トータル・イクリプス

『マブラヴ オルタネイティヴ』から派生した完全新作オリジナルストーリー

2012年にアニメ化し、7月1日放送開始。
2013年にPS3、XBOX360対応、全年齢版が発売中。
2014年にPC版が発売中。
- ストーリー

ストーリー(TECH GIAN)

Vol.01

TECH GIAN 2007年2月号掲載

Vol.02

TECH GIAN 2007年3月号掲載

Vol.03

TECH GIAN 2007年4月号掲載

Vol.04

TECH GIAN 2007年5月号掲載

Vol.05

TECH GIAN 2007年6月号掲載

Intermission#01

TECH GIAN 2007年7月号掲載

Intermission#02

TECH GIAN 2007年8月号掲載

Vol.06

TECH GIAN 2007年10月号掲載

Vol.07

TECH GIAN 2007年11月号掲載

Vol.08

TECH GIAN 2007年12月号掲載

Intermission#03

TECH GIAN 2008年1月号掲載

Vol.09

TECH GIAN 2008年3月号掲載

Vol.10

TECH GIAN 2008年4月号掲載

Vol.11

TECH GIAN 2008年5月号掲載

Vol.12

TECH GIAN 2008年6月号掲載

Vol.13

TECH GIAN 2008年7月号掲載

Vol.14

TECH GIAN 2008年8月号掲載

Vol.15

TECH GIAN 2008年10月号掲載

Vol.16

TECH GIAN 2008年11月号掲載

Vol.17

TECH GIAN 2008年12月号掲載

Vol.18

TECH GIAN 2009年1月号掲載

Vol.19

TECH GIAN 2009年2月号掲載

Vol.20

TECH GIAN 2009年4月号掲載

Vol.21

TECH GIAN 2009年5月号掲載

Vol.22

TECH GIAN 2009年6月号掲載

Vol.23

TECH GIAN 2009年7月号掲載

Vol.24

TECH GIAN 2009年9月号掲載

Vol.25

TECH GIAN 2009年10月号掲載

Vol.26

TECH GIAN 2009年11月号掲載

Vol.27

TECH GIAN 2009年12月号掲載

Vol.28

TECH GIAN 2010年1月号掲載

Vol.29

TECH GIAN 2010年2月号掲載

Tactical Surface Fighter in Action(ホビージャパン)

#09「Connection of blood」

ホビージャパン 2008年8月号掲載

#10「The Killing Fields」

ホビージャパン 2008年9月号掲載

#11「Crimson jungle」

ホビージャパン 2008年10月号掲載

#12「The tyrant's accession to the throne」

ホビージャパン 2008年11月号掲載

#13「Battle of Rhodes」

ホビージャパン 2008年12月号掲載

#15「Red Star Rising」

ホビージャパン 2009年2月号掲載

#19「The World Worth Fighting For」

ホビージャパン 2009年4月号掲載

#35「Incarnadine」

ホビージャパン 2010年7月号掲載

MUV-LUV ALTERNATIVE TSF CROSS OPERATION

誰が故郷を想わざる

アルゴス小隊の一員・タリサの過去を描いた書き下ろし外伝ストーリー
『トータル・イクリプス』&『TSFIA』総集編 Vol.1

Tvアニメ「トータル・イクリプス」

帝都燃ゆ

篁唯依の衛士候補生時代とBETAの日本上陸を描く、アニメオリジナルストーリー。全巻購入特典で吉宗氏書き下ろしの小説版が登場している。
この小説の情報量はアニメの比ではなく、ゲームが丸々1本出来上がるレベルの情報量となっている。(この部分の筆者は「よく二話に短縮できたな」と感心したほどの凄まじい情報量になっている)
後にPC版の追加要素として収録されている。

- 登場人物

登場人物

  • メインキャラクター

ユウヤ・ブリッジス

【CV:小野大輔】
米陸軍所属の少尉。F-22搭乗経験、及びF-22との交戦(訓練)経験もある。その時の搭乗機はF-15だったが、単機で3機のF-22を相手に4分近く戦闘を続ける事ができたほどの凄腕。(司令部ではそんな事は無理だと思われていた)F-35の開発にも半年ほどだが関わっている。
『XFJ計画』の首席開発衛士として不知火・弐型に搭乗。初の実戦では99型電磁投射砲で驚異的な戦果を挙げた。
米国人の母と日本人の父を持つが、幼少期の人種差別体験に端を発する失踪した父親への憎悪が転じ、日本に対して嫌悪感を抱いている。コールサインはアルゴス1→プラーミァ13
本人はXFJ計画に寄越されたのは左遷だと思っていたが、実際には本当にただの研修扱いでしかなく、米国に戻った時は中尉に昇進した上で、F-35よりももっと先進的な「米軍の次世代戦術機開発」担当になる予定だったらしい。
ユウヤの父は、ユウヤの母曰く武士らしい男で、日本人形をプレゼントしたらしくその風習を考えると期衛軍人である可能性が浮かんでいた。
1976~1979年の日本帝国の曙計計画により216人の軍民が戦術機開発・運用の為の研修の為に渡米しており、この時の渡米した軍民の唯依父がユウヤの父親。
ユウヤの母、ミラと親交のあったハイネマンは1980年には赤ん坊で有ったユウヤと面識が有る(その為ユウヤは22歳と思われる)
実は日本人を毛嫌いしていた祖父だったが、政争に巻き込まれないように手を回していた。(アメリカからすればハーフとはいえ「高貴な血」の獲得者であるのは間違いないため、手を回していなければ確実に政争に巻き込まれている。ちなみにブリッジス家はかなりのレベルの名家でもある)
本当の名前は「祐弥・ブリッジス」多くの人を助けられる人間になってほしいとの願いから名づけられた。
ミラ・ブリッジスは、ハイネマンと共にF-14を作り出した設計技師。ハイネマン曰く「唯一ボクに追いつける人材」
F-14を基に造られたのがSu-27以降のスフォーニ製戦術機であることを考えると、ユウヤとクリスカやラトロワらとの関係も因縁を感じる。
主な搭乗機はストライクイーグル→ラプター→吹雪→不知火弐型フェイズ1→不知火弐型フェイズ2→不知火弐型フェイズ3

篁 唯依

【CV:中原麻衣】
『XFJ計画』の日本側開発主任を務める帝国斯衛軍中尉。譜代武家である篁家の当主であり実直で生真面目、他人に厳しく己にも厳しいという正に堅物。衛士としても優秀であり、かつては斯衛軍の実戦部隊、白き牙中隊の中隊長を務めていた。その生まれと立場から常に私情を抑えて生きて来たため、恋愛感情に対する自覚や制御に疎く、自身の恋心を持て余している。コールサインはホワイトファング1誕生日:3月13日
主な搭乗機は瑞鶴→武御雷→不知火弐型フェイズ3・二番機
篁家は代々武器の開発に長けた家系であり代々五摂家の嵩宰家に仕え帝都城への入場も認められていたことが判明。戦後まもなく家格替えが行われており、それにより譜代武家に格上げされたという歴史があり、もしなければ本来は外様武家(色にすれば白)。その経緯に加え、技術者を多く輩出した家柄でもある。唯依の父による74式長刀や82式瑞鶴の開発・正式採用に伴い資産が豊富で、他の武家からの風評被害も多い。。
名家であり、唯依の母方の血縁である鳳家も白であることを考えると嵩宰の系統の武家が総体的に低く格付けされている可能性がある。唯依自身は母親筋で五摂家の崇宰の直系であり、京都駅では次期当主であった崇宰恭子によって救出されている。
後に明星作戦時は多摩川防衛線に配されており、同作戦でG弾により父親を亡くしている。前線への配置転換の要望を出しているが次期頭首としての立場から何度も却下されていたりする。
ハイネマンの口からユウヤと異母兄妹であることが判明する。
ユウヤが所持している刀は「緋焔白霊(ひえんびゃくれい)」という、篁家当主の証の刀。この刀には斯衛軍における唯依の父の識別信号が封印されている。

クリスカ・ビャーチェノワ Крыска Бяченова

【CV:生天目仁美】
ソビエト連邦軍少尉。『紅の姉妹』の異名を持つSu-37UBチェルミナートルの開発衛士。コールサインはイーダル1。
排他的で冷笑的な性格だが、パートナーであるイーニァに対しては肉親のように優しく接する。イーニァと共にSu-37UBを操る。誕生日は12月24日。
クリスカはグレートラットのロシア語読み、平たく言えば養殖・実験用ラットの事を指す単語。そしてビャーチェノワは第5世代の意。
社霞と同じく人工授精と人工子宮、それに多数の薬物などで生み出されたソ連の人工生命体であり、他国への脱走や機密漏洩の防止の為に特殊な蛋白の供給を定期的に受けなければ、全身の細胞が壊死して死亡するよう創られている。主な搭乗機はチェルミナートル→ビェールクト

イーニァ・シェスチナ Иния Шестина

||【CV:能登麻美子】
ソビエト連邦陸軍の少尉。クリスカのパートナーであり、西側では『紅の姉妹』と呼ばれる凄腕の衛士。クリスカ以外には心を許さないが
なぜかユウヤにだけは心を開いている。

イーニァは生きた化石の異名を持つアマゾンカワイルカのロシア語読み。
クリスカとマーティカ同様、ソ連軍に生み出された人工生命体だが、2人よりも希少価値の高い存在らしい。
また延命の為に特殊な蛋白は必要としないものの、彼女の「管理者」に相当する者が一定期間傍にいなければ精神が暴走ように設定されている。
その対象者はクリスカ→サンダーク→ユウヤ。シェスチナは第6世代の意。
誕生日:7月27日。

余談だが、第七世代はスェーミになる。
主な搭乗機はチェルミナートル→ビェールクト→不知火弐型phose3|

タリサ・マナンダル

【CV:野川さくら】
ネパール陸軍少尉。勇猛で知られる山岳少数民族グルカ出身のためか、気が強くケンカっ早い。その性格は、激しい機体制御特性、特に近接機動格闘戦を好むあたりにも如実に現れている。だがイブラヒムには非常に従順であり、単に上官だという意味以上の想いを抱いているようだが……。搭乗機はF-15・ACTV アクティヴ・イーグル 2番機から不知火・弐型2番機へ。
コールサインはアルゴス2。プロミネンス計画に参加する前は、インド洋アンダマン島でF-5Gの試験運用を行っていた。
TE劇中のDIA諜報員、ウェラー捜査官によると、死んだ姉がいる模様。桜花作戦時にはF-18に搭乗し陽動作戦に参加。
誕生日:4月24日

ヴィンセント・ローウェル

【CV:杉田智和】
不知火・弐型の専任整備士を務める米陸軍軍曹。軽薄な外見に似合わず努力家で任務に誠実であり、その整備技術は高く評価されている。また、配慮や労りに長じており、人間関係の調整役としても優秀な能力を発揮する。ユウヤとは米軍時代からのパートナー。

ヴァレリオ・ジアコーザ

【CV:浜田賢二】
イタリア共和国陸軍少尉。享楽的で軽薄な言動が目立つ反面、思いやりがあり面倒見も良い。優秀な衛士でもあり、ヨーロッパ戦線での豊富な実戦経験で培った冷静で的確な判断力と機動制御能力を発揮する。搭乗機はF-15・ACTV アクティヴ・イーグル 1番機。コールサインはアルゴス3別名"彷徨える愛の狩人"
レインダンサーズ主人公のモニカの弟で2001年時23歳。父親は徴兵され、ポー平原で戦死。 祖父はトルナードの設計技師で、ローマと運命を共にした。。
TE劇中のDIA諜報員、ウェラー捜査官によると、ナタリー他、多数のユーラシア女性と肉体関係があった。桜花作戦時は自国軍に戻り、EF-2000に搭乗し陽動作戦に参加。

ステラ・ブレーメル

【CV:大原さやか】
スウェーデン王国軍陸軍に所属する少尉。クールな性格に思われがちだが任務を離れれば家庭的な温かみやお茶目な一面も垣間見える。衛士としては的確な判断力と卓越した狙撃能力を発揮する。随伴任務機であるF-15E ストライク・イーグルに搭乗する。第十八話からはF-15・ACTVに乗り換えた。桜花作戦時は自国軍に戻り、グリペンに搭乗して陽動作戦に参加した。コールサインはアルゴス4誕生日:6月22日

イブラヒム・ドーゥル

【CV:小山力也】
アルゴス試験小隊の指揮官を務める実戦経験豊富なトルコ共和国陸軍中尉。『フェニックス構想』試験開発時には首席開発衛士としてF-15・ACTV アクティヴ・イーグル 1番機に搭乗していた。ヨーロッパ戦線で多くの部下を失った経験から、常に部隊衛士の安全を最優先に考え、行動する。過去にヴァレンタインを助けたことがあり、その時の階級は大尉だった。二つ名は『ロードスの英雄』。難民救済の英雄で、中東諸国出身の難民で知らぬ者はいない。桜花作戦時には自国軍に戻り、F-16に搭乗し陽動作戦に参加

フィカーツィア・ラトロワ

【CV:本田貴子】
ジャール大隊を指揮するソ連陸軍中佐。ロシア人でありながら大隊の衛士達には母親のように慕われている。ユウヤに対しては侮蔑的な態度で接するが、その実彼には、部下に対するものと同様の想いを抱いている。グルジア出身の男性と結ばれ一男をもうけていたが、2001年時点で夫は戦死、息子は生死不明となっている。搭乗する機体はSu-37M2 チェルミナートル。コールサインはジャール1→プラーミァ1
誕生日:5月12日

崔 亦菲(ツイ・イーフェイ)

【CV:石原夏織】
暴風試験小隊の指揮官を務める統一中華戦線軍中尉。遠征で驚異的な戦績を残したアルゴス、イーダルの両試験小隊には強い対抗意識を持っている。近接格闘戦の腕は一流。搭乗機は殲撃10型の近接能力強化試験機である。台湾人と中国人のハーフ。本人曰く、二つの祖国を持っているらしい。台湾出身。ユウヤの嫁(自称)。
得意料理の麻婆は致死レベル(ただしユウヤ限定で「張り切りすぎた」可能性は否めない)
コールサインはバオフェン1。
誕生日:1月25日

レオン・クゼ

【CV:羽多野渉】
米陸軍少尉。第65戦闘教導団『インフィニティーズ』所属。インフィニティ2。日系米国人。ユウヤと違い日本贔屓。故にユウヤとは犬猿の仲。ユウヤの元同僚にして元ライバル。シャロンの今カレ。ユウヤの実力は認めている(ツンデレ)黒髪。父親は米国海軍太平洋艦隊所属のクゼ提督。祖父は名誉戦傷戦闘団出身者。実はXFJ計画に志願していた事が判明している。

シャロン・エイム

【CV:田中理恵】
米陸軍少尉。第65戦闘教導団『インフィニティーズ』所属。インフィニティ4。ユウヤの元カノで、現在はレオンと付き合っている。ヴィンセントとも旧知の仲。プラチナ。渾名は山猫誕生日:6月1日
  • サブキャラクター

巌谷 榮二

【CV:菅原正志】
帝国陸軍中佐であり、技術廠・第壱開発局副部長を務めている。かつては斯衛軍所属の開発衛士としてF-4J・改 瑞鶴の開発に携わり、模擬戦に於いて当時最新鋭のF-15C イーグルを撃破するなど、高度な戦術機操縦技能と戦術勘を持つ。
大陸で戦うことを希望して斯衛軍から帝国軍に移籍した経緯がある。大陸での戦闘で負った顔の傷は自身への戒めとして消していない。巌谷家は元は譜代武家であったが戦後、将軍と日本帝国皇帝への奉公として廃家になった家系。独立系の武家であり、五摂家の何れとも関係を持たない武家であった。
唯依の亡き父と親交が深かった。元ネタは第二次世界大戦中にドイツからジェットエンジン資料を持ち帰った巌谷栄一技術中佐と第二世代戦闘機F-104で第4世代戦闘機であるF-15を打ち破った日本人パイロット、通称ロック岩崎の混合

大伴 忠範

帝国陸軍参謀本部付き中佐。『XFJ計画』の承認に最後まで強硬に反対した、右派国粋主義の急先鋒。
ユーコンテロの際、「最新鋭のはずの不知火弐型が2.5世代機のSu-37に相打ち」という事実からアメリカに見切りをつけ、ソ連機を導入し、そのルートを利用して日本の技術を売り込むことを企んでいる。
ゆくゆくはソ連の技術も吸収し、BETA大戦後に訪れるであろう「G元素争奪戦争」や「対人類戦争」に勝ち、アメリカの犬からの脱却を図ろうとしている。ソ連機採用を議会を納得させるために出した条件が「不知火弐型(フェイズ2)とSu-47による比較評価試験」である。(ゲーム版TEにて確認)
ヴィンセント曰く「ソ連の上手な売り込みにコロッと騙された・・・かどうかはともかく、目移りしちゃった」人物の一人(ゲーム版TEの台詞より)
劇中のSu-37UBの性能は言ってみれば「パイロットの性能」を「機体の性能」にすり替えて宣伝していたため、ソ連の売り込み戦略がある意味正しかった事を証明する事になった。特技はボールペン回し。

イェージー・サンダーク

【CV:斧アツシ】
イーダル試験小隊を指揮するソ連陸軍中尉。
西側との合同訓練や格国開発部隊のソ連遠征を画策し、その後のBETA奇襲の裏側で暗躍するなど謎の多い人物。
ソ連の上級士官育成計画に参加しており、その一環で特殊部隊の訓練を受けその非常に過酷な訓練を眉一つ動かさず完遂した。1998年時点ではMiG-29ラーストチカに搭乗し、難民解放戦線によって武装蜂起した暴徒鎮圧の任務で戦果を挙げている。
衛士としての技量はかなりの高水準で、戦術的判断力は非常に高い。また、彼の言によると紅の姉妹の専用機はSu-47Eであるらしい。
ユウヤと二人の接触を黙認してきたのは、人間の醜い深慮を見せる予定だったらしい。ちなみに、サンダーク自身はユウヤを相当高く評価しており、クリスカの延命をエサにユウヤをソ連軍に引き入れようとした程である。彼曰く、イーニァは妹の成れの果てらしい。主な搭乗機はチェルミナートル

マーティカ

ソ連軍によって作り出されたクリスカのクローン。マーティカ以外にも多数のクローンが作り出されており、Ц04基地のラトロワ中佐襲撃、後のエヴェンスクハイヴ攻略作戦にも参戦している。主な搭乗機はチェルミナートル→ビェールクト。

クラウス・ハルトウィック

【CV:天田益男】
国連軍が主導する『プロミネンス計画』の最高責任者である西独陸軍大佐。かつては自身もヨーロッパ戦線で戦い、西独軍の戦術機部隊創立に尽力した。形式や感情よりも合理性を重んじる性格。
ユーコンテロ事件を知りつつ、米国の鈴であるブレストン排除のために敢えて止めなかった一人。
実はオルタネイティヴ計画そのものに見切りをつけており、「プロミネンス計画こそが、唯一の人類救済計画である」という理念の元行動している。また、クロニクルズ「再誕」で登場した「フェニーチェ」がユーコンテロで何らかの暗躍をしていたようで、大佐側に付いていた模様(ゲーム版TEにて確認済み)

ハルトウィック大佐の秘書官 レベッカ・リント少尉

【CV:藤井ゆきよ】
ゲーム版TEにて正式に決定したクラウス大佐の秘書官。秘書官としては少々過激な言動もあるものの、非常に優秀。大佐の理念に賛同しており、大佐同様ユーコンテロを知りながらも止めなかった人の一人(ゲーム版TEにて確認)

ジョージ・プレストン

国連太平洋方面第3軍・ユーコン陸軍基地司令。米国陸軍准将。

ヴァジリー・アターエフ

ソ連軍大佐。国連ユーコン基地における東側諸国の利益代表者。

マイク・フォード

国連ユーコン基地の憲兵少佐。

ジェブロフスキー

ソ連特殊部隊スペツナズ指揮官。
階級は少尉。

スタニスラフ・ニコラエヴィチ・ゼレノフ

ソ連特殊部隊スペツナズ所属。
階級は軍曹。

ギブソン

米軍特殊部隊デルタ・フォース指揮官。
階級は大尉。

フランク・ハイネマン

【CV:津田英三】
『XFJ計画』の技術顧問として出向している、米国最大級の兵器メーカー『ザ・ボーニング・カンパニー』戦術機開発部門の重役。
元々グラナンの所属だった。常に穏やかな微笑みを浮かべている温和な人物だが、ソ連遠征ではサンダークと内通しているかのような言動を見せており、周囲の疑念を呼んでいる。「戦術機の鬼」と称されているように、戦術機に関しては並々ならぬ執念と、数々の先進技術を持っており、ミラ・ブリッジスと共同で開発したF-14の設計図を、「こんなところでF-14を終わらせてたまるか」という理由でソ連に横流ししている。※F-14マインドシーカー・オルタネイティブ3でサンダークと関係が作られたのかもしれない。
YF-23は彼がデザイナー。元々YF-23は、ハイネマンが考える「現場が最も必要な機体」を設計したのであり、コンペの条件だったため(ある意味)無理矢理ステルス機能を付与している。本人曰く「コンペの条件でなければステルスは積みたくなかった」とまで発言するほど。篁、巌谷両中佐とは曙計画で知り合い、ファーストネームで呼び合う仲。XFJ計画の首席開発衛士をユウヤに指名したのはハイネマン。

ナスターシャ・イヴァノワ

【CV:佐々木未来】
ラトロワの副官を務める精強で有能な衛士。十代半ばの少女でありながら大尉の階級を持つが、それ故時として精神的に幼い面を垣間見せる。愛称は「ターシャ」。その栗色の髪はラトロワの息子と同じ色であるという。搭乗する機体はSu-37M2 チェルミナートル。コールサインはジャール2→プラーミァ2
誕生日:11月11日

キール

ジャール大隊所属の衛士。搭乗する機体はSu-27SMジュラーブリク

トーニャ

ジャール大隊所属の衛士。搭乗する機体はSu-27SMジュラーブリク

イリーナ

ジャール大隊所属の衛士。搭乗する機体はSu-27SMジュラーブリク

ブドミール・ロゴフスキー

ロシア人特権階級で構成された中央戦略開発軍団に所属する中佐。政治的な駆け引きに長け障害となる者は簡単に切り捨てる冷徹さを持つ。『П3』と呼ばれる秘密計画を推進しているらしい。

イゴーリ・ベリャーエフ

未だ謎につつまれた人物。『П3計画』研究主任。

ゲーオルギー・バラキン

Ц-04前線補給基地司令官。
ソ連軍少将。

オルロフ

Ц-04前線補給基地所属の警備兵。階級は軍曹。

ミラ・ブリッジス

ユウヤの母親。故人。彼女が亡くなる数日前、米国は日本との安全保障条約を破棄した。F-14の開発者の一人であり、ハイネマンの愛弟子だった。幼少期のユウヤにはサムライのような人間に成りなさいと言っていた。教育には超厳しかったらしい。

ガイロス・マクラウド

米陸軍少尉。第65戦闘教導団『インフィニティーズ』所属。インフィニティ3。「そんな筋肉で大丈夫か?」

キース・ブレイザー

米陸軍中尉。第65戦闘教導団『インフィニティーズ』所属。小隊指揮官。インフィニティ1。

"指導者(マスター)"

【CV:鈴村 健一】
"キリスト教恭順派"の指導者。欧州連合情報部とつながりがあるようであり、クリストファー等部下の発言からドイツ人と思われる。ファンの間ではシュヴァルツェスマーケンの主人公テオドールではないかと実しやかに語られており、
2016年の「AnimeJapan 2016」のイベントにて鈴村本人から「関係者からネタバレしろ」と言われテオドール=マスターが判明した。

"執事(バトラー)"

難民解放戦線(RLF)代表。

ヴァレンタイン

【CV:櫻井 浩美】
キリスト教恭順派。ジゼルの姉。本名はメリエム・ザーナー。トルコ人。かつてイブラヒムに生命を救って貰ったことがある。

ジゼル・アジャーニ

【CV:佐倉 綾音】
国連軍ユーコン陸軍基地・第37施設警備部隊"アストライアス"所属の衛士。階級は少尉。キリスト教恭順派。24対5でアルゴス連合に挑むが敗北。ヴァレンタインの妹。本名はウーズレム・ザーナー。

クリストファー

【CV:稲田 徹】
階級は少佐。元軍人だけで構成された精鋭部隊を率いる。

鎧衣 左近

帝国情報省外務二課課長。飄々としてつかみ所のない性格だが、かなりの切れ者。至る所にコネクションを持ちあらゆる事件の陰で暗躍しているが、その行動は強い信念と信義に従っているため、日本帝国政威大将軍・煌武院 悠陽の信望も厚い。帝国の怪人という異名を持つ。DIAも一目置くほどの影響力がある

香月 夕呼(未登場)

帝国軍内部では“横浜の牝狐”と忌み嫌われる国連横浜基地の副司令。天才的な物理学者で、『オルタネイティヴ4』の最高責任者。『試製99型電磁投射砲』のブラックボックスであるコアモジュールを密かに提供した。

甲斐 志摩子

【CV:高橋 美佳子】
TVアニメ第1話・第2話に登場。篁唯依の衛士養成校時の同級生。武家(白)出身。BETA日本本土侵攻により、繰上げで任官。嵐山補給基地に配置される。搭乗機は瑞鶴(白)。階級は少尉。嵐山第2小隊所属。
突撃級の撃破に浮かれているところを光線級に照射された。小説版によるとバッドトリップの影響で錯乱していた模様。

石見 安芸

【CV:藤村 歩】TVアニメ第1話・第2話に登場。篁唯依の衛士養成校時の同級生。武家(白)出身。尚成(ひさのり)という弟がいる。BETA日本本土侵攻により、繰上げで任官。嵐山補給基地に配置される。搭乗機は瑞鶴(白)。階級は少尉。嵐山第2小隊所属。要撃級を切り刻んで悦に浸っていたところを突撃級にひき逃げされる。こちらもバッドトリップの影響があった

能登 和泉

【CV:金元 寿子】
TVアニメ第1話・第2話に登場。篁唯依の衛士養成校時の同級生。武家(白)出身。BETA日本本土侵攻により、繰上げで任官。嵐山補給基地に配置される。搭乗機は瑞鶴(白)。階級は少尉。嵐山第2小隊所属。婚約者がおり、名前は田上忠道。
要塞級との衝突を回避しようとして、僚機と接触し墜落。戦術機から生身で脱出したところを兵士級にいただかれた。アニメで登場した機体にはすべて(一部の例外であるSu-37等はともかく)強化外骨格が搭載されている。描かれなかったのは予算と描写の都合から。小説版ではちゃんと強化外骨格と気密ヘルメットを使って脱出している。栗色の髪をサイドでまとめている。

山城 上総

【CV:植田 佳奈】
TVアニメ第1話・第2話に登場。篁唯依の衛士養成校時の同級生。武家(白)出身。BETA日本本土侵攻により、繰上げで任官。嵐山補給基地に配置される。搭乗機は瑞鶴(白)で支援突撃砲を装備。階級は少尉。嵐山第3小隊小隊長。
能登機に巻き込まれて墜落。戦車級に集られた。墜落の際に手足を骨折し、自決もままならないため、唯依に介錯を頼むが失敗、バラバラにされた。実は本来、譜代武家とされてもおかしくない家柄であることが小説版帝都燃ゆで明かされている。救出部隊のマーカー番号から唯依より救出優先順が高かった可能性がある。兄がいたらしいが、戦死している。

煌武院 悠陽

【CV:吉住 梢】TVアニメ第1話・第2話に登場。五摂家筆頭煌武院家の姫。14歳。未来の政威大将軍。第2話ラストに登場した武御雷は、煌武院家の量産試作機。実戦試験の為、斑鳩に預けられ滋賀に搬送されていたのを本国への送還命令を無視した彼によって崇宰恭子に4機貸し与えられた。

真田 晃蔵

【CV:江川 央生】TVアニメ第1話・第2話に登場。篁唯依の衛士養成校時の恩師。搭乗機は不知火・壱型丙、武御雷の開発協力と療養を兼ねて斯衛に出向していた。原隊復帰時の階級は大尉。片目が擬似生体で、普段は眼帯を着用している。彩峰中将の下で活躍していた優秀な衛士。漫画ではブルーファング1、ゲームではウルフ1と媒体によってコールサインが違う。

如月 佳織

【CV:大浦 冬華】TVアニメ第1話・第2話に登場。BETA日本本土侵攻により、繰上げ任官した唯依たちが配属された戦術機中隊の中隊指揮官。搭乗機は瑞鶴(赤)。嵐山第1小隊の小隊長も兼ねる。射線が開けてしまった光線級の餌食に。小説版では最期が違い、高度が低すぎたため戦車級の山に引っかかり、墜落。その後拳銃で自決した。

篁 栴納

【CV:進藤 尚美】TVアニメ第1話に登場。篁唯依の母.
旧姓鳳、格下であった篁家への嫁入りに際し周囲からの風評と心労により体を壊し唯依を生んだ際に子を望めない体となる。崇宰の直系の血筋。鳳は暁遥かなりにて同性の人物が登場しており、血縁関係の可能性がある。恭子に目を掛けていたらしい。
唯依狙撃後、唯依の遺体を本国へ埋葬するのが彼女の意向であったらしいことから、存命。夫の裕唯死後、その意思を継ぎ唯依を次期党首の立場として守るべく周囲と戦っている。

山口提督

【CV:大川 透】TVアニメ第1話に登場。日本帝国海軍第六艦隊司令。乗艦は第六艦隊旗艦 出雲。

小沢久彌(ひさや)提督

【CV:飯塚 昭三】TVアニメ第2話に登場。日本帝国海軍第二艦隊司令。乗艦は第二艦隊旗艦 尾張。

安倍大佐

【CV:小杉 十郎太】TVアニメ第2話に登場。日本帝国海軍第二艦隊副官。
- 戦術機

戦術機

TSF-TYPE00F 武御雷(黄)

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詳細
斯衛軍の衛士で武家の出身である篁唯依中尉は、黄色の武御雷を搭乗機としている。
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics.html

TSF-TYPE94-1C 不知火 壱型丙

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詳細
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics02.html
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics03.html

TSF-TYPE94 不知火

Su-37UB TERMINATOR

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詳細
"紅の姉妹"ことイーニァとクリスカが搭乗する機体である。
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics05.html

F-15E STRIKE EAGLE

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詳細
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics06.html

F-15ACTV ACTIVE EAGLE

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詳細
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics07.html

TSF-TYPE97 吹雪 97式戦術歩行高等練習機

XFJ-01a/b 不知火 弐型

詳細

フェイズ1

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http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics09.html

フェイズ2

デモンストレーターカラー
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics12.html
XFJ-01a 不知火・弐型 1号機
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics.html
XFJ-01b 不知火・弐型 2号機
http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics16.html

フェイズ3

Su-37M2 TERMINATOR

Su-27SM Журавлик

J-10 殲撃(ジャンジ)10型

F-22A ラプター先行量産型

- 用語

用語

ユーコン基地


アラスカの防衛力強化を急いでいた米国国防省は、アラスカに於ける新基地建設予定地のひとつに、広大な土地面積を持つアラスカ州ユーコン平原を検討していた。ところが、その計画中にアラスカ北西部をソビエト連邦に租借する条約が締結されたため、ユーコン平原は突如「国境地区」となり、基地建設予定地は「国境線」で分断されることになる。そのため基地建設計画の再検討を迫られたアメリカ国防省だが、ユーコン平原に「米軍基地」ではなく「国連軍基地」を建設するという新たな案が浮上した。BETAがユーラシア大陸北部を席巻する中、国連軍事参謀委員会は北米大陸の防衛力強化と同時に、対BETA兵器開発に於いて各国の相互協力・情報公開のための機関を設立することを提言する。アメリカ・ソビエトの新たな国境となったユーコン平原は、その拠点となる中立地帯として都合がよかったのである。この提案は米政府にとっては、国連基地とすることによって国境線をまたがる基地を建設できるので好都合だった。また、自国政府で新たに基地を作る十分な余力がないソ連政府にとっても、ユーコン平原に国連軍基地を作ることについて反対する理由はなかった。かくしてユーコン平原に国連軍基地が建設されることになった。ユーコン平原の中心にあるフォート・ユーコンには、それまで小規模な飛行場とレーダー施設があるだけだったが、ハンガー、演習支援施設、研究棟、住居地など次々と施設が拡張されていった。周囲の広大な土地は、ごく一部の先住民保護地域や自然保護地域を除き、そのまま広大な演習場となった。またユーコン川とポーキュパイン川の合流地点には河川港が建設された。喫水が深い船は川に入れず、冬には川は凍結してしまうが、この河川港は物資輸送に大きな役割を果たした。アラスカ第2の都市であるフェアバンスクから、フォート・ユーコンの南東約100kmにあるサークル村まで通じていたハイウェイは、フォート・ユーコンまで延長された。フォート・ユーコン周辺には複数の大型飛行場が用意され、さらに宇宙往還機用の着陸滑走路とカタパルトも建設された。ユーコン平原は盆地のため、北部のフィリップスミス山地と南部のホワイト山地に、それぞれ衛星通信などを補佐するための基地も建設された。元来のフォート・ユーコンは、ネイティヴ・アメリカンを中心にした人々が暮らす、人口1000人にも満たない町だったが、世界各地から軍人とその家族が集まってきて、一気に人口10万人以上の巨大軍事都市として生まれ変わることになったのである。

先進戦術機技術開発計画

(Advanced Tactical Surface Fighter/Technology And Research Project)
通称「プロミネンス計画」
ユーコン基地を拠点に、国連主導で世界各国が情報交換や技術協力を行い、より強力な戦術機を開発する計画である。
この計画は競争原理の導入によって各国の戦術機開発を促進する一方、東西陣営を超越して協力しあう体制を世界に示すという政治的意味をも持っている。

国連軍作戦試験部隊

(United Nations Force/Operational Test And Evaluation Command)

フェニックス構想

米国の対BETA戦略はG弾の使用が前提となっており、米国最大の兵器メーカー・ボーニング社でも予算配分はG元素応用部門へと偏っている。そのあおりで同社の戦術機開発部門は予算を削減され、資金不足に悩まされていた。故に苦肉の策として、低予算で高性能な戦術機を生み出す概念が編み出されることとなり、それをまとめたものが「フェニックス構想」と呼称された。その具体的な内容は、アビオニクスの換装とモジュールの追加のみによって、既存の戦術機を安価にグレードアップさせようというものであった。ボーニング社がそのプランを実行するために目をつけたのが、最強の第2世代戦術機と言われ、世界で最も多く配備されているF-15イーグルだった。同機体を強化改修し、準第3世代機まで性能を引き上げた機動力強化型の実証実験機が、F-15・ACTVアクティヴ・イーグルである。そうして生み出された2機のF-15・ACTVは、アルゴス試験小隊に於いて実証実験が行われ、一定の成果が認められることとなる。

XFJ計画

帝国軍では、主力戦術機のひとつである撃震の耐用期限が迫っており、その代替機を早急に必要としていた。しかし、本来その役割を担うべき第3世代戦術機・不知火と、その同系統機である吹雪は、非常に突き詰めた設計故、発展性に問題を抱えていた。かといって基本設計改修に費やす時間はなく、また外国製戦術機を導入することに対する心理的な抵抗も根強くあり、それらの折衷案として帝国陸軍・巌谷榮二中佐から「XFJ計画」が提案された。本計画の目的は米国の協力によって不知火を強化し、次期主力戦術機の開発までの中継ぎとなる機体とすることであった。この計画に則って開発された不知火・弐型は、不知火の改造型である壱型丙を開発ベースとして、機体各部に特殊なルートから流用された米国製パーツを組み込んでいる。またXFJ計画に技術協力を行っている米国のボーニング社は、フェニックス構想によってF-15・ACTV アクティヴ・イーグルを開発しており、仮にそのノウハウを吸収することができれば、帝国軍は同様の手法によって不知火の強化が可能となる。XFJ計画の提案者・巌谷の狙いは、海外の技術を採り入れることにより、純国産にこだわって袋小路に陥っている帝国軍の体質を変えることにもあった。

П3計画

謎の計画。

アルゴス試験小隊

戦術機開発を目的とした国連軍の試験小隊。世界中からエリート衛士が集められている作戦試験部隊の本拠地・アラスカ州ユーコン陸軍基地を拠点とし、ボーニング社が進める『フェニックス構想』の実証実験機F-15・ACTV アクティヴ・イーグルの開発を行っている。現在は不知火・弐型の開発を主眼とした『XFJ計画』が進行中である。不知火・弐型2号機のロールアウトに伴い、不知火・弐型×2、F-15・ACTV×2の編成に変更された。TEVol.19までの戦績:3戦全勝。

イーダル試験小隊

ソ連陸軍の高等機密機関・中央戦略開発軍団331特殊実験開発中隊所属の実験小隊。『紅の姉妹』と呼ばれる驚異的な戦術機操縦技能を持つ衛士を擁する。機体の開発だけではなく、何らかの秘密実験が行われている。Su-37UB単機という特殊な編成をしている。合同運用試験では、単機で光線属種含めて1500以上のBETAを撃破した。総合評価プログラム"ブルーフラッグ"では通常の4機1個小隊で編成しているが、実際に戦闘に参加しているのは"イーダル1"のみである。TEVol.20までの戦績:3戦全勝。TEVol.22で、イーダル3がテロリストに撃破される。その後、イーダル2、イーダル4も撃破された。

ジャール大隊

ソビエト陸軍第18師団第211戦術機甲大隊。大隊名は「情熱」を意味するЖАРに由来し、燃える剣をモチーフとしている。
ちなみに部隊章にあるбатальонはバタリオン。大隊の意。部隊のほとんどはロシア人以外の少年・少女兵で構成されている。そのため、支配者層のロシア人に対して憎悪の念を抱いている者も多い。その勇名に比例し損耗率が高く一度も戦術機配備数が規定に到達したことがない。

インフィニティーズ

アメリカ国防省は、BETA大戦末期から完全掃討までの期間、ユーラシアに於いてハイヴ資源や領土を巡る人類同士の戦争が頻発すると予測、紛争当事国が保有する戦術機の性能がその勝敗に大きく影響すると結論付けた。他国による間接的な本土防衛という戦略目的のため、自らがばらまいた戦術機を圧倒する必要に迫られたアメリカは、ステルス戦術機F-22Aラプターを開発。
同時に先行防衛計画として対ステルス兵器戦闘マニュアルの作成に着手した。その一環として創設されたのが、ステルス戦術機対策専門の特殊戦教導部隊"インフィニティーズ"である。先行量産型F-22Aを運用する世界唯一の実働部隊であり、その所属機はすべて限りなく黒に近い濃紺──電波吸収塗料で塗装されている。TEVol.19までの戦績:2戦全勝。テロ当日は、早朝から待機試験を行っていた。ユーコン基地中枢から最も遠いA-12演習場で、しかも実弾装備で。

暴風(バオフェン)試験小隊

中国大陸の共産党政府と、台湾の国民党政府の合同軍、統一中華戦線軍所属の試験小隊。近接戦強化試験型殲撃10型を装備。中国はその領土内にハイヴを多数有するため、日本やソ連と同様、伝統的に近接格闘戦を重視している。カムチャツカ半島にも派遣され、アルゴス小隊やイーダル小隊をライバル視している。TEVol.19までの戦績:4戦2勝2敗。

ドゥーマ小隊

アフリカ連合軍に属する試験小隊。高速砲撃戦強化試験型ミラージュ2000を装備。ミラージュ2000の機動砲撃戦能力を安価に強化することを目的としたプランを実行している。極東ソビエト戦線での国連合同運用試験第一次派遣部隊として実践試験に挑むが、BETAとの凄惨な戦闘を目の当たりにした開発衛士が戦争神経症に陥り、結果を残せないまま前線を後にした。その後、首席開発衛士以下全員が更迭され、現在は前線より急遽派遣されたベテラン衛士が着任している。総合評価プログラム"ブルーフラッグ"では、統一中華戦線バオフェン試験小隊と対戦し敗退した。アルゴス小隊の2戦目の相手だったが、差し替えられて出番なし。アルゴス小隊の3勝目の相手。さぞ高倍率だったに違いない。ブルーフラッグ3弱の一角。TEVol.19までの戦績:4戦1勝2敗1分。

アズライール実験小隊

中東連合(イラン陸軍)所属。F-14EX スーパートムキャットを装備する。数個小隊派遣されたようで、その内の一つ。アラブ各国の国々で編成された部隊で、中東での実戦経験もあり、カムチャツカ半島での実験試験にも参加。それらをくぐり抜け、決して練度の低い部隊ではなかったが、総合評価プログラム"ブルーフラッグ"では、ソ連軍イーダル実験小隊と対戦し、1対4で完敗した。TEVol.19までの戦績:5戦2勝2敗1分。ユーコンに来る前の5月25日にシリア砂漠外縁部にて国連からの指示で特殊機器を搭載してのBETA観測任務についていた。この時、前部座席に搭載された機器の効果か、光線級によるレーザー攻撃を受ける事が無かった。(元々、「なぜか動いていないBETAの観測」と言う任務)実質、A-01の海外別働隊であるレインダンス中隊が援護していた為、オルタネイティヴ4の一環だと思われる。

ガルーダ実験小隊

大東亜連合所属。F-18Eスーパーホーネットの改造型を装備する。主力機であるF-18Eをベースに、独自第三世代機開発の基礎研究を行っている。機動連携を活用した中距離砲撃主体の戦術を基本としている。また、近接格闘に於いても完熟している。総合評価プログラム"ブルーフラッグ"では、アルゴス小隊と対戦。アルゴスと対戦する前に既に2戦し、2勝を挙げている。TEVol.19までの戦績:5戦2勝2敗1分。TEVol.21で、テロリストに野外格納庫ごと戦術機を破壊された。

グラーフ実験小隊

東欧州社会主義同盟所属。MiG-29OVTラーストチカを装備する。東欧の、旧ワルシャワ条約機構各国より派遣された部隊。総合評価プログラム"ブルーフラッグ"で、米軍インフィニティーズの初戦の相手として登場。それまでは全勝していたが、インフィニティーズのF-22A ラプターの前に、たった4分で全機撃破されてしまった。 TEVol.20までの戦績:5戦3勝2敗。TEVol.22で、機体はテロリスト側に奪取される。

スレイヴニル小隊

欧州連合(スウェーデン王国軍)所属。JAS-39グリペンの強化改修機を装備する。
欧州連合に属する北欧の雄・スウェーデン王国軍とサーグ社共同によるJAS-39の強化改修テストが行われている。旧式化しつつある第二世代機のアップグレードキットの開発であり、そのコンセプトは『フェニックス構想』に近いものがある。カムチャツカ半島での実戦試験遠征にも参加した。TEVol.19までの戦績:5戦3勝2敗。

ガルム実験小隊

欧州連合軍所属。ブルーフラッグにおいて、スウェーデン王国軍所属のスレイブニル小隊を欧州第一とし、それに対して本小隊を欧州第二とする。トーネードADVを装備する。TEVol.19までの戦績:5戦全敗。文句無しのブルーフラッグ最弱チームである。あのドゥーマ小隊に貴重な1勝をもたらした。TEVol.21でテロに遭い……

名称不明

豪州軍所属。F-18ホーネットを装備する。TEVol.19までの戦績:5戦4敗1分。アフリカ連合のドゥーマ小隊、欧州第二と並び、ブルーフラッグ3弱の一角。

カムチャツカ地方

1973年、新疆ウイグル自治区・喀什に墜落した着陸ユニットから出現したBETA群は、中央アジアを席巻。ソビエト連邦も徐々にBETAに制圧されていき、1976年にはついに首都モスクワが陥落。更に西進を続けるBETAによって、ミンスクやレニングラードといった都市も次々と飲み込まれていった。
モスクワ陥落以前にハバロフスクに待避していたソビエト政府は、その後のBETAの東進に備え、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへと更に後退。しかし戦局は日に日に悪化し、ソ連軍首脳の危惧通り、ソビエト東部も徐々にBETAに侵食されていった。
ソ連軍は戦線を維持するため必死の努力を続け、北極海のヴランゲリ島などを始めとした自国沿岸の島々でも分散して抵抗を続けていた。しかし、多大な戦力を失った上に産業基盤を破壊されて兵站の維持も困難となり、ソ連軍は全面崩壊の危機にさらされる。
そこでソビエト政府はアメリカ政府との交渉の結果、アラスカ北西部を租借、共産党政府をアラスカのセラウィクに疎開させることにした。そして、多くの産業施設や非戦闘員を、ベーリング海峡を渡らせてアラスカへと避難させた。
その一方でペトロパブロフスク・カムチャツキーは、カムチャツカ半島防衛のための拠点となり、海路でセラウィクと繋がる港町アナディリも、最重要拠点の一つとして要塞化された。かくしてソ連軍は、ペンジナ湾、ペンジナ川、アナディリ川、チャウン湾を結ぶラインを「北東ソビエト最終防衛線」に設定し、北方の冷たい大地の下でBETAに対し抵抗を続けている。

国連印度洋方面第1軍 アンダマン基地群


1978年、喀什からのBETA南進に備えるインドは、後方支援設備増強の一環として、ベンガル湾東部に位置するアンダマン・ニコバル諸島に大規模基地設備の建設を決定した。将来発動されるであろう喀什ハイヴ攻略に向け、インド洋での大規模作戦を計画していた国連は、ディエゴガルシアに続く戦略拠点構築として基地建設を支援。1985年、南アンダマン島ポートブレア基地を中心とする一大基地群を完成させた。1990年のBETA南進以降、国連とインド政府は同諸島に難民キャンプを設立しており、東南アジアへの移民中継地、ひいては、インドシナ戦線を側面から支える重要拠点として機能している。

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最終更新:2021年03月19日 13:03