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キリノ「(じい…っ)」
コジロー「…な、何?キリノ」
キリノ「先生、ニキビできてる」
コジロー「ん?あ、ああ最近忙しくて、生活習慣乱れててさ」
キリノ「で、またカップラーメンすかー、センセー……自炊くらいしたらどうっすか?」
コジロー「米は高いしな…炊くのがめんどくさいんだよ」
キリノ「栄養偏っちゃいますよ~?野菜も取らなきゃ」
コジロー「うーむ、しかし実害はないしな、今の所」
キリノ「…………加齢臭、若ハゲ、疱瘡、口臭、精力減退、成人病、各種アレルギー」
コジロー「…わかった。分かったから簡単な料理でも教えてくれ、今度」
キリノ「いえっさ!」

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―コジロー宅。

キリノ「食材買ってきましたっすよー」
コジロー「…あれ?こんなもんなのか?昨日冷蔵庫空けるのに苦労したのに…」
キリノ「…それ、ビール飲んだだけでしょ…少ない食材から美味しいものをが惣菜ちばの流儀っすよ」
コジロー「へいへい…んで最初は何をすりゃいいんだ?米は炊きつけといたが」
キリノ「上出来っす!じゃあ、まずは野菜を洗って下さい」
コジロー「じゃー…――っと、こんなもんか?」
キリノ「次は食べやすいように、切って…」
コジロー「ほいほい、ざくざく、っと」
キリノ「……何か手馴れてますね?」
コジロー「い、いや誰でも出来るだろ、こんなの」
キリノ「ふーん…?ま、いいや。次はフライパンに油引いて、味付けしながら炒めます」
コジロー「んしょ…っと…熱っち!」
キリノ「ありゃー、火強すぎましたね。……指、見せて下さい?」
コジロー「いやー大丈夫だからさ、こんなの…っておい!?」
キリノ「(ぺろぺろ)…んふふ、ツバつけとけば治りますよ」
コジロー「い、いや…ああ…うん…」
キリノ「さっ、続き続き!お肉も入れて、炒めて炒めてー……万遍なく、そうそう。ふふふ」
コジロー「ふー…こんなもんでいいか」
キリノ「うん、”チンゲン菜と牛肉のオイスター炒め”完成っすね!…簡単でしょ?」
コジロー「ああ、おかげさんでな…んじゃ食ってみるか…」

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―いただきます。

キリノ「…うん♪」
コジロー「どう…かな、俺はまあまあ出来てるんじゃないかと思うんだが」
キリノ「いやーあたしが作るのより美味しいかもですよこりゃー」
コジロー「みそ汁がスティックなのがちと残念だが…コンロ一つしかないしな」
キリノ「十分ですよー、これだけ出来れば。――っていうか…」
コジロー「……まだ何かあるのか?」
キリノ「さっきも言ったけど、先生、妙に手馴れてますよね?」
コジロー「…ああ、それか…」
キリノ「何か、やってたんすか?ひょっとして――(…彼女っすか?)」
コジロー「いや、何というか…言いにくいんだがなあ…」
キリノ「………(キュッ)」
コジロー「一人暮らし始めた最初の頃は、俺も、こんなような事やろうとして…さ。やめちゃったけど」
キリノ「……へ?」
コジロー「その頃作ったのもこんな炒め物だったけど、味付けがダメで、何度やっても食えたもんじゃなくってな…はは」
キリノ「………なあんだ…」
コジロー「だから、その…なんだ、ありがとうな、キリノ」
キリノ「い、いえいえこちらの方こそ…ごちそうさまです、センセー」
コジロー「うん、おそまつさま」

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―数週間後の、朝練。

コジロー「…で、次は弁当にこれ作ってみたいんだが」
キリノ「へ、これ結構難しそうっすよ…大丈夫なんすか?」
コジロー「いやあ、何とかなるだろ……」

サヤ「―――おはよーございまーす!!桑原鞘子でっす!」
コジロー「お、おうサヤ、おはよう」(サッ)
キリノ「お、おはよーサヤ…あはははは」
サヤ「んー?今センセー何か後ろに隠さなかった?」
コジロー「な、何でもないぞ?」
サヤ「ウソだぁ、見せてよー、何なに?フ○ムAとか?」
コジロー「ち、ちげぇよ馬鹿!……ほら、これだよ」
サヤ「週刊・はな○るレシピ?…先生が何に使うの?こんなの」
コジロー「い、いやそりゃお前」
キリノ「な、何でもないんだよーサヤ…あはは…」

サヤ「???」