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Q46

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匿名ユーザー

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Q.神奈って不器用だよね。お手玉、いつまで経っても上手くならなかったし。


A.そうかもしれないが、お手玉については同情の余地もある。

練習のとき、神奈は裏葉のアドバイスを聞こうとしなかった。

SEEN701.TXT

【柳也】「ひとつから練習した方がいいんじゃないのか?」
【裏葉】「何度もそう申しましたのに、聞き入れていただけません」

お手玉は三つでやるものだという固定観念に囚われて、意固地になっているのだろうか。

おそらく、そうではないだろう。神奈にとっては、お手玉は「三つ」でなくては意味がないのだ。

それを垣間見せるのが以下のくだり。

【神奈】「おぬしはまた逸れるかっ」
三つ目のお手玉を手に、何やらこんこんと説教をしている。
【神奈】「他のふたつの玉はいい具合に舞うというに、なぜおぬしだけそう不器用なのだ」
【神奈】「まったくおぬしはぐずでのろまよの。柳也」
【柳也】「…お手玉にまで俺の名をつけるのはやめろっ!」

お手玉は柳也が手に入れてきてくれたものであり、裏葉に教えてもらった初めての遊びだ。柳也と裏葉という、神奈にとって初めての、心を許せる二人が自分のためにいてくれること。三人で過ごす時間は、神奈にとって、苦しい旅路ながらも嬉しくて楽しい心躍る時間だったはずだ。

そんな状況でおそらく神奈は、裏葉が見せてくれた舞い踊る三つのお手玉に、自分たち三人の姿を重ねて見たのだろう。三という数字は、神奈にとって大切な「絆」なのだ。

お手玉は神奈にとって三人で過ごした思い出だった。絆そのものといってもいいだろう。それは観鈴にも受け継がれている。お手玉でこそないが、彼女はトランプを繰ることで不安や孤独がやわらぐという。

SEEN410.TXT

【女】「観鈴ちんはほんまにトランプ好きやなあ」
彼女の頭を撫でながら、言った。
【みすず】「なんかね、手を動かしてると安心できるの」
【みすず】「誰かがそばにいてくれるような気がする」
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