597 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/05(土) 09:50:52 ID:1h2SeyeR
”それから”のさらに1年半くらい後。
新入部員の一人に熱心に告白されててきっぱり断るも、
微妙にギクシャクしてしまう生徒との関係に悩むコジロー。

コジロー「(う~む、どうしたもんかなあこりゃ…)」
誠@副部長「どうかしたんですか、先生?」
コジロー「いや、何だかな…ふ、モテるってのも困りもんだぜ、とかな…」
忍@部長「…はぁ?あんたキリノ先輩と婚約したんでしょ?しっかりして下さいよ!」
コジロー「……お前さ、なんかあいつに似てきたなぁ…」
………
キリノ「くしゅん!……ん~?」
サヤ「何してんのキリノ、次の講義始まるよー」
キリノ「あーごめんごめん、むぅ~?」
………
コジロー「ともかくさ…ん?」

コジローの携帯にメール着信。

キリノ「(部活大丈夫~?お腹空かせてない?……あんまり生徒に気を持たせたりしちゃダメだからね、先生もてるんだから。あたしまた心配しちゃうよ?)」

それを見て固まるコジローに、覗き込む二人。

コジロー「………」
忍「何よ、まったくもう…」
誠「せ、先生。ドンマイです」
コジロー「な、ななな何勝手に見てんだよお前ら!?」
忍「はーアツイアツイ、誠?稽古するよ!」
誠「う、うん、忍ちゃん」
コジロー「…ったく……アイツは仙理算総眼図でも使えるのか…?」

打ち込みながらコジローに向けて呟く忍と誠。

忍「(…あんたの態度が、いつまでも…)」
誠「(…ハッキリしないのが問題だと思います、僕も。)」


キリノの苦労は続きそうだ。
最終更新:2008年04月20日 13:35