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豊受姫(とようけひめ)は、本サイトのオリジナルキャラクターである。
性別は女。


概要


 豊穣を司る神であり、栞、遥、渚の遠い先祖。雪花の育ての親でもある。
 また料理の神とも呼ばれ、彼女の料理の腕前は世界でも一、二を争う程。彼女から料理を学んだ雪花もまたプロ並の腕前の持ち主である。
 とても物静かで心優しい性格をしており、他の神々と違い人間たちを決して見下したりはせず、それ故に人々からはとても慕われている。その穏やかな性格も料理の才能も、子孫である渚に色濃く受け継がれている。

 彼女自身は滅多に前線で戦う事は無いものの、万が一敵と戦う羽目になってしまった際は主に術式を使う。また豊穣の神と呼ぶに相応しい強力な癒しの力も有しており、天照がセラとの戦いで受けた傷を瞬く間に癒してしまった程。後述のセラとの戦いにおいて天照の軍勢に死者が1人も出なかったのは天照の優れた采配だけでなく、彼女の強大な癒しの力の恩恵もあったからこそである。

 ちなみに本サイトに度々登場している式神の「氷のアーゼ」は、元々は彼女が考案して人間たちに技術提供をした物である。

 天照の伴侶という重要人物でありながら、実は作品への登場機会はあまり無く、まるで天照の影のように目立たない存在である。黒子のバスケの黒子みたいなポジションである。

★家族構成
伴侶:天照
義弟:素戔男尊(スサノオノミコト)
養子:白野雪花

子孫:星崎栞、星崎渚、星崎遥

★主な使用武器
無し

★戦闘スタイル
特別な流派は使わないが、独自に編み出した術式で戦う

天照との出会い


 豊穣の神としてこの世に生を受けた豊受は、元々は丹羽の国において従者たちと静かな日々を過ごしていたのだが、ある日そんな彼女の元に天照の弟であるスサノオが現れ、

「姉上が一人ぼっちで食事をするのは寂しいと駄々をこねるので、姉上専属の付き人になってはもらえまいか」

 と申し出た事がきっかけで、天照と運命的な出会いを果たす事になる。
 彼女自身も最高神である天照に一度お目通り願いたいと考えていたので、これは丁度いい機会だと考えていたのだが、スサノオに同行して天照を一目見た瞬間に互いの体に電撃が走って一目惚れしてしまい、女性同士でありながら初対面から僅か5秒で熱烈な接吻を交わした上に互いに求愛するという、前代未聞のとんでもない事態を引き起こしてしまう事になる。

 翌日の朝にそれを知らされた他の神々のほとんどは、女性同士での接吻や求愛という、ある意味不祥事とも言える非常事態に対して当然黙ってはいられずに、豊受に対して天照から離れろと強い圧力を掛けたのだが、それを天照が

「いや、だって私もう昨日の夜にトヨ(豊受)とエッチしちゃったし」

 などと問答無用で撥ね退け、豊受を自らの正当な伴侶とする事を大々的に発表した事で、彼女は天照と晴れて夫婦(?)となったのである。

セラとの死闘


 それからしばらくは天照と幸せな日々を過ごしていたのだが、そんなある日セラが遊びで交わった村人との間に娘を宿してしまい、怒ったセラが村人を処刑し娘も中絶しようとしている事を知らされる。それを許さなかった豊受は話し合いの末にセラを説得し、セラが産んだ娘を引き取り育てる事を決意。その赤子は天照によって『雪花』と名付けられ、実の娘も同然に育てていく事となる。
 しかしその雪花も16歳の頃に政略結婚させられる羽目になってしまい、国家間の複雑な事情が絡んでそれを止められなかった事を、豊受は雪花を送り出す最後の時まで悔やんでいた。

 その2年後、セラがこの日本を支配しようとしている事を天照から知らされた豊受は、それを事前に防ぐ為に天照と共に戦いの準備を密かに進めていく。そしてセラが人間たちに宣戦布告をした瞬間に部隊を展開させてセラの軍勢を混乱させ、被害を最小限に抑えた上で問答無用で天照とセラの一騎打ちに持ち込ませる事に成功する。

 天照がセラと戦っている間、豊受はその強力な癒しの力で部下たちの治療に奔走。セラが敗北するまでの間、自軍に死者を1人も出さないという快挙を達成する。しかし雪花がセラを封印する為にオハシラサマになってしまった事に関しては最後まで悔やんでいた。

神同士の戦争・・・その壮絶な最期


 セラとの戦いの後、豊受の秘術によって天照は妊娠し一人娘を出産。これまた女同士で子供が産まれるという前代未聞の事態に各方面は荒れるものの、それでも豊受は天照や一人娘と共に幸せの日々を過ごす事になる。
 しかしその幸せも決して長くは続かなかった。ある日、以前から対立していた神々の派閥同士による、ほんの些細な言い争いがやがて大きな争いに、そして下界の人々をも巻き込んだ戦争へと発展してしまう。その戦いに巻き込まれた豊受と天照は赤子同然の一人娘を侍女に託し、何とかしてこの下らない戦争を止めようと躍起になるものの力及ばず、戦火から逃げ遅れた子供を救おうとして心臓を槍で貫かれた天照の後を追うように、その身を炎で焼かれて天照と共に戦死した。この戦いによってこの国から神々のほとんどが失われる事になるのである。

 その後、魂だけの存在となった天照は豊受と共に天上界を創り出し、人々を、そして自分の子孫たちを見守っていく事になる。

長編小説「神の化身の少女」での活躍


 作品としては本編や後日談には登場せず、前章「この想いは千里を越えて」にのみ登場。馬瓏琉に殺されて魂だけの存在となった、自らの子孫である栞と彼女の夫である隼人を温かく出迎え、天上界の新たな住人として歓迎した。

長編小説「シロイユキ」での活躍


 遥視点にのみ登場。遥が手にする《ファルシオン》から放たれた高濃度意識共有領域を利用して、遥や美羽との壮絶な死闘を繰り広げるセラに対して「今の貴方の事を心の底から慕ってくれる人はいるのですか」と問いかけた。
 1200年の時を越えて雪花と共に復活したのはいいが、雪花と違い孤独の存在となったセラの事を、彼女なりに多少は気にかけてはいたようである。

史実での豊受姫様


 日本神話においての豊受姫様は豊穣を司る神であらせられ、元々は始まりの女神・イザナミ様のおしっこが具現化なされた存在だとされておられる。
 豊受姫様は豊穣神として健気に人々の為に働き恵みを与えていらっしゃったのだが、そんなある日、泉で体を清めていらっしゃった最中に、豊受姫様の恵みの力を自分たちの私欲の為に利用しようと考えたバチ当たりな老夫婦どもの手によって、あろう事か羽衣を隠され天上界に帰れなくなってしまわれた。
 そしてお困りになられた所へクソ死ねばいい老夫婦どもが手を差し伸べ、豊穣の力を自分たちの為に使わせる事を条件に家に住まわせる事となった。

 そうしてカスにも劣る老夫婦どもによって散々利用された挙句、利用価値が無くなった事で10年後にゴミクズのように捨てられてしまわれた豊受姫様は、安住の地を求めて各地を放浪なされたのだが、そこへ天照大神様からのご天命を仕った雄略天皇様からのご要請により、天照大神様の下へと馳せ参じる事になられたのである。

 その後、天照大神様の身の回りの世話をするという天命をお任せになられ、お2人でお幸せにお暮らしになられたとされておられる。