animebator3rd @ ウィキ
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ja
2008-05-15T05:11:42+09:00
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第一回放送までの本編SS
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**【オープニング】
|話数|タイトル|作者|登場人物|
|000|[[幕が上がる]]|[[書き手不明]]|水無灯里、シュドナイ、ワルド、シャナ、平賀才人、アンデルセン、無常矜侍|
**【深夜】
|話数|タイトル|作者|登場人物|
|001|[[希望を捨てずに]]|[[◆aQnOKt.ZFs]]|平賀才人、清浦刹那|
|002|[[戦うボーイ・ミーツ・クイーン ]]|[[◆EpEsQxQAro ]]|相良宗介、アンリエッタ|
2008-05-15T05:11:42+09:00
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2008-05-05T15:56:23+09:00
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戦うボーイ・ミーツ・クイーン
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月明かりがうっすらと差し込む森の静寂を打ち破るように、辺りに水の流れる音が木霊する。
その中をまだ少年といっていい外見の男が立ち尽くしていた。
彼の名は相良宗介。
バトルロワイアルという狂乱の宴に巻き込まれた者達のうちの一人である。
(何故、こんな事になってしまったんだ……)
未だに状況を把握しきれていない彼は、顔に疑問の表情を浮かべていた。
まあ、それは無理もない。
気付かぬうちに他の数十名の人間とともに広大で無機質な空間に閉じ込められ、その上、殺し合いという名のゲームへの参加を強要されたのだから。
それにしても、あのワルドやシュドナイと名乗った男達は一体何者なのか。
そして、数十人もの人間に殺し合いをさせようとする奴らの目論見とは何なのか。
集められた者達の中に奴らと会話を交わしていた者が何人かいたが、会話の内容から奴らの知り合い、しかも、個人的な因縁があるように見えた。
それなら、このゲーム自体がその者達に対する復讐の為の手段だとも仮定できる。
だが、それは無いだろう。
もしそうなら宗介のような、奴らと認識の無い人間まで呼ぶ必要は無いからだ。
個人的な復讐なら、因縁のある相手を直接手にかければよい。
(どちらにしろ、これがある以上、奴らの手の中か)
首輪に手をやる。
金属が放つ冷たい感触にはまだ慣れない。
(だが、諦める訳にはいかない。俺にはまだ、やらなければならない事があるからな)
こんなところでむざむざ死ぬつもりは無い。
宗介は月明かりが届く手近な場所に移動し、予め支給されたデイバックの中身を確認し始めた。
今、最優先でやるべき事は現状の把握である。
彼が普段携帯している重火器や通信機の類は全て無くなっていた。
ワルドが言っていたように没収されたのだろう。
ならば、真っ先に欲しいのは武器である。
参加者の中にはゲームに乗り、襲い掛かってくる者もいるだろう。
いざ、そんな奴に出くわした時、丸腰では少々心もとない。
デイバックから出てきたのは殺し合いの舞台であるこの地域一帯を記した地図、コンパス、メモ書きに使えそうな紙と鉛筆、二日分程の食料と水の入ったペットボトル、参加者全員の名前が記された名簿、時計、吊り下げ式のオイルランプ。
明らかにデイバックには収まりきらない量だが、今は問題にすべき事ではないので無視した。
そして――
「こいつは……ハズレか」
宗介に支給されたランダムアイテムは二つ。
一つはどこの一般家庭にもあるような包丁。
もう一つは女物の服。
添付されていた紙には『室江高校の女子の制服』とだけ書かれていた。
彼の得意とする銃器を期待していただけに、落胆の色は隠せない。
包丁はナイフの代わりに使えるが、銃を持った相手には圧倒的に不利である。
出来れば早急に他の武器を手に入れたいところだ。
それが使い慣れた銃の類なら尚望ましい。
宗介は次に名簿を開く。
自分の知り合いが参加者にいないかを確認する為だが、そこにある二つの名前を見つけた途端、彼は頭を抱えた。
その名前とは、千鳥かなめとテレサ・テスタロッサ。
どちらも彼にとっては特別な存在であり、また凄惨な殺し合いの場には似つかわしくない者達だ。
この二人の存在を確認した瞬間、彼の目的は既に決まっていた。
それは勿論、二人と合流し、何としても守りながらこの殺し合いという名のゲームから脱出する事。
更に可能であれば、自分と同じように殺し合いに乗っていない他の参加者達も味方につけたい。
脱出に向けての手掛かりを集めるなら、より多くの人間の協力が必要になってくるからだ。
それに、場合によっては主催者側との対決も有り得るだろうから、その為の戦力を充実させる意味合いもある。
ただ、相手にその気があり、かなめやテッサに危害を加えるようであれば容赦はしないつもりだ。
最後に行き先を決める為に地図を広げる。
地図によると、ゲームの会場は市街地と山間部が川と湖を挟んで隣り合っている場所だというのが分かる。
コンパスで座標を確認したところ、ちょうど北の方角には山が見えた。
更に、先程から聞こえてくる水の流れる音も同じ方向からだ。
近くに川があるのだろう。
となると、彼が今いる場所は、A-3からA-4にかけての川沿いの森の中という事になる。
(まずは南下してA-6の駅からF-7の駅まで電車で移動。そこから病院を目指すか)
病院を目的地に定めた理由は、大きな施設なら人が集まりやすいと考えたからだ。
それに殺し合いという性質上、怪我人が出る事は容易に想像できる。
それなら、他の施設よりも人が集まる可能性は高い。
あの二人が怪我を負うところをあまり想像したくはないが。
全ての行動方針が決まったところで包丁以外の支給品をデイバックにしまい、宗介は歩き出した。
*
(ん? 何だ?)
歩き始めて、およそ十分。
暗いはずの森の中に、煌々と灯る一つの灯りを見つけた。
近くの木に素早く身を隠し、そこから灯りのある方向を伺う。
そこには、地面に腰をおろしたまま動かない人の姿があった。
宗介と同じゲームの参加者だろうか。
こちらに背を向けている為、顔や性別は分からないが、体型から見て大柄な人間ではない。
しかも、味方が助けに来る見込みがあるならまだしも、敵に襲われる可能性も無視できない中で、わざわざ自分の位置を知らせるという迂闊な真似をする事は、こういった状況に慣れていない証拠だろう。
だが、どんな人間であれ、このゲームから脱出するには仲間の協力が必要不可欠である。
その為にも、接触する価値は十分にある。
万が一、罠である事も考えて素早く相手の背後に忍び寄る。
そして、左腕を相手の首に回して自由を奪った上で、包丁を首筋に軽く押し当てる。
相手が驚くよりも早く、宗介はその人物に語りかけた。
「正直に答えろ。お前は殺し合いに乗っているのか?」
「いえ……乗っていません」
返ってきたのは若い女の声だった。
声が震えているのは恐怖を感じている証拠。
本当に殺し合いには乗っていないようだ。
宗介は尋問を続ける。
「では、千鳥かなめ、又はテレサ・テスタロッサという名の人物と接触した事はあるか?」
「いえ、どちらの方も存じ上げません。あなたにお会いしたのが初めてです。ずっとこの場所にいましたから」
参加者達はランダムでこの会場のどこかに飛ばされている。
それに、ゲーム開始からまだそれほど時間が経過していない今なら、まだ誰とも接触していない参加者がいてもおかしくはないだろう。
彼女のように一箇所にじっとしていたのであれば尚更だ。
宗介はそれだけを確認すると、彼女の身を自由にした。
「いきなり脅すような真似をしてすまなかった」
宗介は疑った事に対する詫びを入れる。
だが、当の彼女はそれに応える事ができない程ぐったりとしていた。
*
「もう大丈夫です。だいぶ落ち着きましたから」
「そうか」
あの後、彼女が回復するのを待ってから、宗介は彼女と情報交換を始めた。
彼女の名は、アンリエッタ・ド・トリステイン。
トリステインという国の女王であり、彼女もまた、宗介と同様にこのゲームに強制的に巻き込まれたのだという。
更に、あのワルドや彼に向かって叫んでいた少年――平賀才人も彼女の知り合いで、名
簿で確認したところ、他にもルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエー
ル、タバサ、ジュリオ・チェザーレ、アニエス・シュヴァリエ・ド・ミランの四人がゲー
ムに参加している事が分かった。
ただ、理解し難い事もある。
それは、対テロ極秘傭兵組織に所属する以上、ある程度世界情勢に詳しいはずの宗介も知らなかった『トリステイン』という国や、魔法の存在である。
特に魔法などという空想上の産物をさも実在するかのように語る彼女は、何かヤバい宗教にでもハマっているのかと思わずにはいられない。
だが、それは今ここに持ち出すべき問題ではないので黙認する事にした。
「もう一度聞くが、君は本当に殺し合いに乗る気は無いんだな」
「勿論です。その気持ちに偽りはありません。元とはいえ、臣下だった者の悪行を止める事は主である私の役目ですから」
「何!?」
アンリエッタの話によれば、ワルドはトリステインの王家に仕える近衛隊の隊長だった。
それがある時、王家を裏切って敵国に寝返ったのだが、その後に起こった敵国との戦争で死亡したのだという。
それが今になってゲームの主催者として姿を現した訳だが、どうやって生き返ったのかは彼女の知るところではなかった。
だが、理由がどうであろうと、彼女も宗介と同じく殺し合いに乗るつもりは無い。
他の五人と合流し、出来る事ならワルド達の愚行を止めさせるのが彼女の目的だった。
「主催者側を説得か……あまり褒められた行為ではないな」
「それは承知しています。でも、私はやらなければならないのです」
「そうか。なら、俺と一緒に行動しないか?」
宗介にとって、自分に敵意を抱いていないアンリエッタは仲間を集める切欠になる重要な存在である。
それに、どう見ても戦闘能力が皆無な彼女を一人で行動させるのは無謀としか言いようがない。
運良く他のゲームに乗っていない参加者に遭遇する可能性も捨てきれないが、世の中そう旨くいくとは限らない。
だから、宗介は自分に同行するよう、彼女を誘ったのだ。
アンリエッタの方もその誘いに乗り、彼が当初から決めていた目的地(G-8の病院)に向けて行動を共にする事にした。
「本当にこいつを貰ってもいいのか?」
「私よりあなたがお持ちになった方がよろしいでしょう」
宗介が手にしているのは、アンリエッタに支給されたランダムアイテムの一つであるニードルガン。
名前の通り、針状の弾を発射する銃である。
護身用として作られている為、離れた相手への攻撃には向かないが、至近距離なら十分な殺傷能力を持っている。
銃の扱いに慣れていないアンリエッタが持っていても宝の持ち腐れなので、予備の弾と共に宗介に譲ったのだ。
ちなみに、彼女に支給されたランダムアイテムにはもう一つ、虎のストラップが付いた竹刀がある。
「それでは参りましょうか」
「いや、ちょっと待て」
歩き出そうとしたアンリエッタを宗介が制する。
「なんでしょう。まだ何か問題でも?」
「替えの服は無いのか? その格好ではこれからの行動に支障が出る」
今の彼女は丈が足元まで隠れる長さの純白のドレスに、その上から鮮やかな紫のマントを羽織っている。
王族にとっては相応しい出で立ちなのだろうが、決して動きやすい格好とは言い難い。
「あいにく、服はこれしかありませんわ」
「そうか……そうだ。なら、これを着てくれ」
宗介は自分のデイバックから『室江高校の女子の制服』を取り出してアンリエッタに手渡す。
彼女には見た事も無い服だったらしく、最初は戸惑っていたが、それで足手まといにならないのであればと着替える事を承諾した。
だが、問題はその先にあった。
「のわぁっ! な、何をしているんだ!」
何と、彼女は宗介が目の前にいるにもかかわらず、おもむろに服を脱ぎ始めたのだ。
いくら人気の無い森の中とはいえ、無謀過ぎる。
「何をと仰いましても、着替えとしか言いようがありませんわ」
「そうか……なら、いい。終わったら声をかけてくれ」
宗介は彼女が視界に入らないようにそっぽを向く。
普段から従者に着替えを手伝わせているアンリエッタにとって、人前で肌を晒す事にさほど抵抗は無い。
だが、宗介の方はそうもいかない。
何せ、幼い頃から戦場で生きてきた彼には女性に対する免疫が全く無い。
このような状況でも、彼にとっては人並み以上に緊急事態なのである。
「終わりました」
宗介が振り返ると、そこには着替えを終えたアンリエッタが立っていた。
「何か不具合はないか?」
「特にありませんわ」
陣代高校の女子の制服にも似たそれは、先程のドレスに比べれば格段に動きやすそうだ。
「では、行くぞ」
「ええ」
こうして、女王様と傭兵の二人による探索行は幕を開けた。
【A-4森 1日目 深夜】
【相良宗介@フルメタルパニックシリーズ】
[状態]:健康、若干の精神的動揺
[装備]:ニードルガン(3/3)@無限のリヴァイアス、包丁@School days
[道具]:支給品一式、ニードルガンの予備弾×30
[思考]:
基本方針:かなめ、テッサを守りつつ、ゲームから脱出する。状況によっては対主催も考慮。基本的に殺し合いには乗らないが、襲ってくる相手には容赦しない。
1:病院に向かう為に、まずはアンリエッタとともにA-6の駅を目指す。
2:かなめ、テッサと合流。
3:ゲームからの脱出に向けて、仲間(アンリエッタの仲間を含む)と情報を集める。
[備考]:
・参戦時期はアニメ第三期(The Second Raid)の終了後です。
・アンリエッタからルイズ、才人、タバサ、ジュリオ、アニエス、ワルドの情報を得ました。但し、魔法の存在については信じていません。
【アンリエッタ@ゼロの使い魔シリーズ】
[状態]:健康、若干の精神的疲労
[装備]:虎竹刀@Fate/stay night、室江高校女子の制服@バンブーブレード
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:仲間と合流し、ゲームから脱出する。可能であればワルドを説得し、ゲームを止めさせる。殺し合いには乗らない。
1:宗介とともに行動する。
2:ルイズ、才人、タバサ、ジュリオ、アニエスと合流。(ルイズ、才人、アニエスを最優先)
[備考]:
・参戦時期はアニメ第二期(双月の騎士)の終了後です。
・宗介からかなめ、テッサの情報を得ました。
・元から着ていた服はデイバックにしまいました。
2008-05-04T03:42:52+09:00
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希望を捨てずに
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「はあ……どうするかな」
平賀才人は迷っていた。
殺し合い。これに乗る選択肢は無いとして、自らが具体的にどう動くべきか。
これは非常に難しい事だ。
「とりあえずお姫様とルイズは急いで見つけないと拙いな。二人とも無茶しそーだから、早く探さないとかなりやばい。
でも探してからどうしよ。やっぱワルドの奴は倒しとか無いとな。脱出しても絶対に付き纏ってきそうだ。それに、
巻き添えにした人は守らないとな。結構小さい子も居た気がしたし、出来る限りはやる事しないとな」
考えを口に出して、頭を冷静にして考えを纏める。
そして、次にバッグを開く。
「えっと………中身は…………長い刀だな。それに……女物の服に……苗字トランプ?わけわかんねーな」
才人は服とトランプをバッグに戻してから刀を腰に差す。
「結局まともな武器は刀だけか。でもこれ…………なんだろ。力がみなぎってくるような……」
刀を構えると才人の左手のルーンが強く輝きだす。
輝きが増す。それはこの刀が名刀である事を如実に表していた。
「すげーな。この刀って結構な業物なのかもな」
才人も思わず感嘆の声をあげる。
それだけこの刀には不思議と強くなれるような雰囲気があった。
「よし。じゃあまずは………」
「ねえ、あなたさっきの場所にいたわよね」
「えっ?」
不意に背後から聞こえる声に振り返る。
するとそこには小柄な一人の少女が佇んでいた。
「あっ、えっと……」
「私は清浦刹那」
「あっ、清浦って言うのか。俺は平賀才人。サイトって呼んでくれたらいいから」
「そう。じゃあ私も刹那でいい」
「分かった。それで何?」
「あなた……さっきワルドって人としゃべってた。このおかしな事に協力してる人に食って掛かってたけど、どういう関係?」
「どういう関係って………まあ一言で言えば敵同士だ。前は俺が勝ったんだけど、何だか強くなってる。あの強そうな神父の
人を一蹴してたけど、俺にはちょっとあんなあっさり勝てるか自信無い。性格の方は知りうる限りじゃかなり悪い。
それに凶悪だ。穏やかそうなしゃべり方だけど、平気で人をだまして殺す奴だ。だから言う事は嘘を前提に考えた方が良い」
「そう。それでサイトはこの殺し合いをどうするの?」
「壊すに決まってるだろ!絶対に人殺しの片棒なんて担ぐか!!」
会話の最後に思わず精神が高ぶり、大きめな声で才人は自らの意思を宣言する。
その強い口調で刹那は少し間を置いてから話す。
「…………そう。じゃあ大丈夫ね」
「何が?」
「私は世界と伊藤とことぴーを探してるから見つけたら守ってほしかったけど……サイトは殺し合いを全て壊すんでしょ。
なら言うまでも無いと思って」
「そうだな。でも一応確認しておく。名簿の限りじゃフルネームだと……西園寺世界と伊藤誠の二人か。それで………
ことぴーってのは誰?」
「あっ、ごめんなさい。桂言葉って人
「ああ、桂言葉。ことのはでことぴーか。分かった。会えば守るよ」
「お願いね」
「ああ、ところで刹那の方は何を貰ったんだ?」
「なにって?」
「武器だよ。俺はこの刀と他は女性物の服とトランプだった」
「……武器ね。私はこの銃とあとナイフが十本だった」
刹那は才人の質問に答え、服の袖に隠していた小さな銃を見せ、さらにバッグ内からナイフを取り出した。
「へえ、オッケー、じゃあ病院にでもいってみるか」
「どうして病院?」
「人が集まりそうだしさ。情報だって集まりそうじゃん。武装もそこそこあるから、万が一殺し合いに乗った奴が居ても
迎撃は出来るしさ」
「そう。分かった。それじゃ行きましょう」
「ああ、……ところでさ。どうして俺をいきなり信用したんだ?」
と、出発の間際、才人は一応疑問に思っていたことを口に出す
「どうしてって?」
「いやさ。刹那って話してると用心深そうだし、頭回るじゃん。それなのにいきなり他人にあっさり話しかけてきてさ」
「だってあなたはさっきこの変な事に協力した人に食って掛かってたでしょ。なら少なくともいきなり殺し合いに乗る
可能性は低い。そう思っただけよ」
「なるほど、無策で話しかけたわけじゃないってことか」
「当たり前」
「分かった。じゃあ行こうか」
「そうね」
こうして僅かの邂逅で二人は病院へと足を向ける事を決めた。
今後二人に待ち受けるものは何か。
今はまだ、分からない。
【G-7 南部 1日目 深夜】
【平賀才人@ゼロの使い魔シリーズ】
[状態]:健康
[装備]:物干し竿@Fate/stay night
[道具]:白皇学院女生徒の制服@ハヤテのごとく! 苗字トランプ@破天荒遊戯
[思考]
基本方針:殺し合いには乗らない 多くの人を助ける
1:清浦刹那と病院に向かい、病院に来る人と情報を交換する
2:ルイズ、アンリエッタ、タバサ、ジュリオ、アニエスと合流(ルイズとアンリエッタ最優先)
3:伊藤誠と西園寺世界と桂言葉に会えば守る。
備考
登場時期はアニメ第二期最終回後からの参戦
【清浦刹那@School days】
[状態]:健康
[装備]:ワルサー TPH(7/6+1)@フルメタルパニックシリーズ
[道具]:スペツナズナイフ×10 ワルサー TPHの予備マガジン×5
[思考]
基本方針:殺し合いには乗らない 人は殺さない
1:平賀才人と一緒に病院に向かう
2:伊藤誠と西園寺世界と桂言葉に会いたい
備考
登場時期はアニメ1話、2話辺り(ただし『ことぴーからせっちゃんへ』ルート通過済)
2008-05-04T03:41:07+09:00
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幕が上がる
https://w.atwiki.jp/animebator3rd/pages/25.html
全く何も無い部屋。
そこに100に迫らんとする大勢の男女が雑魚寝している光景は酷く滑稽だろう。
そんな滑稽な姿が、今ここにある。
「んー。何処でしょうここは?」
水無灯里が目覚めて最初に発した言葉は恐らく、この場にいる全員の言葉を代弁したものだ。
それだけ全員が、急に起きた異変に戸惑いを隠していなかった。
「あらあら灯里ちゃん起きたの」
「はっ、はひ。おはようございます。アリシアさんここはどこでしょう?」
「分からないわ。目覚めたらここにいたの」
「そうですか」
灯里とアリシアは顔を見合わせると、互いに複雑な表情を浮かべる。
他の者たちも口々に状況を話し合う。
しかし、それは短時間で終わる事になる。
不意に部屋の中心に二人の男が現れたのだ。
「静かにしなさい。僕はこの戦いの見届け人を務めるジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドだ。ワルドと呼んでくれて構わない」
「俺はバルマスケの一人シュドナイだ。名前は勝手に呼べ」
二人の男は自己紹介を努める。
片や紳士風の上品な感じの男。片やワイルドさ漂うダンディな男。
その二人の一挙手一投足に全員の視線が奪われていた。
しかしそれを打ち破る二人の男女が現れた。
「ワルド!?お前どうして?」
「シュドナイ、あんたどうして私達を!?」
二人の男女はそれぞれがワルドとシュドナイを名指しで問いかけている。
その声を聞き、ワルドの方が返答する。
「サイト君か。別に大した理由は無いさ。君たちに負けてから僕の世界を手にする夢は暗礁に乗り上げた。そこで彼らバルマスケに
出会ったのさ。彼らの行う遊びに僕がオブザーバーとして手を貸せば、変わりに僕がハルケギニアの全てを手にするのに協力してくれると
契約をしてくれた。だから僕はここにいるだけさ」
ワルドは淡々と話し続ける。
しかし、それにやはりサイトが言い返す。
「遊びってなんだよ。バルマスケ?わけがわかんねー」
「俺たちのことだ。バルマスケとはな」
怒り交じりに話すサイトをさえぎるように、シュドナイが話し出した。
威圧感を覚える声に、思わずサイトも沈黙してしまっていた。
「俺のほかにここにいるヘカテーとペリペオルの三人がバルマスケだ。機会があれば姿は見れるかも知れないな」
「シュドナイ!それでさっきの遊びって何よ。さっさと言いなさいよ」
今度はシャナのほうがシュドナイを怒鳴りつける。
するとやはりワルドの方がシュドナイとシャナの間に入り、説明を続ける。
「僕が説明しよう。まあ言うなれば殺し合いをやってもらいたい。最後の一人になるまで続けてもらう。無論食事、時計、照明器具等は
こちらから支給させてもらう。一応それぞれの普段の食生活を調べた上で口に合う物を支給しているから、それは心配は要らない。
また君達は中には既に気付いている者もいるかもしれないが、こちらで武器は没収させてもらった。代わりにランダムで武器を配らせて
もらっている。三個貰える者もいれば、一つだけの者もいる。これは完全に運だと思ってほしい。また六時間おきに定期放送で死亡者を
知らせる放送をしよう。これは禁止エリアも一緒に知らせるので聞き逃さないようにしてもらいたい。禁止エリアに侵入した場合は、
一分の警告の後に首輪を爆破させてもらう。ここまでで何か質問はあるかね?」
そこで一度ワルドは話をきる。ワルドの説明を中断するやいなや、
その場にいるものは全員が首に手を当てて、確かな鉄の感触を確かめる。
そしてその場には、ざわめき、混乱、驚き、騒然といったさまざまな対応をする者で溢れかえる。
「……質問が無いようなので殺し合いを行ってもらおう。会場にはテレポートで移動してもらう。それでは……」
「待てっ!」
そこでワルドをさえぎるように一人の神父服の男が立ち上がった。
「この俺をこのような異教徒共と同じ場所に放り込んで殺しあえか。ハハハハハハハハハハまずはお前のような化け物から殺す!
その後にこの場にいる異教徒と化け物の殲滅を行うが、お前が最初だ!!!」
「アレクサンド・アンデルセンといったか。君には会場の方で思う存分に大暴れを期待していたのだが。残念だな。しかし有る意味では
好都合だ。僕の強さを他の者に教える良い機会だ。武器を返却する。思う存分戦うが良い」
アンデルセンの発言にワルドが苦笑いをしながら、バヨネットを数本投げ渡す。
するとそれを拾い上げながら、十字に構える。
「ぐおおおおおおおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
雄たけびと共にアンデルセンはワルドに突っ込んでいく。
しかし、アンデルセンの強烈な一撃を、ワルドの一本の剣が軽く捌く。
「この程度か。これで僕を殺すなどあまりにも愚かだ」
勝負は一瞬だった。
ワルドの剣の一閃がアンデルセンの首を撥ねる。
それで勝負はあまりにもあっけなく終わった。
「邪魔が入ったけれど、殺し合いを続行する。それではテレポートの準備を……」
「まあ待てよ。先に首輪の爆弾の威力も教えた方が良い」
「そうか。ではそれは君に任せよう」
「ああ」
ワルドがテレポートを行う手前、シュドナイがさえぎり、右手に握ったスイッチを掲げる。
「これは爆弾の起爆スイッチだ。殺し合いに参加せずに死にたい者は名乗り出ろ。一名に限りこの場で爆破してやろう」
シュドナイのぶっきらぼうな声に、答える物は誰も居ない。
話せば死ぬ。
そんな緊張感がこの場を包んでいた。
しかし、それを挑発と受け取り、無謀にも立ち上がる者が一人居た。
「ははは。下らない。そのような脅しに私が屈するとでも。先ほどの殺しといいその程度で私を大人しく出来るわけが……がっ!」
その男は言葉を最後まで言い切る事さえ出来ずに哀れに首が弾けた。
シュドナイがスイッチを押していたのだ。
当然その場にはいくつかの悲鳴が響く。
「じゃあ始めるぞ。お前たちがどんな戦いをしてくれるか。楽しみにしてるぞ」
「ではテレポートだ。どこに行くかは完全に運だ。思う存分殺し合いを楽しんでもらいたい」
悲鳴を無視したシュドナイが開幕宣言を終えると、ワルドがテレポートを行った。
すると一瞬で部屋には静寂が戻る。
その場に残るは、ワルドとシュドナイ。そして二つの死体のみ。
バトルロワイアルが始まった。
【アレクサンド・アンデルセン@HELLSING 死亡】
【無常矜侍@スクライド 死亡】
残り96人
2008-05-04T03:38:50+09:00
1209839930
-
本編ss
https://w.atwiki.jp/animebator3rd/pages/23.html
*本編SS目次・時系列順
*一日目
**[[第一回放送までの本編SS]]
2008-05-04T03:31:14+09:00
1209839474
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フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム
https://w.atwiki.jp/animebator3rd/pages/22.html
【名前】フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム
【出展】今日からマ王!
【種族】魔族
【性別】男
【声優】斎賀みつき
【年齢】82歳(外見は16歳程度)
【外見】
身長:?
体重:?
金髪、エメラルドグリーンの瞳
美少女のようにも見える美少年
【性格】
わがままで怒りっぽいが、男らしい一面もある。
ユーリに対しては嫉妬深い。
【口調】
1人称・・僕
2人称・・呼び捨て、おまえ等
【得意能力】
魔術
【備考】
炎の魔術が得意。しかし魔術だけでなく剣の技術もそれなりに高い。
その道の使い手ほどではないが回復の魔術も使用可能。船に弱い。
(時期によっては人間を酷く嫌っている)
【台詞】
「愛はただ一人、心に決めた相手に捧げるものだ。
全てに与えることなど不可能。
魔族を守るために人間を攻撃せねばならないことだってあるようにな」
2008-05-03T14:39:07+09:00
1209793147
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三橋廉
https://w.atwiki.jp/animebator3rd/pages/21.html
【名前】三橋廉
【出展】おおきく振りかぶって
【種族】人間
【性別】男
【声優】代永翼
【年齢】16歳
【外見】
身長:165cm
体重:52kg
茶髪
【性格】
暗くて卑屈で弱気。
ピッチャーに対する熱意は強い。
【口調】
1人称・・俺
2人称・・(同級生男子に対して)君付け
【得意能力】
野球のボールを上手くコントロールして投げられる。
【備考】
1試合を完投したり、1500mのタイムも悪くないので身体能力は高い。
柔軟性も良い。すぐに泣く。
【台詞】
「阿部君あきれない。
阿部君はオレのことホントに認めてくれてるんだ」
2008-05-03T14:38:35+09:00
1209793115
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阿部隆也
https://w.atwiki.jp/animebator3rd/pages/20.html
【名前】阿部隆也
【出展】おおきく振りかぶって
【種族】人間
【性別】男
【声優】中村悠一
【年齢】15歳
【外見】
身長:170cm
体重:55kg
黒髪
【性格】
怒りっぽいが涙脆い。普段は冷静。
【口調】
1人称・・俺
2人称・・呼び捨て
【得意能力】
特になし。
【備考】
運動神経は良い。
つい大声で怒るように話してしまうことがある。
【台詞】
「こいつのために何かしてやりたい
こいつの力になりたい!それが捕手か!!!」
2008-05-03T14:37:49+09:00
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渋谷有利
https://w.atwiki.jp/animebator3rd/pages/19.html
【名前】渋谷有利
【出展】今日からマ王!
【種族】人間と地球の魔族のハーフ
【性別】男
【声優】櫻井孝宏
【年齢】16歳?
【外見】
身長:170cm弱
体重:60kg程? (要加筆)
髪・・黒い毛 目・・黒い目
【性格】
お人好しで正義感が強く、いささか無鉄砲な高校一年生。
熱血野球少年で少々短気なところがある
【口調】
1人称・・俺
2人称・・あんたやお前
ただし上様モードになると時代劇風になる(例お主とか)
【得意能力】
魔術
【備考】
触れただけで刻まれた文字を読むことことができる。
(あくまでも共通語のみ他の異世界の文字など読めない)
視力は両方2・0
野球をやってるので普通に運動神経がいい。
【台詞】
問答無用ッ、覚悟せいアーダルベルト! 割れ顎をいっそう割ってくれるわ!
2008-05-03T14:36:20+09:00
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