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相馬剣聖流(そうまけんせいりゅう)は、長編小説「紡がれし心」に登場する武術の流派である。


主な使い手

野咲美羽
野咲美琴
野咲雪奈
篠原スミレ
相馬美鳥
相馬美雪
相馬源一郎
西郷正宗

概要

 「紡がれし心」に登場する鬼切り部相馬党が使う流派。主に同作の主人公である美羽が使用する。
 相馬剣聖流の最大の特徴として上げられるのが、「美しさ」「正確さ」である。一撃必殺や剛直が売りの千羽妙見流とは対照的に、相手の攻撃を流水の如き動きで見切り、急所に的確な一撃を加える事を極意とする。

 人も鬼も関係無く、どれだけ身体を屈強に鍛えようとも、壊れやすい箇所や鍛えようが無い場所は必ず存在する物である。相馬剣聖流はそこを正確に突く事に重点を置いている為、純粋な技の破壊力という点では千羽妙見流に劣るものの、それでも急所への的確な一撃によって相手に与えるダメージは決して侮れない。
 この相馬剣聖流の理論は美羽とスピアーの戦いで実証されており、装備や身体能力で美羽を遥かに大きく上回るはずのスピアーが、美羽の神切りと明鏡止水の前に成す術も無く敗れている。どこかの赤い人が言っていたように

「装備や身体能力の差が戦力の決定的な差では無い」
「当たらなければどうという事は無い」

のである。

 だからと言ってチマチマと急所狙いだけに頼った威力が低い技ばかりという訳ではなく、雷光爆竜破や天竜牙突槍などの単純な攻撃力が高い技も存在する。美羽はどちらかというと威力の高さを理由に、これらの技を好んで使っているようである。

主な技

雷光爆竜破(らいこうばくりゅうは)

 上空に飛んで身体を思い切りバク転させ、その遠心力を利用して武器を振り下ろす技。
 いわゆる「てこの原理」を利用しており、バク転の際に生じる強力な遠心力の恩恵により、単純な攻撃力だけなら相馬剣聖流の技の中では最大級の威力を誇る技である。

 相馬剣聖流の真髄である急所狙いが通用しない敵に対しての、いわば緊急手段とも言える技であり、上空でバク転するという過程を踏んでいる為に急所狙いには適さない技ではあるが、美羽のように技の高威力を理由に好んで使う者も多い。

天竜牙突槍(てんりゅうがとつそう)

 防御を捨てた渾身の突きを、的確に相手の急所目掛けて繰り出す技。技後の隙は膨大でリスクは大きいが、その驚異的な攻撃力はそれを補ってあまりある程の長所がある。

 美羽がスミレに止めを刺した技であり、また美羽はこの技と鬼切りを組み合わせる事で、人質に取られた少女を傷付ける事無くミカゲを撃破するという神技も成し遂げている。また雨音とのフェンシングの試合ではこの技と縮地法と組み合わせる事で、雨音の鏡心流拳法による「後の先」によるカウンターを打ち破る活躍を見せた。
 また外伝では美鳥がコンビニ強盗を相手に、手刀でこの技を繰り出している。

蒼波刃(そうはじん)

 シロイユキ小雪視点第4話で、美鳥が魍魎の大群を相手に繰り出した技。手刀から放たれる無数の蒼白の刃によって、多数の敵をまとめて切り刻む技である。

桜花演舞(おうかえんぶ)

 後日談「遥と美羽・・・運命の出会い」で、美鳥がサルたちを相手に繰り出した技。技の名前の通り桜の花が舞うような美しい流水の動きから、無数の手刀を繰り出す。

 美鳥のこの技を食らったサルたちは打撲や打ち身程度の被害で済んでいるのだが、これは美鳥がサルたちを殺さないように手加減したからであり、美鳥が本気を出せばサルたちの身体を全身バラバラに切り刻む事も可能である。

明鏡止水(めいきょうしすい)

 相手の攻撃を流水のような美しい体捌きで可憐に避ける技。
 身体の動きを必要最小限に留めている為に技後の隙は皆無であり、主に相手の攻撃に対してのカウンター狙いを目的に使われる事が多い。相手にとってはまさに「のれんに腕押し」状態となり、余程の使い手でなければこの技を捉える事は非常に困難である。

鏡花水月(きょうかすいげつ)

 相馬剣聖流の究極奥義であり、自らの武器に特殊な「気」を込める事により、相手の攻撃を受け止めた後に攻撃の威力を無数の蒼白の刃に変換し、そっくりそのままカウンターで相手に跳ね返す技。相手の技の威力が高ければ高い程効果的であり、美羽はこの技と神切りを組み合わせる事で、物理攻撃が通用しないスピアーを撃破する活躍を見せている。

 ただし技の発動までのプロセスが非常に複雑な代物であり、まともに使いこなせる者は美羽と正宗の2人だけである。また技の性質上、正面からの攻撃しか跳ね返せないという弱点もあり、美羽はサテラとの戦いでその弱点を徹底的に突かれる事になってしまった。

鏡花水月・旋風(きょうかすいげつ・つむじ)

 美羽が独自に編み出した、鏡花水月の派生とも言える技。
 鏡花水月によって本来なら武器に込める特殊な「気」を、武器にではなく周囲の空間に円形の鏡のような形状にして全方位オールレンジに展開する事で、正面からの攻撃からしか跳ね返せないという鏡花水月の弱点を克服した技。美羽はこの技でサテラのブレイブ・ヴェスペリアやセラの絶対零度を破る活躍を見せている。

 ただし本来なら武器に込めるべき「気」を無数の円形の鏡に分散した結果、跳ね返せる技の威力に制限が出来てしまうという弱点もあり、万能の技という訳ではない。通常の鏡花水月との使い分けが重要となる。

派生

美羽の相馬剣聖流

 美羽の相馬剣聖流は真弓の遺伝子から受け継がれた千羽妙見流を組み合わせる事で、相馬剣聖流の流水の動きに千羽妙見流の剛直さを組み合わせる事を実現している。またその身に流れる「贄の血」の力の恩恵により、月光蝶を繰り出す事も可能である。
 スミレを倒した後は悠峰学園のフェンシング部に入部し、フェンシングと相馬剣聖流の融合も実現している。

スミレの相馬剣聖流

 スミレの相馬剣聖流は栞の遺伝子から受け継がれた、栞独特の精密さと剛直さを組み合わせた剣術を融合させている。さらに朱雀皇女乃姫の戦闘データを取り込んだ事で、彼女の技である光翼鳥までも繰り出す事が可能である。

美琴の相馬剣聖流

 美琴の相馬剣聖流は護身術として正宗から習った物であり、敵を打ち倒す事を目的とした本来の相馬剣聖流とは趣向が異なる。それ故に使えるのは相馬剣聖流の初歩的な剣術や、明鏡止水くらいな物である。