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70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/28(月) 01:13:47 ID:4E1gkS3M
新郎と新婦の笑顔が印象的な結婚式。
室江高校剣道部の同窓会は思わぬ形で開かれていた。

視点1:サヤ

「おめでとー! おめでとー!」

人々の祝福の声が響き渡る。
その声のなか、バージンロードを父親に導かれてキリノがゆっくりと歩みを進める。
その顔は幸福に満ちていて……あたしも結婚してみたいな、と思ってしまうほどだ。

相手いないけどさ。

キリノの視線の先にいるのは、新郎……コジロー先生だ。
高校の頃から、キリノはコジロー先生のことが好きだったのは知ってる。
あの抱きつきからすぐ付き合いだしたんじゃないかと剣道部で噂になるほど、
あのあとの二人はもう、誰が見てもアツアツのカップルで……

だからといって、まだ20代にもなってないのに結婚するかぁ?
不幸にしたら許さないんだからね、とばかりにあたしはコジロー先生をにらみつけた。
あのボンクラは、もうどうしようもないほどに顔が緩みきってて……
はあ……あたしもイー男どっかにいないかなあ。
この間、派手なビキニ着てみたけど軟弱な軟派ヤローしかよってこなかったし、
あたしを好きだ!とかいうやつはおっぱい、おっぱいしか言わないんだよね。ハハ

視点2:タマ

キリノ先輩は、本当にうれしそう。
ユージくんから聞いたけど、あの二人は高校の頃から
相思相愛のカップルだったらしい。全然わかんなかった。



キリノ先輩がブーケを投げる。たしか、あれをとると次に結婚できるんだっけ。
なんとなく、欲しいと思って手を伸ばしてみた。
別に好きな人がいるわけじゃないけど、でも……
もう少しなのに、あたしの背じゃ届かない。
駄目だと思ったそのとき、ユージくんがひょい、とブーケをとってあたしに渡してくれた。
「ハイ、タマちゃん。欲しかったんでしょ?」
ありがとう、ユージくん。でも、男の子がブーケとっちゃったから
周りの人の視線が……。あれ?サヤ先輩とかなんでニヤニヤしてるんだろう。

視点3:たっくん

姉ちゃんは本当に幸せそうだ。
まあ、毎日毎日あの人のことばかり聞かされてたからわかってたけど……
でも、あの先生のどこがそんなにいいんだろう。
ジョニーズ系じゃないって母さんもいってたしなあ。
まあ、姉ちゃん趣味悪いから仕方ないか。





「コジロー先生、あたし幸せにするっすよ!」
「お前、それ逆だろ」