815 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/11(金) 11:14:11 ID:6+DD5CHE
コジローの家に出向いてその場で夕食兼チョコフォンデュをつくってあげると思うんだ
「でもさ、コロッケひたすのやめよーぜ」
「何ごとも挑戦ですって、はい」つ●


そしてその後は……わかるな?
さぁ、わかった誰かはその妄想を文にしてくれ

819 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/11(金) 11:31:12 ID:rV8nawbz
>>815
コジ「ったく、しゃーねーなー。」
パクッ

コジ(・・・や、やはりまずい・・・。創作料理のセンスのなさはおふくろさんゆずりだ、これは)
キリ「どうっすか、センセー」
コジ「あ、ああ、なかなかいいと思うぞ。ああ。(ガマン、ガマンだ俺。頑張れ俺。)」
キリ「感想行ってくださいよー」
コジ「あ、ああ。そうだな、あえていうならまったりと舌にとろけるような・・・でもそれでいて少しもしつこくない、って感じかな。」
キリ「・・・それがコロッケに対する感想ですかい。」
キリ「あちゃ・・・、予想通り失敗作だったっぽいですね、たはは」
コジ「わかっててやったのかよ!」
キリ「あー、でも先生。気持ちこめてるんですから、吐き出したら突きですよ?」
コジ「わーったよ、ったく。(頑張れ俺、ババァの顔を思い出して気を紛らわせるんだ)」

コジ「ったく、ひでぇ目にあったぜ。」
キリ「ひどいっすよ、せっかく気持ちをこめて作ったのに。」
コジ「・・・なんか好奇心とか、そういう気持ちのほうが籠ってなかったか?」
キリ「あ、バレました?」
コジ「バレバレだ。」
キリ「さすがですねー。以心伝心ってやつですか!」
コジ「いや、これは誰でもわかるだろ。」
キリ「サヤならなんか変な勘違いをしますよ、たぶん」
コジ「あー・・・ありえる。」

~~~~~~

キリ「でも、好奇心だけじゃないですよ?」
コジ「え・・・?」
キリ「これは仕返しです♪」
コジ「仕返し・・・って?俺なんかまずいもん食わせたっけ?」
キリ「あはは、先生に食べ物をあげることはあってももらったことはないですよ。」
コジ「ぐ・・・わるかったな、貧乏で。」
キリ「半年間、いなくなったことへの仕返しです。」
コジ「・・・」
キリ「あと・・・」
キリ「去年のバレンタインの日、いなかったことへの仕返しです。」
コジ(あ・・そうか。俺はあんとき・・・)

コジ「ほんと、悪かったな。」
キリ「だいじょーぶですよ、今日で罪滅ぼしは完了ですから!」
キリ「でも・・・」
キリ「もう、黙っていなくなるのはナシですよ?」
コジ「わかってるよ。もうクビにもならないだろうし。(キリノの卒業前にくびにならなくてよかった・・・)」
キリ「今度逃げたら突きですよー。タマちゃんにも協力してもらいますから。」
コジ「それは死ぬだろ!っていうか、いなくなったら突きもできねーだろ!」
キリ「あっはっはー。絶対見つけて見せますから!」
コジ「あ・・・」
キリ「絶対・・・見つけますから・・・」

ポン

コジ「そんな不安そうな顔するなって・・・もう絶対いなくならないからよ・・・」
キリ「てへへ・・・」
コジ(俺は何回、こいつを泣かせちまったんだろうな・・・)

キリ「でも先生、コロッケ食べきってくれてうれしいっすよ、やはり。」
コジ(無理に笑おうとしやがって・・・また前向きに話題を作ってんだよな・・・)

コジ「なぁ、キリノ」
キリ「はい?」

コジ「そのー、なんだ、もうお前も進路が決まって卒業間近だ。」
キリ「ですねー」
コジ「俺たちも教師と教え子じゃなくなる」
キリ「ですねー。これで堂々とイチャつけるってもんです。」
コジ「ああ。だから・・・」

コジ「遠慮するなよ。泣きたいとき、グチりたいときは我慢するな。」
キリ「あ・・・」
コジ「お前はいつも笑顔で隠すけど、顔に出るからな。でも、もう辛い時は泣いていいぞ。」
キリ「あ・・・う・・・」
キリ「せんせ・・・い」
キリ「せんせいのバカ!なんでいなくなったの?!ずっと寂しかったんですよですよ!バカ!バカ!」
コジ「ああ・・・今までバカでごめんな。はは、おれ謝ってばっかだな」
キリ「うっ・・・うっ・・・」

コジ(あー、目立ってんな、俺。こいつもあまり人目憚らないしな。)
コジ(でも、まぁずっとこいつとつきあってくんだし。慣れればいいか。)

キリ「・・・すっきりしました」
コジ「そうか。じゃあこれからどっか行くか。」
キリ「じゃあ先生、道場に戻って稽古しましょう!」
コジ「・・・おっしゃ、クタクタになるまでやるか!」
キリ「はい!」

ー終わりー
最終更新:2008年04月20日 13:25