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希望を捨てずに」(2008/05/04 (日) 03:41:07) の最新版変更点

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「はあ……どうするかな」 平賀才人は迷っていた。 殺し合い。これに乗る選択肢は無いとして、自らが具体的にどう動くべきか。 これは非常に難しい事だ。 「とりあえずお姫様とルイズは急いで見つけないと拙いな。二人とも無茶しそーだから、早く探さないとかなりやばい。 でも探してからどうしよ。やっぱワルドの奴は倒しとか無いとな。脱出しても絶対に付き纏ってきそうだ。それに、 巻き添えにした人は守らないとな。結構小さい子も居た気がしたし、出来る限りはやる事しないとな」 考えを口に出して、頭を冷静にして考えを纏める。 そして、次にバッグを開く。 「えっと………中身は…………長い刀だな。それに……女物の服に……苗字トランプ?わけわかんねーな」 才人は服とトランプをバッグに戻してから刀を腰に差す。 「結局まともな武器は刀だけか。でもこれ…………なんだろ。力がみなぎってくるような……」 刀を構えると才人の左手のルーンが強く輝きだす。 輝きが増す。それはこの刀が名刀である事を如実に表していた。 「すげーな。この刀って結構な業物なのかもな」 才人も思わず感嘆の声をあげる。 それだけこの刀には不思議と強くなれるような雰囲気があった。 「よし。じゃあまずは………」 「ねえ、あなたさっきの場所にいたわよね」 「えっ?」 不意に背後から聞こえる声に振り返る。 するとそこには小柄な一人の少女が佇んでいた。 「あっ、えっと……」 「私は清浦刹那」 「あっ、清浦って言うのか。俺は平賀才人。サイトって呼んでくれたらいいから」 「そう。じゃあ私も刹那でいい」 「分かった。それで何?」 「あなた……さっきワルドって人としゃべってた。このおかしな事に協力してる人に食って掛かってたけど、どういう関係?」 「どういう関係って………まあ一言で言えば敵同士だ。前は俺が勝ったんだけど、何だか強くなってる。あの強そうな神父の 人を一蹴してたけど、俺にはちょっとあんなあっさり勝てるか自信無い。性格の方は知りうる限りじゃかなり悪い。 それに凶悪だ。穏やかそうなしゃべり方だけど、平気で人をだまして殺す奴だ。だから言う事は嘘を前提に考えた方が良い」 「そう。それでサイトはこの殺し合いをどうするの?」 「壊すに決まってるだろ!絶対に人殺しの片棒なんて担ぐか!!」 会話の最後に思わず精神が高ぶり、大きめな声で才人は自らの意思を宣言する。 その強い口調で刹那は少し間を置いてから話す。 「…………そう。じゃあ大丈夫ね」 「何が?」 「私は世界と伊藤とことぴーを探してるから見つけたら守ってほしかったけど……サイトは殺し合いを全て壊すんでしょ。 なら言うまでも無いと思って」 「そうだな。でも一応確認しておく。名簿の限りじゃフルネームだと……西園寺世界と伊藤誠の二人か。それで……… ことぴーってのは誰?」 「あっ、ごめんなさい。桂言葉って人 「ああ、桂言葉。ことのはでことぴーか。分かった。会えば守るよ」 「お願いね」 「ああ、ところで刹那の方は何を貰ったんだ?」 「なにって?」 「武器だよ。俺はこの刀と他は女性物の服とトランプだった」 「……武器ね。私はこの銃とあとナイフが十本だった」 刹那は才人の質問に答え、服の袖に隠していた小さな銃を見せ、さらにバッグ内からナイフを取り出した。 「へえ、オッケー、じゃあ病院にでもいってみるか」 「どうして病院?」 「人が集まりそうだしさ。情報だって集まりそうじゃん。武装もそこそこあるから、万が一殺し合いに乗った奴が居ても 迎撃は出来るしさ」 「そう。分かった。それじゃ行きましょう」 「ああ、……ところでさ。どうして俺をいきなり信用したんだ?」
「はあ……どうするかな」 平賀才人は迷っていた。 殺し合い。これに乗る選択肢は無いとして、自らが具体的にどう動くべきか。 これは非常に難しい事だ。 「とりあえずお姫様とルイズは急いで見つけないと拙いな。二人とも無茶しそーだから、早く探さないとかなりやばい。 でも探してからどうしよ。やっぱワルドの奴は倒しとか無いとな。脱出しても絶対に付き纏ってきそうだ。それに、 巻き添えにした人は守らないとな。結構小さい子も居た気がしたし、出来る限りはやる事しないとな」 考えを口に出して、頭を冷静にして考えを纏める。 そして、次にバッグを開く。 「えっと………中身は…………長い刀だな。それに……女物の服に……苗字トランプ?わけわかんねーな」 才人は服とトランプをバッグに戻してから刀を腰に差す。 「結局まともな武器は刀だけか。でもこれ…………なんだろ。力がみなぎってくるような……」 刀を構えると才人の左手のルーンが強く輝きだす。 輝きが増す。それはこの刀が名刀である事を如実に表していた。 「すげーな。この刀って結構な業物なのかもな」 才人も思わず感嘆の声をあげる。 それだけこの刀には不思議と強くなれるような雰囲気があった。 「よし。じゃあまずは………」 「ねえ、あなたさっきの場所にいたわよね」 「えっ?」 不意に背後から聞こえる声に振り返る。 するとそこには小柄な一人の少女が佇んでいた。 「あっ、えっと……」 「私は清浦刹那」 「あっ、清浦って言うのか。俺は平賀才人。サイトって呼んでくれたらいいから」 「そう。じゃあ私も刹那でいい」 「分かった。それで何?」 「あなた……さっきワルドって人としゃべってた。このおかしな事に協力してる人に食って掛かってたけど、どういう関係?」 「どういう関係って………まあ一言で言えば敵同士だ。前は俺が勝ったんだけど、何だか強くなってる。あの強そうな神父の 人を一蹴してたけど、俺にはちょっとあんなあっさり勝てるか自信無い。性格の方は知りうる限りじゃかなり悪い。 それに凶悪だ。穏やかそうなしゃべり方だけど、平気で人をだまして殺す奴だ。だから言う事は嘘を前提に考えた方が良い」 「そう。それでサイトはこの殺し合いをどうするの?」 「壊すに決まってるだろ!絶対に人殺しの片棒なんて担ぐか!!」 会話の最後に思わず精神が高ぶり、大きめな声で才人は自らの意思を宣言する。 その強い口調で刹那は少し間を置いてから話す。 「…………そう。じゃあ大丈夫ね」 「何が?」 「私は世界と伊藤とことぴーを探してるから見つけたら守ってほしかったけど……サイトは殺し合いを全て壊すんでしょ。 なら言うまでも無いと思って」 「そうだな。でも一応確認しておく。名簿の限りじゃフルネームだと……西園寺世界と伊藤誠の二人か。それで……… ことぴーってのは誰?」 「あっ、ごめんなさい。桂言葉って人 「ああ、桂言葉。ことのはでことぴーか。分かった。会えば守るよ」 「お願いね」 「ああ、ところで刹那の方は何を貰ったんだ?」 「なにって?」 「武器だよ。俺はこの刀と他は女性物の服とトランプだった」 「……武器ね。私はこの銃とあとナイフが十本だった」 刹那は才人の質問に答え、服の袖に隠していた小さな銃を見せ、さらにバッグ内からナイフを取り出した。 「へえ、オッケー、じゃあ病院にでもいってみるか」 「どうして病院?」 「人が集まりそうだしさ。情報だって集まりそうじゃん。武装もそこそこあるから、万が一殺し合いに乗った奴が居ても 迎撃は出来るしさ」 「そう。分かった。それじゃ行きましょう」 「ああ、……ところでさ。どうして俺をいきなり信用したんだ?」 と、出発の間際、才人は一応疑問に思っていたことを口に出す 「どうしてって?」 「いやさ。刹那って話してると用心深そうだし、頭回るじゃん。それなのにいきなり他人にあっさり話しかけてきてさ」 「だってあなたはさっきこの変な事に協力した人に食って掛かってたでしょ。なら少なくともいきなり殺し合いに乗る 可能性は低い。そう思っただけよ」 「なるほど、無策で話しかけたわけじゃないってことか」 「当たり前」 「分かった。じゃあ行こうか」 「そうね」 こうして僅かの邂逅で二人は病院へと足を向ける事を決めた。 今後二人に待ち受けるものは何か。 今はまだ、分からない。 【G-7 南部 1日目 深夜】 【平賀才人@ゼロの使い魔シリーズ】 [状態]:健康 [装備]:物干し竿@Fate/stay night [道具]:白皇学院女生徒の制服@ハヤテのごとく! 苗字トランプ@破天荒遊戯  [思考] 基本方針:殺し合いには乗らない 多くの人を助ける 1:清浦刹那と病院に向かい、病院に来る人と情報を交換する 2:ルイズ、アンリエッタ、タバサ、ジュリオ、アニエスと合流(ルイズとアンリエッタ最優先) 3:伊藤誠と西園寺世界と桂言葉に会えば守る。 備考 登場時期はアニメ第二期最終回後からの参戦 【清浦刹那@School days】 [状態]:健康 [装備]:ワルサー TPH(7/6+1)@フルメタルパニックシリーズ [道具]:スペツナズナイフ×10 ワルサー TPHの予備マガジン×5  [思考] 基本方針:殺し合いには乗らない 人は殺さない 1:平賀才人と一緒に病院に向かう 2:伊藤誠と西園寺世界と桂言葉に会いたい 備考 登場時期はアニメ1話、2話辺り(ただし『ことぴーからせっちゃんへ』ルート通過済)

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