489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/01(木) 11:21:35 ID:EYeMvomW
 先生はあたしの体を、じっくり嘗め回すような目つきで眺めていたが。
 ふと視線がひとつの場所に留まる。
 あたしの大切なもの。
 うるさいくらい耳に響く心臓の音が、先生に聞こえてしまいそうで、必死に視界から遠ざけようとするがしかし。
 その欲望に満ちた男の眼と手は当然のようにそれを許さず、まるで蜘蛛の巣に掛かった蟻んこのように、あたしの体はくるくると捕らえられてしまった。
「そのタッパーの中身は?」
「ばれちゃいましたか、うちの新商品」
最終更新:2008年05月02日 22:06