雉の如く舞い虎の如く狩るその男、名をきじとらと言う。
彼はひたすら鍛錬を欠かさなかった。
野生の馬のようにレッツプレイ呼吸の精神で迫りくる敵の猛攻に耐え続けた。
ググレカスの心得のもと兎に角ぐるぐるまわった。
罵声にも負けず規制にも負けず自作の小説がスルーされる侘しさにも消防扱いされる惨めさにも彼は決してめげる事はなかった。それ故彼は掲示板の歴史上で英雄として語り継がれるようになったのだ。東に逃げれば萌奈が取り巻きを連れて圧殺し、西に逃げればエンドレスが理屈を並べて混乱を招く。南に逃げれば大君が武勇伝を無駄に語って、北に逃げればきじとらがぐるぐるまわってスマブラの世界に迷い込ませる。かつてこの掲示板で負の歴史を築き上げた偉人たち
その中でもきじとらは群を抜いていたのであった・・・
そんな彼の歴史を挙げるとして欠かせないのが
学生掲示板を巻き込んだ大論争である。
スマブラ板時代、一人の男の手によってある魔物が封印された。
その魔物は後に英雄として語り継がれるのだが
当時の住民たちはまた一人消防が規制されたとしか認識していなかったのだ。
だがある日、とある悪戯者によって
とある掲示板にその魔物が生存していた事を伝えられる。
その掲示板の名は
「学生掲示板」
古今東西の学生が集う憩いの場であった。
そんな平和な場所でも
その魔物はゴミ虫のように扱われていたのであったために
それを楽しんだ戯け者達が学生掲示板に乗り込んだのだ。
四方八方から迫りくる敵に
その魔物は完全に衰弱し始めていたのだが、
薄れ行く意識の中彼はとある者の声を聞いた。
「ググレってどういう意味か言ってみろ」
その言葉が後に我等が知るきじとらへと生まれ変わらせた。
彼はその問いに対して
「ぐるぐるまわれって意味だろバーカ」
と答えたのだ・・・。
その瞬間歴史は変わった・・・。
その発言を聞いた者たちは
たちまち腹筋を崩壊させその魔物をきじとら、愛称「きじちゃん」と呼び現人神として崇拝したのであった。
その後も彼は
「ABM」
「ピタゴラスイッチ」
「インチキチー」
などの名言を残したのであったが…
それと同時にスマブラ板と学生掲示板を
巻き込んだ論争が起きるきっかけにもなったのである。
彼を叩く為に学生掲示板に乗り込むものが続出し、
自称きじとらを名乗る偽者が多数出たり
学生掲示板の住民までもが突如乗り込んだスマブラ板の住民に
酷い発言をされることになったりなどした。
この最悪な事態にスマブラ板の管理陣は
暴動を起こしたものを規制するなどの対処を行った。
一度発生したきじとら熱は一向に冷める事はなかった。
その当時のきじとらの発言をまとめた著書
「きじとら名言集」
は掲示板の負の歴史を綴った禁書として
発禁処分されたので
そのコピーを持っているものも少なくないと言う・・・
そしてきじとら熱も時を立つにつれて少しずつ冷め始め
問題の拠点になった学生掲示板も閉鎖になったため
すでに人々の記憶から忘れ去られていったのだった…しかしこの時偽者が多数出現する中
行方知らずになった本人が突如姿を見せて
新たな歴史を築くことになるとは誰もが思わなかったであろう・・・
それがきじとらの歴史上最後の異変となる
「スマブラの世界に迷い込んだ騒動」
である…
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