ある時、多くの神々が集い、宴が開かれていました。
神々が宴に出向いた隙を見計らい、冥府の主ハデスはある陰謀を実行に移したのでした。
遥か地の底にある灼熱の神殿の奥に、ハデスは現れました。
その彼の手には古めかしい祭器が握られていたのです。
神殿の祭壇に向け祭器が投げ入れられると…紫色の霧が辺りに広がり…
その奥から巨大な影が巨躯を起こし這い上がってきました。
影の主の正体…それは太古に神々と戦い封印された巨大な魔龍でした。
魔龍は復活と同時に、ガイアに異変を引き起こしたのです。
七つの月がその光を失い、地の底より屍鬼が這い出し人間達を襲いはじめました。
時を同じくして、春の女神ペルセフォネにも禍が降りかかったのです…
彼女の周りを暗雲が包んだかと思うと、地の底から現れた巨大な手により
闇の底へ引き摺り込まれてしまったのです。
その事を知ったその母であるデメテルは、娘を奪われた悲しみに沈み、
彼女の役目である大地への実りを放棄してしまいました。
そして徐々に大地は実りを失い荒廃していくこととなりました…
その様子を目にした、ゼウスはペルセフォネの救出をガイアの大地の
勇敢なる者達に呼びかけました…
ペルセフォネの救出とハデスの陰謀に対抗するため、
心に翼を宿す者達の戦いが新たに始まります。
最終更新:2015年08月27日 12:48