「明日で包帯取れるって?」
「うん。まだ、部活には出られないけど」
「そっか。でも良かったなぁ!早く治って」
「……送り迎え、やっぱり迷惑だったかな……」
「?何言ってるの?」
「だって、今『早く治って良かった』って」
「それはそのままの意味だよ?……ふふ、何か変な所で心配性だね、タマちゃん」
「……そうかな?」
「そうそう……まぁ、俺としては楽しいし」
「え?」
「……なんていうか……高校生になって、良い方向に変わっていくタマちゃんを見てるのが、さ。幼馴染みとしては、とっても楽しいよ?」
「!……『幼馴染み』、ね……」
「?」
「何でもない……あ、えっと、それじゃあ……これからも……ケガが治っても、送り迎えしてもらって良かったりする?」
「うん、もちろん!」

「珠姫」
「はい?」
「ん、その……ケガは、治っているのだろう?」
「はい、もう道場の手伝いも出来ます」
「な、なら……何で毎朝ユージ君がやって来る……いや、来てくれr」
「すいません楽しみにしていたマテリアルパズルが始まってしまいます一人で見たいのでその話はまた後」
「あ、あぁ、いや分かった!すまんすまん……」

(咄嗟にまくし立てちゃったけど……何でだろう?……やっぱり私、変なのかな……)
最終更新:2008年04月21日 14:30