、今は石橋ですから~」
「え、石橋って……え?」

これが、コジローの復職につながる隠されたエピソードである